2010.3.19-21 山口県・祝島〜上関
今回の目的は、30年近く原発反対をされている島民の方へ少しでも何か出来ることをしたい。という想いで、祝島でボランティアをさせていただくことと、荒神さまへ御挨拶と、上関の史跡(神社仏閣)を訪ねることでした。 20日(土) 祝島に古くから伝承される神事「神舞」(山口県の無形文化財) その荒神様をお祭りされている社にお参りに行きました。 と言っても、山の頂上付近まで行くことは出来ず、ちょうど社の真下あたりでお参りさせていただきました。 この荒神さまをお祭りするようになってから、島民の生活は大きく向上し栄えたのだそうです。 その帰りに野生の不老長寿の仙果「コッコー」(ナシカズラ(マタタビ科))の木を案内してもらいました。 なぜコッコーと呼ぶのかは不明ですが、実は小さなキュウイの形をしていて味もキュウイに良く似ています。 ある島民の人は、初めてキュウイを見たとき気持ち悪くて食べれなかったそうです。 あとから、スーパーでキュウイという果物だと知って食べれるようになったそうですが(笑) 21日(日) 前日から天気は大荒れ。雷が鳴って停電しました。 朝も息もできないくらいの強風が吹き荒れる中なんとか朝一の船で上関へ向けて出航! 幸い追い風でほとんど船は揺れず良い感じで船は進みましたが、波は高くちょっと命の危険を感じました。 この日は上関の神社仏閣にお参りしたり、田ノ浦での原発の工事の状況を見たり聞いたりしました。 一緒に行ったメンバーの中には原発の事をあまり知らない子たちもいて、カヤック隊の方に原発のことを説明をしてもらえて、この問題について知っていただく良い機会になりました。 田ノ浦には縄文遺跡があります。私たちが行った日はまだ遺跡はブルーのシートがかぶっており無事でしたが、3月26日、縄文遺跡跡をショベルカーが埋め立てを始めたそうです。 とても残念なことです。私たちはそのことも気になっており、いつか縄文の鎮魂が出来たらと思っています。 それと、気になることがもう一つ。それは地震です。 上関原発予定地の西約2km沖、祝島とのほぼ中間地点に、マグニチュード6.8の地震を起こす可能性がある活断層(F-1断層群)が南北6.8kmに渡って走っていること。 半径30km圏内には、マグニチュード6.3〜7.1の地震を起こす可能性のある活断層が5つあるとされているようです。 今回、虹のカヤック隊のメンバーTさんの協力により、断層と思われる写真を公開出来ることになりました。 写真はハナグリ島(ぐるり一周)を含む田ノ浦周辺です。 中電は原発の耐震性に問題はないとしているようです。 中部電力はこの調査を文献のみで調査していると聞き間ました。 本当に文献調査のみで安全性は確認できるのでしょうか? 自然は人間が計れるものではないと思います。 詳しくはこちらのHPをご覧ください。 http://new-k.livedoor.biz/archives/989462.html(文・写真:うー)