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「戦争中毒」著者ジョエル・アンドレアス来日

★グローバル・ピース・キャンペーン★
OPEN-J BOOMERANG 449【ジョエルがやってきた】より
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■転送・転載・大歓迎■

■山田和尚■

Googleで『戦争中毒』というワードを検索すると、実に47,600件のヒット
がありました。私たちは『戦争中毒』を広めるために、すごいことをやってきた
と改めてびっくりしています。

皆さんからお預かりした寄付金を使わせていただいて、アメリカを国内から変え
ていこうと考え、NYタイムズとワシントンポストに『戦争中毒』の広告をやっ
てみたり、ハリウッドに大きな看板をつくっみたり、それだけではだめだ、やは
り翻訳して日本の人たちにも見てもらおうと、寝る暇もなく日本語版をつくった
り、よ〜しそのついでだ、ハングル文字でもつくってやろう・・・・・

私は日本の新聞で広告するお金がもったいないということで、日本中の地方紙の
新聞社に出かけていって紙面に載せてもらったりと、実に大きな意味合いをこの
『戦争中毒』というマンガ本から頂きました。詳しくは:
<http://www.peace2001.org> オープンジャパンのロゴの中をご覧ください。

この『戦争中毒』を創ったジョエルさんが、今、日本に来ていますのでご紹介し
ます。また、この本の翻訳にも参加された今村 和宏さんたちが創った絵本『戦
争のつくりかた』がこの度全国発売できることになりましたので、併せて紹介い
たします。

そうだ、そうだ。この絵本を一緒に創られた池田香代子さんから「アマゾンで
『戦争中毒』がただいま2位です」とうれしいメールを頂いたのが、去年の1月
4日で、改めてこの1年の長さに驚いています。
ブーメラン:バックナンバーをご覧ください。
●Vol.288:バカで真面目だから できるんだ(2003・01・22)
http://www.peace2001.org/gpc/gpc_mn/mn_200301.html

追伸:
今日は夜遅くまで福井県の三国で会合、夜駆けで新潟にもどります。三条の加藤
さんと、点滴を打ちながらがんばっている西山さん(主婦)が、今日FM局の生
放送に30分出演しました。【楽市楽座】をよろしくお願いいたします。
http://www.soho-net.ne.jp/~tasukeai/rakuichi

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◆きくちゆみ◆

『戦争中毒』著者のジョエル・アンドレアスが、初めて日本にやってきました。
26日に成田に到着した直後に東京で記者会見がありましたが、そこで話してく
れた内容を、簡単にまとめてみます。

■ジョエル・アンドレアス

アメリカはイラク戦争に負けが決まった。これは今年の4月の時点で決定した。
おおっぴらに言う人はいなかったが、最近では政府に近い政治アナリストでも、
アメリカの負けを認める発言が増えている。

負けた、というのは、この戦争でアメリカが達成しようとしていたことが、達成
できなかった、ということだ。イラクのアメリカの傀儡政権を作り、アメリカが
特権的な地位につこうとしたが、ことごとく失敗した。このままイラクは内戦に
なるのか、選挙がうまく行われるのか、わからないが、いずれにせよ、親米政権
をイラクに作る、というもくろみは失敗した。

アメリカには常に4分の1の戦争賛成者、4分の1の戦争反対者、残り半分の無
関心層・どっちかわからない層がいる。イラク侵攻が始まる前は、残りの半分が
反戦層に同化して75%ぐらいまでが戦争反対になった。

しかし一旦米軍がイラクに入ると、「私たちのために戦っている兵士をサポート
しよう」という空気が生まれ、戦争や占領に賛成するほうが75%まで伸びた。

そして今また、イラク占領のコスト(米兵の死者数の増加、イラク市民の死者数
の増加、破壊した都市の現状など)が伝わり始め、真ん中の50%が徐々に反戦
・反占領にシフトしつつある。

次の大統領がブッシュでもケリーでも対した違いはない、という人がいるが、今
度の大統領選でブッシュが負けることはとても大事。この戦争は最初からリスク
が大きすぎた(失敗する可能性が高かった)。このような戦争をすれば、政権の
座から引き摺り下ろされる、ということが教訓にならない限り、アメリカはまた
すぐに戦争を始めてしまうだろう。そのためにも、ブッシュを再選させない、と
いうことは、私たちのような反戦論者にとって、最重要課題なのだ。

29日は東京で、目からウロコのお話が聞けることでしょう。

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■「日本を戦争中毒にするな」ジョエル・アンドレアス来日記者会見■
※英語で行われますが、どなたでも参加できます。
応援メッセージ:柳田耕一 『アメリカ中毒症候群』著者
日 時:7月29日 3−4PM 
場 所:日本外国特派員協会(FCCJ・有楽町電気ビル20階)
発表者:ジョエル・アンドレアス、きくちゆみ、柳田耕一
問合せ:森田 玄 0470−97−1011
    大野拓夫 03−3291−5250

■東京講演会■
「戦争しない国」をつくろう
ジョエル・アンドレアス&きくちゆみジョイント講演会
応援トーク:柳田耕一 『アメリカ中毒症候群』著者
日  時:7月29日 7PM〜 (6時半開場)
場  所:国立オリンピック記念青少年センターセンター棟
     101号室(1階・左奥)
参加費用:前売1000円、当日1300円
問 合 せ:森田 玄 0470−97−1011
     大野拓夫 03−3291−5250
*電話で事前予約をしてくだされば前売料金で入場できます。

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◆今村 和宏◆

■『戦争のつくりかた』全国書店で.発売開始です■

以前、OPEN-J 430でもご紹介した『戦争のつくりかた』が、マガジンハウスから
7月27日緊急出版されました。多くの本屋さんで平積みされています。

有事関連法案の危険性を訴えるアクションのさなか、5月3日の午後、仲間の1
人の頭に突然浮かんだもの。それがこの絵本です。そして、メンバー約20名が
1日100通以上のメールを交換して、1字1句を確かめあって2週間。今の本
文ができ上がりました。

その後のことは、多くのかたがご存じですね。以下のホームページでウェブ絵本
を公開し、本の内容をダウンロードして製本できるようにし、冊子版を6月1日
に自費出版しました。
PC版 → http://www.ribbon-project.jp/book/
携帯版→ http://www.ribbon-project.jp/book/keitai
(<warbook@excite.co.jp>に空メールを送るとURLが受信できる)

「あなたは戦争がどういうものか知っていますか?」という問いかけで始まり、
“戦争しない国”が“戦争できる国”に段階を追って変化していく様を淡々と描
いた絵本。一つの可能性にすぎない未来に向けて、布石は着々と打たれている。
でも希望はある。

冊子版は発行直後、有事法案審議中の国会議員全員にも配り、初版5000部は
口コミだけで2週間で売り切れました。有事法案が参議院で採決されようとして
いた6月14日、参議院議員会館で絵本の朗読とスライドショーを行い、そこに
集まった30名近くの国会関係者、市民、ジャーナリストは、現状と未来を熱く
語り合いました。朝日新聞、東京新聞、毎日新聞、共同通信その他多くのメディ
アで取り上げられたこともあって、300円で頒布した小さな冊子に注文が殺到
し、わずか2ヶ月で、約3万部を売りつくしました。自費出版としては異例のこ
とだそうです。

こうした反響の大きさに確かな手ごたえと希望を感じる反面、毎日百件に迫ろう
とする問い合わせや注文への対応、発送作業、在庫管理は素人集団の力量を大幅
に超え、専門家に任せる必要を感じました。そしてもっともっと多くの人に読ん
でもらいたいというのが、今回本格出版に踏み切った一番の理由です。

マガジンハウス版(初版9万部)は、内容にかかわる社会背景の解説、本の成り
立ち、条文などの抜粋、本文の英語訳なども加わり、さらに充実した本に仕上が
りました。画家井上ヤスミチさんの力作追加3点も必見です。

とにかくお近くの本屋さんで手にとってご覧ください。

日本はいまどこに向かおうとしているのか。1人でも多くの人がそれを考え、行
動することで、よりよい未来が開かれることを願ってやみません。

「わたしたちは、未来をつくりだすことができます。戦争をしない方法を、えら
びとることも。」(本文より)

『戦争のつくりかた』
文:りぼん・ぷろじぇくと
絵:井上ヤスミチ
定価:本体600円(税込630円)
発行:マガジンハウス
単行本(ハードカバー):48ページ

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