内田ボブ 「いのちの道の上」 昨年・2008年にリリースされたボブの最新アルバム。昔なつかしい大作「おおチェルノブイリ」が入っているほか、「原発葬送歌」やアルバムタイトルの「いのちの道の上」「白鳥たちの島」など反核メッセージを含む歌が多いのは、さいきんでも山口県の上関原発予定地や焼津(被曝した第五福竜丸の母港)に関わり続けているボブらしい選曲だ。それに加えて「なでしこ」以降の数曲はラテンやジプシーの香りがするもので、歌の幅が広がって新鮮だし、「小さなコミューン」はおそらくボブ自身が暮らしていたコミューンでつくった歌なのだろう。各地でのライブやお祭りでもボブの人気は高く、才能が評価されるようになってきたのだろう。このアルバムはその人気がうなづけるような充実ぶりだ。 なおこのアルバムには2006年の東京アースデイでのステージを写したボーナスDVDが付属しており、ボブのほか岡野弘樹やナーガやナナオの詩の朗読シーンも含まれている。
アマナクニ通販から買えます |