戯れに祭るでないぞ ここは禁断の崇り山
位山に仕組んだお祭りポン太の渾身のカルマは
蒔かれた種がやがて豊かな実りをもたらすように
今秋「風神シナドの祭り」となって結果した
新世紀の仕掛け人は日霊（ひだま）に目覚めた風の子ら
世紀末の仕掛け人たちを参謀につけて
ライヴとレイブの三日間に四方八方から
日霊を求めて吹き寄せた 風の民が二百数十名
ゲストバンドに浪速の生活サーカスを迎え
スペシャルゲストには秩父からポンを招いた
四年ぶりに帰郷した酸欠フリークスの生ポンは
位山様に対面して 晴れの舞台で詩を読んだ
「アソコヘ ポン！」は三十六年前のデビュー作
アソコは諏訪之瀬 奄美 バラナシ はた秩父
吹き巡るは魂の遍路か マーヤーの回廊か
ポンと飛んだ足許のアイデンティティは
瘋癲（ふうてん）乞食のシヴァ神が�T梵我一如�Uの原点に
ヒマラヤの聖地カイラーサ山をもつように
ヒッピーのポンには飛騨の聖地位山があったとさ
うたてえこっちゃ ボン シャンカール！
戯れに祭るでないぞ 位山の神は崇り神
飛騨の民が畏れ敬う ホーリーマウンテン
昔から幾多の霊能者や修験者を狂わせ
また覚醒させてきた オカルト・スポット
�T天照（あまてらす）�Uなるニセ太陽神をを祀る大和朝廷に
真実の太陽を祀る日霊のくにが滅ぼされて
だまし討ちされた首領両面宿儺の怨霊が
位山に封印されたというのが崇りの由来
かくてニセ太陽神に霊界を牛耳られて千数百年
ニセ日の本帝国はパワーゲームを世界に挑み
アメリカ帝国の二発のピカドンで天照（あまてら）された
それ以来アメリカ帝国の天照の傘の下に
天照の平和利用による環境汚染と地震無対策
またぞろ�T天照オタク�Uのファシスト共が
靖国神社の英霊を新たに補充せんものと
日の丸軍隊のイラク派遣と名誉の戦死を企てる
そこでつむじ風のポンは 位山様に願（がん）をかけ
天照の幻想を破壊し ニセ太陽を葬るべく
破壊と死の大神シヴァのマントラを捧げる
うたてえこっちゃ ボン シャンカール！
戯れに祭るでないぞ 位山はガイヤのツボ
日霊を祭った縄文人のトランス・ポイント
その霊脈は加賀の白山から朝鮮の白頭山を経て
アジア大陸の背骨ヒマラヤ山脈を貫き
アルプスやキリマンジャロの山々に連らなり
あるいは亀の島のビッグマウンテンから
ロッキーやアンデスの山脈にも連らなる
ガイヤを覆う霊脈のあまたあるツボの中でも
�T天照性（アマテラス）症候群（シンドローム）�Uに最も効くのが位山ポイント
シナドの祭りはツボを押さえ 気息を注ぐ
順風 逆風 突風 疾風 暴風 はたつむじ風
アジア アフリカ ラテンアメリカの風の民は
アメリカン・グローバリズムを吹っ飛ばし
ネイティブの風の民は物質文明を吹っとばす
テロ国家の親玉アメリカ帝国とその子分共は
ムスリム・テロルの風とともに去りぬるを
わが世たれぞ常ならむ 飛騨の奥山けふこえて
ラヴ＆ピースのシナドの民に 位山の崇りなし
余りあるのは 太陽の恵み 日霊の祝福
うたてえこっちゃ ボン シャンカール
