いのちの祭り2000のビデオ撮影をしながら、また祭りの後に会った人からいろいろ な思いを聞いた。ある人は久しぶりの再会を喜んだり、年かさの人が「若い世代へ何
かを伝える場になれば良い」と語っていた。またある参加者は「いのちの祭りはみん なでつくる祭りだし、みんなやりたいことをやるために集まっている」と話してくれ
た参加者も居た、この言葉のようにいのちの祭りはまさに参加者それぞれがつくる祭 りだったのだと思う。ステージやシンポジュウムの場だけではなくいろいろな所で沢
山の出来事がありその主人公は参加者全員だった。
今回のまつりでは20世紀を省みることと21世紀へ向けたビジョンを見いだすことが １つの柱だった。世紀の変わり目にこそふさわしい気づきを求めての祭りは何時誰か
らともなく出てきた「21世紀への実験サイト」ともとらえられていた。すでに実践を 重ねている「自然農」では人の営みをとらえ直す気づきのワークショップ、人とこの
星との共存を可能にするシステムの１つ「地域通貨」への関心が多く寄せられた。そ して広島の原爆の火が運ばれ平和への祈りが祭りの支柱となり、ウーマンズティピー
では大地に根ざし静かな空間をつくっていた。そしてレイブに若者が集った。
しかしすべてがスムーズだったわけではない、祭りの運営が危機的状況であったこ とも事実だ。大勢の人が知恵を出し、そしてその問題解決に立ち上がった若者たちが
この先への希望を持たせてくれた祭りでもあった。
ビデオの実質的な制作は約３ヶ月、すべての出来事を残すことは難しいことだがあ なたの知らない出来事が沢山詰まっていると思う。
時間は2時間46分、ビデオダビング料3000円（送料込み）
★問い合わせ先
〒183-0046 東京都府中市西原町4-26-18 スタジオＫＵＭＡ 塩原日出夫
Tel./Fax.042-573-0459 メール HCE00634@nifty.ne.jp
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