東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

2012.12.14

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12.12.14 ★  毎日 12.14「小沢一郎氏:国会周辺で開かれた脱原発抗議行動に参加」 日本未来の党の小沢一郎前衆院議員は14日夜、国会周辺で開かれた脱原発抗議行動に参加し「自分の信念として脱原発はやればできる」と訴えた。再稼働に反対する「脱原発票」の取り込みへの期待があるとみられる。参加者に向け小沢氏は「衆院選で脱原発の声は広がっていない」と指摘。「脱原発を主張する人が国会で多数を占めなければ、どうすることもできない。日本の将来を心配する皆さんの声を多くの人に伝えてほしい」と支持を呼び掛けると、拍手が湧いた。小沢氏は12日夕から15日まで岩手県で党公認候補のてこ入れをする予定だったが、抗議行動に参加するため14日にいったん帰京した。

12.12.14 ★  nueq lab 12.14 「衆議院候補者一覧 : 反 原発・TPP・消費増税」 衆議院選挙がいよいよ明後日に迫ってきました。 アメリカから「 指令 」されている 「 原発・TPP・消費増税 」 に 「 NO! 」を突きつけ、日本の独立へのステップを歩みだそうとしてる 日本未来の党 は、実に残念なことに小選挙区 300 の内の111選挙区、定数480に対して121名の候補しか立てていません。 日本未来の党 の候補者のいない選挙区では誰に投票すれば良いのか? その指針を 「 脱原発・反TPP・反消費増税 」にテーマを絞って一覧化してみました。 マスゴミの洗脳TV・新聞では、自民党の圧勝と自民党の経済政策への期待で埋め尽くされてるようです。 しかし、その安倍晋三の 「 日本経済再生案 」とは、稀代の売国奴:小泉純一郎の “ 郵政選挙 ” と同じです。 またしても日本国民は自民党( 電通・CIA )のプロパガンダに踊らされ、あの時と同じ轍を踏もうとしてるのです。 小泉郵政選挙の時、自民党に投票して 「 騙された! 」と思った方。 あなた方は、また同じ轍を踏もうとしてるのです。

12.12.14 ★  毎日 12.14 「東通原発:断層「活断層の可能性」で一致…規制委調査団 」  原子力規制委員会の有識者による調査団は14日、東北電力東通(ひがしどおり)原発(青森県)の敷地内にある断層が活断層かどうかを見極める2日間の現地調査を終えた。調査団を率いた島崎邦彦委員長代理は、敷地内を南北に走る比較的規模の大きな二つの断層について、「10万年前より新しい時代に再活動したと思われる」と述べ、活断層の可能性が高いとの認識を示した。ほかの4人の専門家の見解もほぼ一致した。調査結果は20日の評価会合で議論する。活断層と認定されれば、敷地内での活断層の存在は、日本原子力発電敦賀原発(福井県)に続いて2例目。問題の断層は、敦賀原発のように原子炉建屋の直下を通っていないが、東通原発の耐震性の見直しは必須で、運転停止期間は長期化する可能性がある。

12.12.14 ★  Ohmynews 12.13「2時間以上待って一票‥受験生たちの投票所集結」 *お隣の韓国でもいま大統領選挙の真っ最中で、現在の保守政権が変わることが期待されていますが、13、14日に行われた不在者投票に若者たちが押し寄せ、選管の担当者もびっくりという記事が載っています。写真がたくさん載っているのでご覧下さい。記事は短いですがウエブ翻訳したところ、おおよそこんなかんじでした: 「ご飯を食べる時間も惜しい鷺梁津受験生たちが投票所に集結した。 第18代大統領選挙の不在者投票が始まった13日、投票所が設けられたソウル銅雀区には地下1階投票所から階段、廊下、駐車場を通って正門の外まで長い列が作られた。特に、かつて2時間以上待って投票をしなければする程投票熱気が熱かった。 この日現場に来た有権者は20〜30に、特に20代受験生が大半を占めており、たまに近く部隊の兵士たちと高齢者の姿も見られた。 銅雀区選管タクドクギュン事務局長は "最近、総選挙など数回の選挙時を見れば投票所の前の廊下まで人々が列を立ったが、区役所の外まで行列ができるほどたくさん来たのは初めて見た"と驚いた。 また、他の選挙事務員は "投票ブースを4つから9つに増やしたが、人々が減らない、ご飯を食べる時間が15分ならなかった"と記者に "今しか人々が多いか?"と問い直すこともした。」  ※また保守陣営が不正な大量やらせSNS書き込みをして世論誘導していたことが暴露され、これまで保守系候補がわずかに有利とされてきた世論が変わりつつあるようです。

12.12.14 ★  晴耕雨読 12.14「未来の党 小沢一郎激白 「脱原発デモで日本人は変わった」 (日刊ゲンダイ)」」 新聞の世論調査では厳しい「未来」だが、小沢一郎は自民圧勝に疑問を投げかけている。その根拠のひとつが、3・11以降続く官邸前の脱原発デモだ。政府の言うことを黙って信じていた国民が、自ら立ち上がり、原発に「ノー」を突きっけた。こうした動きはこれまでの日本になかったことだ。彼らの票はどこにいくのか。選挙最終盤のインタビュー第2弾。「また自民党に戻すというそんな消極的なあきらめを日本人はするだろうか。原発反対のデモを見ても、もう少し積極的に前向きに行動し、判断する習慣が付いてきているんじゃないか」 メディアの「自民圧勝」の予測に小沢はこう疑問を投げかけた。  新聞の世論調査では、まだ4割の有権者が投票先を決めていないし、「原発をやめるべき」は半数を超える。10日には敦賀原発の下に活断層があることがわかり、再稼働がほぼ不可能になった。あれだけの事故が福島で起きたのだから、日本縛が原発に慎重になるのは当然だ。‥「ドイツが脱原発をしたのは福島の事故がキッカケでした。それなのに、当事国の日本では脱原発を明確にしている政党は我々のような小政党しかない。そう話したら、ドイツの環境大臣は驚いていた。日本では政官業に学者やメディアまでが癒着する『原子力マフィア』が大きな力を持っている。ここが、新しいエネルギー転換を阻んでいる。ドイツにもそういう勢力はあるそうです。しかし福島の事故を見て、財界や労組も含め、全国民が一致して脱原発を決めた。たとえ自分の利害に反したとしても、原発をそのままにしておいたら、より大きなマイナスが発生するということを、ドイツ人は合理的に判断したのです。原発を止めれば、電気代が上がるというが、高レベル廃棄物の処理や万が一の事故のコストを考えて、ドイツは合理的に判断したのです」  脱原発のデモを見れば、日本にも合理的で冷静で、主体的に、主体的に政治を変えようという有権者大勢いる。だから、自民圧勝にはならない。

12.12.14 ★  語られる言葉の河へ 12.14「 【原発】推進派が牛耳る原子力規制庁 〜安井正也緊急事態対策監〜」 委員の出自とともに、いや、それ以上に大きな問題は、事務局組織「原子力規制庁」が原子力ムラの住民に牛耳られていることだ。これまでに強引に原子力推進行政を進めてきた経済産業省や文部科学省の役人がずらりと顔を揃えているのだ。その代表格が、事務方ナンバー3の安井正也・緊急事態対策監だ。安井は、京都大学工学部原子核工学科卒。経産省で原子力を推進した。2004年に発覚した原発の使用済み核燃料の直接処分に係る試算結果隠しに深く関わった。「再処理をせずに直接処分した時のコスト試算はないか」 という国会質問(福島みずほ・参議院議員/社民党代表)に対して、経産省資源エネルギー庁の幹部は試算の存在を否定する答弁を行った。しかし、その後、その存在が発覚した。虚偽答弁だ、と批判を浴びたが、試算の存在を知らないので虚偽答弁には当たらない(単に業務を管理する能力が無いだけ)、という不透明な決着をみた。この「虚偽答弁」の案を作成したのが、安井正也・原子力政策課長(当時)だ。安井は、この時、寺坂信昭・電力・ガス事業部長(当時。原発事故当時の原子力安全・保安院長でもある)とともに厳重注意の処分を受けている。実は、安井は「直接処分」コスト試算の隠蔽を主導していた。「世の中の目に触れさせないようにしろ」と部下に厳命したメモが存在し、関係者の証言と併せて、この事実が今年1月発覚した。【毎日新聞 2012年1月1日】‥規制庁において、450人の一般職員も、大半が文科省や保安院などでこれまで原子力行政に関わってきた役人の横すべりだ。その中には、電力会社や原発メーカー、電力関連企業など推進企業から旧組織に出稿していた人物が、そのまま「異動」した例も少なくない。これが、国会事故調による厳しい指弾を恐れ、報告書が出る直前に急いで自公民が談合修正して作った規制庁の実態だ。

12.12.14 ★  東京プレスクラブ 12.14「大阪府市エネルギー戦略会議の抗議声明文を入手しました。 」 日本維新の会の橋下徹代表代行及び松井一郎幹事長が選挙活動の一環として、大阪府市エネルギー戦略会議及び同会議の委員の個人名を挙げて発言を続けておられますが、その発言には理解に苦しむ部分が多く、当会議の活動の趣旨に対して多くの国民の皆様の誤解を招く恐れがあると懸念しております。 このため、当会議委員の総意として、以下の点を明らかにさせていただきます。 1. 当会議は、大阪府市統合本部の下に置かれた会議であり、大阪府市という地方公共団体のために活動しています。決して、日本維新の会のために活動しているわけではありません。 2. 原発に関する委員の考え方は様々ですが、原発ゼロを目指すべきであり、それは可能であるという点について大きな異論はありません。 3. 飯田哲也元委員が当会議に提出した原発ゼロからゼロへのシナリオについては、これから議論する予定であり、現時点で委員の多くがこれに反対しているという事実はありません。 4. 橋下市長は、当会議で原発ゼロのシミュレーションを出していないことを脱原発を公約にしなかった理由の一つとして挙げておられます。しかし、当会議が工程表を完成していない最大の原因は、大阪府市の法令上の不手際により、9月以降の活動が停止されていたことにあります。 ※橋下がいかに狭量で自分のために利用できないと思うとぽいと捨ててしまうような冷たい人間であることがわかります。

12.12.14 ★  田中龍作ジャーナル 12.13「【大間の対岸・北海道8区】 北出候補「原発ゼロに」 漁師「ここは自民党が強いからな」」 北海道南端の函館。晴れた日には原発建設が再開された大間(青森県)が肉眼で見える。原発から函館の海岸までは直線距離にして20km足らず。ひと度事故が起きれば壊滅的な被害を受ける。それでも立地自治体ではないため、政府の交付金も電力会社からの補償金も援助金も出ない。津軽海峡を挟んで雇用が生まれるわけでもない。原発建設の負の側面ばかりなのが函館だ。市議会は9月、全会一致で「大間原発建設の永久凍結」を求める決議を採択した。ここに「卒原発」「TPP加盟反対」「反消費税増税」を掲げて立候補したのが北出美翔氏(きたで みか=未来の党)だ。弱冠26歳。小沢一郎氏の元秘書である。‥大間原発で福島のような事故が起きれば、漁は半永久的にできなくなり、住む所さえ追われる。選挙と原発について漁師町で聴いた― 「ここは北海道で(大間に)一番近(ちけ)えからな。原発は考慮するけど、漁のことや港のことをやってくれねえといけねえからな。ここらは自民党が強いからな。原発は悩ましいよ」。(漁師・70代) 「(大間原発を)今さら騒いでどうするの?(とはいえ建設中止を)諦めないよ。諦めちゃならないからね。漁師でメシ食わなきゃいけないから。選挙は行くよ。どんな選挙でも必ず行ってるから」。こう答えた漁師の妻(60代)は、どの政党に入れるのかは最後まで明かさなかった。‥今どき固定電話で聞くマスコミの世論調査が示すような「自民単独過半数」とならないことは確かなようだ。

12.12.14 ★  木野龍逸 (Ryuichi KINO) ?@kinoryuichi のTwitter 12.14「選挙期間中だから、そりゃいうだろうな。。。→敦賀2号機廃炉の見通し表明 首相「規制委の判断尊重」 http://ow.ly/g5iuX 」 ※民主党政権のウソはもう国民にばればれです。よっぽどおめでたい人しか信じないでしょう。

12.12.14 ★ BLOGOS 12.14「坂本龍一さん、どうして音楽家なのに脱原発なんですか?-もんじゅ君の「ズバリ聞きますだよ!」第1回」 第1回は、ニューヨークを拠点に世界的に活躍する音楽家でありながら、震災以前から脱原発を積極的に訴える坂本龍一さんを迎えて、なぜ脱原発や環境問題に深くコミットするのかや、今年7月に幕張メッセで行われた音楽フェス「NO NUKES 2012」開催の裏話などをお聞きしました。 坂本:うーん、これはべつに「ミュージシャン」っていう職業は関係ないと思うんだよね。たとえばさ、これは僕の考えだけど、魚屋さんでも肉屋さんでも八百屋さんでもミュージシャンでも、「人を殺しちゃいけない」とか「泥棒はしちゃいけない」っていう感覚はあるよね。それと同じことだと思うんだよ。 あれだけの巨大事故を目の当たりにしたらさ、「あれはないよね」って思うのが庶民の感覚でしょう。僕が「原発をやめよう」っていっているのは、ただそれだけのことなんだよね。 ‥これだけ大きな福島の事故が起こった以上、日本中が当事者だと思う。稼働しているかどうかに限らず、すでに大量の放射性物質が日本中にあるわけで、危険なことには変わりないしね。そういうリスクのあるものを、そのまま放っておいていいとは思えない。

12.12.14 ★  東京 12.14 「 原子力規制委、米英仏当局と会談 独立と透明性重要と指摘」 原子力規制委員会(田中俊一委員長)は14日、規制組織の在り方などについて国際的な立場から助言を受けるため、米原子力規制委員会のリチャード・メザーブ元委員長ら米英仏の規制当局関係者3人と意見交換した。3人は、そろって規制組織の独立性と透明性確保が重要と訴えた。メザーブ氏は「意思決定の過程をオープンにすることで、国民に受け入れられる」と強調。批判する人たちの意見を聞くことも必要だとした。ラコスト氏(フランス)は「独立して透明性を確保することが重要だが、旧経済産業省原子力安全・保安院にはそれが不足していた」と指摘。

12.12.14 ★  東京 12.14 「行政対応遅すぎる 原発避難者が手作り放射線手帳」 東京電力福島第一原発事故の避難者らに被ばく量を記録してもらおうと、福島県南相馬市から埼玉県三郷市に避難している消防職員OBが、自費で「放射線健康管理手帳」を作製した。行政対応の遅れに焦りを感じ、11月から無料で配布している。作製したのは元相馬地方広域消防本部職員の馬場昭久さん。馬場さんは福島第一から十二キロの自宅に、妻や長男家族、次女の計八人で住んでいた。だが、昨年三月の事故で半年後に三郷市へ避難を強いられた。避難後は、長男一家や次女と別々に暮らしている。その後、福島の子どもを対象にした甲状腺検査で、小さなしこりなどの発見があったと知った。県は放射線の影響を否定するが、孫を持つ身として心配が募った。福島県浪江町が独自に被ばく量を記録する手帳を作ったと聞いた。ほかの地域でも「早く健康データを管理しないと」と危機感を持ち、自費で手帳を作製しようと考えた。‥馬場さんの手帳はA5判、三十八ページ。県ファイルと同じく、被ばく量の検査装置による検査結果や事故後の行動、がん検診の結果などを記録できる。被ばくの検査結果は、県ファイルより詳細に記入できるようにした。三百部を作製。印刷や製本は、障害者の作業所に委ねた。馬場さんは「万が一、放射能によるとみられる健康影響があらわれ、医師の判断を仰いだり訴訟になったりした場合、健康記録は必要になるはずだ」と話している。送料のみ負担が必要。  問い合わせは馬場さん=電話兼ファクス048(948)8942=へ。

12.12.14 ★  ふくしま集団疎開裁判 12.13「【速報】小出裕章、崎山比早子、高橋哲哉、広瀬隆各氏の「政党への質問状の回答」に対するコメント 」 12月4日に、各政党に、史上最悪の人災から「子どもたちの命を守る」と公約するかどうかという質問状を送り、10日までに5つの政党(民主、自民、緑、未来、社民)から回答がありました(−>回答一覧表)。 これについて、小出裕章、崎山比早子、高橋哲哉、広瀬隆各氏の各氏から、コメントをいただきましたので、紹介させていただきます。 小出裕章さん ‥一人ひとりに選択を迫るのではなく、国家がコミュニティーごとに移住させる必要こそ、あります。 こんなことも分からない政治家ばかりでまったく情けないことです。 選挙に当たっては、目を見開いて投票してほしいと願います。 愚かな政府は、愚かな国民が作ります。 広瀬隆さん 放射能と放射線が人体にどのような作用をおよぼすかについて、臨床医学的な知識をまったく持たない人間が、多数、国会議員になっていることは明白である。無知であれば、自分の家族である息子・娘あるいは孫たちの生命さえ守れない父母や祖父母でもある。彼らは中学生以下の頭脳でしかない。これは、日本人の民度が問われる問題である。

12.12.14 ★ 福島民報 12.13「川内村独自に甲状腺検査 来年3月、高校生以下対象」 川内村は来年3月、村独自で村内の高校生以下を対象にした甲状腺検査を行う。2年間隔で実施する。昨年度から2年ごとに進められている県の検査と並行し、甲状腺検査を毎年受けられる態勢を整え、住民の安心につなげる。12日に開会した12月定例議会で示した。対象は昨年3月11日時点で高校生以下だった357人。村は今月26日に村と郡山市で専門家を招いた住民説明会を開く。

12.12.14 ★  DAILYMOTION 「 検証2012衆院選“争点” 「核のゴミ」行き先 どこに 」  報道ステーション 2012.12.13。 原発は選挙の争点にもなっているが、とにかくこれを決めないと話が進まないという「核のゴミ」について考える。

12.12.14 ★  11.13弾圧 救援会 12.13「 不当勾留中の下地さんから 声明文が届きました」 逮捕状の被疑事実は、すべて、事実ではありません。当日現場にいた公安の警察官もすべてを見ていたはずなのに、堂々と事実と異なる被疑事実に基づいて逮捕を行ったことに、とても驚いています。なぜ警察がウソをついてまで私を逮捕するのか。それは私が、原発の再稼働に反対し、放射能の拡散に反対する市民運動に参加してきたからであり、とりわけ、運動の中で出会った警察の不正行為についても厳しく批判してきたからです。悪いことはなにもしていません。いま、私たちが暮らす日本は、そして世界は、危機的な状況にあります。福島の原発事故はいまだ収束せず、4号機の使用済み核燃料プールが倒壊すれば、日本だけでなく、世界が終わると言っても過言ではない大惨禍をもたらすことになるでしょう。放射能汚染への対応もまったくできておらず、食品その他の流通を通じて、汚染は拡大しつつあります。そんな中、「電気が足りない」とうそぶき、原発を使い続けようとしているのです。すべてが狂っているとしか言いようがありません。この半年か1年の間に、政府がどのような施策を行うか、それによって私たちの未来は大きく変わるでしょう。日々、学生たちの顔を見ながら思います。二十歳そこそこの彼らが私と同じ四十歳になる頃、どんな世界に暮らすことになるのかと。そのたびに、今回の原発事故を防げなかったこと、先輩世代として申し訳なく思います。彼らには罪はないのですから。せめて、少しでもマシな世界を残せるよう、微力を尽くしたいと思っています。事故はすでに起きてしまいましたから、時間はあまり残されていません。しかし、希望はあります。

12.12.14 ★  毎日 12.13 「 放射性物質拡散試算:全16原発で誤り 入力ミスなど多数」 原発ごとの放射性物質の拡散予測地図にミスが相次いだ問題で、原子力規制委員会は13日、これまでに公表した全16原発の地図で誤りがあったことを明らかにし、計算し直した新たな地図を公表した。また、この問題で原子力規制庁は同日、森本英香次長ら3人を口頭での厳重注意処分とした。地図では、各原発で原子炉すべてが炉心溶融した場合などの拡散状況を計算。16方位ごとに国際原子力機関の緊急時の避難基準(事故後1週間の被ばく線量が100ミリシーベルト)に達する地点で、最も遠い所が示されている。10月に公表後、訂正が相次いだことから全地図の計算過程を点検したところ、気象データの入力ミスなど2200カ所以上の間違いが見つかった。修正版の地図では、特に九州電力の玄海原発(佐賀県)と川内原発(鹿児島県)、北海道電力泊原発の3施設の予測結果で、風上と風下を正反対にするなど気象情報に関するデータ処理に誤りがあり、既に公表された地図と大きく異なった。他原発でも放射性物質の拡散距離を0.1〜4.8キロ増減させるなどの修正をした。訂正した地図などは規制委のサイト(http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/)内の「第17回会議資料」で公表している。

12.12.14 ★  東京 「政党の脱原発度 一目で 反原連、チラシ48万部配布へ」 「原発のない未来のために、あなたはどの政党を選択しますか」  首相官邸前で脱原発を訴え続ける市民グループ「首都圏反原発連合」(反原連)は十一日、衆院選で各政党が原発に関し、どのような考えを持っているかを一覧にしたチラシを四十八万部超、配布できる見通しになったと明らかにした。脱原発を大きな争点とし、投票の際の参考にしてもらおうと、反原連は先月二十日から、チラシをホームページでダウンロードできるようにしたり、希望者にはまとめて郵送し、デモ参加者に直接配ったりしてきた。中心メンバーの一人、ミサオ・レッドウルフさんは「民主主義は、一人一人がどれだけ自主的に動き、自分で考えるかで成熟していく。短期間で、これだけの枚数を市民が配ってくれたのは本当にすごいことだと思う。デモや抗議だけでない新たな運動が広がりつつある」と話した。平野太一さんは「選挙ではできない意思表示をデモや抗議を通じて僕たちはずっとやってきた。このチラシが皆さんに考えてもらうきっかけになれば」と話した。

12.12.14 ★  毎日 12.13 「東通原発:敷地内の地層変形「活断層と関連」…規制委 」  原子力規制委員会は13日、東北電力東通原発(青森県)で断層(破砕帯)の状態について現地調査を始めた。規制委の島崎邦彦委員長代理は同夜の記者会見で、敷地内にある地層の変形について「活断層が関連したものと考えられる」と言及。調査団の他の4人も、活断層の可能性を否定する東北電の見解に否定的な見方を示した。しかし、精査が必要として、14日も現地調査を継続。20日に東京都内で開く評価会合で活断層かどうかを議論する。13日の調査では、比較的規模が大きい「F−3」「F−9」と、小規模な「s−14」「s−19」の4断層を視察。東北電はこれらについて、地下水が入り込んで地層が膨らむ「膨潤(ぼうじゅん)」などが原因とし、「考慮すべき活断層ではない」と主張している。これに対し、島崎氏は会見で「東西方向に力が加わっているようにみえる。膨潤との考え方に賛成できない。活断層に関連した活動だ」と明言した。粟田泰夫・産業技術総合研究所主任研究員は「活断層か、それに伴う地震の可能性がある」と述べ、金田平太郎・千葉大准教授も「(膨潤説では)つじつまが合わない地形だ」と話した。 ‥4断層は原子炉建屋など重要施設の真下を走っていないとみられるが、原子炉建屋の西側約200メートル付近を縦断する。活断層と判断されると、施設の耐震を見直す必要があり、運転停止期間が長期化する可能性がある。

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