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とろんのPAI通信(20)

 7月28日にムーンビレッジで満月祭をやって、祭り第4週目に突入した。そして29日のタイの満月は三法節(アーサラハブーチャ)といって、市場もいきつけの朝の豆乳やさんもお休みの特別な日だった。仏陀が悟りを開いて7人の弟子達に最初の説法をした日。そして、今日30日の満月は入安居(カオパンサー)といって、坊さん達が長い瞑想に入る日。今日この日、ムーンビレッジでは夕方から六角堂で(フリースタイル瞑想)(ヨガ)と続くのだけど、お昼の12時から隣接する小川の側でアメリカインデアンの儀式(スエットロッジ)が展開される。ハワイから(マーボー)という日本人の男の人がこの祭りに参加していて、この30日が58歳の誕生日で満月&入安居というグッドなタイミングに勇気付けられて、3日前に突如と(スエットロッジ)を強く思いつき(いいだしっぺ)となった。この祭りでは(いいだしっぺがリーダーシップ)なので、彼は自分の誕生日の3日前から、場所さがし、一緒にやる人探し等で動き始めた。7月7日七夕のボクらの結婚式にはやってきていてボクとちょっと言葉をかわしたのだけど、それからこの3週間くらい顔をみてなかった。そして彼の突如のイノチのふくらみが、周りの人たちを巻き込み感染させてゆく。
 7月6日までPAIはずっと雨だったけど、祭り初日7日の七夕の朝雨は止み、30人くらいの人たちでお米や野菜や花など種を蒔いた。ボクらの結婚式には招待状を77枚だしたのに200人くらいのひとがきてくれ、儀式も終わった昼過ぎには青空が見え始めた。そして野外ステージが始まる3時頃には大空が広く開いてゆき、一等最初の(みつき)さんのさんしんの音色でステージが始まった。もと(たま)のボーカリスト(ちく)さんの独特の歌い方にタイ人もファラン(タイ人は西洋人のことをこう呼ぶ)もじっと耳をすませていた。彼は恋人の理恵さんとPAIにやってきてくれ、ファンが多かったので、祭りの間に六角堂で独自の生音ライブをやったり、7月10日、500人以上が集まった(カラワン)バンドの演奏の時も一番最初と最後にうたってくれ、その間ずっとミキサーの側にいて音響にイノチを注いでくれた。七夕のオープニング和太鼓は(チャーリー宮本)が務め、その太鼓の音色の中、前日6日にみんなで祈り描いた短冊の大きな飾りを3本ステージ前の火処に投げ燃やし、夜空に向けて放ち巨大な炎と化す。この頃には400人くらいの人が集まり、すでに夜空は全面星だらけで銀河もくっきりと現れていて、短たちの巨大な炎が天空とつながろうとする勢いの中、その火をもらってコンファイ(和紙と細い針金で作った熱気球で、タイではメデタイ時に夜空に向けて飛ばす)に点火し、その天空の銀河に向けて次々と7つ放っていった。2007年7月7日七夕の夜、7つの熱気球が銀河に向かい夜空に星と化していった。
 いいだしっぺがリーダーシップ、今日58歳になるマーボーは、まず(きーこ&さだくん)という若いカップルに出会った。彼らは22日に展開された映画祭(映像『PAI-TIME』の製作者かおるくんがいいだしっぺ)に強くインスパイヤーされて、翌日23日にボクのところにやってきてインド映画の上映の企画をもってきたカップルだ。その日のうちにフライヤーを製作して次の24日の夜にはもう多くの人を集めて、夕方から食事会をして夜は六角堂でインド映画を上映し、そのあとも(ビアーBARサドゥー)で深夜まで火を囲んで歌っていた。そういうイノチ命いのちしたカップルに出会った後はスエットロッジプロジェクトは(ひとりでに)展開し始めた。チラシもでき、布や毛布も集まり、本番直前の昨日は何人ものひとがリヤカーなどでマキを大量にどこからか運んでいた。そして今日本番で、またもや雨季なのに快晴!!!

 結局、祭りがはじまった7日から2週間ずっと天気がよくって、翌日8日の朝、太陽の周りにみたこともないようなおおきなまあるい虹が突如と出現し、みんな驚嘆狂喜していた(写真)。この晴れた2週間の間に4回虹が現れ、2回目もこの(太陽虹)でほかの2回はダブルレインボーだった!!そして2週間目に雨が降り始めた。ちょうどこの雨の日、ボクたち家族はチェンマイ(PAIからバスで4時間下った古都)に葬式にでかけた。出産予定日の1週間前に、おなかのなかの赤ちゃんの心臓が突然止まってしまい、その子(麻虹衣、まにい、とすでに名づけられていた女の子)の葬式に出かけたのだ。タイ人のアーティストと結婚したボクの女友達の二人目の子。その悲しみの輪が天に触れ、天からのもらいなみだ涙ナミダ。たったひとりの個人の透明な想いや気が天に届きゆく(うちゅうのフシギなしくみ)。インドを旅していてもそうだったけど、今回の祭りではこの(うちゅうのフシギなしくみ)感を怖いくらいに自分の全細胞で感じている。今まさに(たましいのかくじっけん)は始まり、そしてすでに(臨界状態)にたっしている日々。
 いいだしっぺがリーダーシップ、祭りが始まってから次々とその(いいだしっぺ)が現れ、中央情報版に貼っている7月8月の日程表の空白がどんどんとうまってゆく。祭りの前々夜祭の7月5日から今日30日までの26日間、空白は3日だけ。そして祭りはあと4週間続く。8月15日の終戦記念日には65年前に日本軍が作った(メモリアルブリッジ)の上で町をあげてのコンサート。これにはタイの文部省やシンハビール(日本のキリンビール的会社)もスポンサーになっていて(カラワン)バンドもまたやってきてくれ、ボクらの(くるくるPAIバンド)のあとに演奏してくれる。鉄橋上での尺八さんしん民謡。かつては戦いの為の橋を(心とこころをつなぐ愛のかけ橋)に!!!  
 ななまつり、いのちのまつり、たましいのかくじっけん、のすべての祭りシーンは次のホームページでみれるのでお楽しみ!!!
http://blog.7ccrainbows.com
 じゃ、祭りの最中、とろんよりpaiの元気を送るね。
  ps 7月7日七夕の日、49歳を迎えた(cocoたー坊)の祭りでの活躍はめざましく、あす、祭りの中盤の日31日、六角堂で最後のライブをやってpaiの町を去ってゆく。
アリガトさん、恋人募集中のたー坊さん。
(写真) 結婚式の翌日の7月8日の朝、太陽の周りに突如と現れたおおきなまあるい虹!! by 林あすか


ムーンビレッジ基金‥‥三菱東京UFJ銀行 岡山駅前支店 601−0898987「アラカワヒロシ」

 http://soul-love-fusion.com  とろんのHP http://amanakuni.net/toron/
 とろんより、アンタに向けて、ちゅ!!!
                     


No.144=2007年9・10月号

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