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     渚にて   11,3  ポン


核戦争によって滅亡した人類最後の
生き残りの一団が 渚でピクニックに興じて
最後の時を淡々と過ごすという
昔見たアメリカ映画の綺麗ごとにも似て
今此処瀬戸内海の人里はなれた辺鄙な渚で
対抗文科系の古参ヒッピー フリークスから
デジタル世代のレイバー フリーターまで
インターナショナルな老若男女が約300人
ゴミを拾い ステージを設け テントを張り
ライヴとレイヴが 共存共栄の三日間
久々の再会や 念願かなった初対面
ガンジャ吸いにはハーベスト吸い比べ
浜辺には自然食レストランや一杯飲み屋も出て
運動や生活や弾圧の情報が交換される
対抗文化の伝統通り ルールは“ラヴ&ピース”
テーマもコンセプトもない 祭りのための祭りだが
沈む太陽を眺め 姿見せぬ新月に祈って
タイトルは「太陽と月の祭り」と銘打った
然り 人類がいずれ滅びることは知っていても
誰も 自分が滅びるとは思っていない

世界の滅亡を予言した対抗文化は
「滅亡の浄化の火をかいくぐって 一握りの
選ばれた人々が 第四世界にサバイバルする」
という “ホピの予言”に 活路を見出し
自己を“選ばれた者”と意識したマイノリティが
サバイバルのためのの「いのちの祭り」を祭り
“ノーニュークス・ワンラヴ”意識を拡めた
その流れを汲む「太陽と月の祭り」とは
もとよりサバイバル路線の自己検証であり
第四世界への次元移行のリハーサルなのだ
だから選ばれた者の 恍惚と不安と共に
それはサバイバルの 夢と希望に満ちている
そこで日時を変え タイトルやスタイルを変え
主催者やスタッフを交換しながら
フライヤーが繋ぐ一握りの選ばれた人々によって
人里離れた産土の渚や 鎮守の森の奥深く
来たるべき暗黒時代の治安弾圧をかいくぐり
反動化する大麻弾圧にもめげることなく
対抗文化の祭りは祭り継がれてゆくだろう
そこでは常に「麻里花詩集」がベストセラーさ

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