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パレスチナの家庭の貯水タンク修復募金


■パレスチナ家庭 夏を迎え困窮
  ■貯水タンク修復募金にご協力を!

 FoE Japan FoE中東の要請に応え受け付け開始

 国際環境NGO FoE Japan(旧地球の友ジャパン、代表理事・岡崎時春)
は、イスラエルのパレスチナでの軍事活動によって破壊されたパレスチ
ナ人住宅の貯水タンクの修復を目指すFoE中東(Friends of the Earth
Midlle East)による「Good Water Neighbors」プロジェクトに協力する
ため、7月から募金活動を開始しました。

 FoE中東からの情報によると、イスラエルのパレスチナ自治区への軍事
活動によって、住宅の屋根に設置されていた何千もの貯水タンクが破壊
され、使用できなくなっています。
 もともと、パレスチナの大部分の町では、特に夏に、水道管からコンス
タントに水の供給を受けることができません。水道管は、断続的に、1週
間に1回程度しか機能しないのです。また、多くの村では、水道はなく、
貯水タンクを満たしておかなければなりません。このため、屋根の上の
貯水タンクは、家庭用に水を蓄えるために不可欠なものです。

 貯水タンクを失った住民は、蓄えていた水を失い、水を節約しながら、
または水なしで、毎日を過ごしています。夏が訪れ、家庭での水の需要
は増えているのに、いまだ多くの家族は、水を蓄える目途がたたない状
況です。この状況を改善するため、FoE中東は、パレスチナ住民の命綱と
も言える貯水タンクを取り替えたり、元通りに修復したりする支援活動
を展開しています。
 貯水タンクを供給しようとしている都市は、カルキリヤ、トルカレム、
ジェニン、ベツレヘム、ラマラの5地域で、各地域に500個の貯水タンク
を供給することを目指しています。

 1000リットルの家庭用貯水タンクの値段は、50USドル(約6000円)で
す。現在までに、海外及びイスラエル人から貯水タンク240個分の募金が
集まりましたが、貯水タンクの必要な家庭の需要を満たすにはまだまだ
足りません。本格的な夏を迎え、少しでも多くの家庭で貯水タンクが使
えるように、国際環境NGO FoE Japanは、FoE中東の呼びかけに応えて、
7月から貯水タンクの募金に協力します。寄付していただいた資金は、
FoE JapanからFoE中東に送金し、破壊された貯水タンクの修復や新規購
入の資金に充てられます。
 ぜひ募金活動にご協力いただきますよう、お願いいたします。

 募金の口座は下記の通りです。
 郵便振替 池袋西郵便局 00130−2−68026
 口座名  FoE Japan
 ※振替用紙に、パレスチナ貯水タンク募金とお書きください。

★貯水タンクの写真は、http://www.foejapan.org/をご覧ください。

■FoE中東(Friends of the Earth Midlle East)
 イスラエルとパレスチナの対立が激化している中、唯一、イスラエル
人・パレスチナ人・ヨルダン人が一緒に活動している団体です。厳しい
政治・社会情勢の中で、3カ国が共有する環境問題に取り組み、この地
域の持続可能な発展を目指して、3カ国のスタッフが共同で仕事をして
います。

■パレスチナ人の窮状 パレスチナ人ディレクター、ナダ・ハティーブ
氏の話
 多くの人たちは、特に今年3月以降、度重なる外出禁止令の発令や他
の村、町への移動が制限されているために、仕事ができず、収入がない。
もとから雇用の機会が少ないのに、この状況で援助国も新規の事業を見
合わせており、新たな職を探すこともできない。このような中で、貯水
タンクに穴があいて水が漏れていたり、まったく使えない状況にあって
も、新たに貯水タンクを買えない人が多い。収入がなくて買えず困って
いる人たちが事務所を訪ねて来ては「何とか助けてもらえないか」と言
ってくる。夏にはまったく雨が降らない土地柄だが、特に今夏は水が不
足しており、水の供給を担当している当局は、さらに水の供給を減らす
としており、貯水タンクが壊れていても買えない人たちの状況は深刻だ。

       国際環境NGO FoE Japan(担当・安在)
          東京都豊島区目白3−17−24 2F 〒171-0031
          Tel: 03-3951-1081 Fax: 03-3951-1084
          http://www.FoEJapan.org
          anzai@foejapan.org

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