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米時期大統領選候補

クシニッチ氏に望みをかけて

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★グローバル・ピース・キャンペーン★
OPEN-J BOOMERANG 344【クシニッチ氏に望みをかけて】
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■転載・転送・大歓迎■

◆きくちゆみ◆

ただいま!アメリカからもどりました。デニス・クシニッチさんに会うために、
彼が北カリフォルニアを遊説している間にサンフランシスコへ飛びました。

クシニッチさんの選挙は、草の根の市民の力だけで、ボランティア中心で行われ
ていました。はじめは懐疑的だった人々も、彼の演説を直接聞き、ともに時間を
過ごした人は、例外なくクシニッチさんの支持者へと変わっていっています。

最初は民主党の9人の候補者の中でまったく無名とされ、メディアにも殆ど取り
上げられていませんでしたが、彼のキャンペーンが全米の街を移動していくうち
に、イラクやアフガニスタンの戦争に反対したすべての人々や、金では魂を売ら
ない人々を巻き込み、引きつけながら、大きなウェーブが生まれることを確信し
ました。遊説の合間に、地元のラジオやテレビ局の収録もこなしました。

民主党の大統領指名選挙(9人の候補者から一人に絞り込む)は来年3月なので、
それまでいかに多くの人にクシニッチさんの話を直接聞いていただくかが勝負の
分かれ目です。以下のURLを広げて下さい。

■クシニッチのサポーターたちが運営するサイト
http://groups.yahoo.com/group/Kucinich4President/
■デニスクシニッチ公式サイト
http://www.kucinich.us

クシニッチさんは貧しい子沢山の家庭に生まれ、17歳になるまでに21回も引
越しを経験しました。23歳でクリーブランド市議会議員になり、31歳で米国
最年少の市長になりました。

その後州の上院議員を務め、下院議員になりました。苦労し、自分の努力と才覚
で政治家として大成してきたクシニッチさんは、他のエリート・金持ち・二世議
員たちとは違う魅力的な存在です。

ホームレスを含む仕事や家や健康に恵まれない人が一人もいなくなるように、予
算の優先順位を大幅に変えようとしています(今は軍事費が突出しすぎ)。

失敗してもやり直せるアメリカ、チャンスがすべての人に与えられているアメリ
カ、国民皆保険、幼稚園から大学までの教育費を無料にして、すべての才能が花
開くアメリカを実現しようとしています。

また、米愛国法や対イラク戦争にも反対した彼は、アメリカが世界の一員として、
各国のリーダーたちと確実な軍縮を進めながら、テロの根本原因を取り除き、国
際刑事裁判所を機能させることで、軍事力によらない国際紛争の解決を目指すそ
うです。これは私たちグローバルピースキャンペーンが一貫して提唱してきたこ
となので、飛び上がるほどうれしかった!

彼のような人が競争の激しい米下院議員をすでに4期も務めていることに感動し
ました。クシニッチさんを選び続けたオハイオ州のアメリカ人に感謝します。
以下は、彼の政策の中で他の候補者と際立って違っている点です:

●世界と協調し核廃絶、軍縮、すべての大量破壊兵器の廃棄、地雷撤去にとりく
 む。これまでの軍縮関連の条約すべてに調印する
●京都議定書批准、国際刑事裁判所に加盟
●NAFTAとWTOをキャンセル、貿易は二国間協定で、双方の国の労働者の権利と環
 境を守ることでアメリカと貿易相手国双方の国民を助ける
●戦争で国際紛争を解決しない。「21世紀にまだ戦争をやろうなんて、狂って
 いる。戦争を過去のものにしよう」とバークレイで発言。
●国際協調により軍事費を削減し、社会福祉、教育、医療、ハウジング、失業問
 題にとりくむ
●脱原発、自然エネルギー推進
●すべての人に健康保険と教育と仕事を
●医学用大麻の合法化
●遺伝子組み換えに反対、安全な食を推進
●環境保全に積極的にとりくむ

財源がどこにあり、何を削って、何を優先するかがとても明確でした。話の上手
な政治家は沢山知っていますが、彼ほどの人(頭脳とハートと実行力と広い視野
とバランス感覚を兼ね備えている)は見たことがないです。私が日本からわざわ
ざ飛んできたことをとても喜んでくれ、3日間ですっかり仲良くなりました。

「あなたが本物かどうか、見に来たのよ」というと、まいった、という感じで笑
いながら「それでどうなの(僕は本物か?)」と聞くので、「You are real!
(あなたは本物だわ)」と答えました。そのときのはにかんだ笑顔は少年のよう
でした。

移動中の車の中で、森住卓さんの『湾岸戦争の子どもたち』の写真集を1ページ
づつお見せしながら、話しました。すでに全米の議員事務所に届けたのですが、
やはりご本人には届いてなかったようで、初めてみるとのことでした。
DUのことはよくご存知でしたが、無脳症の赤ちゃんの写真にはショックを受け
ていました。

ワシントンDCでこの写真展をやりたいというと、手伝ってくれる約束をしてく
れました。写真展が決まったら、この写真家を米国に呼ぶことができるか、とも
聞かれましたので、そのときはコーディネートします、と答えました。

それから『やさしいことばで日本国憲法』(池田香代子著)を差し上げました。
有事法制が通過したら平和憲法は死んだも同然、と伝えると、自分になにかでき
ることはないか、と聞いてきました。日本の国会議員、首相、あるいはメディア
にクシニッチさんが手紙を書いてくだされば、アメリカが一枚岩でないことを伝
えることにもなり、インパクトがある、と言いました。この手紙も、すぐ書いて
くれるそうです。

私たちが本気でクシニッチさんを応援して(日本からもアメリカでも)、彼が大
統領になれば、平和憲法を守りつつ、脱原発・核兵器廃絶・軍縮・環境保護・武
力によらない国際紛争の解決・テロ撲滅などを達成するのも夢ではありません。
彼は本気です。

民主党の候補者の中に、軍事費の削減を公言している候補者は他にいません。脱
原発を訴え、医療大麻の合法化を訴えているのも、戦勝ムードの米国議会で、イ
ラクの大量破壊兵器がどこにいってしまったかを追求しているのも彼だけで
す。
クシニッチさんほど、世界中の市民の良心を代表している人はいないでしょう。

デニス・クシニッチさんに会いにいきませんか?みなさんから反響があれば、ツ
アーを組むことも検討します(今回一緒に行きたくても行けなかった方々のため
にも)。興味がある方はDMをください。 mailto:yumik@awa.or.jp

この選挙は「各自が自分自身の良心を信じられるかどうか」にかかっているので
しょう。自然を愛する人、戦争をなくしたい人、先住民を支援している人、脱原
発・自然エネルギーを推進している人なら、クシニッチさんのような大統領候補
が出現したこのチャンスをつかみ、大胆にクリエイティブにあなたができること
を提案してください。奇跡を起こせるかどうかは、私たち次第です。

愛と感謝をこめて

■追伸1:6月8日にCrisis of Mother Earthというイベントに出演します。
 午後4時からお茶の水のアイリーンホール。
 7月25日からの『笑う富士山フェスティバル』の記者会見は同じ場所で
 3時半から。『劣化ウラン弾の恐怖』など上映あり。
■問合せ:090−3503−4934

追伸2:関連する以下の記事を送ります。

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TUP速報93号 03年5月25日 ブッシュ大統領の次の選挙は安泰

政治家はどこでも同じ、一に選挙、二に選挙。国民も「勝てば官軍」。
この記事は1面トップだったそうです。それにしても、ブッシュに
まともに挑戦しているのがクシニッチだけというのは・・・・

(森田 玄/TUP翻訳メンバー)

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ブッシュ大統領の次の選挙は安泰
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5月17日 ワシントンポスト
by ダナ・ミルバンク+ジム・ヴァンデヘイ

イラクに生物化学兵器や核兵器が見つからなくても、野党民主党がこの戦争につ
いてまったくブッシュを追求しようという気もなく、そのうえ、大量破壊兵器な
どどうでもいいという世論調査が出て、ブッシュ大統領は政治的に危険がなくな
ったようだ。

サダム・フセインの大量破壊兵器を破壊するというのが、国内でも海外でもブッ
シュ政権のイラク攻撃の主たる理由であったはずだ。しかし、米軍の侵攻に反対
した国々が兵器がいまだに発見できないことで彼等の主張が立証されたとしてい
るのに対し、アメリカ人は、ブッシュの反対者たちでさえ少数の犠牲者に終わっ
た勝利に満足しているようだし、処刑された人たちの埋葬地が多数発見されたこ
とや、他のフセインの残虐行為で戦争が正当化されたと信じている。

野党民主党員で、見つからない大量破壊兵器についてブッシュを追求しようとい
う者はめったにいない。むしろ、もう戦争はさておき経済や医療といった国内問
題に目を向けたがっている。なぜ戦争の根拠をブッシュに思い出させることを遠
慮しているのだろうか。理由のひとつは世論にある。

CNNとUSAトゥデイのために行われた5月1日のギャロップ世論調査によれば、
79%のアメリカ人がイラク戦争は国連決議違反の兵器が確認されなくても正当
化されると答えた一方で、19%が戦争の正当化には大量破壊兵器の発見が必要
と答えている。

次期大統領選の民主党有力候補たちは、成功した戦争について人気ある現大統領
に挑戦しないほうが得策だと考えている。

大量破壊兵器が見つからないことを問題視している唯一の大統領候補は、熱心な
反戦候補のデニス・クシニッチ議員だ。「この戦争の根拠はでたらめだ」「ブッ
シュ政府は大量破壊兵器についてごまかし、核の脅威についてでっちあげた」と
クシニッチはインタビューで批判している。

しかし、たとえ兵器が見つからなくても、この問題を不問にするのが賢い政策な
のかもしれない。「私のところの選挙民は勝てばいいのですよ。そしていまのと
ころ戦争は勝利ですからね」「最初はみんな、大量破壊兵器を見つけるべきだと
言っていたのですが、戦争がこんなに早く終わってしまい、もう誰も言わなくな
りました」とリンカーン・チェーフィー共和党下院議員は語った。

(抄訳:森田 玄/TUPメンバー)
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TUP速報
菅原 秀 Schu Sugawara
電話03-3970-5777 ファクス03-3970-5817
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