東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

12.06

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11.12.06 ★ 毎日.jp 12.6「東京電力:温泉施設客激減で原発影響否定 水戸地裁初弁論」 東京電力福島第1原発事故の影響で利用客が激減したとして、約130キロ離れた茨城県大洗町の日帰り温泉施設「潮騒の湯」が東電に約4700万円の賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が24日、水戸地裁(窪木稔裁判長)であった。東電側は「施設の損壊など震災の影響が原因で、事故とは因果関係がない」と請求棄却を求める答弁書を出し、全面的に争う姿勢を示した。

11.12.06 ★ 毎日.jp 12.6「経済学史学会:会員の教授ら抗議 開催地を福島から変更で」 経済学史の研究者らで作る経済学史学会(会員数約700人)が来年度の全国大会の開催地を福島市から北海道小樽市に変更し、会員の水田健・東日本国際大教授ら3人が5日、「変更は東京電力福島第1原発事故による風評被害を助長する。学術団体である以上、科学的な根拠が無くてはならない」として抗議と退会の意思を表明した。学会などによると、全国大会は5月に福島市で開催予定だったが、東日本大震災で来年度に延期された。しかし10月に学会の常任幹事会が「会員が安心して参加できる場所の追求」などとして来年度の会場を小樽市とする案を会員に通知した。会員からは賛否ともに意見が寄せられ、11月に京都市で開かれた今年度の全国大会で採決を実施。小樽市が半数を1票上回ったため、変更を決定したという。 ※学者でも“風評被害”だなんて言ってる人がいます。専門馬鹿なんでしょうね。

11.12.06 ★ 毎日.jp 12.6「原発賠償:1人8万円、子供・妊婦は40万円…原賠審指針」 文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会(会長=能見善久・学習院大教授)は6日、東京電力福島第1原発事故後に政府が避難指示を出した区域以外の福島県内の被災者に対し、対象地域23市町村から避難した人(自主避難者)と自宅にとどまった人(滞在者)に一律8万円の賠償を認めるとする指針をまとめた。放射線の影響が大きいとされる子供(18歳以下)と妊婦は、年末までの精神的苦痛を考慮し、賠償額を40万円とした。来年1月以降の賠償は必要に応じてさらに検討する。‥自主避難者と滞在者の賠償金額について指針は、引っ越しなど避難にかかった実費は賠償すべき損害になるとしながらも、避難しなかったことで感じた放射線被ばくへの恐怖や不安を考慮し「精神的損害と生活費の増加費用等を一括して一定額を算定する」として同額にした。実費を認めた場合、費用の計算や自主避難の開始時期を特定するのに時間がかかり、賠償の支払いが滞るのを避ける狙いもある。能見会長は会合後「恐らくもっと(費用が)かかっている方はおられ、不満があるのは当然と思うが、共通して賠償を認めても問題なさそうな金額として算定した」と説明した。  ※避難した人が実際にかかった費用の平均は72万円だと聞きますが、その1/10ほどの金でどうしろというんでしょう。これでは怒りが爆発しても当然でしょう。実費はもちろん精神的慰謝料も払うべきです。

11.12.06 ★ 北海道新聞 12.6「緊急援助隊の放射線被害を調査 白血病や白内障警戒」  東日本大震災による福島第1原発事故の際、東京消防庁や横浜、川崎、大阪各市の消防局から緊急消防援助隊員として派遣され、構内で放水作業などをした約260人について、総務省消防庁は6日、健康被害調査の具体案をまとめた。白血病や白内障を警戒し、当面は来年3月までに内部被ばくや血液を検査し、結果を審査。2013年以降も健診などを継続し、退職後は本人の同意を得て追跡調査をする。講習会や医師の個別面談を通じ「惨事ストレス」など精神面のダメージもケアする。放射線による長期的な健康被害を調べるとともに、隊員の精神的ケアを図るのが狙い。 ※白血病はよく知られていますが、白内障も放射線による被害で心配されています。

11.12.06 ★ 東京 12.6「都、肉牛の放射性物質検査へ 来年1月から全頭」 東京都は五日、肉牛の取扱量が全国一の都中央卸売市場食肉市場(港区)で七日から、都による肉牛の放射性物質検査を始めると発表した。これまで出荷者が自主的に検査してきたが、国の暫定規制値(一キログラム当たり五〇〇ベクレル)以下だったものに都が「安全確認証」を発行し、安全性に責任を持つ。ただ検査態勢が十分整っておらず、実際に全頭検査が可能になるのは来年一月からの見込み。同市場で付いた値は全国の価格の指標になる。全頭検査は現在も、出荷者が自主的に民間機関に放射性物質の検査を依頼して行っている。取扱量は事故前の水準に戻ったが東北産を中心に価格は低迷しており、都が検査を担うことでより安全性をアピールし、業者の負担軽減も図る。都はセシウムなどの放射性物質を自動測定できる米国製の「オートガンマカウンター」三台を計二千五百万円で購入。一日のと畜上限の四百三十頭を即日検査できる。市場会社の職員が採取した試料を都職員が測定し、一キログラム当たり二五〇ベクレルを超えたら別の機器で精密検査する。

11.12.06 ★ スポニチ 12.6「粉ミルクからセシウム 明治ステップ 40万缶無償交換へ」 食品大手の明治(東京)が製造、販売する粉ミルク「明治ステップ」から、最大で1キログラム当たり30.8ベクレルの放射性セシウムが検出されたことが6日、同社の調査で分かった。詳しい混入経緯は不明だが、同社は東京電力福島第1原発事故に伴うものとみている。厚生労働省によると、原発事故後に粉ミルクからセシウムが検出されたのは初めて。明治は約40万缶を対象に、無償交換する方針。国が定める粉ミルクの暫定基準値(1キログラム当たり200ベクレル)は下回っている。乳児は大人より放射性物質の影響を受けやすいとの指摘があり、厚労省は近く新たに「乳児用食品」の基準値を設定する方針を決めている。明治によると、セシウムが検出されたのは賞味期限が2012年10月4日、同21日、同22日、同24日の製品。日付は缶の底に記されている。明治は国内の粉ミルク販売シェア約4割の最大手。
(関連)人民日報 6.23「明治乳業、中国市場へ回帰 豪産粉ミルクを提供」 先週土曜日(16日)、明治乳業は広州で、「本年度は、オーストラリアから直輸入した乳幼児用粉ミルクの販売を強化し、日本からの輸入分をカバーする」ことを発表した。‥東日本大震災による放射能汚染により、明治乳業の他にも多くの日系乳製品企業(和光堂、グリコ等)も、中国人消費者の信頼を取り戻すため対策に追われている。小丸部長は、「中国市場の供給体制をようやく整えることができた。当社は輸入粉ミルクの生産地を、日本からオーストラリアに切り替えた。新製品の全てをオーストラリア現地の工場で生産し、消費者の不安を解消することができる」と語った。 ※国内ではセシウム入り、海外では汚染されていない製品を売っていたわけです。

11.12.06 ★ SAVE CHILD 12.6「【動画】小豆川氏(東大)の講演がとても分かりやすい!杉並あんしんプロジェクト主催学習会『放射線測定について、とことん知ろう〜食品から町の測定まで〜』」 上の動画は11月26日に「杉並あんしんプロジェクト」さんが開催した学習会【自己防御のためにできることを考える vol.『放射線測定について、とことん知ろう〜食品から町の測定まで〜』】の様子を、Ustream配信されたものです。講師に、東京大学 環境分析化学研究室(松尾研究室) 助教 小豆川勝見氏(東日本大震災以降、東京大学アイソトープ総合センターにて被災地ほかからの多くの試料における放射性物質の測定に従事)が招かれ講演が行なわれました。小豆川氏の講演はとても分かりやすいです!放射性物質やゲルマニウム半導体検出器について等、多くの方が疑問に思っていることを分かりやすく解説してくださっています。茨城県守谷市の保育園で土壌からセシウム合計で45万ベクレル/kgを検出したことや、校庭で舞い上がった砂埃に測定器を向けたところ高い値がでたことなど、具体的な事例も含めて、優しく解説されています。とにかく分かりやすいです。後半の質疑応答まで全て必見です。

11.12.06 ★ 東京 12.6「【群馬】  放射線量 高崎9地点国基準上回る」 福島第一原発事故を受けて、高崎市が市内の教育施設を中心に放射線量を測定した結果、九地点で国の除染基準(地上一メートルで毎時〇・二三マイクロシーベルト)を超えたことが二日、市議会の災害対策特別委員会で報告された。市は遊具や砂場など子どもが遊ぶ場所から優先的に除染している。市によると、測定は十一月一〜十八日、保育・幼稚園、小中学校、公園などの計四千九百七十九地点を対象に、二人一組の職員が国内の測定器を使って進めた。それによると、九地点は旧倉渕村の四地点、旧榛名町の三地点、旧市の二地点。地上五十センチと地表付近では、計百六十六地点で同〇・二三マイクロシーベルトを超えた。市はこの数値を超えた計百七十五地点全てを月内に除染する方針。
(関連)「【群馬】  放射性物質対策強化を 高崎の市民団体 市に公開質問状」 福島第一原発事故を受け、市民団体「高崎の子どもたちを放射能から守る会」(高崎市)は五日、放射性物質が給食に及ぼす影響と、教育施設の放射線量測定の対策強化を市に求める公開質問状を、五千二百六人の署名簿の写しを添えて飯野真幸教育長と富岡賢治市長あてに提出した。同会によると、会は八月ごろ、市内の主婦や女性ら計約十人で発足。署名は十月末から約一カ月間、市内を中心に幼稚・保育園と小中学校の保護者などから集めた。‥同会の農業高階ミチ代表は「市は給食の調査では、人口規模が同じ前橋市や、伊勢崎市などより遅れている。保護者の生の声を大切にしてほしい」と話している。

11.12.06 ★ 東京 12.6「HP地図に放射線情報 8日から市川市」 市川市は八日午後から、市が測定した最新の空間放射線量をホームページ(HP)の地図上で確認できるようにすると発表した。これまでは測定値の一覧表をHPで公表していたが、公共施設の位置などを表示する市民向け地理情報システム(GIS)「いち案内」に放射線量情報を追加する。市内全域の放射線量の傾向を色や図形で一目で分かるようにし、測定地点をクリックすれば最新の測定値が見られる。公園など定期的に調査している地点に加え、幼稚園や保育園、学校など、これまで市が測定した計約三百地点の最新の放射線量を掲載する方針。市放射能対策担当室は「身近な場所や気になる場所の放射線量が視覚的に確認しやすくなる」と話している。 ※市川市は進んでますね。他の自治体でも真似をしてほしいものです。

11.12.06 ★ 東京 12.6「【埼玉】 越谷のスーパーで規制値超牛肉販売」 県は五日、越谷市のスーパー「ベルクス南越谷店」で四月二十〜二十四日に販売された福島県産の牛肉と同じ牛の肉から、国の暫定規制値(一キログラム当たり五〇〇ベクレル)を超える七四二ベクレルの放射性セシウムが検出された、と発表した。県によると、この肉は「国産牛切り落とし」として、入荷した計一三・四キロがすべて販売された。 

11.12.06 ★ 桜井政成研究室 12.6「郡山からのSOS」 福島県郡山市の「安全安心を求めて行動する会」が、「放射性物質の除染作業による被曝から守るため市民に除染作業をさせない事を求める署名」を集めておられます。 12/11までに早急に集め、郡山市に提出されるとのこと。 どうぞ皆さんご協力ください。‥なぜ、市民に除染させないことを求めているのか。 私が会の方と電話してお聞きしたところ、郡山の人は、もう多くの人は、「除染など意味が無い」と思っているそうです。 だって、線量なんて、下がらないのですから。一部を除染しても、放射能は周囲から飛んでくるのですから、道路、公園、学校…やっても仕方ないのです。 除染に何兆も使うぐらいなら、避難させてほしい。健康を守ってほしいとおっしゃっていました。‥除染は市から町内会に「分担された仕事」として降りてきているそうです。 年配の町内会長は放射能のことがよくわかりません。 でも、「孫のためにがんばるか!」と張り切って作業しています。 市からの安全対策の指示は、ゴーグルを付けるのと、マスク(粉じん用ではなく普通の)を付けた方がいいという話ぐらい。だから、ちょっとした清掃作業と同じだと思っているようです。 地域のために皆がんばることなので、手伝わない人は非国民扱いで村八分だそうです。 若いお母さんなどは、乳幼児の我が子から目が離せないのですが、でも参加しなくてはならず、幼い子どもを連れて除染作業に参加するそうです。一番、被ばくを避けたいのが子どもなのですが…。‥郡山の子ども達は、給食で福島の米を食べさせられています。 このことも何とかしたいって会の方は言っておられました。 学校に何かを言うのは、親は、ただでさえためらいます。 でも、それでも思い切って、子どもに食べさせたくない、部活も屋外は控えてほしい、と声を上げると、大変な目に遭うそうです。
(参考)「放射性物質の除染作業による被曝から守るため市民に除染作業尾させない事を求める署名」 (オンライン署名)締め切り:12/11

11.12.06 ★ asahi.com 12.6「玄海原発に福岡まちこわし大賞 主催者「反省の意味も」」 福岡の街の景観を壊す建物や広告を表彰する「第4回福岡まちこわし大賞」の建築の部に九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)が選ばれた。主催する市民団体が5日に発表。選考理由では福島第一原発事故を引き合いに、原発は「持続可能なまちづくりの対極にある究極のまちこわし」と評した。「これまで原発問題を論じてこなかった反省」の意味も込めたという。主催は福岡市の「福岡・住環境を守る会」で、選考委員会は建築家や弁護士ら10人で構成する。まちづくりへの関心を高めるため、自然や共同体、安全・安心を壊すか――などの観点から毎年表彰している。玄海原発の表彰先は九電と、関係首長である佐賀県知事と玄海町長、福岡県知事と福岡、糸島両市長。玄海原発は県外の建物だが、事故時は福岡にも影響することを考慮。「放射能には国境も県境もありません」と書かれた表彰状を近く表彰先に届ける予定だ。

11.12.06 ★ エコビレッジ・コスタリカ共和村 12.5「飛べない鳥が、あっちこっちで観察されています。福島県郡山市では交通事故に巻き込まれる地上の鳥」 四国市民の皆様へ。ショック大きすぎる。高知も低線量被ばく地域なのか。 ◆白と茶“異色”新高ナシ 10月19日高知市春野町弘岡中の久保内浩一さんのナシ園で、ちょうど真ん中で茶色と白色の2色に分かれた新高ナシが収穫された=写真あり ‥今日 なぜか鳥があちらこちらで飛べなくなったり 木から落ちたり... カラス(ハシボソの子供)は玄関前にいたので 少し離れた場所に持って行ったのですが その直後に柿の木から何かが落ちて 見たところ ヒヨドリが落ちてきたと言う 撮影後 鳥に放射能測定器を近づけたら 少し高めだったので かわいそうだけれど そっとしておきました... 手洗いましたからね! ※ここに出ているものがみんな放射能の影響なのかどうかはわかりませんが、スリーマイルやチェルノブイリの時にも動植物に奇形のものなど多数出たのは事実です。
(参考)院長の独り言 8.7「奇形動植物のまとめ」 多数の写真が載っています。

11.12.06 ★ 毎日.jp 12.6「ベルギー:新政権 2025年までに国内の原発閉鎖へ」 ベルギーの新政権は5日、国内に7基ある原発を2025年までに閉鎖する方針を確認した。新政権を構成する6党が合意した。福島第1原発事故以後、欧州で脱原発政策を決めるのはドイツ、イタリア、スイスに続き4カ国目。ベルギーは電力の原発への依存度が55%と高く、代替エネルギーの確保が急務になる。6党の連立合意文書によると、新政権発足から6カ月以内に閉鎖計画を決める。ベルギーは03年に原発の運転期間を40年に制限する法律を施行している。だが09年当時のファンロンパウ首相(現欧州理事会常任議長=EU大統領)がさらに10年間、運転延長を認めることで電力会社側と合意していた。新政権はこの合意を事実上破棄し「03年の法律が求める通り、原発を閉鎖する」と合意した。15年までに古い3基(1975年稼働)を閉鎖、残る4基(82〜85年稼働)も25年までに順次閉鎖する。 ※原発依存度が55%でも脱原発に向かっています。おそらくフランスも政権交代したら続くでしょう。日本はいつはっきりと脱原発の目標をたてて取り組むんでしょうか。原発マフィアに骨抜きにされたおそまつな政治家・官僚たちを見ていると、市民が主導していくほかなさそうです。

11.12.06 ★ asahi.com 12.5「J1鹿島のオリベイラ監督退任へ 原発事故、家族が不安」 J1鹿島は5日、オリベイラ監督が今季限りで退任すると発表した。天皇杯終了まで指揮を執った後、ブラジルに帰国する。後任は未定。同監督は就任した2007年から09年にかけてJ史上初のリーグ3連覇を達成。天皇杯、富士ゼロックス・スーパーカップをそれぞれ2度制し、今季はヤマザキナビスコ杯を獲得。Jリーグ最優秀監督賞も3度受賞した。鹿島側は続投を要請したが、東日本大震災で帰国した家族が原発事故による放射能の影響を心配し、親類の体調不良もあって進退を迷っていた。ブラジルのほか、中国や中東などから鹿島の2倍ほどの年俸でオファーを受けていた。

11.12.06 ★ 低気温のエクスタシー 12.5「〔放射能〕東京23区の清掃工場の検査結果がやっぱり悪かった」 11月9日に北区で放射性ヨウ素が350ベクレルも出ている。板橋清掃工場の焼却灰(主灰)には放射性セシウム2種が合計で225ベクレル。ゴミから出るってことは私たちの生活を通過しているってこと?? →東京23区の清掃工場の放射能検査の結果(PDFファイル)

11.12.06 ★ 時事 12.5「乾燥シイタケからセシウム=群馬」  群馬県は5日、県内8市町村で今秋に収穫、加工された乾燥シイタケから食品衛生法の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える520〜2867ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。県は同日、8市町村の生産者に対し、3月11日以降に収穫、加工された原木栽培の乾燥シイタケの出荷自粛と自主回収を要請した。8市町村は高崎、沼田、渋川、富岡各市、中之条、東吾妻、みなかみ各町と高山村。

11.12.06 ★ 時事 12.5「除染計画策定、7市町村にとどまる=仮置き場確保がネック−福島県」 福島県は5日、県内52市町村を対象に行ったアンケート調査で、除染計画の策定を終えた自治体が福島市など7市町村だったとの結果を公表した。議会などへの説明を残すものの、策定をほぼ終えた自治体(6市町村)を合わせても13市町村と、全体の4分の1にとどまっている。県内の自治体数は59市町村だが、全域が警戒区域と計画的避難区域に含まれる7町村は国が除染を実施するため、残る52市町村に対して11月22〜25日に調査を行った。除染計画の策定を終えたのは福島市のほか、川内村と二本松市、伊達市、田村市、桑折町、南相馬市の7市町村。福島市と川内村、伊達市の3市村は実際の除染に着手している。調査ではこのほか、汚染廃棄物の仮置き場について「住民や地権者などの同意の取得が極めて困難」「住民への説明に苦労している」など、仮置き場の確保が除染を進める上で引き続き大きなネックになっている現状が浮き彫りになった。

11.12.06 ★ asahi.com 12.5「通訳案内士、東電に賠償求め仲介申し立て 事故で収入減」 東京電力福島第一原発の事故による風評被害で外国人観光客が激減、仕事と収入が減ったとして、通訳ガイドをする「通訳案内士」15人が5日、約2700万円の賠償を東京電力に求めて、原子力損害賠償紛争解決センター(原発ADR)に仲介を申し立てた。日本政府観光局によると今年1〜10月に来日した外国人客は509万人で、昨年同期より30.5%減。国の審査会は中間指針で、外国人客の風評被害は「5月末までのキャンセルによる減収分」が賠償されるとしたが、ガイド側は「5月以降もキャンセルされた旅行は多く、限定するのは不適切」と主張している。 ※ 通訳や漁業者だけでなくどんどん東電に賠償を請求などすべきです。

11.12.06 ★ YAHOOニュース 12.5「福島原発の汚染水漏れに抗議=全漁連」 全漁連は5日、東京電力福島第1原発で汚染水が建屋外の側溝に漏れ海に流出した恐れがある問題について「許し難い行為だ。全国の漁業者は強い怒りと憤りを抱いている」とする抗議文を発表した。また、国と東電に対し、徹底した原因究明と抜本的な対策を早期に明らかにすることも求めた。
(参考)全漁連 12.5「福島第一原発汚染水処理施設からの漏出事故に対する抗議について」(PDFファイル) 

11.12.06 ★ 中国新聞 12.5「中電、「立地市並み」に難色」 中国電力が、島根原子力発電所(松江市)の周辺自治体から求められた「立地市並みの安全協定」に難色を示している。福島第1原発事故を受け、協定拡大には前向きだが、増設の際の自治体の事前了解などは認めない方針。増設や再稼働時のハードルを高めたくない思惑ものぞく。「報告とともに、寄せられた意見に誠意を持って対応する」。中電は11月下旬、微妙な表現の対案を示し、鳥取県と米子、境港市の要請をかわした。自治体側は原発の増設、再稼働時などに、中電が自治体から事前了解を得る協定内容を求めていた。中電は、情報提供や損害の補償などを盛り込む協定締結には応じる方向。だが島根県と松江市に認めている増設時の事前了解、原発への立ち入り調査などは認めない方針だ。中電電源事業本部の北野立夫専任部長は「島根県、松江市とは長い協議のプロセスがある」と説明。協定内容には差が必要とする。原発から30キロ圏にある出雲、雲南市も「立地自治体並み」の協定を求めている。国の原子力安全委員会は福島の事故を受け、重点的に防災対策をとる地域を従来の8〜10キロから30キロ圏に拡大する案を示した。「危険性は立地自治体と変わらない」との周辺自治体の訴えと、「30キロと安全協定は必ずしも一致しない」(苅田知英社長)とする中電の考えには隔たりがある。 ※これは電力会社の手を縛るものですから当然電力会社は嫌がりますが、福島原発事故を受けた国の方針です。

11.12.06 ★ GREENPEACE「放射線と子供の専門家緊急来日 12月11日(日)『チェルノブイリからの警告〜25年間現地の子供たちを診てきた医学博士より」 東京電力の福島第一原発で爆発事故が起きて以来、グリーンピースにはさまざまな質問が寄せられてきました。 「年間20ミリシーベルトという放射能基準は安全なのですか?」 「避難はいけないことですか?」 「チェルノブイリの事故で、福島の子供たちと同じ程度の放射線を浴びた子供たちには何が起こったのですか?」 そんなさまざまな質問に、チェルノブイリ事故の子供への健康影響における研究の第一人者であり、事故前はロシアの小児科医でもあったウクライナ放射線医学研究センターのステパノワ医学博士にお答えいただきます。・会場:コラッセふくしま(JR福島駅西口3分)・無料

11.12.06 ★ 福島原発事故緊急会議「全国から電力会社・経産省を包囲しよう!再稼働反対 12・11デモ」 <東電福島原発震災の発生から9ヶ月> ★12月11日(日)  ・午後1時:日比谷公園中幸門(日比谷図書館裏)に集合、集会開始 午後2時:デモ出発 東電→九州電→四国電→北海道電→中国電→東北電→東電→中部電→関西電→ 経産省をぐるっと一周してゴール!・8つの電力会社と経産省に再稼働反対をアピールし、申し入れ文を出します。★翌日12日(月) ・午前9時〜11時:全国交流会(再稼働阻止へ何ができるか)  弁護士会館5階508号(霞ヶ関駅B1b、B1a出口) ・午後1時30分〜3時:経産省保安院との交渉&要請・院内集会  衆議院第2議員会館 第2会議室(国会議事堂前、永田町駅)

11.12.06 ★ レイバーネット 12.5「レイバーフェスタの原発川柳、入選句紹介」 レイバーフェスタの原発川柳入選発表も無事おわりました。選者の楜沢健さんのお話は、川柳の「吐く」をキーワードに、現代社会のさまざまな矛盾を風刺、批判する川柳の役割を強調するもので、ワープア川柳の方向性を鮮明にしたものでした。入選句はいかのとおりです。(川柳班) 「原発川柳」<楜沢健選> ■大賞三句  この痛み共有したいと炉の輸出 (よったんぼうや)  詐欺師には教授の肩書よく似合い(奥徒)  放射能漏れてカタカナ溢れ出す(満風)

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