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世界の環境ホット!ニュース(GEN) 184号
<転載歓迎> 2003年2月3日 別処珠樹
コロンビアは軍事目的で動いていた
最近の出来事により、重要な真実が証明された。
西洋、とりわけ米国が、イスラム教に対して口では言い表せない憎悪で
満ちているということが白日の下にさらされた──ビンラディン
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「宇宙への人類進出は、すでに人類のパッション(情熱)になっている。この
苦難を乗り越えてすすむほかの選択はない」。2月3日の朝日新聞朝刊に立花
隆がこう書いています。しかしこの論評は、あまりに「お人好し」ではないだ
ろうか。その理由を米の「オルターネット」にヨウイチ・クラーク・シマツと
いう日系の記者が書いています。
──NASAは純粋に科学研究を目的とした機関ではなく、もともと空軍の一
部であり、隠されたジオポリティクス(地政学)上の軍事目的をもっている。
コロンビアも例外ではない。今回の事故は世界から厳しく見つめられている。
乗員のひとりイラン・ラモンはイスラエル空軍のパイロットで、イスラエルと
米の軍事協力の生きたシンボルである。両軍が協力した技術には、湾岸戦争で
使われたパトリオット・ミサイルやヨルダン川西岸にあるパレスチナ人の村を
攻撃したヘリコプターなどが含まれる。ラモンは70年代に米ユタ州の空軍基
地で訓練を受けてパイロットになった。86年にイラクの原発を破壊するのに
参加している。
ラモンが搭乗したのには、象徴的な意味があるだけではない。「デュアル使用
技術」と呼ばれる技術の研究が含まれる。これはイスラエルが開発したカメラ
を使う技術で、スパイ衛星や無人飛行機に積めば、砂埃でよくみえないところ
でも標的を見分けられる。イラク攻撃の目的にぴったりだ。
インド出身の女性飛行士カルパナ・チャウラはロボット工学と空気力学が専門
で、武器の開発に直接関係がある。航空機が着陸する時に発生する乱気流を解
決するのに優れた技術を持っていて、垂直着陸の航空機やヘリコプターの開発
にかかわる。
二人の飛行士を含むインド・イスラエル・アメリカの三国は「ネクサス」(き
ずな)と呼ばれる。ヨルダン西岸やガザ地区で実験した残酷な方法を、カシュ
ミールの回教徒にたいして使う。インドがイスラエルの技術を使う代わりに、
イスラエルはインドのスリナガルやジャムの空港を使用する。ここからはパキ
スタンの核施設をたたくことができる──
記事はまだ続きますが、ここまで読めば大体のことはわかります。あまりのん
きな評論を鵜呑みにすると怖いという見本でしょうね。
▼オルターネット原文 http://www.alternet.org/story.html?StoryID=15092