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とろんのPAI通信(17)

  昨年12月6日にPAIを出て、この2月14日バレンタインデーに日本を発つ。この3月号が世に出るころPAIでの祭りのスイッチがはいってるはずだ。今月号は、2ヶ月滞在の日本通信。
 シマザキキョウコさま、イノマタさま、祭りへのカンパありがとう!!ぜひ、PAIの祭りに来てくださいね。今回は太一の出産祝いがおおくって、12月26日岡山で婚姻届をだしたあと太一の通帳をつくってみた。彼がおおきくなって、旅に出るとき、そっと手渡せたらいいな。 
 東京では個人タクシーをやってる7つ年下の弟の部屋(三鷹市深大寺)に親子3人居候しながら、年末年始は2週間、岡山の実家にいってきた。ムーンビレッジでコーヒー屋をしながら1年半サバイバルし続けた62歳になる(かわさん)がなんと実家近くの倉敷市で生活保護を受けながら生き延びていて、驚き安心したな。だけど、別れ際にボクは同じ倉敷在住のアーチ作の言霊キーホルダー(錆びつくよりも燃え尽きたい)というのを彼にプレゼントして、その前途を祈るしかなかったな。
 東京への帰途1月6日(なまえのない新聞)のあぱっちの家に寄った。81歳の気品あるお母さんが美しくって(120まで生きよう!!)と目論んでいるボクを勇気付けてくれた。80を越して美しいなら、もう生きてるだけでひとを幸せにしてくれる存在だよね。そのお母さんが夜はスキヤキ、朝は七草粥をつくってくれて、太一もなんだかその母性に包まれてよく笑ってたな。ボクも一年一年と時を刻んで、そのお母さんのように美しい80歳を迎えたいな。そして25歳になった太一に生き行く面白さをつたえられる存在になれたら最高!!! 
 そんな中、この5年の間に距離が縮まってきていたミュージシャンの(下村誠)が50代で逝ってしまった。PAIに2回やってきていて(PAIでの祭りを49日間やったらPAIにそのまま住みたいな)といってたので残念無念。ボクらがPAIを発った12月6日に、あ!!!っと逝ってしまった。そして1月14日、東京で彼の追悼コンサートがあり220人ものひとたちが集まったけど、この集まり自体がひとつのイノチの展開力になるといいな。生まれては消え行く命。消え去ったひとつの星の光を受け継いで(やはり120までは元気に美しく生きよう!!)と改めて強く想ったな。
 そうしてる間、1月24日に太一の下の歯が2本突如と立ち現れ、26日にボクは56歳になり、27日に東京(ほびっと村)で(ななまつり)の告知イベントが始まった。中にはいれないひとが続出して、結局入場できたのが77人!!!この縁起のいい数字だけで大成功で、すでに(ななまつり)は始まったと強く感じたな。まつりのいいだしっぺの(なな)もおおきく成長した(かや)君を連れてきてたし、妊婦のひとも4人いて子連れのお母さんたちも7組いたので、ステージで太一が泣き喚いても全く気にならなくって助かったな。インドもそうだけど、もう笑うしかない状況っていいよね。懐かしい人たちもいっぱい来てくれてたのに一人ひとりとゆっくり話しとか出来なくって心残りだけど、PAIでの49日間の祭りではゆっくり一人ひとりとちゃんと対面したいな。これがボクの仕事、だな。ミュージシャン11人、映像スタッフ3人、ほびっと村のゆりこさん、結、どうもお疲れ様でした。同じころ、ゆりこさん著『LOVE&PEACE ナワプラサードが選ぶ100冊の本』(野草社刊)も出版されたので、是非よんでみてくださいね。 
 翌28日は東京恵比寿の(縄)でモチツキ大会があって、その勢いで29日ボクら3人は小淵沢に向かった。標高800メーターの小淵沢駅に着いたとたんに(たまたま必然)おなかがすいて駅そばをくいにきたという彫金作家の旧友TAOと再会し(たまたま必然)歯の治療で小淵沢にやってきたシンガーソングライターの(大村カズ&ふーちゃん)ファミリーが駅に現れて驚きうれしかったな。けんかともだちで熱烈なるファンでもある(とっと)−タイ語でオナラーが迎えに来てくれて皆で(おおえまさのり)さんの新居にいってカンパイ!!した。翌日30日が(たまたま必然)おおえさんの65歳の誕生日だったのでイヴのカンパイ!!!月のアーティストの(お月さん)小淵沢で活躍している(藤田)くんカップルも駆けつけてくれて、そのイブのお祝いとともに太一とはるかとの顔合わせ。みんなに抱かれての太一、この日に記念すべき初の離乳食。大人たちは(わかこ)さん作の赤飯と湯豆腐を食べ、太一は初豆腐。一日一日が初体験、まつりの最中に満一歳を迎える太一はこれからPAIでどう成長していくんだろう。
 PAIに向かう2月14日は(いのちの祭り2000)のあと逝ってしまったパン屋のけんちゃん)の命日だ。PAIでの(いのちのまつり)はホントに縁を感じたひとたちがやって来て、PAIでの自分の(はまりどころ)を見つけ、自分のイノチを歌えるといいな。イノチのイノチによるイノチのためのいのちのまつり。愛おしい自分のイノチをこの49日間のまつりでどう展開成仏してゆくか、全てはやってくるアナタの自発力と(アート力)にかかってるのだから、覚悟してやってきてくださいね。
 ボク自身このまつりに全ての命運をかけてるからイノチがけだけど、これが終わったらPAIでのんびりとPAPAに専念したいな。自分の住んでる日常生活って、一番楽しくって一番大切だからなあ。そういうPAIでのボク達の大切な日常生活がよりおもしろくって楽になるまつりをしたいな。おもしろくっておかしくってハッピーになれるまつり。
 東京深大寺にて、とろんより。


2007年のお祭りへの祭銭‥‥三菱東京UFJ銀行 岡山駅前支店 601−0898987「アラカワヒロシ」

 http://soul-love-fusion.com  とろんのHP http://amanakuni.net/toron/
 とろんより、アンタに向けて、ちゅ!!!
                     


No.141=2007年3・4月号

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