東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

2012.7.2

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12.07.02  東京 7.2「川魚から最高2600ベクレル 環境省、魚類や昆虫を調査」 環境省は2日、東京電力福島第1原発事故を受けて実施した福島県周辺の河川や湖、海域の魚類や昆虫に含まれる放射性セシウム濃度の測定結果を発表した。福島県南相馬市の真野川で採取したハゼ科の魚、シマヨシノボリから1キログラム当たり最高2600ベクレルを検出、海よりも河川や湖の魚類の方がセシウムの濃度が高い傾向がみられた。環境省は「海水魚と淡水魚で、セシウムが蓄積される仕組みに違いがあることが影響しているようだ」と指摘。昆虫や藻などが魚類の汚染とどう関連しているかを探ることが目的で「冬場の調査で採取数が少なく、継続的に調査を進めたい」としている。

12.07.02  朝日 7.2「全住民避難の福島・大熊町民、「町に戻らない」4割」 東京電力福島第一原発の事故で全住民の避難が続く福島県大熊町は2日、町民アンケートの結果を発表した。「町に戻らない」との回答が4割に達し、昨年夏の調査の4倍に増えた。調査は5月から、中学生以上の1万25人を対象に実施。約65%にあたる6481人から回答を得た。大熊町に戻るかどうかについては「戻らない」「帰れるまで待つ」がともに約40%で並んだ 戻らないとの回答は、昨年6〜7月の町の調査では約9%、昨年8〜11月の福島大の調査では約35%だった。避難の長期化に伴って増える傾向にある。渡辺利綱町長は「放射線を心配して、帰りたくても帰れないと判断した人が多い」と話した。

12.07.02  田中龍作ジャーナル 7.2「【福井発】 大飯原発が再起動した日、機動隊が攻め込んできた」 ほぼ2ヵ月続いた「原発ゼロ」が終わった日は、国家の暴力により縁どられた。30日午後から大飯原発入口の封鎖を続ける再稼働反対派の市民は疲れ切っていた。夜通し降った雨は、1日午後2時頃まで止まなかった。雨と機動隊とのニラミ合いで体力を消耗した反対派の面々に、京都や東京などから駆け付けた女性たちが炊き出しのサービスを始めたのが午後4時過ぎだった。ピザ特有のチーズが焦げたような香り、味噌汁の匂いが食欲を刺激する。皆ひとしきりパクついた頃、異変が起きた。機動隊が増強されたのである。海側と山側の両方から反対派を挟撃する形になった。大飯原発は山の向こう側にある。機動隊はさらに増強された。海側と山側の両方合わせれば総勢で200人はいるだろうか。黒いヘルメットが不気味に光る。午後5時を回った頃だった。強化プラスチックの盾を持った山側の機動隊が前進を始めた。  反対派は両手をあげて非暴力で対抗するが、柔剣道の猛者が揃う機動隊のパワーにジワジワと押し込まれた。それでも両手をあげたまま抵抗を続けた。膠着状態が暫く続いた。一方、海側の機動隊はダイインの市民たちを次々とゴボウ抜きにしていった。ピザをふるまっていた母親も手足をつかまれ引きずり出された。パーカッションのリズムと「再稼働反対」のシュプレヒコールが夕空に響く。夜のとばりがすっかり降りた午後9時、再起動のスイッチが入った。ほぼ同時に山側の機動隊がなだれ込んだ。反対派の市民たちは次々となぎ倒されていった。原発を地震多発国の日本に54基も作ったのは自民党だが、福島原発事故の検証もまだ終わっていないのに原発を再稼働したのは民主党である。「コンクリートから人へ」をうたい文句に政権の座についた民主党が、ここまで国民の健康と生活をないがしろにする政党であると誰が予想しただろうか。 原発ゼロが終わった日は、民主党が終わった日でもある。

12.07.02  日刊ゲンダイ 7.2「山口知事選 脱原発候補が大躍進」 山口知事選(12日告示、29日投開票)が、面白い展開になってきた。自民党がほぼ独占状態の保守王国・山口では当初、元国交省官僚の山本繁太郎氏=自民・公明推薦=が勝利確実とみられてきたが、分からなくなってきた。先月22日に急きょ、出馬表明したNPO法人「環境エネルギー政策研究所」所長の飯田哲也氏の支持が急拡大しているのだ。 飯田氏は言わずと知れた脱原発知識人の代表格。‥「選挙運動を支えるボランティアは女性や若者など、組織や地縁血縁、政党の枠組みを超えた人たちばかりです。こうした勝手連の動きが県内中に急速に広がっていて、各地で、政策ビラやチラシを求める声が上がっています」(選挙を取材したジャーナリストの横田一氏) 選挙プロの票読みはこうだ。 「飯田氏は橋下徹・大阪市長のブレーンとしてエネルギー問題を担当、大飯原発の再稼働を目指していた関西電力が唱えた電力不足の“ウソ”を論理的に指摘して、知名度を高めた。この実績から『大阪維新の会』の“基礎票”が見込めるのに加え、脱原発の社民、共産票が入るのも確実です。飯田氏は聖教新聞でエネルギー問題の連載をしたこともあり、公明党票もある程度切り崩せる。民主党県連は自主投票で、民主票の半分くらいは期待できます。自民党支持者でも、飯田氏が唱える『再生エネルギー普及拡大に伴う雇用創出』に理解を示す人が多い。相当な票が出そうです」 県民は毎年、光熱費で1000億円を払っている。多くはエネルギーの輸入代で消えてしまうが、自然エネルギーに転化すれば地元に金が回っていく。それが飯田氏の掲げる政策のひとつだ。 加えて、対立候補の山本繁太郎の評判が悪い。とにかくエラソーなのである。山口で地殻変動が起きれば、それは全国に波及していく。

12.07.02  福井新聞 7.2「論説 大飯3号起動 原発の国民理解ほど遠く」 「安全」と「危険」。両極の論理に支配されながら、関西電力大飯原発3号機が起動した。同出力の4号機も17日起動し24日には2原発によるフル稼働となる見込みだ。昨年3月11日の東京電力福島第1原発事故後「原発モラトリアム」に向かった国内原発。50基が全停止後、約2カ月ぶりの再稼働である。夏場の電力不足に備え、本来なら歓迎されて当然だが、その消費地関西からは「安全が確保されていない」と反発が強く、脱原発圧力が高まるばかりだ。原発周辺は抗議行動が充満する異常な事態が現出している。自立的な安全確認と特別な監視体制に基づき、再稼働に同意した福井県、地元には強い逆風が吹き荒れる。原子力行政に一元的責任のある国、民主党政権は「脱原発依存」に向けたシナリオを描き始めた。同意の際に西川知事が首相に強く求めた「原発への国民理解」は、寄る辺を失っているようにさえ見える。福島原発事故はわが国の原子力政策を根底から覆した。「原発は安全」の根拠が崩れ、半世紀にわたり「国策民営」を支えてきた政官財学スクラムは一からの出直しに直面したはずだ。しかし、現実はどうか。‥巣くう癒着と隠蔽(いんぺい)体質。事故から1年4カ月、何が変わったのか。電力供給地と消費地に対立の構造さえ生じさせた。原子力行政が立ち行かず、原発停止で地域経済が窮迫する県や地元は、新たな「人災」に直面している。原子力規制組織の発足が大幅に遅れ、全国原発の再稼働スケジュールは全く見えてこない。原子力防災指針も示されない。こうした中での大飯原発起動は孤軍状況を呈している。点政府のやり方は一見民主的だが、安全技術基盤の再構築や国際競争戦略に加え、中間貯蔵施設、核廃棄物最終処分場、廃炉技術の確定など「負の遺産」処理工程を明示せず、肝心な再生可能エネルギー確保の道筋も不透明だ。買い取り制度をスタートさせただけでは生活と産業を支える電力の安定供給やコスト削減につながらない。細野豪志原発事故担当相が既に会見で「原発比率は15%がベース」と公言した。これまでの政府対応をみれば、政策の国民参加が都合のいい「ガス抜き」に利用されないか疑念がある。真の変革には、将来目標をしっかり定め、実現への方策を具体的に固めて突き進む「バックキャスティング」の発想が不可欠である。政治の理想論だけでは何も前進しない。取り残されるのは立地自治体なのだ。

12.07.02  福井新聞 7.2「大飯原発要員、物資を急きょ船で 関電など、サイトへ異例の輸送」 福井県おおい町の大飯原発につながるゲート付近の道路は1日、前日に続いて再稼働に反対するグループにより封鎖されたため、関西電力や経済産業省原子力安全・保安院は要員や物資を急きょ船で運び込んだ。特別な監視体制のトップとして中央制御室で原子炉起動に立ち会った牧野聖修経産副大臣も、移動手段を車から船に切り替えてサイト内に入るという異例の事態となった。関電などによると、訓練を除いて海路で人員や物資を輸送するのは初めてとみられる。反対派は30日午後3時すぎから車や鎖を使って道路を封鎖。原発への関係車両の出入りは遮断された。関電は30日から海路などで運転やメンテナンスなどに必要な要員を輸送。保安院は1日から交代の保安検査官を船で送り込んでいるという。牧野副大臣は満田誉副知事、時岡忍おおい町長とともに船に乗り、1日午後5時10分ごろ大飯原発に到着した。報道陣も別の船でサイト内に入った。 ※大飯原発はアクセス道が一つしかないことが弱点とされてきましたが、改めて証明されました。

12.07.02  YOUTUBE「関西電力京都支店前 2012_06_29 17時〜 」 大飯原発再稼働反対!声を上がる皆さんが多く集まり、関西電力京都支店前を包囲しました。

12.07.02  DAILYMOTION「20120702 大飯原発再稼働反対で「人の壁」」 モーニングバードより きのう午後9時、関西電力は大飯3号機の原子炉を起動した。 朝早くから行われていた抗議デモは発電所に続く道を人の壁でふさいだ。 警察官と一般市民の小競り合いが続く。 その後も市民らによる抗議は続き、再稼働後も収まることはなかった。 一方、都内では先週金曜日、20万人にのぼるのではないかと言われるほどに抗議デモがふくれあがった。 ツィッターなどで家族連れ、会社員などが参加。反再稼働デモに参加する思いとは。 参加者の声を紹介。中には河野太郎自民党議員や古賀茂明氏もデモに参加していた。 この声は野田総理に届いているのか。 午後7時半、国会前の通りは人で埋め尽くされた。 このデモに参加している人たちは組合員などではなく、みな普通の人なので、警察も排除できないのだと、「そもそも総研」の玉川氏がレポート。

12.07.02  DAILYMOTION「20120702 人からコンクリートへ 公共事業が復活」 政府は党内の混乱をしり目に、凍結したはずの整備新幹線着工の再開を決めた。 新たに認可されたのは3つの区間。総事業費は3兆400億円にのぼる。 「コンクリートから人へ」の理念はどこへ。 説明があってしかるべきだが、羽田国交相大臣は下を向いて資料を読み上げるばかり。 霞が関を知り尽くした古賀茂明氏によれば、ターニングポイントは3党による消費増税法案の修正だという。 先月26日、野田首相は「消費増税はすべて社会保障に還元される。これが今回の改革の大きなポイント」だと明言した。 しかし古賀氏によると、今回の改正の中で「公共事業に使います」という条項が入った。 自民党の長老たちは公共事業のばらまきをやりたくてしかたないのだが、民主党も自民党の協力を得るためにその路線に乗っていく。 消費増税は公共事業のためだったのか!

12.07.02  DAILYMOTION「20120702 再生エネルギー買い取り 屋根がお金に」 モーニングバードより 太陽光や風力などで発電された電力を電力会社が固定価格で買い取る「再生エネルギー買い取り制度」が昨日から始まった。 ソフトバンクはメガソーラー=大規模太陽光発電所を始動させた。 ただ、太陽光パネルが無くても収益を得られる可能性が‥‥。

12.07.02  NHK 7.2「掃除機のチリから放射性物質」 茨城県と千葉県の一般家庭で、室内のほこりを吸い取った掃除機にたまったチリを調べた結果、一部で比較的高い濃度の放射性セシウムが検出され、調査を行った生活協同組合は「乳幼児がいる家庭などではこまめに掃除をすることが大切だ」と指摘しています。 この調査は、茨城県守谷市に本部のある常総生協が国立環境研究所と共同で行ったもので、1日、開かれた生協の会合で結果が報告されました。 それによりますと、調査の対象は土壌の放射性セシウムの濃度が関東地方では比較的高い茨城県南部と千葉県北西部の生協組合員の家庭257世帯で、ことし4月、室内のほこりを吸い取った掃除機にたまったチリを調べました。 その結果、放射性セシウムの濃度は、1キログラム当たり平均で1956ベクレルでした。 しかし中には、千葉県流山市の1つの家庭で2万201ベクレル、茨城県牛久市の1つの家庭で1万4531ベクレルと、焼却灰埋め立ての際の国の基準、8000ベクレルを上回る値が検出されたということです。 常総生協の大石光伸副理事長は「一部の家庭では高い濃度が検出されており、赤ちゃんがなめたりしないようこまめに掃除をすることが大切だ」と話しています。 ※こまめに掃除する以前の問題で、そんなところに住み続けていいのかと思います。

12.07.02  毎日 6.30「福島第1原発事故 刑事責任追及へ署名簿提出 市民団体が地検に /福島」 東京電力や国に対し原発事故の刑事責任を追及すべきだとして、市民団体「刑事犯罪としての捜査開始を求める福島県民の会」が29日、福島地検に356人分の署名を提出した。代表の荘司信行さんによると、責任を問われるべきは、勝俣恒久・前東電会長や班目春樹・原子力安全委員長ら12人。「原発事故は、民事訴訟だけでは許されない。今後も署名を集めたい」県民でつくる福島原発告訴団が11日、勝俣前会長らについて業務上過失致傷容疑などで福島地検に告訴状を提出。荘司さんも告訴団の一員で、今回の署名には告訴団代表の武藤類子さんも名前を連ねた。

12.07.02  毎日 7.1「福島第1原発:4号機プール、一時42.9度まで上昇」 東京電力福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールの冷却装置で6月30日早朝、異常を知らせる警報が鳴り、自動停止した。東電は1日、応急措置で同日午後3時過ぎに冷却を再開したと発表した。水温は42.9度まで上昇した。装置は30日午前6時25分ごろに停止し、当時の水温は33.3度だった。冷却が止まった約33時間で10度近く上昇したことになる。4号機プールでは6月上旬も循環水ポンプの故障で冷却が一時止まったばかり。東電は今回の原因について、電源装置の一部に問題があったとみており、近く装置を交換する予定。 ※最も心配されている4号機がこのような不安定な状況では安心して眠れません。

12.07.02  山水人MLより am2:40「祖牛です。只今、無事に帰路についています。 その後、自然な流れで衝突も無く、収束に向かっていきました。 再稼働はしたけれど、みんな明るく、達成感にあふれた表情をしていました。 長い2日間でした。 色々と応援していただいた皆様に感謝です。」

12.07.02  YOUTUBE「20120701 大飯原発ゲート前 再稼働に抗議する女性と機動隊員」 ※黙って立ってることも雄弁な場合もあるという気がします。

12.07.02  USTREAM 中継 0:50 大飯原発前の集会が終わったようです。ゴミを片付けて帰るところ。中継はまだ続いています。お疲れ様でした。ありがとう! 山本太郎から電話が入ってるようです。機動隊をバックに記念撮影する人も。しかし警察・機動隊の人達は黙って突っ立ってるだけで、仕事とはいえつまらないでしょうね。自分も歌いたい、叫びたいと思ってた人もいたんじゃないかな。しかし終わったのでほっとしてることでしょう。1:05 ‥と思ったら、機動隊の前にみんな並んで記念撮影風に「再稼働反対!」とまた叫び出しました。笑えます。もう帰れるかなと思ってた機動隊の人達はショックかも。テレビドラマよりずっとおもしろいです。みんなタフです。朝まで続けるんでしょうか。合計視聴者数が40万を突破。太鼓も出て、踊り始めました。機動隊も無意識に口ずさんでる人がいると思います。「再稼働反対!」‥1:25 機動隊の前に並んでた人達は座り込みに変わりました。山本太郎のメッセージを代読してます。「もう十分なので休んでください」と言ってますが‥‥?? 電話が終わるとまた「再稼働反対!」の叫び声と太鼓が始まってます。1:38 座り込んでる人達もいますが、太鼓隊は元気です。1:52 座り込んでた人達が立ち上がり、機動隊の列から離れました。太鼓とシュプレヒコールは続いてますが、解散でしょうか。USTREAM中継も終わったようです。お疲れ様!

12.07.02  山水人MLより続報 am0:30「祖牛です。 大飯原発ゲート前から 今、突然に一番外側で封鎖線をつくっていた警察隊が引き上げました。 分断されていた外側の仲間が、孤立化していたゲート内側の仲間の所に、歓声を上げなだれ込みました。 しかし、依然、原発を守る完全武装の機動隊は隊列をなし封鎖を続けていますが、一気にお祭りになっています。 この急展開に、私は戸惑っています。 どのような結末を迎えるか安心はしていませんが、とにくこの瞬間は皆、大喜びです。 また、報告致します。」

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