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花粉症で木材自給率アップを


以前「花粉症で木材自給率アップを」という提案を載せさせていただき
ましたが、最近この提案が大変受けはじめてきました。

花粉が猛威をふるうほど効果的で、なぜ運動を大きくしないのか怒られ
てしまうほどです。

「花粉症をなくす会」のようなネットワーク組織をつくれば、うまくす
ると杉林の植え替えを促進して、木材の国内自給率を高めるような全国
的圧力団体に成長するかもしれません。

花粉症の人は相当に賛成してくれますので、今まで森林問題や環境問題
に関心のなかった人もこれをきっかけに運動を始めるようなこともある
かもしれません。

「花粉症をなくす会」(仮称)などを仮に立上げるとすれば、どうした
らいいのか、取り急ぎ皆様のご意見など賜れましたら、幸いです。

以下に以前の提案を記させていただきます。

ご意見および「花粉症をなくす会」の立上げにご協力いただける方は
mailto:secretary@rainbow.gr.jp
までご連絡下さい。

レインボーパレード事務局 岡本

───────────────────────────────
「花粉症で木材自給率のアップを」 

今年は花粉が昨年の6〜8倍飛ぶそうです。
花粉症の方は花粉が飛びはじめるのを心からおそれていることと思いま
す。

そして同じ思いでいる人が日本には1,200万人います。そしてすぐ
にも2倍に膨れ上がるそうです。

これはとんでもない公害です。

根本的な対策を講じなければ、もはや過失ではなく故意による加害行為
とみなされ、1,200万人以上におよぶ杉花粉病患者に対して、農水
省や国家は四大公害同様、損害賠償責任を負うことになると思うのです
が、植林政策の過ちを指摘できるような法律がないため、訴訟などの動
きにも出にくいようです。

本来、杉林の他種林転換促進といった政策、法律を早急に制定するべき
ですが、今のところ花粉症の人にとっては泣き寝入り状態というところ
ではないでしょうか。(花粉のほとんど出ない杉もあるそうです)
http://www.maff.go.jp/soshiki/rinnya/kenkyuhukyu/kafun.html

安い外国材にたちうちできず、日本の林業は衰え続け、手入れのできな
い日本の森は多様な生きものの住めない緑の砂漠となり、今や木材自給
率は18%。その裏で世界の美しい森林資源が大量に輸入され、捨てら
れ、さらには再生紙が買われないため、だぶついた古紙が東南アジアな
どに大量に輸出され、輸出先の紙のリサイクルシステムまで崩壊させて
います。

これまで日本はマレーシア、タイ、フィリピン、インドネシア、ニュー
ギニア、ロシア、カナダ、チリ、オーストラリア、etc… 世界中の森
林を伐採輸入してきた世界一の森林破壊国というあまりうれしくないレ
ッテルを貼られているわけです。

世界貿易のルールを守っている。外国材のほうが安い。伐採した後、単
一種を植林している。ということですが、花粉症を撒き散らす日本の荒
れた森を手入れして、例えばタスマニアの貴重な森からつくるウッドチ
ップの代わりにすることをだれが反対するでしょう。

目の前に代用になる森があり、しかもその木を使うことによって花粉症
から開放されるというのに、その木を伐るかわりに、絶滅寸前の動植物
も生息する地球史的にも貴重な森を破壊し続けて、自分たちは花粉症で
苦しんでいる…。こんなにもこっけいなことを続けていていいのでしょ
うか。

花粉症をきっかけに多くの人が森林問題に関心を持つようになれば、日
本の森林の手入れを促進する法律をつくる、森林認証制度を早急に普及
させる、新品資源税を導入する、古紙の含有率表示を義務化させるな
ど、現状を本当に変えられるだけの世論の圧力もきっと出てくるはずで
す。

風が吹いて、花粉がたくさん飛ぶほど、国民的追い風もたくさん吹きま
す。森林問題に関わっておられる方、関心のある方は、ぜひ花粉症の方
を助ける視点からも活動を展開してみてはいかがでしょうか。当事者は
ものすごくたくさんいるのですから。

今年は6〜8倍、最悪だから最大のチャンス。

レインボーパレード事務局 岡本 
(森林問題に関して何らかの動きを一緒に起こしてみたい方、関心のあ
る方はぜひメールでご連絡下さい。また、この問題に関してのご意見を
お待ちしています。)

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