2010/01/15-16 山口県上関に建設されようとしている原子力発電所に反対するため座り込みに参加してきました。

1月15日
団結小屋。虹のカヤック隊が宿泊している拠点。
10人くらいの人が寝泊まりして、毎日パトロールを続けています。
夜遅く、原発予定地の海の方でなにか怪しい音が・・・中電が何か初めたのか？！
とみんなに緊張がはしりましたが、その正体は密漁船の音。
密漁はいけないことだけど、それ以上に中電が夜のうちに作業を進める方が大変なことなのでほっとしました。

1月16日
晴天。カヤック日和♪
団結小屋からは、山道を20分くらい歩いて座り込みの現場まで向かいます。
毎日これを続けているみんなはすごい！
山道の片側は原発反対の方の看板があり、その反対側は中部電力の看板が。
山道を降りたらすぐ工事現場が見えてきました。
かなり山肌が削られていてショック。。。

座り込み現場へ到着すると、数名の祝島の島民の方が座り込みに来られていました。
カヤック隊は断層が見つかったという個所へ地質調査へ。
それにしても、なんて美しい海！
今回は残念ながら会えませんでしたが世界最小のクジラ『スナメリ』もここで何度も目撃されているそうです。

私は、これまで上関原発反対の署名くらいしかしていませんでしたが、
今回初めて現地に行き、虹のカヤック隊の方たちに出会い、
原子力発電所建設予定地と祝島の距離を肌で感じ、（本当に近すぎる！）
山と海の美しさと、祝島の方の想いに触れることで、こんなに美しい自然を壊して、埋め立てて、
危険すぎるものをつくるなんて、本当にひどすぎる！と今更ながら怒りと悲しみの両方の感情が湧いてきました。

多くの人は便利快適を豊かさだと勘違いしている。
でも、そんなのは本当の豊かさじゃない。
座り込みに参加されていた、祝島の方の言葉が胸に響きました。

3月は祝島に渡り、私にできることをお手伝い出来たらいいなと。と思っています。（文・写真：うー）