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HOT NEWS

★ 星川 淳@屋久島発 インナーネットソース #53 [03.06.17] ★

>>> 目次
(1) 「時の交差点、あるいは1984+20」他
(2) 慟哭による……「抗議」
(3) 伊藤孝司「WEB写真展 朝鮮(DPRK)」
(4) 広河隆一「新しいメディアの創出」
(5) 「教育って誰のため?!」意見広告の呼びかけ
(6) 西表リゾート裁判原告募集
(7) カレンダー「サバニ帆走レース」他
(8) TUPコーナー「英調査で『2台のトレーラー』もシロ!」他

★アメリカでも「愛国心、愛国心」とうるさいが、Patriotism は
「父=男」の復権への悲しい遠吠えだ。Matriotism はたぶん「全
生命を愛する心」だろう。

 ネオコンの言葉の端々に、「ヤワな時代が続いて人間の性根が悪
くなったから戦争で鍛え直してやる」という本音が覗く。和製ネオ
コンたちの心の奥底にも、そんな気持ちが蠢(うごめい)ている。

 戦争でしか人づくりをできないとしたら、それは自分たちの倫理
的破綻の証(あかし)だ。本当に持続可能な文化は、平和の中で、
平和を守れる次世代を育てなければ――。過去と現在に学んで、平
和な未来を創ろう!

★標高1000mほどの森を抜け、ヤクシマカワラサツキの花見に
沢へ降りる。梅雨入り前後の水辺を慎ましく、ときには艶(あで)
やかに彩るツツジ科の赤い花だ。

 9・11からイラク侵攻や有事法制・北朝鮮問題まで、人間界の
政治情勢という共時性(synchronicity)の中にどっぷり浸かりす
ぎて、われわれの存在のもうひとつの座標である通時性
(diachronicity)が無性に恋しくなった。過去と未来へどこまで
も広がる時間の縦軸――それを「普遍」とも「永遠」とも呼ぶ。本
来ふたつの座標は《いま・ここ》でつねに交差しているわけだが、
悲しいかな心は横軸にとらわれやすく、深い時間を思い出すには自
然の懐(ふところ)へ入るのが楽でいい。

 一歩一歩、森という「生きている永遠」の中を静かに進むと、自
分もそこへ溶けていくのがわかる。沢という「ほとばしる永遠」の
ほとりに座ると、地球大の透明な力が蘇(よみがえ)る。

   ――(1)「時の交差点、あるいは1984+20」稿冒頭より
http://www.hotwired.co.jp/ecowire/hoshikawa/030617/

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>>> (1) ―――「時の交差点、あるいは1984+20」他
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★HotWired 連載はなんと半年ぶりの更新です!
 このかん心の奥のほうで感じていたことをぶちまけました。
 ついでに(失礼!)、同じサイトの田中優さんの新稿もぜひ。

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

■星川淳の「屋久島インナーネット・ワーク」 ■
 ──自然界と人間界を横断するコミュニケーション
  <http://www.hotwired.co.jp/ecowire/>
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>>> 第25回「時の交差点、あるいは1984+20」
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 9・11からイラク侵攻に至る過程でもっとも劇的に崩壊したの
は、アメリカに対するこのトラストだろう。9・11を仕掛けた者
たちがそれを意図したかどうかは別として、事件への一連の反応に
よりブッシュ政権がみずから崩壊を招いてしまった。小泉政権は愚
かにも日本社会をその道連れにしている。アメリカ的な価値観や規
範、アメリカ的な文化や記号から、イスラム圏はもとより全世界の
人びとの心がすさまじい勢いで離れつつある。
[全文を読む→ http://www.hotwired.co.jp/ecowire/hoshikawa/030617/

■田中優の「もうひとつの未来」 ■
 ──分散型社会に向けて
  <http://www.hotwired.co.jp/ecowire/>
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>>>    第9回「地域発の金融ビッグバンを」
──────────────────────────────
 私たちは貯蓄をどうしたら良いだろうか。少なくとももっと自分
の責任で融資先を選ぶ必要はあるだろう。今の金融機関はリスクを
恐れて民間企業にすら融資しなくなっている。これでは景気が冷え
込むの当然だし、無駄な公共事業が国家財政を破綻させていくのも
止められない。自分がいいと思う企業の株を買ってもいいし、「こ
うしてほしい」という提案を含めて融資してもいい。こうした社会
的な利益を実現していく方法として投資する仕組みを「社会的責任
投資」という。
[全文を読む→ http://www.hotwired.co.jp/ecowire/tanaka/030610/

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>>>「想像もできないようなことが、あたりまえになりつつある」
──────────────────────────────
by ジョン・ピルジャー
http://www.kcn.ne.jp/~gauss/jsf/pilger030421.html

★イギリスの良心ピルジャーの訳稿を思わぬところに見つけました。
 これが掲載されている「ヤパーナ社会フォーラム」サイト全体も
おすすめです。毎年、「もうひとつの世界は可能だ!」を合言葉に
ポルトアレグレで開かれる〈世界社会フォーラム〉を詳説。
http://www.kcn.ne.jp/%7Egauss/jsf/index.html

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>>> 「有毒な弾丸の残骸がイラクに散らばっている」
──────────────────────────────
(クリスチャン・サイエンス・モニター, 2003.5.15)
http://www.jca.apc.org/stopUSwar/DU/no_du_report3.htm

★「アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局」
が新しく配信をはじめた「イラク戦争劣化ウラン情報」最新号から、
イラク現地の貴重な報告です。

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>>> (2) ―――慟哭による……「抗議」
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★「目に涙がなければ、魂に虹は見えない」(北米ミンカス族の諺)
 涙は通時系インナーネットへの窓口。
 発信者の井上さんから許可をいただいて転載します。

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

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〈練馬の里から〉ゆったり反戦通信・その82

発信者=井上澄夫(戦争に協力しない!させない!練馬アクション、
             沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)
    発信時=2003年6月9日
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慟哭による……「抗議」

……それは、2003年6月5日、参議院有事法制特別委員会(正式名称・
武力攻撃事態への対処に関する特別委員会)で、午後6時15分頃、起きた
ことだ。

 同特別委員会はこの日、午前10時から正午まで開かれ、一旦散会。午後4
 時から小泉首相が出席して総括質疑が行なわれた。そして午後6時頃、質疑
 が打ち切られ、採決が強行された。
 安全保障会議設置法「改正」案、武力攻撃事態対処法案、自衛隊法「改正」
 案の順に可決され、最後に付帯決議の提案があって、これも可決された。特
 別委の委員長が「本日の議事は終了しました。これをもって散会します」と
 宣言し、与党三党や民主党、自由党の議員たちが、互いに有事三法案成立を
 祝う握手を求め始めた……、そのときだ。

 傍聴席から突如、泣き声があがった。最初その声は低いものだったが、たち
 まち号泣に変わった。祝勝の握手を始めていた議員たちは、一斉に傍聴席を
 振り返り、黙り込んだ。それが法案の成立を悲しむ泣き声、慟哭であること
 が、すぐわかったからだ。議員たちは祝勝ムードを打ち砕かれ、不快な表情
 を浮かべて、そそくさと議場をあとにした。

 慟哭した女性は、私の席から右に二つ目の席に座っていたIさんだった。I
 さんの弟は私の親友で、姉・弟ともに長く反戦市民運動を続けている活動者
 である。Iさんは、衆議院でも参議院でも傍聴を続けてきた。彼女はいつ見
 かけても、議場をまっすぐ凝視し、発言を一言も聞き逃すまいと緊張して、
 詳細なメモをとり続けていた。 
 この日の午後、私は参議院議員会館の喫茶室で彼女に会った。Iさんは、
 「ご不自由なお体なのに、連日の傍聴、たいへんですね。ご苦労様です」と
 労をねぎらってくれた。だが、私は衆議院の特別委員会を最終局面で傍聴し、
 参議院特別委での傍聴を飛び石で続けただけであり、彼女ほど持続的に傍聴
 したのではないから、ねぎらわれて、むしろ恥ずかしい思いがして、「いや
 いや、どうも」と要領を得ない返事をしてしまった。
午後4時少し前、特別委員会の部屋に入ったが、傍聴席はすでに満員で、立
ち見の人たちもぎゅうぎゅう詰め。これはたいへんだと立ち見を覚悟したが、
Iさんや彼女とともに傍聴を続けてきたYさんが、私のために席を確保して
くれ、記者席のうしろの全体が見えやすい席に座ることができた。これは、
なんともありがたいことだった。

 Iさんの号泣は、まさに腹の底から絞り出されるという感じで、問題の三法
 案が自分の眼前で「数の暴力」で可決されたことへの悲しみにあふれ、傍聴
 席の誰もの心を揺り動かした。傍聴席のあちこちで女性たちの嗚咽(おえつ)
 が漏れ、私の左隣の女性も目になみだを浮かべていた。彼女はおつれあいと
 ともに、男女二人の子どもを連れて傍聴していたのだが、娘を抱きしめなが
 ら、しばし立ち上がることができなかった。
 Iさんの右隣にいた女性が、一斉にこちらを向いた議員たちに、小さな声で
 「この悲しみがわかりますか」とつぶやいたのを、私は鮮明に記憶している。

 Iさんの慟哭と他の女性たちの嗚咽は、数分間続いたが、採決の際、満員の
 通路に割り込んで傍聴席をにらみつけていた衛視たちも、さすがに制止しな
 かった。傍聴券の裏にある「傍聴される方へのお願い」には、傍聴席での禁
 止行為として、「委員会における言論に対して賛否の表明又は拍手」、「議
 事の妨害になるような行為」、「他人に迷惑をかける行為」などが列挙され、
 さらに「傍聴規則に違反したときは、退場させられることがあります。その
 他院内秩序保持のため衛視の指示に従ってください」とある。
 だが号泣や嗚咽が傍聴席にあふれたのは、散会が宣言された直後であったか
 ら、女性たちの悲しみの噴出は、傍聴規則違反には当たらないのかもしれな
 い。しかしそれがどうであれ、衛視たちのその場での最後の仕事は、羊の群
 れを追い立てるように、傍聴者を一刻も早く議場から立ち去らせることだっ
 た。

 Iさんの慟哭が、有事三法案を成立させた議員たちに対する強い抗議になっ
 たことは事実である。だが、Iさんは、その種の政治的効果をねらって泣い
 たのではあるまい。衆参両院に通い詰めたあげく、どうあっても阻止したい
 法案の採決が強行された最後の瞬間に立ち会って、思いが噴出したのだと私
 は思う。あれは、どう見ても、なにかためにする「パフォーマンス」ではな
 かった。身も世もあらぬ、という体(てい)のIさんの泣き声は、私の心に
 深々と染みた。
 仲間の女性たちに両肩を支えられて、Iさんは議場をあとにし、階段を登り、
 廊下を抜けていったが、途中で何度か泣き声を高めて崩れ落ちた。そのあと
 をゆっくり追いながら私は、この人の反戦は本物だなとしみじみ思った。
 私の親友であるIさんの弟は、一昨年、私と同様、脳梗塞で倒れた。後遺症
 の障害は決して軽いものではなかったが、彼はついに言葉を回復した。歩行
 に難が残ったけれども、米・英によるイラク攻撃反対のデモでは、おつれあ
 いに支えられて渋谷の坂道を歩いていた。その姿にどれほど多くの仲間たち
 が励まされたことだろうか。

 号泣することで、胸の底から湧く悲しみを表現することは、非暴力直接行動
 の一つではないだろうか、と国会の構内から出たとき、私はふと思った。実
 際、特別委員会散会直後の祝勝ムードを打ち破られた国会議員たちのとまど
 いの表情には、彼らが受けた衝撃の大きさがまざまざと見て取れた。あの場
 で、「泣けばいいってもんじゃない」などというセリフは、犯罪に近いもの
 だったに違いない。
議場にいた福田内閣官房長官や石破防衛庁長官には、あの悲しみはわからな
いかもしれない。だがIさんの慟哭は、傍聴席にいた全員の心の共鳴板を激
しく震わせた。Iさんは、「本格的に戦争をする(ができる)国家」作りを
進める者たちに、意図せずして強力に抗議し、仲間たちを魂の底から励まし
たのだ。

 あくる日、参議院本会議は、有事三法案を可決した。だがこれから無数の関
 連法案が出てくるのだから(「国民保護法制」関連法案の国会提出は、来年
 1月と言われている)、50とも100以上とも言われる、それらの法案一
 つひとつを問題にすることによって、私たちは有事法制の完成を遅らせるこ
 とができる。今回の三法案は枠組みを作っただけであり、中身の法的整備は、
 まだまだこれからなのだ。しかも、たとえ法的整備がなされたとしても、次
 には有事(戦争)法の発動を許さないという大きな課題が、私たちを待ち受
 けている。だから、私たちの有事法制の完成を阻止する活動は終わらない。

 Iさんは、あの底深く重い悲しみをエネルギーに換えて、また、Yさんや私
 たちと共に歩き続けるだろう。ネッ、そうですよね、Iさん!
 
  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>>> (3) ―――WEB写真展 朝鮮(DPRK)
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★フォトジャーナリストの伊藤孝司さんが、このタイミングで貴重
な取材をされました。少しでも多くの人が隣国の素顔に触れられる
よう、フォトエッセイのような本や写真展も期待したいと思います。

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

伊藤孝司です。

 「NEWS23」で12日に放送した映像では、朝鮮(朝鮮民主主義人民共和
国)の地方都市で、個人宅を訪ねてごちそうが出された場面を出しました。です
がこれは、朝鮮での食糧事情全体を示すものではないことは言うまでもありませ
ん。国連機関の多くの報告書で、今年も深刻な食糧不足に置かれているのは明ら
かです。

 私のホームページを更新しました。その中の「こだわり通信」に、その個人宅
での取材の経緯を載せました。また、「WEB写真展 朝鮮(DPRK)]を新
たに設け、写真多数を載せています。
http://jca.apc.org/~earth

 6月20日発売の『週刊金曜日』に、写真を中心に6頁で朝鮮取材を掲載しま
す。ご覧いただければ幸いです。

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>>> (4) ―――新しいメディアの創出
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★もうひとり、身を粉にして活躍されるフォトジャーナリストの広
河隆一さんから、いま日本に何が必要かの提案です。許可を得て転
載します。

 ぼく自身はさらに数年後を睨んで、独立系ウェブTV開局も準備
しはじめたほうがいいと感じています。

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

H_I_R_O_P_R_E_S_S___D_i_r_e_c_t_____________________________________
http://www.hiropress.net/          Sat, 14 Jun 2003

■コラム: 新しいメディアの創出

 多くの人に、フォトジャーナリズムの雑誌の発刊を呼びかけています。
 雑誌が力をみなぎらせて登場する時期というのがあると思うのです。それ
はそれぞれの時代の役割をになって出現します。単に役に立つとか、心の糧
になるとかいう事情ではなく、これがこの時代に必要だったと、誰もが感じ
るような媒体が、様々な時代に生まれました。
 そうした媒体はスタイルも含めて、役割を果たす時期というものがあるら
しく、数年で役割を終えるか、終えたのに気づかずにじたばたして、衰えて
いくかします。

 私が関わっていた講談社のDAYS JAPAN誌もそのひとつだと自負
しています。
 新聞やテレビの記者やディレクターが、「学生時代にDAYS JAPA
Nに出会って、私はジャーナリストになろうと決心したんですよ」と言って
くださる方が、想像以上に多くて驚いています。
 先日私の「土門拳受賞を祝う会」が御茶ノ水でありましたが、このときの
催しをしていただいたのが、もとDAYSの編集長だった土屋右ニさんで、
この会が終わった後、当時の重役でDAYSの発行人だった内田勝さんと
DAYS時代の編集者やライターや写真家やデザイナーが2次会になだれこ
み、DAYS同窓会になったそうです。私は残念ながら事務所に戻りました
が。

 写真家の野町和嘉さんが言っていましたが、あのDAYSが廃刊になった
ことが、その後の日本の雑誌の動向に大きな影響を与えたというのです。廃
刊号は1991年1月でした。それは東西冷戦が終わり、世界が激動したと
きで、こうした雑誌がもっとも必要とされる時期でした。
 そして今、情報はあふれているものの、どの情報を信頼していいのかわか
らない状況に私たちは置かれています。アフガン、パレスチナ、イラクと次
々と戦争があるたびに既存の大手メディアへの信頼感は少しずつ薄れ、あら
ゆる情報にバイヤスがかかっていることを、みんな感じています。戦争前に
戦争誘導型の記事が現われたり、その戦争の「正当性」に水を差す記事や写
真は、編集部のデスクから上には上がらなかったり、「声」らんの選択も注意
深くされていることがわかります(すべての新聞がそうではありませんが)。
 だから私は1人称で責任を持って報告するフォトジャーナリズムの雑誌が
欲しいと感じているのです。
 
 イラク戦争の被害調査をした今回の取材で、私がつくづく思ったのは、バ
グダッドに留まった3月から4月の取材で私は失敗したということです。3
月末にバグダッドに入り、パレスチナホテルにいて、毎日爆撃跡と病院を情
報省が準備した「ツアー」バスで取材していましたが、それはそれで大切だ
と思う反面、これは私の取材する場所ではないという気持ちが、どんどん頭
をもたげていました。
 私の機材の問題もありました。現地取材をするほとんどのフォト・ジャー
ナリストはデジタルカメラを使って、現地から毎日日本に送稿していました。
アナログのフィルム(銀塩)でスチール写真専門に撮影していたのは、私の
ほかには森住卓さん、豊田直巳さんぐらいだったでしょうか。村田信一さん
はアナログとデジタル両方、宮嶋茂樹さんはデジタル専門だったように思い
ます。

 フィルムで撮影している人間は、それを発表するためには日本にフィルム
を送るか、帰国しなければなりません。
 私は空爆の犠牲者の写真を日本で発表し、現地の報告をするために、2日
にバグダッドを出ました。
 バグダッドを離れたもう一つの理由は、さきほど言いましたように、ここ
が私の取材場所ではないと感じたことがあります。バグダッドでも従軍でも
ないその狭間に私はいなければならない、という思いは少しずつ大きくなり
ました。
 もちろん従軍記者よりもバグダッドの方が、絶対に人々の側にいることは
確かです。しかしもっと前線に出なければならないという気持ちと、それが
できないといういらだちがふくらみました。実際にそうした場所に行くには、
イラク軍の防衛を越えて、米軍の前に行かなければなりません。ところがパ
レスチナホテルにいるジャーナリストはみんなイラク情報省の管理下にあり
ましたから、それは不可能です。情報省のガイドなしに動くことは逮捕と国
外追放を意味しました。

 ところがまったく不可能というわけでもなかったのは、後で、アラブの雑
誌で、そうした場所で撮影した写真を見たときです。ああ、きちんと仕事を
したフォトジャーナリストがいたんだなあ、と感嘆しました。
 でも日本に戻ったら、そうした写真には全くお目にかかりません。日本の
メディアがそうした写真を欲しがらないからです。でもフセイン像を倒す人
々の写真が、「彼らの」イラク戦争の象徴写真だとしたら、私たちのイラク戦
争の象徴写真は何でしょうか。
 すぐれた写真を撮るフォトジャーナリストは存在する。しかし発表する
メディアがない。つくづくそう思ったのです。こんなふうに言えば心外な編集
者もいるでしょう。小さくてもがんばっている雑誌や新聞があります。私がお
世話になっている「週刊金曜日」もそうです。でもビジュアルな雑誌がないの
です。しかも良質な媒体は極端に少なくなっているのです。残されたページを
みんなで奪い合うという事も起こります。これは雑誌だけでなく、ETV特集
なきあとのテレビの世界も同じです。
 
 土門拳賞受賞のときに言いましたが、日本のフォトジャーナリズムは、今
危機に瀕しています。それは業界の危機というだけではありません。志ある
フォトジャーナリズムが消えていくことは、時代が恐ろしい所に突き進んでい
くのをチェックできないということなのです。時代を読み取る目を失うという
ことなのです。
 
 そういうわけで、新しいメディアを創ることを呼びかけています。いくつか
の申し出はいただいていますが、まだ出発を決断できる段階ではありません。
 印刷費は10年前と比べると考えられないほど安くなっていますし、編集も
2−3人でできそうです。宣伝もインターネットで、従来の経費の数分の1で
できそうです。1号600円だとしたら、年間7200円の定期購読者が8000人
もいたら、問題なく発刊できるだろうとのことです。現在の時代に危機感を感
じている人のうち、信頼するメディアの誕生を待ち望む人がどれだけいるだろ
うか、道を歩いている時でもそんなことを考えながら、人々の顔を見ているこ
のごろです。

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>>> (5) ―――「教育って誰のため?!」意見広告の呼びかけ
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★有事法制→教育基本法改悪→憲法改悪という和製ネオコン計画の
次のターゲットがこれです。君が代・日の丸に慣らし、黙って戦争
に行く日本人をつくりたい連中の悪だくみ。福岡県では、もう通信
簿に「愛国心」の欄ですからね……

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

教育って誰のため?!

   教育基本法改悪反対!
     多彩な意見広告にご協力を

  子ども一人ひとりのための教育ではなく、
お国に都合のよい「人材」をつくるための教育に
変えようとする教育基本法改悪。
こんなの絶対許せない!!
私たちは、新聞、雑誌、ラジオでの広告、駅ポスター、
電車内での広告など、多彩な意見広告を考えています。

     ◎私たちが呼びかけます

         梅原 猛(哲学者)

         大田 堯(教育学者)
    子どもが、身と心とで紡ぎ出すアートとしての教育を。手厚い条件
    整備こそ政府の責務です。愛する心などへの立ち入りはご遠慮を。

        小山内美江子(シナリオライター)
    二度と過ちをくり返さず、日本の教育が世界平和に貢献すると
    いう根本は、簡単に変えてよいものではありません。

        落合 恵子(作家)

        川田 龍平(人権アクティビストの会)
   子どもたちのためにならない、教育基本法改悪に反対します。

        姜 尚中(大学教員)

        高橋 哲哉(大学教員)
    「愛国心」をもて、国家に役立つ「人材」になれと、子ども
    たちの「心」を「国家戦略」に動員する、「こころ総動員法」は
    許せません。

        竹下 景子(女優)
    教育の泉を涸らしてはなりません。一握りの子どものための
    教育や愛国心の強要は、泉の源を絶つに等しい行為です。

        辻井 喬(作家)

        暉峻 淑子(埼玉大学名誉教授)
    子どもたちを不幸にする教育基本法の改正を、いまこそ私達
    おとなが、子どもに代わって止めなければと思っています。

        灰谷 健次郎(作家)

        山田 洋次(映画監督)

    教育基本法改悪反対・「多彩な意見広告」の会
  〒113−0033  東京都文京区本郷5−19−6 坪井法律事務所内
  TEL&FAX: 03(3812)5510
  Eメールアドレス: 準備中
  ホームページ:  準備中

賛同金
  個 人     : 1口 1000円(できるだけ 2口以上)
 グループ・団体 : 1口 3000円(できるだけ 2口以上)

送り先 郵便振替口座: 加入者名  「多彩な意見広告」の会
               口座番号  00170−5−443947

●通信欄にはお名前とフリガナ、新聞への名前公表の可否を必ずご記入を!

※いろいろな団体で取り組んでいますので、重複して受け取られた方は、
まわりの方に広めてください。

目標は新聞の全国紙一面広告ですが、
お金の集まり具合を見て、ラジオ、駅ポスターなど
多彩な意見広告を展開していく予定です。

         全国紙一面広告
       全国紙半面広告
     駅や電車での広告
   ラジオスポット
 意見広告のための広告、雑誌・地方紙

※広告の内容により、協力してくださった皆さんの
お名前を公表させていただけない場合もございます。

          第1次集約 6/15
           第2次集約 7/15

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>>> (6) ―――西表リゾート裁判原告募集
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★沖縄・八重山から、最後の宝のような浜を守る運動です。

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

西表を愛するみなさまへ

私らが祖先代々護り育てて来た世界の宝西表の自然と文化を護る為
にリゾート計画中止を求める裁判を起こす事にしました。

6月9日那覇/6月11日東京で記者会見しました。ユニマット不
動産による西表リゾート計画差し止め裁判を提訴すべく全国から原
告を募集することになりました。

西表リゾート裁判原告募集サイト
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/2032/index.html

広く皆さんへお知らせ下さいますようお願い致します。

金星人

※6/10リゾート工事現場真ん前のトゥドゥマリ浜に産卵上陸し
たウミガメの産卵が確認されましたアオウミガメ2匹/アカウミガ
メ1匹でした。

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西表の未来を創る会
代表 石垣金星 kinsei Ishigki
住所:沖縄県八重山郡西表島祖納部落(そない)
電話:0980-85-6303
FAX:0980-85-6018
e-mail:kinsei1@fn.freeserve.ne.jp
-------------------------------------------
西表リゾート裁判原告募集サイト
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/2032/index.html
西表の未来を創る会
http://www5e.biglobe.ne.jp/~irimira/
全国展開による署名運動
(http://fairy.kais.kyoto-u.ac.jp/biriken/ochi/iresort/)
ユニマット製品の不買運動
(http://www.asahi-net.or.jp/~wh4k-bnb/dosa/doc/unimat/)

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>>> (6) ―――カレンダー「サバニ帆走レース」他
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★ちょっと異色なのは22日(日)の沖縄「サバニ帆走レース」!
 今年は、ハワイ/ポリネシアで伝統航海術復活に貢献したナイノ
ア・トンプソンも特別参加。ぼくも去年につづいて見学に行きます。

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼
>>>6.18
──────────────────────────
   「イラク戦争従軍記」
〜従軍記者が見たイラク戦争〜
──────────────────────────
【日時】6月18日(水)15時30分〜17時
    (開場は15時10分から)
【場所】早稲田大学西早稲田キャンパス
     7号館321教室(営団地下鉄東西線早稲田駅徒歩10分)
    (地図)http://www.waseda.ac.jp/koho/guide/nisiw.html
    *教室のキャパシティは100人程度です。
【講師】朝日新聞記者 野嶋剛 氏
    著書に「イラク戦争従軍記」(朝日新聞社)
【入場料(カンパ)】お一人様 500円
【主催】「ワセボラ」 「ASIANSPARK」(http://www.asianspark.org
【お問い合わせ】090-9151-4659 fujihana@asianspark.org (藤花)

>>>6.20
──────────────────────────
「なぜ日朝国交正常化交渉が必要か」
──────────────────────────
●ゲスト 姜尚中さん(東京大学社会情報研究所)
●と き 6月20日(金)午後6時45分〜9時

●場 所 新宿リサイクル活動センター4F
     電話03-5330-5374(新宿区高田馬場4-10-17)
     *JR・地下鉄「高田馬場駅」徒歩2分
●参加費/会員1000円、ビジター1500円
 (ただし学生は会員500円、ビジター1000円)

※お問い合わせ/アジア記者クラブ事務局
 電話03−3204−2301(FAX兼用)

※予約は不要です。直接会場におこしください。

>>>6.22
──────────────────────────
       第4回サバニ帆走レース
──────────────────────────
●6月22日(日)午前8時スタート
沖縄/座間味村・古座間味ビーチ→那覇・波之上ビーチ
(ゴールは昼すぎぐらいから……)

●実行委員会事務局:携帯 090-2584-8900
 座間味村役場むらおこし課:098-987-2311

そして夜は……
──────────────────────────
「100万人のキャンドルナイト」コンサート
―そのとき暗闇に何が見える?―
──────────────────────────
日時: 6月22日(日) 開演/17:30〜(小雨決行)

会場: 増上寺(東京都港区芝公園)
地下鉄三田線御成門駅より徒歩3分、地下鉄浅草線・大江戸線大門駅より徒歩6分、
JR浜松町駅より徒歩10分

出演: 忌野清志郎、浜崎貴司、立松和平ほかのトークゲスト

料金: 入場無料のフリーコンサート
内容: 立松和平さん他のトークショーと、忌野清志郎さん、浜崎貴司さんのラ
イブで盛り上がったあと、20時の東京タワーのライトダウンをみんなでカウント
ダウンしてキャンドルナイトを迎えます。真っ暗闇になった増上寺でそのとき見
えるものは…。

※出演者に無料出演のご好意をいただき、入場無料のフリーコンサートが実現し
ましたが、運営費は生じています。運営資金へのカンパとして、100万人のキャ
ンドルナイトグッズ(ろうそくなど)を当日の会場で販売します。ご協力くださ
い!!

問い合わせ:「100万人のキャンドルナイトコンサート」事務局(大地を守る会内)
 tel; 03-3402-8841/fax; 03-3402-5590 e-mail: koho@daichi.or.jp

>>>6.23-29
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TPP〜Together Peace Power〜2003
──────────────────────────
■2003年6月23日(月)〜29日(日)
◇視聴覚室ABC/23日(月)〜27日(金)18:00〜20:45(17:30開場)
◇ウィメンズホール/28日(土)13:00〜20:40(12:30開場)
          29日(日)11:00〜16:30(10:30開場)
NPO 法人 PBLS
http://www.pbls.or.jp

≪企画趣旨≫
戦争は暴力という『力』から生まれる。支配権力、政治力、財力な
ど、多様な『力』の全てを駆使しながら、軍事システムの上に様々
な準備期間を経て引き起こされる。

他方、平和も『力』から生まれる。政治力、財力だけでなく行動力、
判断力、生命力。平和は、動詞、在るものではなくともに創る平和
である。それは創造という『力』である。

平和を創ろうとするならば、その人はどんな形で『力』を使うのか。
平和も力。運動も力、です。本当に平和のムーブメントを起こすの
であれば、力のことをしらなければならない。

人間一人一人は宇宙の宝、それぐらい人間の意志の持つ『力』は底
知れぬものがある。今までの平和運動(力)は、戦争反対という単
一的イメージの平和運動であったが、私達はそれを超え、暴力・戦
争の出発点(本質)を分離意識で規定。平和の本質は、その分離意
識を克服した、全体意識であると規定している。今の社会の諸問題
は人間が創り上げたものである。問題解決の順所は、環境問題の解
決からであろうか、それとも人間からであろうか。

いままでの人類の時間つまり歴史⇒歴史をどう規定するか、文化・
文明をどう整理するか、個人と組織をどう規定するか。これらを1
週間のイベントを通じて、余すことなく議論していきたい。世の中
に対して唯一無二の存在である一人一人が、ともに出会い、それに
よって自分自身が変化し、文化を創造していく、そして自分の隣に
どんどん平和の波紋を振動させていくのである。

変化するためには変化するための場、がなくてはならない。その場
をつくり、どんどん出会ってともに創り上げる平和を推進していき
ます。

《スケジュール》
■6月23日:【Here&Now心の選択U】
民族楽器ディジュリドゥ演奏&映画『裸足の1,500マイル』
(豪アカデミー賞最優作品賞他全3部門受賞)
監督・製作:フィリップ・ノイス
製作総指揮:ジェレミー・トーマス「ラスト・エンペラー」
撮影監督:クリストファー・ドイル  他
ゲスト:小島敏弘(民族楽器奏者)和久本みさ子(映画評論家)

■6月24日:【Here&Now心の選択U】
 異文化コミュニケーションワーク『BARNGA』

■6月25日:【Peace Presentation】(リレー講演会)
『21世紀 すばらしい未来へ向かうために』
講演者/石田寛(社団法人国際IC日本協会)上村雄彦(世界市民社
会フォーラム東アジア地域コーディネーター)小川真吾(ネットワー
ク地球村スタッフ)鬼丸昌也(テラ・ルネッサンス代表地雷廃絶日
本キャンペーンコーディネーター)高木佑介(慶應義塾大学法学部
4年生)田中章義(国連WAFUNIF親善大使)〈予定〉信太正道(戦争
屋にだまされない 厭戦庶民の会)緒方靖夫(参議院委員) 櫛淵
万里(ピースボート共同代表)

■6月26日:【21世紀東アジアの平和へ】
『歴史からの学びをとおして知恵ある未来へ』
講演者/相澤恭行(人間の盾 参加メンバー)〈予定〉姜誠(ルポライター)
櫛渕万里(ピースボート共同代表)盧在洙(オルターカレッジ企画室長)

■6月27日:【心の平和講座〜どんな人間になって何をするのか〜】
平和の男神プロジェクト〜Peace-full Heart(コミュニケーションワーク)

■6月28日:【人間の心の平和は宇宙の平和】
Peace Live/ウォン・ウィンツァン(ジャズ・ピアニスト)・寿(ミュージシャン)

■6月29日:【21世紀 時代の向路〜個人の選択〜】
シンポジウム/相澤恭行 上村雄彦 小川真吾 鬼丸昌也 櫛渕万里 高木佑輔 盧
在洙講演会/【平和講演】盧在洙

>>>6.27
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戦争は止められないのか? ―「帝国」の暴走を阻む力―
──────────────────────────
<憲法再生フォーラム>第3回講演会
[メイン・スピーカー]
・最上敏樹(国際基督教大学教授:国際法)
・阪口正二郎(一橋大学教授:憲法)
[日時]
6月27日(金)午後6時30分から
[会場]
・日本教育会館第一会議室(8階)
 <最寄駅>
  地下鉄都営三田線神保町駅、地下鉄都営新宿線・半蔵門線神保町駅
[資料代]一般・1000円 学生・500円
<主催者連絡先>
 事務局長・小森陽一(東京大学 FAX:03-5454-4352)

>>>6.28
──────────────────────────
 ◆◇暮らし、働く現場から"脱WTO"を考える◆◇
――脱WTO草の根キャンペーン立ち上げに集まろう――
http://members.tripod.co.jp/davidyt/grassroot/home.htm
──────────────────────────
 ◎日 時:6月28日(土)午後6時〜8時30分
 ◎場 所:豊島区民センター5F音楽室
      (池袋駅東口下車徒歩5分、三越デパート奥)
 ◎参加費:500円
 ◎主 催:脱WTO草の根キャンペーン全国実行委員会
《プログラム》
*主催者から:脱WTO草の根キャンペーンがめざすもの(全国実行委
       員;秋本陽子)
*シンポジウム
・コーディネーター;大野和興(キャンペーン事務局長)
<報告>「暮らし、働く現場でいま何が起こっているか」
 1)村から;峯村正文さん(新潟・農業)
  ――田畑と人が消える――
 2)職場から;平賀健一郎さん(中小労組政策ネットワーク事務局
       長)
  ――働くものの権利が150年前に逆戻り――
 3)食卓から;水原博子さん(日本消費者連盟事務局長)
  ――職の不安の背後にあるもの――
 4)生命にも特許の網が;マッカーティン・ポールさん(駒ヶ根・
  カソリック教会司祭)
  ――医療と知的所有権――
*質疑・討論 「現場から積み上げる脱WTO」
*カンクンへ向けての行動提起(全国実行委員;田中徹二・市村忠文)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 
●脱WTO草の根キャンペーン連続学習会/第1回;6月19日(木)
午後6時30分〜/「WTOと私たちの暮らし、労働」/総評会館5階
501会議室(地下鉄「新御茶ノ水」「淡路町」「小川町」B3出口ス
グ)/お話:大野和興/連絡:03-5289-8222(平和フォーラム・市村)

●ATTAC Japan 事務局;
  〒113-0001 東京都文京区白山1-31-9小林ビル3F
ピースネット気付
Tel:03‐3813‐6492 (留守の時;携帯 090-3598-3251)
Fax:03-5684-5870(ア
http://www.jca.apc.org/attac-jp/
mailto:attac-jp@jca.apc.org

>>>7.12
──────────────────────────
  ワークショップ
 「本音で語る原子力政策 Part I −どうする再処理」
──────────────────────────
原子力発電の賛否の議論には、これまで激しい対立がありました。
けれども、原子力政策が直面している難しい問題の中に、
推進、反対にかかわらず共通の認識をもてることはないのでしょうか。
いま再処理をすすめるべきかどうか、
パネリストとともに本音で語りあいましょう。

★司会
・米本昌平(科学技術文明研究所長)

★パネリスト
・河田東海夫(核燃料サイクル開発機構勤務)
・長野浩司 (原子力若手技術者勉強会/原子力未来研究会)
・飯田哲也 (NPO法人 環境エネルギー政策研究所)
・藤村 陽 (京都大学/地層処分問題研究グループ)

★日時 7月12日(土) 13:20-16:20(開場13:00)
★会場 星陵会館ホール http://www.seiryokai.org/kaikan.html
    東京都千代田区永田町2-16-2

 交通のご案内
 ・地下鉄有楽町線、半蔵門線:永田町駅下車6番出口 徒歩3分
 ・地下鉄千代田線:国会議事堂前駅下車5番出口 徒歩5分
 ・地下鉄南北線:溜池山王下駅下車(国会議事堂前駅5番出口)徒歩5分
 ・地下鉄銀座線、丸の内線:赤坂見附駅下車 徒歩7分
 地図のURL
 http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=35.40.24.508&el=139.44.38.675&la=1&fi=1&sc=2

★参加費 500円
★主催 地層処分問題研究グループ http://www.geodispo.org/
    東京都中野区東中野1-58-15 寿ビル3F
★申込みおよび問合せ
    FAX:03-5330-9530
    e-mail:geodispo@s24.xrea.com

当日参加も受け付けますが、万一、定員(約250名)をこえる場合は、
事前申込みされた方を優先させていただきます。

──────────────────────────
海外の成功から学ぶ、ゼロ・ウェイスト
      〜脱焼却、脱埋め立てを目指すごみ政策〜
──────────────────────────
環境総合研究所・グリーンピース・ジャパン主催講演会

講演: 世界のごみ政策と日本の焼却主義 (ポール・コネット博士)
市民参加の全国松葉ダイオキシン調査の最新年度報告 (池田こみち)
カナダ、ノバスコーシア州の脱焼却・脱埋め立て政策 (青山貞一)
オーストラリア、ニュージーランドのゼロ・ウェイスト政策(佐藤潤一)

日時: 2003年7月12日(土)13:15分開場 13:45〜16:15

会場: 池袋サンシャインシティ 文化会館7階会議室(704、705室)
http://www.sunshinecity.co.jp/access/access.html

定員: 120名(先着申し込み制)

参加費: 1500円(グリーンピース・ジャパンのサポーターは1000円。当日サポー
ターカードをお持ち下さい。)

申し込み締切: 2003年7月9日(水)

お申込み・詳細: こちらからどうぞ
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/toxics/zerowaste/20030712_html

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>>> (6) ―――TUP コーナー「英調査で『2台のトレーラー』もシロ!」
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★平和を創る翻訳チーム Translators United for Peace(TUP)
の新着セレクション。全文を載せると長くなりすぎるため、題名と
バックナンバーURLだけ示します。他のMLなどで egroups に
加入している人ならURLからすぐ読めます。加入していない人は
「ユーザー登録」をどうぞ。
http://www.egroups.co.jp/local/guide/guide2.html

★「TUP速報」はメールマガジンとして配信しています。できた
てホヤホヤの訳稿が読めるので、ぜひ購読を!
→ http://www.egroups.co.jp/group/TUP-Bulletin

★引きつづき翻訳・サイト制作などの協力者もつのります。
 記事は日刊ベリタなどにも転載されるようになりました。
http://www.nikkanberita.com/

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

[これはまだ未配信ですが、特別……]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
>      英政府筋調査で「2台のトレーラー」もシロ!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 米軍がイラクで見つけ、CIAが「移動式生物兵器製造施設と確認」した
はずの例の2台のトレーラーは、イギリス政府筋の公式調査により「砲撃用
気象観測気球の水素製造装置」と断定されました。もとはといえば、イギリ
スの会社が売りつけたものだそうです。ブッシュもブレアも、えらく力んだ
のにね……
                          星川 淳(TUP)
──────────────────────────────────

「イラクの移動式施設は細菌兵器とは無関係――報告により判明」
ピーター・ビューモント+アントニー・バーネット+ゲイビー・ヒンスリフ
5月15日(日) 英オブザーバー紙

 2台のトレーラーを調べたイギリスの公式調査チームは、ブレア首相とブッ
シュ大統領が主張したような移動式細菌兵器製造施設ではなく、イラク側が
当初から説明していたとおり、砲撃用の気象観測気球に充填する水素製造装
置であると断定した。イギリス政府所属の生物兵器専門家がこのような結論
を下したことは、トレーラーの発見をイラクによる大量破壊兵器保有の確証、
およびフセイン打倒戦争の根拠と力説したブレアには手痛い打撃。

 イラク現地でトレーラーを調べたイギリスの科学者と生物兵器専門家は、
「あんなもので細菌兵器など作れない。見かけからして違う。イラク側が言
うとおりの気球用水素製造装置だ」と語った。

 先週、大量破壊兵器が見つからないことへの批判をかわすのに、このトレー
ラーを強調したブレアは、苦しい立場に追い込まれるだろう。今週は、イラ
ク戦争前後に閣僚を辞任したロビン・クックとクレア・ショートが下院の外
交問題特別委員会で証言に立つ。ブレアは喚問拒否の構えだが、ストロー外
相は来週、新証拠を提出の予定。

 イギリス当局にとって、移動式施設が砲撃用気球の水素製造装置だった事
実は決まりの悪いものだろう。もともとイラク陸軍にこの装置を売りつけた
のは、イギリスの軍需企業マルコーニ・コマンド&コントロールだからだ。

(抄訳:星川 淳/TUP翻訳チーム)
http://www.observer.co.uk/international/story/0,6903,977853,00.html
──────────────────────────────────

[その他新着]

●現地科学者の証言――ウランだけではないイラク原子力施設周辺の汚染
(Al Jazeela, 2003.5.27)
http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/91

●治安維持の事前警告ペンタゴン無視
(The Guardian, 2003.5.28)
http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/92

●米軍の肩代わりをする現代の傭兵
(Los Angeles Times, 2003.5.16)
http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/93

●パンタ笛吹の帝国現地レポート(11)
http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/95

●獰猛なタカ、大きな口
(TomDispatch.com, 2003.6.4)
http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/96

●Znet チョムスキー・インタビュー「帝国の野望」
http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/97

●ブッシュ政権の大衆欺瞞兵器(WMD)
 重要なのは、サダムが使わなかったこと
(The Independent, 2003.6.5)
http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/98

●米国政府の情報操作に議会から強い批判
http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/99

●永久保存版「ブッシュ陣営・あぶない虚言録」
http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/100

●ブッシュ氏におすすめ、イラクツアー
(ロバート・フィスク@ The Independent, 2003.6.1)
http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/101

●ペンタゴン提供 戦争エンターテインメント
(TomDispatch.com, 2003.5.25)
http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/102

●単独行動主義政権の核兵器政策
(Foreign Policy in Focus, 2003.5.27)
http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/103

●ただではすまぬぞ、ミスター・ブレア
(The Independent, 2003.5.19 & 6.2)
http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/104

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

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●気刊「星川 淳@屋久島発 インナーネットソース」購読申込は
http://innernetsource.hp.infoseek.co.jp/>からどうぞ。
 購読は無料です。

●オンラインで購読登録したのに二重に届くという方はご一報くだ
さい。melma! のオンライン登録だと購読者がわからないようになっ
ているので、ぼくのアドレス帳からも直接お送りしてしまう場合が
あります。
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星川 淳(作家・翻訳家/屋久島環境政策研究所)
stariver@ruby.ocn.ne.jp

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(「有事法案ではなく無事法案を!」署名サイトも兼ねています)
 http://innernetsource.hp.infoseek.co.jp/
★New! 北朝鮮(DPRK)問題に関する提言署名
 http://eforum.jp/north-korea/policy-proposal.html
★『世界』別冊『NO WAR! 立ちあがった世界市民の記録』
 http://www.iwanami.co.jp/sekai/index.html
★スコット・リッター招聘実行委員会
 New!「民主主義が破綻するとき――歴史の警告」他
 http://www.ribbon-project.jp/ritter.html

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