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HOT NEWS

★ 星川 淳@屋久島発 インナーネットソース #52 [03.06.05] ★

>>> もくじ
(1) 6月の非戦アクションカレンダー
(2) クシニッチ氏に望みをかけて
(3) おすすめネット読み物「帝国のお手軽民主主義」他
(4) 映画『Mardiyem 彼女の人生に起きたこと』
(5) アチェ:活動家支援のための緊急カンパのお願い
(6) TUPコーナー「傲慢と無知――ケネディの遺産はどこへ」他

★有事3法案が参院を通過します。
 時代の大きな変わり目です。

 まともな議論もなく空気で流される時代――1930年代の「軍
部」を米ブッシュ政権に、「大陸・満州」をイラクに置き換えれば、
ほとんど歴史の写し絵です。学ばない者は同じ過ちをくり返します。

 国会議員の9割が賛成では、文字どおりの「大政翼賛」状態でしょ
う。踏みとどまるべきところを、“大人”のふりをして白旗を揚げ
てしまった民主党とマスコミの責任は大きい。戦争の時代というの
は、こんなふうに立ち現われるのかと、よく目を開いておきます。

 6日に有事法制が成立したあとは、アメリカの匙加減ひとつで武
力攻撃予測事態になります。駐留米軍か日本の国土へのなんらかの
攻撃が“予測”されると政府が決めれば、日本は戦時です。歯止め
なんか利くわけありません。憲法で軍隊をもたないと宣言しながら、
なんのかんのと世界第3の軍隊をもつ国です。歴史を振り返って、
日本人が法や理でものごとに歯止めをかけたことがありましたか?

 自虐ではない、自覚です!
 自分に幻想をもつ者は、かならず自他に対して過ちを冒します。

★有事法制を議論するなら、戦争の理を問わなければいけないはず。
 世界をここまでかき乱したイラク侵攻の根拠はどうしたのかと、
米英議会さえ大騒ぎしはじめているとき、それを支持した日本の国
会は音無しです。これは何なのでしょう? こんな政府と国会が、
自前の戦争の理非を判断できるというのですか?

 6月3日付の英インディペンデント紙で、ベテラン中東記者ロバー
ト・フィスクが、メソポタミア遺跡群の略奪を、シーザーのローマ
帝国軍侵攻によるアレキサンドリア図書館の焼失(紀元前48年)
以来と嘆いています。4月バグダッド博物館などの略奪後、なんと
事態はさらに悪化・拡大し、チグリス=ユーフラテス・デルタの埋
蔵遺跡群が西側コレクターからの“発注”で組織的盗掘を受けてい
るというのです。しかもシュメール文明の最古層を狙い打ちしてい
て、もう遺跡の価値がないほどだ、と――。そして、あいかわらず
米英占領軍はそれを止めません。
http://news.independent.co.uk/world/fisk/story.jsp?story=411845
(近日中にTUP速報化します)

 5000年以上守られてきたものが失われていくのです。
 私たちの文明は、本当に深く病んでいます。

 こんな中で米軍協力法などつくるべきではありません!

★昨年5月、あわや有事法案通過というとき緊急に呼びかけ、7月
には記者会見とミニシンポジウムを開いたうえ、第一次署名提出を
行なった「有事法案ではなく無事法案を!」連名キャンペーンは、
その後もジワジワと賛同が寄せられて、現在、次のような内訳になっ
ています。サイトの更新が遅れて申し訳ありませんが、近日中にあ
らためて国会両院議長と内閣総理大臣宛に提出するつもりです。声
明の内容などは下記をどうぞ。
http://innernetsource.hp.infoseek.co.jp/

  呼びかけ人 621名(氏名公表)
  連名賛同者 774名(氏名不公表)
  合  計 1395名

 連名を寄せてくださったみなさん、ありがとうございました。
 戦争を止める努力、平和創造の活動に終わりはありません。

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>>> (1) ―――6月の非戦アクションカレンダー
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★いろいろあるので日付順に……

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

>>>6.5
《6月5日、とにかくこの日国会へ行こう!》
 (交通:地下鉄国会議事堂前駅・永田町駅下車)

【国会周辺見学ツアー】
●6月5日11:00参議院議員会館前集合
知ってるようで知らない国会周辺のユージスポットを巡ります。
コース:参議院議員会館前〜自民党本部前〜民主党本部前〜参衆議員会館前〜首相官
邸前
◎主催:「NOユージ VIVA友情」キャンペーン

【有事法制に反対する国会抗議行動】
●6月5日12:00衆議院第二議員会館前
◎呼びかけ:平和を実現するキリスト者ネット・平和をつくり出す宗教者ネット・戦
争反対、有事法案を廃案に!市民緊急行動
※平和フォーラムも同所で抗議行動を実施します。

【参議院議員面会所集会】
●6月5日13:00参議院議員面会所前集合
◎主催:「NOユージ VIVA友情」キャンペーン
有事法制に反対する国会議員と市民の交流・激励集会です。国会の審議経過について
の報告もあります。ご参加ください。

有事法制に反対する人/アメリカの戦争に協力するのはイヤだという人/戦争に協力
したくない人/政治がおかしいと思う人/日本が戦争するのがイヤだという人/国会
議員を激励したい人/国会前を歩きたい人/国会内外の行動に参加したい人/国会を
見学したい人/NOユージウォークをしたい人→《みんな国会へ!》

有事法制が成立しようとしています。「日本を守るため」と言うのは真っ赤なウソ。
米国の先制攻撃で始まる「反テロ戦争」に、自衛隊が出撃し、市民・労働者も戦争協
力を強制される。有事法制の成立は、平和憲法と日本の民主主義の「死」を意味しま
す。

●緊急報告会「ガザとジェニンの子どもたち」

◇ 映像とお話:古居みずえさん(フォトジャーナリスト)
◇ 日時:6月5日(木) 午後6時半〜8時半
◇ 会場:中央大学駿河台記念館430号室
   御茶ノ水駅聖橋口下車5分
   千代田区神田駿河台3-11-5  TEL 03-3292-3111
◇ 参加費:1000円 (会員800円)

 最近和平交渉再開の話題がにわかに浮上しているパレスチナですが、現地
では封鎖がますます厳しく、人々の生活も一層不安定になっています。子ど
もや大人、パレスチナの市民はどのような生活を送っているのか? 人々の
日常や気持ちに密着した取材を続ける古居みずえさんにお話を聞きます。

 古居さんが取材をしたジェニンの少女は、「大人になるまで生きていたら
(!)、先生になりたい」と言っていたそうですが、戦争下で必死に生きる人
たちに思いを馳せてください。

>>>6.6
●有事法案参院本会議通過→成立予定
 国会へ行ける人はぜひ!

>>>6.7
●原発やめよう全国集会2003 子どもたちに原発も核もない未
来を!
 日時:6月7日(土)13時30分開会(開場は11時〜16時)
           16時パレード出発
 http://www.nonuke2003.net
 会場:代々木公園B地区

●「戦争とプロパガンダ」講演会
 日時:6月7日(土)18時30分
 会場:神奈川県民活動サポートセンター(TEL045−312−1121)
    横浜駅東口徒歩7分
 講師:武田徹(ジャーナリスト)
 主な著書 「戦争報道」(ちくま新書)、「若者はなぜ「繋がり」たがるのか」
(PHP研究所)など
 参加費:500円
 主催:PEACE☆WALKER
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Oak/1600/index.html
 協力:平和都市をつくる会・ふじさわ
http://comcom.jca.apc.org/peacecity/

●武蔵工大横浜祭イベント
 環境後援会+坂本龍一音楽
  共催: 武蔵工大青山研究室+環境総合研究所
        開催月日  2003年6月7日(土) 午後2時〜4時 予定
        開催場所  3号棟 地下2階 FEISホール  入場無料!
              東急、田園都市線、あざみ野駅から横浜市営地下鉄で
                 一駅の中川から徒歩6分  
 (道順:
http://www.yc.musashi-tech.ac.jp/~aoyama/aoyama-lab/road-map1.html)

 環境問題講演会(オムニバス方式による20〜30分の講演会)
    「脱焼却を実現し、脱埋立てに向かう
         カナダ・ノバスコシア州の循環型社会の実験」 .............30分
           青山 貞一 武蔵工業大学教授、環境総合研究所所長
    「オーストラリア・ニュージーランドの Zero Waste 戦略」...10分
           佐藤 潤一  グリーンピースジャパン
    「市民参加の全国松葉ダイオキシン調査最新報告」 .....................25分
          池田こみち 環境総合研究所副所長、関東学院大学経済部講師
    「シミュレーションで見る 自動車と大気汚染」 .......................25分
          鷹取 敦   環境総合研究所主任研究員、法政大学工学部講師
       「現地取材映像でみる湾岸戦争と環境破壊」.................................約20分
              テレビ朝日+テレビ東京+環境総合研究所
 写真、映像をバックに青山が選曲した坂本龍一さんの曲CD演奏。(合計15分)
  1 戦場のメリークリスマス
  2 国防総省
  3 アレクセイの泉
  4 シェルタリングスカイ
  5 ゼロランドマイン(地雷ゼロキャンペーン曲)

 青山の友人によるアカペラのゴスペル歌。(合計10分)
  1 Amaging Grace(アメイジング・グレイス)
  2 Deep River(深い川)
  3 Sometime I feel like a motherless child (時には母のない子のように)
  4 Going Home(家路)
  日本の歌で、詩・谷川俊太郎、曲・武満徹5 死んだ男の残したものは
  スペインの子守歌
  6 Del cabello masutil(柔らかな君の髪)
  7 Hash(ハッシュ)〜だれかが名前を呼んでいる

 ニューヨークの坂本龍一さんから武蔵工大学生の皆さんへのメッセージがあります!
http://www.yc.musashi-tech.ac.jp/~aoyama/ 

>>>6.8
●「女性天皇はいらない! 天皇制はもっといらない! 6.8シンポ
ジウム」
2003.6.8(日)13時半 文京区男女平等センター研修室B(本郷三丁目駅5分
03-3814-6159
    報告:四津谷薫さん「『皇室典範』改定で男女平等? 憲法論議にみる女性天皇制」
主催・女性と天皇制研究会 stkm@jca.apc.org

●「『言ってはいけないせりふ』があるの?
   ―個人情報保護法案と表現の自由について考える―」
2003.6.8(日)18:30-21:00 紀伊国屋ホール(新宿 03-3354-0141)
井上ひさし、永井愛、吉岡忍
    入場料2000円。主催・問合せ先:日本劇作家協会03―5333―5587

●「シンポジウム東電原発停止と首都圏の電力問題」
2003.6.8(日)13:00‐17:00千代田区立神保町区民館(ひまわり館)(水道橋・神保町)
 共催:市民エネルギー研究所03‐3273‐7317、たんぽぽ舎03‐3238‐9035

●【第三回「アフガニスタン国際戦犯民衆法廷」東京学生実行委員会】
日時:6月8日(日)14:00〜
場所:吉祥寺西久保コミュニティセンター(三鷹駅徒歩5分)
連絡先:090−8101−5496/afghangakusei@hotmail.com
会合と学習会を行います。

>>>6.10
●STOP!有事法制6・16大集会
 日時:6月10日(火)18時開場 18時30分開会
 会場:日比谷野外大音楽堂
 呼びかけ:陸・海・空・港湾労働組合20団体、平和を実現するキリスト者
ネット、平和をつくり出す宗教者ネット、戦争反対・有事法案を廃案に! 市民
緊急行動
http://www.stop-yuji.jp/030610/6-10.htm

●集会とキャンドルデモ「女子中学生の死を悼む神奈川集会」
2003.6.10(火)18:30:大和市生涯学習センター207大会議室20時デモ出発
宋世一「女子中学生殺人事件と在韓米軍・朝鮮半島の情勢」、ビデオ、パネル展示
主催:基地撤去をめざす県央共闘会議046-264-4345(10〜15時)

●ワークショップ
「メディアの戦争報道 メディアへのシビリアンコントロールはできるのか?」
2003.6.10(火) 19:00〜 八丁堀区民館(地下鉄日比谷線・JR京葉線八丁堀駅)
連絡先:平和と生活をむすぶ会 国井潤 080-5054-6552第3回 

>>>6.12
●もう戦争はいらない! 有事法制にNO 6・12集会
 日時:6月12日(木)18時30分開会
 会場:日比谷野外音楽堂
 主催:集会実行委員会(フォーラム平和・人権・環境/戦争反対、有事法案
を廃案に! 市民緊急行動/日本消費者連盟/原子力資料情報室/ATTAC Japan
/DPI<障害者インターナショナル日本支部>/I女性会議)

>>>6.13
●ジュゴン・フォーラム
 第11回 金曜セミナー「ジュゴンのはなしあれこれー
世界のジュゴン、沖縄のジュゴン、そして予算9億の現地技術調査とは?」

1、日 時:2003年6月13日(夜)午後6時00分〜9時00分
2、講師:竹下信雄/北限のジュゴンを見守る会
3、会 場:環境パートナーシップオフィス(略称EPO)
     セミナールーム(会議室)   
     東京都渋谷区神宮前5-53-6「コスモス青山」地下2階 
           Tel:03-3406-5180/Fax:03-3406-5064

北限のジュゴンを見守る会  鈴木雅子 
E-mail :ccf72790@nyc.odn.ne.jp
236-0051横浜市金沢区富岡東5-8-34
TEL&FAX 045-771-3658 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
沖縄のジュゴンの保護を求める国際署名にご協力ください
    http://sea-dugong.org/
国際署名事務局  info@sea-dugong.org
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

●「教育基本法『改正』反対大集会」
2003.6.13(金)18:00‐ 
     千代田区公会堂
     主催:教育基本法全国ネットワーク

>>>6.14
●市民とジャーナリストを結ぶ JCJ・03年6月集会
 イラク占領、北朝鮮、有事法制……いまメディア・市民は何をすべきか
 日時:6月14日(土)13時開場 13時30分開会
 会場:神田駿河台明治大学リバティタワー・ホール
 基調講演:辺見庸(作家、早稲田大学客員教授)
      その後パネルディスカッション
 参加費:当日1500円(予約1300円)
 主催:日本ジャーナリスト会議(TEL03−3291−6475)
http://www.jcj.gr.jp/action.html

●20代30代が今 戦後補償を考えるシンポジウム
Youth Discussion for FRIENDSHIP of Asian People
 日時:6月14日(土)13時30分開会
 会場場所:早稲田大学9号館5階第1会議室(地下鉄東西線「早稲田」)
 入場料:無料
 主催:Ping−pongz(TEL03−5396−6067)

●市民とジャーナリストを結ぶ JCJ 6月集会
 →→→→→イラク占領、北朝鮮、有事法制→→→→
    ―いまメディア・市民は何をすべきか―

 ◇基調講演 辺見 庸(作家、早稲田大学客員教授)

  <パネルディスカッション>
   小森陽一(東京大学教授)
   きくちゆみ(グローバルピース・キャンペーン発起人)
   李 鐘元(立教大学教授)
   渡辺興二郎(テレビ朝日報道企画部長)

日 時:6月14日(土)午後1時30分〜5時30分まで(午後1時開場)
会 場:明治大学リバティタワー・ホール1F
    東京都千代田区神田駿河台1-1
   [最寄駅]御茶ノ水(JR、丸の内線)、新御茶ノ水(千代田線)
        神保町(地下鉄各線)、小川町(都営新宿線)
参加費:当日1500円/予約・会員1300円/学生1000円
主 催:日本ジャーナリスト会議(JCJ)
〒101-0064 東京都千代田区猿楽町1-4-8松村ビル4F
TEL03-3291-6475 FAX03-3291-6478

●【国際文化祭アンニョンハセヨ2003】
日時:2003年6月14日(土)
11:00〜16:00
場所:東京朝鮮中高級学校(埼京線十条駅)
連絡先:池田一慶(090−7235−5574/ikeda_ikkei@hotmail.com)
◇文化祭の出し物
一の巻 朝鮮学校ってどんな学校(展示)
二の巻 フットサルだ(誰でも参加可)
三の巻 歌と踊りでワッショイだ(文化公演)
四の巻 ここがへんだよ文科省!(受験資格問題を語ろう)
五の巻 食べて、飲んでエスニック(模擬店多数)
その他 テコンドー演武、チョゴリファッションショー

>>>6.15
●Oxfamトークライブ
「戦争〜貧困〜国際貿易:どうして格差は生まれるのか
 − 9/11〜イラク攻撃で見えたもの」

日時:2003年6月15日(日) 14:00-17:00
場所:ハーモニックホール(新宿区西新宿7-21-20 関交協ビル)
   新宿駅より徒歩10分(地図:
http://www2.odn.ne.jp/oxfam/seminar/talklive.html)
話し手: ・フィル・トワイフォード(オックスファム・インターナショナル政
              策提言ディレクター)
     ・佐久間智子(「環境・持続社会」研究センター、プログラム・コー
          ディネーター)
     ・林達雄(アフリカ日本協議会代表)
参加費:500円
問合せ先:オックスファム・インターナショナル日本事務所
      Tel: 03-3834-1556 Fax: (03) 38341025
      e-mail: oxfaminfo@nyc.odn.ne.jp
参加のお申し込みは下記ウェブページまたはFAX(03-3834-1025)でお願いします。
URL: http://www2.odn.ne.jp/oxfam/seminar/talklive.html

●「女性・戦争・人権」学会第7回大会記念シンポジウム
  ―ジェンダー視点から植民地暴力の歴史を振り返る
 ・・・三一運動から関東大震災・朝鮮人虐殺へ・・・―
2003.6.15(日)10:00-17:30 早稲田大学国際会議場(高田馬場・東西線早稲田)
   http://www.josei.com/womenrights/whatnew.htm

●「私たちの戦争反対!一万枚のハガキから―」
2003.6.15(日)13:30 
日本教育会館ホール(東京・竹橋)集会とデモ
   市民のひろばF03-5275-5989 http://www.10000hagaki.net

>>>6.16
●緊急帰国報告会 広河隆一「アメリカはイラクで何をしたか」
         森沢典子「パレスチナから見た和平」

6月16日(月曜日)18時30分〜(18時15分〜開場)

中央大学駿河台記念館281号室
(千代田区神田駿河台3−11−5 JRお茶の水駅3分
                   03−3292−3111)
参加費1000円 先着順
事前の申し込みは要りません。直接会場にお越しください。

主催:「1コマ」サポーター事務局 045−894−0763 
   YIU27625@nifty.com
共催:パレスチナ子どものキャンペーン

(イラクから)
取材と「イラク戦争被害調査チーム(ICIV)」の仕事で、イラクの主
要都市をほとんどすべて回りました。南部はさすがに猛暑で、50℃を越すこ
とも多く、一時熱射病のような状態になりました。そうした中、韓国の医療
救援NGOがずいぶんがんばっていました。日本はまったく出遅れています。
 また例のごとく、こうした現場で優雅な生活をしている巨大NGOも多く
見かけました。集まった募金のどれくらいのお金が、現地のために使われて
いるのか、自分たちの人件費で消えていっているのか、気になります。
 暴徒に襲われることも、ある程度覚悟していったのですが、幸い大丈夫で
した。他のNGOやジャーナリストが襲われた話は、いくつか聞いています。
 一度砂漠の中でオオトカゲを見かけ、運転手がそれに引き寄せられるよう
に、砂地に乗り入れてしまい、車が全く動かなくなってしまったことがあり
ました。周辺は人気がなく、日も暮れ始め、こんな所に立ち往生しているの
を見られたら、絶対に襲われ、近くの集団墓地に埋められてしまうと緊張し
ましたが、奇跡的に通りかかったトラックの運転手たちが助け出してくれま
した。
 帰路のバクダッドからアンマンに向かう時、900キロほど走りますが、途
中で猛烈な砂嵐に見舞われました。高速で走っていると、急に10メートル
先も見えなくなるのです。そうしたことが何度も繰り返され、危険で、路肩
さえもはっきり見えません。砂の塊が暴風に乗って道路を横断しているよう
な感じなのです。
 ようやく砂嵐を抜けた所で少し休みました。国境に到着しましたら、米兵
が事故を見なかったのかと、しきりに聞きます。私たちは事故を目撃してい
ないと答えましたら、怪訝な顔をされました。
 彼らに聞いたところでは、私たちが砂嵐地帯を抜けた直後に、玉突き事故
があり、24人が死んだというのです。この数字は確認できていませんが、
あのあたりには米軍の爆撃で橋に大きな穴がいくつも空いていましたから、
そこに突っ込んだのかもしれません。
 事故を目撃した車が、休んでいる私たちを追いぬいて、国境の兵士に報告
したのです。
 身近にいくつもの危機があり、それをすり抜けて戻ってきたのだな、と後
になって思いました。
 クラスター爆弾をはじめ、戦争犠牲者の状態はすさまじいものがあります。
私自身ようやくこの戦争が何であったのか、輪郭が分かりかけてきたと実感
しています。
                            広河隆一

(パレスチナから)
 3月の下旬にパレスチナへ向かい、約2ヶ月の旅を終えて、5月27日に
帰国しました。前半の一ヶ月は主にガザ、ラマラ、エルサレムなどで過ごし
ました。ちょうどアメリカが、反対の声が広がる国際世論や国連を面前に公
然とイラクを攻撃し始めた時期でもありました。

 同時に「中東和平」を掲げ『ロードマップ』を提唱、イラク攻撃の一方で
アメリカ主導でパレスチナ−イスラエルの未来を描こうと動いていました。

 誰がどんな理由を示してくれても、戦争というものの物事の解決方法を納
得して受け入れることはできません。そんな戦争を、パレスチナの人々はど
う見ているのか、そんな戦争を指揮し、ずっとイスラエル軍を支えてきたア
メリカ政府が提唱する和平案が語られる中、パレスチナの人々は、いったい
どんな「未来」を描いているのだろう?

 そんなことが知りたくて、旅の前半はいろいろな人に会いました。

 後半の一ヶ月は、ナブルスの郊外イラクブリン村に滞在しました。イラク
ブリン村は1000年以上交番も信号もないまま続くとても平和な美しい村
です。淡々とシンプルに暮らす中に、パレスチナ人の強さや大切に思ってい
ること、何に幸せを感じているのかなどたくさんのことを教えてもらいまし
た。

 各地で難民キャンプを訪ね、48年以前、難民として逃れる前の村の暮ら
しがどんなだったか聞くたびに「ビューテイフル、ビューテイフルライフ」
だった・・と話してくれることが多いのですが、その「美しい暮らし」って
いったいどんなものだったんだろう?ってずっと思っていました。

 占領下の悲惨な暮らしをたくさん語ってもらって、見て、知ることが必要
なのと同じくらいに、この人たちが「失ったもの」が何なのか知りたい・・
・。ずっとそう思っていました。

 イラクブリン村で暮らしてみて、難民の人たちが話してくれた「美しい暮
らし」って、ああこんな風だったのかもしれない!って少しだけ実感できた
ような気がしました。

 また、パレスチナ人が望む「平和」な暮らしがどんなものなのかも少し見
えてきた気がしました。それを学ぶことなしに、どんな和平も語れないので
は・・・とも感じています。
                            森沢典子

>>>6.20
●テーマ 「なぜ日朝国交正常化交渉が必要か」
 ゲスト 姜尚中さん(東京大学社会情報研究所)
 と き 6月20日(金)午後6時45分〜9時

 場 所 新宿リサイクル活動センター4F
     電話03-5330-5374(新宿区高田馬場4-10-17)
     *JR・地下鉄「高田馬場駅」徒歩2分
 参加費/会員1000円、ビジター1500円
 (ただし学生は会員500円、ビジター1000円)

※お問い合わせ/アジア記者クラブ事務局
 電話03−3204−2301(FAX兼用)

※予約は不要です。直接会場におこしください。

>>>6.21
●  ◇野田知佑ハモニカライブ4 −いいなぁ、吉野川。−◇

 吉野川・東京の会では、徳島県の清流・吉野川の自然を守るための支援活
動を行っています。
 来る6月、日本と世界の川を駆けめぐる、カヌーをやる人なら知らない人
はいない野田知佑さんのハモニカライブを上野で開催します。
 初夏の夕方、心に染みるハモニカのしらべで、幸せになってください。
 吉野川の美しさ、川で遊ぶことの楽しさ、自然を守ることの大切さをお伝
えできればと思っています。

 ※この催しの収益金は四国、吉野川の保全のために活動しているNPO法人
  「吉野川みんなの会」の活動資金として寄付されます。

 ■会 場:上野公園水上音楽堂(上野公園不忍池 南側)
 ■日 時:6月21日(土曜日)開場 15:00/開演 16:30
       雨天も開催(開閉式屋根付き)
 ■定 員:600名(先着順入場受付)
 ■参加費:1800円(割引ハガキ持参の方1500円 中学生以下無料)
     (※割引ハガキはアウトドアショップ等に置いてあります)
 ■主 催:吉野川・東京の会
 ■お問い合わせ:TEL 03-5548-6941(担当渡辺)
   ハモニカライブ4 http://www.axera.co.jp/uenoda4
   吉野川・東京の会 http://www.mandala.ne.jp/yoshinogawa/

●「ビルマ市民フォーラム」総会・報告
 「ビルマの地雷問題について」「軍政下のビルマにおける強制労働と日本の移民労働者運動の夜明け」
2003.6.21(土)13:30-16:30池袋ECOとしま(豊島区立生活産業プラザ)7階1.2
    (池袋東口5分。豊島公会堂斜め向かい)
    問合せ:03-3832-4537

●「今教育が危ない〜『教育基本法』と『心のノート』」 小森陽一
2003.6.21(土)14:00‐開港記念会館(関内駅5分)
     主催:神奈川歴教協 090‐9346‐5884

>>>6.22(#50で土曜日とお知らせしましたが日曜日です!)
●100万人のキャンドルナイト

北半球で一年を通じてもっとも太陽が長く見られる夏至の夜に
キャンドルの灯のみで過ごす企画への参画です。
(「大地を守る会」(藤田和芳代表)と「ナマケモノ倶楽部」
( 辻信一世話人/明治学院大学教授)が発起人となり、100万人の
 参加を目標としています。)
 キャンドルライトの元で、電気の大切さを実感してみませんか?

・場所:各ご家庭にて
・日時:6月22日(日)20:00〜22:00
 http://www.candle-night.org/index.html

>>>6.23
●写真展「イラクのこどもたち」その2 in高島平
2003.6.23(月)11:00−21:00、6.24(火)9:00−20:00
  板橋区立高島平出張所会議室03−3938−1191(都営三田線高島平駅 徒歩5分) 
  主催 :いたばし100人村
http://homepage1.nifty.com/sumi-bito/100nin/info0306.html

●【中国人「慰安婦」裁判】
第一次訴訟 控訴審 
日時:6月23日(月)13:30〜
場所:東京高等裁判所810号法廷(霞ヶ関A1出口徒歩一分)
◎「国家無答責」と「除斥」
裁判の後、報告集会を弁護士会館10Fで行います。
連絡先:中国人「慰安婦」裁判を支援する会
tel/fax:03-3362-4423(安達方)

>>>6.27
●第一回戦争展 in 高輪「イラク戦争展 〜イラクで何があったの?〜」
2003.6.27(金)〜29日(日)港区高輪区民(地下鉄白金高輪駅 出口1 真上)
呼びかけ:平和と民主主義をめざす全国交歓会(全交) http://www.zenko-peace.com/

>>>6.28
●学習会「親が考えてみる―教育基本法って何?」
2003.6.28(土)14:00 田無公民館(西武新宿線田無南口2分)
   講師:西原博史(早稲田大学・憲法学)、著書『学校が『愛国心』を教えるとき』
   主催:フォーラム「子どもと学校」 0424−64−2251

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>>> (2) ―――クシニッチ氏に望みをかけて
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★04年のアメリカ大統領は世界の分かれ目です。
 ひとりの民主党候補を、きくちゆみさんが直撃会見で“本物”か
どうか確かめてきました。

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

************************************************************************
★グローバル・ピース・キャンペーン★
OPEN-J BOOMERANG 344【クシニッチ氏に望みをかけて】
************************************************************************
■転載・転送・大歓迎■

◆きくちゆみ◆

ただいま!アメリカからもどりました。デニス・クシニッチさんに会うために、
彼が北カリフォルニアを遊説している間にサンフランシスコへ飛びました。

クシニッチさんの選挙は、草の根の市民の力だけで、ボランティア中心で行われ
ていました。はじめは懐疑的だった人々も、彼の演説を直接聞き、ともに時間を
過ごした人は、例外なくクシニッチさんの支持者へと変わっていっています。

最初は民主党の9人の候補者の中でまったく無名とされ、メディアにも殆ど取り
上げられていませんでしたが、彼のキャンペーンが全米の街を移動していくうち
に、イラクやアフガニスタンの戦争に反対したすべての人々や、金では魂を売ら
ない人々を巻き込み、引きつけながら、大きなウェーブが生まれることを確信し
ました。遊説の合間に、地元のラジオやテレビ局の収録もこなしました。

民主党の大統領指名選挙(9人の候補者から一人に絞り込む)は来年3月なので、
それまでいかに多くの人にクシニッチさんの話を直接聞いていただくかが勝負の
分かれ目です。以下のURLを広げて下さい。

■クシニッチのサポーターたちが運営するサイト
http://groups.yahoo.com/group/Kucinich4President/
■デニスクシニッチ公式サイト
http://www.kucinich.us

クシニッチさんは貧しい子沢山の家庭に生まれ、17歳になるまでに21回も引
越しを経験しました。23歳でクリーブランド市議会議員になり、31歳で米国
最年少の市長になりました。

その後州の上院議員を務め、下院議員になりました。苦労し、自分の努力と才覚
で政治家として大成してきたクシニッチさんは、他のエリート・金持ち・二世議
員たちとは違う魅力的な存在です。

ホームレスを含む仕事や家や健康に恵まれない人が一人もいなくなるように、予
算の優先順位を大幅に変えようとしています(今は軍事費が突出しすぎ)。

失敗してもやり直せるアメリカ、チャンスがすべての人に与えられているアメリ
カ、国民皆保険、幼稚園から大学までの教育費を無料にして、すべての才能が花
開くアメリカを実現しようとしています。

また、米愛国法や対イラク戦争にも反対した彼は、アメリカが世界の一員として、
各国のリーダーたちと確実な軍縮を進めながら、テロの根本原因を取り除き、国
際刑事裁判所を機能させることで、軍事力によらない国際紛争の解決を目指すそ
うです。これは私たちグローバルピースキャンペーンが一貫して提唱してきたこ
となので、飛び上がるほどうれしかった!

彼のような人が競争の激しい米下院議員をすでに4期も務めていることに感動し
ました。クシニッチさんを選び続けたオハイオ州のアメリカ人に感謝します。
以下は、彼の政策の中で他の候補者と際立って違っている点です:

●世界と協調し核廃絶、軍縮、すべての大量破壊兵器の廃棄、地雷撤去にとりく
 む。これまでの軍縮関連の条約すべてに調印する
●京都議定書批准、国際刑事裁判所に加盟
●NAFTAとWTOをキャンセル、貿易は二国間協定で、双方の国の労働者の権利と環
 境を守ることでアメリカと貿易相手国双方の国民を助ける
●戦争で国際紛争を解決しない。「21世紀にまだ戦争をやろうなんて、狂って
 いる。戦争を過去のものにしよう」とバークレイで発言。
●国際協調により軍事費を削減し、社会福祉、教育、医療、ハウジング、失業問
 題にとりくむ
●脱原発、自然エネルギー推進
●すべての人に健康保険と教育と仕事を
●医学用大麻の合法化
●遺伝子組み換えに反対、安全な食を推進
●環境保全に積極的にとりくむ

財源がどこにあり、何を削って、何を優先するかがとても明確でした。話の上手
な政治家は沢山知っていますが、彼ほどの人(頭脳とハートと実行力と広い視野
とバランス感覚を兼ね備えている)は見たことがないです。私が日本からわざわ
ざ飛んできたことをとても喜んでくれ、3日間ですっかり仲良くなりました。

「あなたが本物かどうか、見に来たのよ」というと、まいった、という感じで笑
いながら「それでどうなの(僕は本物か?)」と聞くので、「You are real!
(あなたは本物だわ)」と答えました。そのときのはにかんだ笑顔は少年のよう
でした。

移動中の車の中で、森住卓さんの『湾岸戦争の子どもたち』の写真集を1ページ
づつお見せしながら、話しました。すでに全米の議員事務所に届けたのですが、
やはりご本人には届いてなかったようで、初めてみるとのことでした。
DUのことはよくご存知でしたが、無脳症の赤ちゃんの写真にはショックを受け
ていました。

ワシントンDCでこの写真展をやりたいというと、手伝ってくれる約束をしてく
れました。写真展が決まったら、この写真家を米国に呼ぶことができるか、とも
聞かれましたので、そのときはコーディネートします、と答えました。

それから『やさしいことばで日本国憲法』(池田香代子著)を差し上げました。
有事法制が通過したら平和憲法は死んだも同然、と伝えると、自分になにかでき
ることはないか、と聞いてきました。日本の国会議員、首相、あるいはメディア
にクシニッチさんが手紙を書いてくだされば、アメリカが一枚岩でないことを伝
えることにもなり、インパクトがある、と言いました。この手紙も、すぐ書いて
くれるそうです。

私たちが本気でクシニッチさんを応援して(日本からもアメリカでも)、彼が大
統領になれば、平和憲法を守りつつ、脱原発・核兵器廃絶・軍縮・環境保護・武
力によらない国際紛争の解決・テロ撲滅などを達成するのも夢ではありません。
彼は本気です。

民主党の候補者の中に、軍事費の削減を公言している候補者は他にいません。脱
原発を訴え、医療大麻の合法化を訴えているのも、戦勝ムードの米国議会で、イ
ラクの大量破壊兵器がどこにいってしまったかを追求しているのも彼だけで
す。
クシニッチさんほど、世界中の市民の良心を代表している人はいないでしょう。

デニス・クシニッチさんに会いにいきませんか?みなさんから反響があれば、ツ
アーを組むことも検討します(今回一緒に行きたくても行けなかった方々のため
にも)。興味がある方はDMをください。 mailto:yumik@awa.or.jp

この選挙は「各自が自分自身の良心を信じられるかどうか」にかかっているので
しょう。自然を愛する人、戦争をなくしたい人、先住民を支援している人、脱原
発・自然エネルギーを推進している人なら、クシニッチさんのような大統領候補
が出現したこのチャンスをつかみ、大胆にクリエイティブにあなたができること
を提案してください。奇跡を起こせるかどうかは、私たち次第です。

愛と感謝をこめて

■追伸1:6月8日にCrisis of Mother Earthというイベントに出演します。
 午後4時からお茶の水のアイリーンホール。
 7月25日からの『笑う富士山フェスティバル』の記者会見は同じ場所で
 3時半から。『劣化ウラン弾の恐怖』など上映あり。
■問合せ:090−3503−4934

追伸2:関連する以下の記事を送ります。

========================
TUP速報93号 03年5月25日 ブッシュ大統領の次の選挙は安泰

政治家はどこでも同じ、一に選挙、二に選挙。国民も「勝てば官軍」。
この記事は1面トップだったそうです。それにしても、ブッシュに
まともに挑戦しているのがクシニッチだけというのは・・・・

(森田 玄/TUP翻訳メンバー)

*****************
ブッシュ大統領の次の選挙は安泰
*****************

5月17日 ワシントンポスト
by ダナ・ミルバンク+ジム・ヴァンデヘイ

イラクに生物化学兵器や核兵器が見つからなくても、野党民主党がこの戦争につ
いてまったくブッシュを追求しようという気もなく、そのうえ、大量破壊兵器な
どどうでもいいという世論調査が出て、ブッシュ大統領は政治的に危険がなくな
ったようだ。

サダム・フセインの大量破壊兵器を破壊するというのが、国内でも海外でもブッ
シュ政権のイラク攻撃の主たる理由であったはずだ。しかし、米軍の侵攻に反対
した国々が兵器がいまだに発見できないことで彼等の主張が立証されたとしてい
るのに対し、アメリカ人は、ブッシュの反対者たちでさえ少数の犠牲者に終わっ
た勝利に満足しているようだし、処刑された人たちの埋葬地が多数発見されたこ
とや、他のフセインの残虐行為で戦争が正当化されたと信じている。

野党民主党員で、見つからない大量破壊兵器についてブッシュを追求しようとい
う者はめったにいない。むしろ、もう戦争はさておき経済や医療といった国内問
題に目を向けたがっている。なぜ戦争の根拠をブッシュに思い出させることを遠
慮しているのだろうか。理由のひとつは世論にある。

CNNとUSAトゥデイのために行われた5月1日のギャロップ世論調査によれば、
79%のアメリカ人がイラク戦争は国連決議違反の兵器が確認されなくても正当
化されると答えた一方で、19%が戦争の正当化には大量破壊兵器の発見が必要
と答えている。

次期大統領選の民主党有力候補たちは、成功した戦争について人気ある現大統領
に挑戦しないほうが得策だと考えている。

大量破壊兵器が見つからないことを問題視している唯一の大統領候補は、熱心な
反戦候補のデニス・クシニッチ議員だ。「この戦争の根拠はでたらめだ」「ブッ
シュ政府は大量破壊兵器についてごまかし、核の脅威についてでっちあげた」と
クシニッチはインタビューで批判している。

しかし、たとえ兵器が見つからなくても、この問題を不問にするのが賢い政策な
のかもしれない。「私のところの選挙民は勝てばいいのですよ。そしていまのと
ころ戦争は勝利ですからね」「最初はみんな、大量破壊兵器を見つけるべきだと
言っていたのですが、戦争がこんなに早く終わってしまい、もう誰も言わなくな
りました」とリンカーン・チェーフィー共和党下院議員は語った。

(抄訳:森田 玄/TUPメンバー)
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配信責任者 山田和尚

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>>> (3) ―――おすすめネット読み物「帝国のお手軽民主主義」他
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★最近、心に残ったものをいくつか紹介します。

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

●哲学クロニクル by 中山元
 アルンダティ・ロイ「帝国のお手軽民主主義」(1)〜(5)
http://www.melma.com/mag/58/m00026258/a00000373.html

http://www.melma.com/mag/58/m00026258/a00000377.html

●野良猫ジャーナル by 関 曠野
 「アメリカの没落」(その三)
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000079088
(→右側のリストから 2003/06/01 をクリック)

●アラブのおかれた状況  エドワード・サイード
 Al-Ahram Weekly Online 2003年5月22 − 28日 No. 639
http://home.att.ne.jp/sun/RUR55/home.html

●特定非営利活動法人 環境エネルギー政策研究所 
Institute for Sustainable Energy Policies (ISEP)

□■□ メールマガジン「SEEN」創刊号□■□ 
「Sustainable Energy and Environmental News (SEEN)」
〜持続可能なエネルギー政策を実現するために〜
==================================
URL: http://www.isep.or.jp
Email: isep@isep.or.jp

■■■今月の目次■■■
1. 「SEEN」創刊ご挨拶
2. ISEPの視点
「EYES」パートI:持続可能なエネルギー政策とグローバル政治(飯田哲也)
「EYES」パートII:原発は敗戦処理の時(飯田哲也)
3. NEWS in-depth
from overseas:
  スイス・国民投票、原子力の全面閉鎖と新設モラトリアムに反対(大林ミカ)
from Japan:
  電力自由化・エネルギー基本計画・自民エネルギー総合小委:原発に関する議論展開(大林ミカ)
4. お知らせ・イベント
高木仁三郎市民科学基金 第一回助成の成果報告会
  内橋克人さん記念講演会 

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>>> (4) ―――映画『Mardiyem 彼女の人生に起きたこと』
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★非暴力平和隊の大畑さんからのお知らせです。

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

インドネシアの元『慰安婦』を取材したドキュメンタリー映画
『Mardiyem 彼女の人生に起きたこと』上映会のお知らせ

インドネシアの元『慰安婦』マルディエムさん。王宮に仕える家に生まれたまれ
た彼女は13歳の時、夢だった歌手になれるとだまされて『慰安婦』にさせられてし
まった。

彼女は現在、インドネシアの元『慰安婦』を代表して、両国の政府や闘っている。
しかし、正式な賠償を得る方法は行き詰まっている。
また、『慰安婦』に対する 偏見は根強く、仲間たちが次々に死んでいる。

命の限りを感じた彼女は55年ぶりに、『慰安所』を訪ねる旅に出る。自分の
人生を振り返るために。
過酷な人生を生きた気高く強い女性の数奇な運命と、過去への旅の物語です。

(◎山形国際ドキュメンタリー映画祭2001にて特別上映 ◎ ジャカルタ国際ド
キュメンタリー映画祭2001にて上映◎ アムステルダム国際ドキュメンタリー映
画際 Docs for Sale 参加作品)

【上映会の予定】
■東京 6月16日(月) @18:30〜 A20:20〜 
   東京・国際フォーラム映像ホール(03-5521-9000・有楽町駅)
   前売り800円 当日1000円(電話での前売り予約070-5568-5809)

■京都 7月5日(土) 18:45〜
   キャンパスプラザ京都(075-353-9111)学生500円 大人800円
   (※監督トーク有)

■福岡 8月23日(土) @14:00〜 A17:00〜
   天神アシベホール(092-712-0331)前売り600円 当日800円
   (※監督トーク有)

■ミニシアターでの上映が決まりました! 
   ◎大阪・第七芸術劇場にて8月末から2週間モーニング上映!
     詳細は06-6302-2073まで
   ◎東京・渋谷アップリンクファクトリーにて7月中旬上映予定!
     詳細は03-5489-0750まで

【お問い合わせと前売り予約】
 070−5568−5809 又は 03−3357−5140
 
【ホームページ】http://www.kanatomoko.jp

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>>> (5) ―――アチェ:活動家支援のための緊急カンパのお願い
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★もうひとつインドネシアから……

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

アチェで軍事戒厳令が敷かれ、市民運動にたずさわっている多くの活動家たちも、
その攻撃の対象となっています。このたびインドネシア民主化支援ネットワーク
(NINDJA)も運営委員として関わってきた、「アチェ人権支援委員会」(
Support Committe for Human Rights in Aceh)では、このようなアチェの情勢に
かんがみ、国際的な市民の連帯によって、アチェの人びとを支援していくための
緊急カンパをはじめました。

短期的には、アチェにいる活動家たちの安全確保、中期的には、活動にたずさわ
る人びとが自由に活動できるよう連帯を強化すること、が目的となります。ご存
知のとおり、わたしたちNINDJAも、今回、和平交渉団として来日したアチェ市民
活動家2人を、一時的に「保護」しています。本人たちは、アチェに帰りたいと考
えていても、残念ながら、いまの状況からはリスクが大きすぎると判断されてい
るからです。同様に、アチェのなかで闘っている人たちも、一時的に避難する必
要に迫られることもあります。今回のカンパは、そのような人びとのために用い
られます。

イニシアティブをとっているのは、インドネシア、東ティモール、そして現在は
アチェ、西パプアにおける人権問題に長く携わってきたイギリスの人権団体
Tapolです。Tapolの呼びかけにより、SCHRAのネットワークでカンパ呼びかけをお
こなうことになりました。わたしたちも、その一員として、日本のみなさまに、
ぜひご支援をいただきたくお願いいたします。なおアチェの天然ガス開発こそが、
今回の紛争、人権侵害の根本的原因であり、その天然ガス開発は日本の「国益」
のためにおこなわれ、日本のODAが供与されていることを考えると、わたしたち自
身も、この問題とは無関係ではありません(詳しくは、藤林泰・長瀬理英編著
『ODAをどう変えればいいのか』コモンズ、2002年、をご覧ください)。みなさま
からの多大なるご支援をよろしくお願いいたします。

=============================================
カンパあて先
郵便振替口座 00190-8-76398 ニンジャ・アチェ
=============================================

なおニンジャのニュースレター次号では、天然ガス産出地で、軍事作戦がもっと
も深刻に展開されている北アチェ県で活動する女性の報告を掲載させていただき
ます。同じく、和平交渉団2人のインタビューもあわせてご紹介します。ご関心の
あるかたは、ぜひお読みください。

----------
佐伯奈津子 <sekjen@nindja.com>
インドネシア民主化支援ネットワーク
〒160-0018 新宿区須賀町8 シャトー沢村A棟
Tel/Fax: 03-3356-8364
<http://www.nindja.com>

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>>> (6) ―――TUP コーナー「傲慢と無知――ケネディの遺産はどこへ」他
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★平和を創る翻訳チーム Translators United for Peace(TUP)
の新着セレクション。全文を載せると長くなりすぎるため、題名と
バックナンバーURLだけ示します。他のMLなどで egroups に
加入している人ならURLからすぐ読めます。加入していない人は
「ユーザー登録」をどうぞ。
http://www.egroups.co.jp/local/guide/guide2.html

★「TUP速報」はメールマガジンとして配信しています。できた
てホヤホヤの訳稿が読めるので、ぜひ購読を!
→ http://www.egroups.co.jp/group/TUP-Bulletin

★引きつづき翻訳・サイト制作などの協力者もつのります。
 記事は日刊ベリタなどにも転載されるようになりました。
http://www.nikkanberita.com/

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

●傲慢と無知――ケネディの遺産はどこへ
(セオドア・ソレンセン@TomPaine.com, 2003.5.13)
http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/82

●アフガン人の体内から異常に高レベルのウラニウム
(BBC News Online, 2003.5.22)
http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/86

●世代を超えて続く、イラクの劣化ウラン被害
(Al Jazeera, 2003.4.15)
http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/89

●レべッカ・ソルニット、暗い時代の希望を語る
(TomDispatch, 2003.5.19)
http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/90

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

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●気刊「星川 淳@屋久島発 インナーネットソース」購読申込は
http://innernetsource.hp.infoseek.co.jp/>からどうぞ。
 購読は無料です。

●オンラインで購読登録したのに二重に届くという方はご一報くだ
さい。melma! のオンライン登録だと購読者がわからないようになっ
ているので、ぼくのアドレス帳からも直接お送りしてしまう場合が
あります。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

星川 淳(作家・翻訳家/屋久島環境政策研究所)
stariver@ruby.ocn.ne.jp

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 http://www.iwanami.co.jp/sekai/index.html
★スコット・リッター招聘実行委員会
 New!「民主主義が破綻するとき――歴史の警告」他
 http://www.ribbon-project.jp/ritter.html

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