東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

3.18

上が新しい情報、下が古い情報の順です。

11.03.18  Indrauni 3.18「韓国の友人達が今回の震災に対して送ってくれたメッセージ」*名前のない新聞に日本や世界のコミューンについて連載してもらっている韓国からの留学生・田恩伊さんが今回の震災をきっかけにブログをたちあげ、日本での状況を発信しはじめました。基本的には韓国語で書かれ,韓国の人向けに書かれていますが、韓国の友人たちから彼女に送られてきたメールの中から抜粋して日本語に訳した文章が載っています。現在の韓国の人たちの気持ちがよくわかるメールです。関東大震災の時にはデマにより多数の朝鮮人を私たち日本人が殺しました。今回のような震災ではそのことを思い起こした人も多いはずです。また日本占領下の時代もよく憶えている人が多い韓国からこういう言葉が聞こえてくるのはたいへんありがたいことです。

11.03.18  天木直人のブログ 3.18「外国人の国外退去を隠そうとした日本政府」 ‥米、英、仏といった主要国が大使館を閉鎖したらその政治的ダメージはどうか。菅民主党政権はついに国際社会から見限られたということになる。だから政府・外務省はたとえそのような動きがあっても、それを正式に認めようとはしない。おそらくかなりの数の大使館が通報なく避難をはじめているに違いない。主要国が正式に撤退を通報してこない裏に何があるのか。‥ドイツ大使館が在日ドイツ人に国外退避を呼びかけたところ、日本政府から「国外退去をすすめた事実は公けにはしないで欲しい」という要請がドイツ大使館に寄せられたというのだ。これにはさすがにドイツ大使館も驚いたという。日本政府は国民に本当のことを知らせないのか、と。日本国民をいたずらに動揺させてはいけないという口実の下に、政府に都合の悪い事は隠そうとしているのではないか。‥一事が万事である。

11.03.18  KFB福島放送 3.18「“東電は県民愚弄”謝罪なく批判集中」福島市の県災害対策本部で断続的に行われる同社の記者会見に役員は姿を見せず、謝罪の気配はない。県、県議会、避難した立地地域の住民からは「社長はなぜ県民に謝らないのか。福島県を愚弄している」と怒りの声が上がっている。地元のトップの福島事務所長も「トラブルの影響でバタバタになっている」と姿を見せない。会見する社員は情報を十分に持ち合わせておらず、「はっきりしない」「確認できていない」を連発。報道陣から批判の集中砲火を浴びている。

11.03.18  ロイター 3.18「国境なき医師団、原発事故現場の付近からスタッフ引き揚げも」日本に緊急援助チームを派遣している国際医療援助団体「国境なき医師団」 は、原発の事故状況が一段と深刻化した場合、現場付近からスタッフを引き揚げる可能性があると日本事務局長が17日明らかにした。MSFのチームには被ばくによる病気の治療に関する専門知識はないと説明。

11.03.18  ロイター 3.18「福島第1原発にU2偵察機も投入」 ニューヨーク・タイムズは18日、米軍が無人偵察機グローバルホークに加えてU2偵察機を投入、原子炉建屋内部の解析などに当たっていると報じた。民間専門家は、スパイ衛星も使われている可能性があるとしている。‥オバマ政権が現在の事態を安全保障上の緊急課題ととらえている表れといえる。

11.03.18  AFP BB News 3.18「原子炉だけでなく使用済み核燃料プールも脅威、仏専門機関」フランス原子力安全機関は16日、4号機の使用済み核燃料のプールが最大の懸念だとの見方を示した。また、フランス放射線防護原子力安全研究所シャルル ディレクターは、日本時間16日午後5時の時点で4号機のプールは「沸騰」しており、「その後の48時間が非常に重要」との見解を示した。「水が補充されなければ数日以内に燃料棒が露出し始める。プールの水が無くなれば、最終的にはメルトダウンを引き起こすだろう。そのような事が起きれば、放出される放射性物質の量はこれまでより急激に増える」‥4号機と同じく定期点検中で運転を停止していた5号機、6号機のプールの水温も「上昇傾向」にあり「冷やされなければ、これらのプールも数日以内に沸騰する可能性がある」という。

11.03.18  現在(20:40)、原子力情報室の会見で田中三彦さん(元日立の原子炉設計者)が話されています。

11.03.18  毎日新聞朝刊「東電、全面退去打診」によると、14日の夜の段階で東電は原発の職員を全員退去させる方針を政府に打診したいたとのこと。東電はその時点で高濃度の被曝が避けられない可能性を認識していたことになる。

11.03.18  nikkansports.com「西武4外国人が無断帰国 前日却下不満」「〔福島第一原発〕千葉ロッテの外国人3選手が一時帰国」 *政府が嘘をつき続けてるかぎり、正確な状況判断ができないのでムリないことです。外国からの救援隊もいずれみな逃げだしてしまうでしょう。一方、原発現地で復旧活動をされてる職員、自衛隊、警察、消防の人たちは重度の被曝を覚悟してられると思います。この人達を国をあげて手厚く支援する必要があります。

11.03.18  livedoorニュース 「外国なぜ続々避難? 福島3号機は猛毒プルサーマル」MOX燃料は通常のウラン燃料と比べ、放射能、とくに中性子が著しく高く、ウラン燃料より危険度ははるかに高いといわれている。中性子は金属やコンクリートでも簡単に通り抜ける。‥海外でも「政府・東電が一般市民を誤った方向に導いている」と批判が高まっている。一刻も早く、きちっと情報開示し、打開策を分かりやすく説明すべきではないか。

11.03.18  47NEWS「韓国人、80キロ以遠も退避を 外交通商省が勧告」韓国では日本からの旅行者が被曝していることがわかったりしていますが、韓国外交通商省は18日、福島第1原発から半径80キロ以遠の地域にいる韓国人についても、風向きの変化などを考えながら、できるだけ安全な地域に退避するよう勧告した。仙台市周辺で活動している韓国の救助隊の一部も新潟に移動させることを決めた。

11.03.18  YAHOOニュース3.17「佐藤栄佐久前福島県知事は「反原発派」だったから逮捕されたのか 福島原発の事故隠蔽で国と対立した直後に始まった捜査/伊藤 博敏」 ‥使用済み燃料を再処理して使うプルサーマル計画を含めた核燃料サイクルに批判的な佐藤氏は、そのプルサーマルを推進する資源エネルギー庁と安全を司る原子力・安全保安院が同居、そこに現場の東電など電力会社が加わって「原子力村」を構成、何のチェック機能もない原子力推進体制が出来上がっていることを危惧した。事故も隠ぺいも、その体質が生みだしたものだ---。従って、事故(1989.1)を機に、原発を点検に合わせて次々に運転停止、東電管内の17基の原発がすべて停止しても、攻撃の手を緩めることはなかった。‥全基停止中の04年12月21日、『朝日新聞』の「私の視点」で、事故への反省もなく、体質改善の努力もなく、専門家が決めたことを押し付け、原子力政策を推進していることを問題点として訴えた。‥佐藤氏が原子力行政に物申していた時、収賄捜査は始まった。そのタイミングの良さに、「国による反原発派知事つぶし」という声があがるのも無理はなかった‥。

11.03.18  福島県内各地の環境放射能測定値が福島県災害対策本部のページから見られます。

11.03.18  YAHOOニュース 3.17「福島第1の 放射線計測を西門に 正門は急上昇で、作業員確保を優先」原子力保安院は17日朝、福島第一原発周辺で実施してきた放射線量の計測場所を正門付近から西門付近に変更した。正門付近は放射線量が上昇しており、このまま計測を続けることで作業員の年間被曝限度量に早く達してしまうリスクが出てきたためという。 *西門の方が風下になることは少ない。‥この期に及んでなんてことを! 作業員をだまして働かせ,国民もだまそうとする保安院は解体が約束されましたね。いえ解体の前に責任を厳しく追及され裁判にかけられて当然だと思います。

11.03.18  昨日開かれた 原子力情報資料室による院内集会 の模様がUSTREAMで見られます。話しているのは後藤政志さん。

11.03.18  MSN産経ニュース3.18「“教訓生かされず”チェルノブイリ被害者団体が東電を批判」チェルノブイリ原発事故の被害者団体「チェルノブイリ同盟ウクライナ」代表で、元同原発技師のアンドレエフ氏は17日、共同通信に対し、「福島第1原発は電源装置がチェルノブイリ同様、原子炉の直下にあり、津波などの水が入り込めば電気供給やバックアップシステムが壊れる」と話し、チェルノブイリ事故後も、電源供給体制を見直さなかったことを残念がった。

11.03.18  美浜の会は「放射能汚染レベルと被曝に関する、政府や原発推進「専門家」,マスコミによる意図的な安全宣伝にだまされてはならない」として、レントゲンでの被曝との比較の問題,内部被曝の危険、自然放射能と人工放射能の違いなどを説明したページを公開しました。

11.03.18  YOMIURI ONLINE 3.18「日本政府は危機感欠如、不信といら立ち募らす米」 憂慮する科学者同盟は17日、記者会見を開き、核専門家のライマン博士が「日本は絶体絶命の試みを続けているが、もし失敗すれば、もう手だてはない」と指摘、放射性物質が大量に放出されて「100年以上にわたって立ち入れなくなる地域が出るだろう」との悲観的な見方を示した。‥ニューヨーク・タイムズは、「日本の政治、官僚機構は、問題の広がりを明確に伝えず、外部からの助けを受け入れようとせず、動けなくなっている」‥とする匿名の米政府関係者の分析を紹介し、国家的な危機に及んでも大胆な決断ができない日本政府へのいら立ちをあからさまにした

11.03.18  三重県伊勢市長が浜岡原発の稼働停止と新規立地計画撤回を要求。→朝日毎日(どちらも三重県内版)中部電力は2030年までに南伊勢町に足浜原発を立地する計画がある。

11.03.18  京都と滋賀の府県市町村が福島県民の皆さまへという共同声明を出し、被災住民の受け容れを表明、避難先の確保、移動手段、生活物資・場所、教育環境、医療などの確保を約束している。→京都府:危機管理・防災課 TEL 075-414-5930/滋賀県:滋賀県東北地方太平洋沖地震災害支援本部 TEL 077-528-3447 *なお兵庫県は宮城県からの避難者を受け容れるとのこと。関西広域連合で県別に受け入れ先を決めたそうです。

11.03.18  2000年いのちの祭りのスタッフでもある長野県安曇野にあるペンション舎爐夢ヒュッテの 臼井さんが、緊急避難が必要な人で菜食の方、子連れ、妊婦の方を優先に受け入れを表明しています。→0261-62-0638 また富士吉田にあるカムナビ(キコリ)では西に避難する子供(と大人)に中継の宿を提供しているそうです。→キコリのtwitter

11.03.18  名前のない新聞No.159=2010年3・4月号でインタビューした北海道のおじじ(徳村彰さん)からのメールが転送されてきました。

11.03.18  昨日CS放送の朝日ニュースターで放映された広瀬隆さんの番組がYOUTUBEで見られます。わかりやすく今回の原発事故とその影響、今後のことなどが語られているので必見です! 拡散お願いします。→(1/3)(2/3)(3/3)・放水は焼け石に水で意味なく電源回復だけが解決法であること ・もし1基が逝ったらそこに職員がいられなくなるので他の原発も全部逝ってしまう ・もし自分が首相なら最終的にチェルノブイリのようにコンクリート詰めの石棺にするしかないかも ・現場の作業員の体がもつか心配 ・いま日本人は正しいパニックを起こすべき ・TVに出てるエセ学者ではなく原発技術者だけがわかっている ・被曝してもただちに影響ないと言ってるのは犯罪的=放射線量と放射性物質のちがい ・相模湾か駿河湾で近々地震が起こると確信している ・浜岡原発はもつはずがない ・原発をすべて止めても電気は止まらないこと等々 *この動画はすでに一度削除したらしいので、また見れなくなる可能性あります。保存できる人は保存・拡散を!

11.03.18  「原発を全部止めて,私たちは暮らしていけるのか(名大教授 高野先生)」 下に紹介した3.15ロイター発のニュース「日本、原子力発電不足分補う石油火力発電の余剰ある=IEA」では休ませている火力発電所を使えば十分不足分を補えるということでしたが、高野教授の試算では「総発電量で約3割、ピーク電力で約2割の節電によって、原子力発電所を止めても他の発電所の発電設備で電力消費をまかなうことができる。これはバブル経済をやっていた1980年代後半の電力消費量にあたる。 」つまりは止めてもやっていけるという結論のようです。今までは夜中でもTVの番組が続いたり、とにかく電気垂れ流し状態だったので、今回の「計画節電」は電気の使い方を考えなおすきっかけになるという意味ではよかったかもしれません。このことが広く知られるようになればいいと思います。

11.03.18  MSN産経ニュース 3.17「東京で自国民にヨウ素剤配布開始 仏大使館」フランス外務省報道官は17日、在日大使館を通じて東京周辺在住のフランス人に対し安定ヨウ素剤の配布を始めたと発表。東京都周辺地域に住むフランス人は通常約7000人だが、現在は約3000人という。

11.03.18  以前、名前のない新聞に連載エッセイを書いてもらっていた合原亮一さんが昔つくった「原発事故サバイバルハンドブック」がウエブ上で読めるようになっていました。避難マニュアルは今でもまったく古びず役に立つ内容です。その他、放射線量が見えるサイト、ヨウ素剤の説明など原発事故の際に参考になりそうな情報のまとめが見られます。→合原亮一の「電脳自然生活」

11.03.18  YAHOO ニュース 3.17「自民・谷垣総裁“原発推進は難しくなった”原子力政策見直しを表明」*民主党よりも進んでますね。

11.03.18  「計画停電」という名前で強制的な停電が実施されています。それに対し「広瀬隆さん 電力不足危機あおる東電に憤り」という記事が DAILY SPORTS ONLINE 3.15に載っています。‥首都圏に集中する中央官庁や産業界が節電すれば、止めなくても大丈夫なはずだ。水道や病院、救急態勢に優先的に送電しなければならないのに一体、何をやっているのか。東電は「電力が不足する」と危機感をあおって「もっと原発を造らなければならない」という方向に持っていき、原発の必要性を市民の頭に刷り込みたいのだろう。今後を見据えて、いろいろな戦略を練りながら巧妙に対応しているはずだ。*大手マスコミよりスポーツ紙の方がまともです。

11.03.18  昨日17日、自衛隊のヘリが上空から水を投下しましたが、たぶんその時に上空から撮った映像が東電から公開されています。原発への外部からの送電が今日にも回復し、そうなると炉内の冷却機能が復旧できるかもと東電は言ってますが、このめっちゃ壊れた建物などを見ると、今更電源が通っても冷却機能が果たして働いてくれるのか疑問に思ってしまいます。なお毎日.jpの「送電一部回復へ‥」という記事の最後には「保安院は,福島第一原発に通常7人いる,安全を監視する立場の保安検査官が17迄に,福島県庁に避難して一人もいないことを明らかにした」と書いてます。

11.03.18  原発事故の行く末はまだ見えませんが、今回の震災についていずれは復興に向けて動き出すはずです。(‥と信じたいです。東日本がつぶれるなんて状況は想像したくありません)そこで阪神大震災の復興事業が参考になると思われますが、実は被災者の支援とは直接関係のない新たなインフラ整備(神戸空港建設、高速道路建設など)に半分以上が使われていたという報告があります。→「震災復興事業費16兆3000万円の半分以上がインフラ整備」(MSN産経 2010.1.4)今回は決してそんなことを許さぬよう、私たちが監視する必要があります。
(関連)YOMIURI ONLINE 3.17「震災復旧予算 バラマキやめて財源にあてよ」 政府と与野党による震災対策合同会議がスタートした。与党側は将来、復興予算や新法を議論する場にしたいという。

 

amanakuni Top