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ピースチョイス情報(34)

ブッシュへの献金リスト − トップ100 他

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ブッシュへの献金リスト − トップ100
「Peace Choice−平和のための選択」ピースチョイス情報(34)
2004年7月12日
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ピースチョイスは、戦争中毒のブッシュ政権を支持する大企業の
製品を選ばない、買わないことにより、アメリカの暴走に
歯止めをかけ、平和で公正な地球と社会を目指す活動です。
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【内容目次】
1.「ピースチョイス」新装ウェブサイト
《 公開 》ブッシュへの献金リスト − トップ100
◆◆ 発表 2004年 ボイコット対象企業 ◆◆
2.米カーライルとPHS(その2)
3.世界のボイコットニュース
★ ベルギーより: ボイコット路上アクション(2004年5月28日)
★ エジプトより: コカコーラに対抗、アラブコーラがヒット(2004年5月)
4.米国大統領選挙ニュース(1)「米国大統領選挙も金次第」
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1.「ピースチョイス」新装ウェブサイト
《 公開 》ブッシュへの献金リスト − トップ100
◆◆ 発表 2004年 ボイコット対象企業 ◆◆

新装されたピースチョイスのサイト上で、「ブッシュへの献金リスト」(ト
ップ100)の公開を始めました。
詳しくは http://www.3chan.net/~peacechoice/document1.htm をご覧下さい。

PDFファイルで公開中の「ブッシュへの献金リスト」は、ブッシュが大統領選
に出馬した2000年度と再選を目指している2004年度に分かれています。また、
ブッシュへの個人献金の合計額と政治活動委員会(PAC)の献金額を合わせた
献金総額が、企業/団体ごとにまとめ示してあります。(注: 個人献金の最
高限度は、2004年連邦選挙から一口2000ドルとなっています。)

これらのリストは、ピースチョイスが2004年6月に、米国の「センター・
フォー・レスポンシブ・ポリティックス」(Center for Responsive Politics)
から入手した特注データです。同センターは、選挙活動における金銭関連の
情報、および選挙や政策への影響に関する情報をリサーチして公開・提供する
独立非営利団体です。

これらのリストから、ブッシュへの献金企業の上位を証券会社、監査・会計、
投資銀行など、金融関連の大手企業が占めており、さらに法律事務所や保険会
社、軍需、自動車、航空などの企業も多く含まれていることが分かります。
是非ご覧ください。〔寺村〕

◆◆ 発表 2004年 ボイコット対象企業 ◆◆
http://www.3chan.net/~peacechoice/target.htm

2.米カーライルとPHS(その2)

米投資ファンド大手「カーライル・グループ」がPHS事業の「DDIポケット」
を買収したことについては、既に「ピースチョイス情報(32)」でお伝えし
ましたが、ここではその買収の背景についての分析をまとめてみることにし
ます。

第一に、日本でPHS(Personal Handy-Phone System)は携帯に押されて少
数派になりつつありますが、その一方で、
1) PHSは中国・アジアでの普及が注目されている。
2) PHSはデータ通信(インターネット接続)でも携帯を凌ぐ可能性が高い。
ということで、このような成長性に注目して、カーライルが買ったというの
が一般的な解釈です。

次に、買収の背景についてさらに深く考察している例を上げてみると、園田
義明氏(講談社現代新書「アメリカの政治地図」筆者)は、自身のメルマガ
で以下のようにコメントしています。「カーライル・グループはPHSが海外で
さらに成長すると考えているのだろうか? おそらく戦場こそがその威力を
発揮できると目論んでいるに違いない」。

なるほど。たとえば米国防総省は、イラク・バグダッド市内において治安部隊
のための無線通信システムを構築する契約を、米モトローラ社と結んでいます。
PHSは次の戦争で採用したいということでしょうか。何とも怖い話です。

さらに深読みその2ですが、みなさん「リンドウズ」というソフト会社があ
るのをご存知ですか? リンドウズ(Lindows)というのは、リナックス
(Linux)上で動くソフトを開発して果敢にもマイクロソフトに挑戦している
会社です。今回、DDIポケットが発売する電話機にはこのリンドウズが搭載さ
れて、インターネットが支障なく見られるということです。

実は、マイクロソフトは、ヨーロッパで発売したウィンドウズを搭載した携帯
電話で失敗した経緯があり(フリーズの回数が多く、青い画面が多発したそう
です)、このエッヂの新製品をよく思っていないはずです。そこで、買収の背
景に次のような会話があったと想像してみました。

DDIポケット「今回のエッヂ電話機にはリンドウズを採用しました。メールもオペラ
です」。
マイクロソフト「なに、ウィンドウズを使わないだと?気に食わない」。
マイクロソフト→カーライルにこっそり相談「DDIの件困っているんですよ」。
カーライル「共和党仲間のビル・ゲイツのためだ、エッヂを買収しておこう」。

潰すというよりは、マイクロソフトが今までやってきたようにライバルを会社
ごと買ってしまい、敵ですら儲けの種にしてしまった。これが私の推測です。

実は私もDDIポケット(PHS)を使っています。携帯より低料金、低電磁波とい
う理由です。なので、今回買収される先がせめて戦争の陰謀渦巻くカーライル
じゃなけりゃよかったのに、と悲しい思いです。

さあ、問題は私がエッヂを変えた方がいいのか、いや携帯なんて持たない方が
いいのか、です。イギリス系ボーダフォンも何となくいやだし、ドコモは高そ
うだし、どうしたらよいものやら。〔宮川〕

参考1: ビッグ・リンカー達の宴2−最新日本政財界地図(2)2004年06月07日 
園田 義明 http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/900.html

参考2: PHSが誇る機能、@屋内コードレスホン、A公衆アンテナによる移動
電話サービス、Bトランシーバー機能、C高速データー通信、D位置情報提供サービ

3.【世界のボイコットニュース】

★ベルギーより: ボイコット路上アクション(2004年5月28日)

ベルギーのへントでは、早くから国際ボイコットの呼びかけを行ってきた非営
利市民団体の「フォー・マザー・アース」(FME: For Mother Earth)が路上
アピールを行い、電車の駅に降りた一般大衆の目を惹いた。

駅前の椅子に座る新婚の花嫁と花婿 − しかしよく見ると、彼らの額からは赤
い血が流れている。そしてその周りには、ブランケットに巻かれた白い仮面の
死体が30体転がっている…。

この光景は、ヘント駅に降りた乗客らに、去る5月19日、結婚式の最中に米軍に
爆撃されて亡くなったイラク市民のことを思い出させた。

この死体の中で、マシンガンを片手にブッシュ大統領が訴えかける。

「テロとの闘いを続けるためにも、今度の選挙に勝たせてくれ。そしてコカ・
コーラ、ペプシを毎日2リットル飲んで、マクドナルドで1日3食とり、エッソ
石油やテキサコで石油を買って、マルボロを吸うのを忘れないでくれ!これら
の企業はみなたくさんお金をくれて、テロとの闘いを支援してくれるんだ」。

FMEは「エクソン・モービル」、「シェブロン・テキサコ」、「ペプシコ」、
「コカ・コーラ」、「アルトリア」(フィリップモリス/クラフト)、「マク
ドナルド」を対象にボイコットを呼びかけている。FMEは今後もこのような一般
へのはたらきかけを定期的に行っていく予定だ。

マクドナルドの前で「オーガニック・ピースバーガー」を配ったり、イラク戦
死者の数を記した棺桶をかついでデモに参加したり、「まずは自分たちが楽し
む」ことを忘れないFME。次回アクション、今度はどのようなアイデアで勝負に
出るのか、楽しみだ。〔岡田〕

★エジプトより: コカ・コーラに対抗したアラブ・コーラがヒット(2004年5月)

エジプト市場向けの新製品「アラブ・コーラ」が、エジプトの大都市アレキサ
ンドリアで大ヒットしている旨が報告されている。この背景として、米国とイ
スラエル商品のボイコットが広がっているエジプトで、「コカ・コーラ」の代
替商品として、ローカル商品の「アラブ・コーラ」へ注目が集まっていること
が考えられる。

「アラブ・コーラ」が支持されているアレキサンドリアでは、2004年4月16日に
「第三回ボイコット会議」が開催された。その会議に参加した人々はボイコット
を「イラクを占領しているアメリカ人やパレスチナを占領しているイスラエル人
に対する抵抗と同じような抗議行動」と見ており、特にイスラム聖職者たちは、
ボイコットを「全てのイスラム教信者に課せられた宗教的な義務」と考えている。

その会議では、エジプトのボイコットキャンペーンによって、イスラエルからの
輸入が800万ドル減少したことが発表された。また別の報道ソースによると、エ
ジプトでは近年のマクドナルトへのボイコット運動によって、2003年には55%で
あったマクドナルド店への利用率が2004年には38%に低下した調査結果も報告さ
れている。また同様調査によると、ドイツではマクドナルトの利用率が43%から
34%に、カナダでは62%から52%に低下していることも明らかにされている。〔宮
崎〕

4.米国大統領選挙ニュース(1) 「米国大統領選挙も金次第」

ブッシュ大統領は米国の選挙史上で最強の資金収集力を誇っている。前回2000年
の大統領選挙では、過去最高レベルとなる1億ドルを集めた実績があるが、再選
を目指す2004年は、2000年を越える総額1億7,000万ドルの集金を目標としていた。
しかし、2004年5月末までにブッシュは、既に目標を大幅に上回る2億1,500万ドル
の資金を集めており、その資金収集力には驚くべきものがある。

それに対して、民主党のケリー候補は、2004年2月末の時点(実質的候補者になる
前の段階)で、手持ち資金(銀行預金や現金資金など)では、ブッシュ対ケリー
の差が55対1であった。しかし、民主党の候補指名を実質的に確実にした時点から
急激に資金収集力を発揮して来ており、5月末までに当初の目標額(8,000万ドル)
を越える1億4,900万ドルを集めて、ブッシュ対ケリーの「資金格差」は10対7に
縮小している。

ケリー候補の資金収集の特徴は、その献金総額の55%をインターネットで集めた
ことにある。6月末までのオンライン集金総額は1億ドルで、これらは全て中間
市民層に当たる民主党支持者やブッシュ嫌いの個人からの小口献金(一口100ドル
以下)と考えられる。それに対して、ブッシュは富裕者からの大口献金に頼って
おり、インターネットで集めた資金は、2003年6月の集金活動開始以来580万ドル
でしかない。

ブッシュの「マネーマシン」は、ブッシュ父子との付き合いが長い、高額所得者
のビジネス経営者などが中核である。ブッシュ陣営は選挙献金を20万ドル以上集
めた人を「レンジャー」(Ranger)、10万ドル以上を「パイオニア」(Pioneer)
と呼んでおり、2004年6月末現在で「レンジャー」が211人、「パイオニア」が
314人となっている。

米国にも「公的選挙資金」の制度はあるが、大統領選挙では候補者がその公的
資金を必ずしもうけなくても良いことになっている。公的選挙資金制度の下で
は、その使途の金額レベルに制限が課せられ、かつ連邦選挙管理委員会(FEC)
への厳しい報告義務があることにより、それを受けない方を選択する候補者が
出てくる。ブッシュ、ケリーはともに予備選挙の段階では、この「公的選挙資
金」援助を受けずにやって来ており、無制限に資金を集めて使っているわけで
ある。

つまり、ブッシュ、ケリー両陣営とも莫大な選挙資金を収集するのは、、米国
大統領選挙の勝敗の一つが「自己陣営の資金量」に左右されると言われている
からで、結局、選挙という民主主義の根本も「金次第」だからである。

特に米国大統領選挙では、全米と各州向けの選挙キャンペーンTV広告(全て民
間TV放送局がコマーシャルとして商業的に候補者に売って放映されている)に
多額の費用が使われており、激戦が予想される大都市圏などは、コマーシャル
放送料も高いという実情もある。選挙キャンペーンTV広告の効果が絶大である
と見られているだけに、「アメリカン・デモクラシー」でさえ、「アメリカン
市場キャピタリズム」が強く影響支配しているわけだ。〔宮崎〕

(以上)
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