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「浜岡原発とめよう裁判の会」
メール速報No.2 6/1


 ◆5/26 浜岡現地行動報告
◆6/9 浜岡現地抗議集会の呼びかけ(第1報)

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  5/26=浜岡2号炉事故翌日の現地行動報告  ピースウォーク浜岡 飯野慈子
 

 5月26日の浜岡町個別訪問は、浜岡原発2号炉の運転再開、その運転再開の13時間
後の冷却水漏れ事故の直後というタイミングもあり、良いアピールの機会になりまし
た。およそ20名の参加で、浜岡町の戸別訪問をしてきました。

 今回は中電社長あて、浜岡町あてのメッセージはがきを、訪問したその場で記入し
て頂き、回収できるものは回収するという方法を採りました。中電あて32通、浜岡
町長あて57通の、メッセージはがきが回収できました。 
 トラブル続きの浜岡原発、そして2号炉の事故直後ということもあり、町民の反応
も良かったように感じました。
 やはり、聞く人がいれば、自ずと声は出て来るのだと思います。また、メッセージ
を書いて、実名、住所を記入してくれる方も増えてきています。 
 26日は若い人の参加も多かったのですが、それぞれ「自分には何ができるだろう」
と改めて考え始め、実際に帰宅してからも具体的な行動を起こしています。
 近隣住民と直接触れ合うことで、外側からの動きも大きな流れを生んでいきます。

 当日は、中電と浜岡町長あてに、申入書でも要望書でもなく、「手紙」(後述)を用
意して行きました。
 戸別訪問後、浜岡町役場に集合し、町長に手紙を渡すことになりました。日曜日で
ありましたが、事故直後であったため国から原子力安全・保安院が町役場に説明に訪
れ、町長始め町議員がそろっての会議中でした。会議が終わるまで待ち、町長に手紙
を読み上げようとしましたが、「読むからいい!」と手紙はひったくられ、町長は足
早に去って行きました。事故を受け、報道陣も集まりカメラに囲まれた中での出来事
でした。

 その後、浜岡原発PR館に「手紙」を渡しに行きました。
 担当は「この中に裁判の原告がいると思われるので、一切受け取れない」の一点張
り。しばらく押し問答が続きました。
 担当の方は、これまでの「ピースウォーク浜岡」の行動も理解してくださる方でし
た。「皆さんのおっしゃることは判ります。私も辛い立場なんです」と、唇を震わせ
ていました。
 結局「手紙」はソファーの上に置いてきました。置いてある物なら受け取るという
ことでしたので…。
 中電側の対応は、「誰の声も受け付けない」という強固なものを感じました。この
ような対応をしながら、どう「理解を得て」信頼を回復していくのか、全く理解でき
ません。
 そして、今回の担当の方のように、その中でまた苦しむ人がいることに心が痛みま
した。このような「立場」を作らないためにも、国と中電に、これからも働きかけを
続けていきたいと思います。
 様々な面でアピールできた、実りの多い戸別訪問でした。ご参加頂いた皆様、呼び
かけてくださった皆様、本当にありがとうございました。これからも、よろしくお願
い致します。

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  【手紙1】浜岡町長 本間義明様

 私たちは、東海地震の震源域直上で原子力発電所が稼動していることを、大変危惧
しております。
 昨年11月、浜岡原発1号炉で起きた緊急炉心冷却システム系の配管破断事故、炉心
底部からの水漏れなど、相次ぐ事故やトラブルに、県内外の多くの人々が不安を募ら
せていました。
 5月24日、中部電力が2号炉の運転を再開しましたが、わずか13時間後には、放射
能を含む冷却水漏れが見つかり、原子炉を停止させました。
 中部電力は、「安全性を確保して、運転を再開させる」と説明してきましたが、私
たちはもう、浜岡原発の安全性を信頼することができません。
 このような原発が、マグニチュード8クラスと予測される東海地震に耐えられると
も思えません。
 これは、浜岡町だけの問題ではないのです。 
 全国の人々が今、浜岡原発に大きな不安を持ち、注目しています。
 東海地震を原発震災にしないために、浜岡を原発の耐震実験場にしないために、ど
うぞ、浜岡原発の運転を許可しないでください。
 多くのかけがえのない命を守るために、浜岡町長にお願い致します。せめて、東海
地震が起きるまでの間、中部電力・浜岡原子力発電所の運転を休止させてください。

 子どもたちに、美しいあしたをお贈りくださるよう、よろしくお願い申し上げます。
  平成14年5月26日            ピースウォーク浜岡  飯野 慈子

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  【手紙2】中部電力株式会社 代表取締役社長 川口文夫様

 昨年11月に起きた浜岡原発1号炉の事故、相次ぐトラブルに、県内外の人々が大き
な不安を感じています。
 そのような時に、「安全性は確保された」として、5月24日に2号炉の運転を再開し、
その直後に冷却水漏れが見つかり原子炉を停止させたという現実を、私たちはどのよ
うに受け止めていけば良いのでしょう。
 2号炉は、1号炉と同様な事故が起こらないように、中部電力が自ら停止し、点検
を済ませ、安全性が確保できたので運転を再開させた原子炉です。
 昨年の事故と、今回の冷却水漏れを考え合わせると、私たちは中部電力がどんなに
「安全性」を説明しても、それを信用することはできません。
 これを、老朽化によるトラブルではないとするならば、1号炉、2号炉はもちろん、
3号炉、4号炉の運転にも不安を持たずにはいられません。
 浜岡原発は、東海地震の震源域直上に建つ原発でもあります。これだけ点検を重ね、
「安全」とされても冷却水漏れを起こした浜岡原子力発電所が、東海地震に耐えられ
るとは思えません。
 配管破断事故や冷却水漏れは、当初から想定されていたことではないはずです。今
回の「想定外」のトラブルを、「想定外」の原発事故を起こさせないために活かして
ください。
 東海地震が起きた時、どこで想定外の事故が起きるかは解りません。

 今なら、まだ間に合います。原発震災は未然に防げます。
 浜岡原発の安全性を証明し、中部電力への信頼を取り戻すためにも、東海地震が起
きるまでの間、浜岡原発の運転を休止しておいてください。
 よろしくお願い致します。
  平成14年5月26日           ピースウォーク浜岡  飯野 慈子

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6月9日(日)午前11時 浜岡原発・原子力資料館集合 (第1報)

  現地抗議集会、人間の輪をつくろう!!
                     ピースウォーク浜岡  飯野 慈子

 裁判が始まって以後、中電は「原告とは接触しない、何も受け取らない」という強
固な姿勢を続けています。その中で、5月24日2号炉運転再開、5月25日2号炉の冷却
水漏れ事故・運転停止という動きがありました。
 戸別訪問、行政への申し入れなど、各々の団体、グループ、個人が行動を続けてい
ますが、6月9日みんながつながって、この流れをより大きなものに育てていきましょ
う。
 各々が方法を持ち寄って、浜岡でいのちを見つめながら、祈りをもって「東海地震
の前に浜岡原発を止める!」ことをアピールしていきます。
 5月26日の戸別訪問、町長とのやり取り、浜岡原発での出来事もテレビ、新聞など
で取り上げられました。
 6月9日、人々が多く集まって、マスコミに伝えてもらいましょう。原発のことを知
らない人にも、伝わるように…。
 理屈ではなく、「それ、こわいから止めて」と、自然な声が一人ひとりから出てく
るように、アクションを起こしていきます。
 6月9日のご参加、お願い致します。
 現地に足を運べない方は、この集まりがあることを、どうぞ伝えてください。
 様々な団体が集まるので、どのような雰囲気になるのかは解りませんが、その場に
共に集い、祈りを持ち、その中のひとりで在れればいいと思います。
 当日、その後の中電本社集合のインフォメーションが流せるよう計画中です。
 今、大きなチャンスです。浜岡を見つめ、自分にできること、始めましょう。よろ
しくお願いします。
 追伸、6/9当日に各自1メートルくらいの布を持って色とりどりに集まったら、ビ
ジュアル的にもインパクトがあるように思います。旗のようになびかせたり、布を間
につなげながら人の輪をつなげたり…、虹色の抗議集会になるといいな…、などと今
思いつきました。

 私事で申し訳ありませんが、パソコン機を探しています。Windows XPまたはMacを
希望しています。不要なものがありましたら、FAX.0463-58-4395まで。

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配信責任者 大築 準(おおつきじゅん) ningenkz@mail.wbs.ne.jp
 人間家族編集室 スタジオ・リーフ 南伊豆汎自給研究会
  T.0558-62-4533 F.0558-62-4534
 浜岡原発とめよう裁判の会:共同代表 http://hp16.e-notice.ne.jp/~peace/

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