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SHAKE! -ベイエリア通信-  No. 3


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=目次=

★「異義あり!」―アメリカ流/サンフランシスコ・クロニクル紙・
独立記念日の社説から

★ 本気でもがこう!/米山麻以子

★ レモン・イエローとマンゴー色のキッチンから/麻以子と風砂子の「言い
対放談」

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★ 「異義あり!」―アメリカ流 (DISSENT-The American Way)    /サンフランシスコ・クロニクル紙・独立記念日の社説から

 9/11以来、ブッシュ大統領とアシュクロフト法務長官は、彼らの政策に
反対し、人権と自由擁護をかかげる市民たちの愛国心を問い、かれらの意見を
排斥してきた。しかし、それはたいへんなお門違いというものだ。「異義を唱
えること」ほどアメリカ的なことはない。そして、アメリカ合衆国独立記念日の
今日ほど、その歴史の再検討に適した日はないだろう。

 「異議申し立て」の伝統。イギリスに反対して革命を誘発したアメリカ植民者
たちは、ボストン港に紅茶を投げ捨てただけでなく、イギリス王朝と貴族社会を
否認する、共和国政府を創造した。トマス・ジェファーソンの輝かしい言葉で書
かれた「独立宣言」は、「すべての人の平等」を謳ったばかりでなく、
「政府が、その目的達成の障害になった場合は、市民が異義を唱える。」ことを
奨励した。

 それに止まらず、「合衆国の父」たちは、憲法制定にあたり、補足第一条で、
発言、
集会、請願の自由を保証し、「異義を唱える」権利をわれわれに与えた。事実、
「自由と平等」というメリカ合衆国の基本的理念は、当時の世界を眩惑し、その
原理が侵害されたと感じた多数のアメリカ人に、「異義を唱える」
インスピレーションを与えてきた。19世紀の奴隷制廃止論者や、
婦人参政権論者が、その論拠としたのは、まさにこの基本的理念であった。

 アメリカ人が、愛国の伝統を培うには、長い年月がかかった。
シシリア・オリーリの著書「To Die For: Paradox of Patriotism」によれば、
国家としての儀式や象徴を使うようになったのは、南北戦争以後のことだ。
しかし、アメリカ国民は、こうした愛国的な伝統を常習的に洗浄してきた。
最近出されたピーター・ドレリーとディック・フラックスの「愛国主義
のかくされた歴史」という記事は、国旗に忠誠を誓い、国歌を斉唱するアメリカ
人も、はたして誰がそれを書いたのか、どのような社会的、政治的思想に鼓舞
されて、それらが書かれたかを知らない、という事実を思い起こさせた。

皮肉なことに、アメリカの愛国的な遺産を残した市民の多くが「異義あり!」
と叫ぶ者たちだった。19世紀の終わりには、多数の誠実なアメリカ人が、
自国の急速な産業発展に伴う、腐敗、貪欲、物質主義と個人至上主義を批判
しはじめた。増大する経済的、社会的な不平等を憂慮した彼らは、
アメリカン・ドリームである、「平等の精神」の維持を追求した。

たとえば、1881年に、今使われている「忠誠の誓い」を書いた
フランシス・ベラミーは、社会主義を奉じる編集者で、キリストを社会主義者
と呼んだばかりに、ボストンの教会から追放された。彼のいとこの
エドワード・ベラミーが書いたユートピア小説「Looking Backward」は、何千人
ものミドルクラスのアメリカ人を鼓舞して「愛国者(nationalist)クラブ」に
入会させた。

その2年後に、今度はエマ・ラザラスが「異義あり!」を唱える。自由の女神
に記されている、彼女の詩、“Give me your tired, your poor Your huddled masses yearning to breathe free”は、地上の見捨てられた不幸な者たちに、
自由と平等を与えることができるのは、アメリカ以外にない、という、彼女の
信念の表明である。

希望に満ちた「異議申し立て」の伝統は、20世紀にも受け継がれた。194
0年に書かれた、ウーディ・ガスリーの有名な「This land is your land」は、
民間の国歌のようにすらなった。しかしその情感豊かな詩に励まされる多くの
人は、彼がコミュニストたちに近かったことは知らないだろう。彼は、貧
しきひとびと、虐げられたものたちへの愛を、この国の自然の美と豊かさに重
ねあわせた。

公正な「抵抗」の伝統はまた、50年代、60年代の人権運動にも影響を与
えた。ゴスペルの精神に鼓舞された、勇敢なアクティビストたちが世界に流布
した、忘れがたい「We shall Overcome」は、アメリカの最も偉大な「異義
あり!」宣言のひとつであろう。

これらの偉大な作詞家や活動家は、アメリカの約束された未来を深く信じ、
現在愛国的とみなされている多くの詩は、その精神の表現であった。
われわれすべてがそうしなければならないように、彼らは、自国に対する誠実な
批判こそ、民主主義を再充電するエネルギーであることを理解していた。

「異義を唱える」ことは、決して反愛国的ではない。「異義あり!」こそ
アメリカ流なのだ。” 
独立記念日おめでとう!          (翻訳:風砂子デアンジェリス)

★ 本気でもがこう!/米山麻以子

 最近、私はもがいている… 4年間通ったサンフランシスコのCIISを卒業し、
様々な可能性や選択肢、日本や世界の情勢を前に、長期的な視野のもと自分の
将来を見つめている。こんなことはこの4年間に繰り返
しやってきたこたことなのに、まだまだ足りないらしい。しかし学生という身
をとりあえず脱した今、それがよりリアリティをもって私に迫ってきている。
自分にとって大きな転機にさしかかっているのは確実だ。今までも何度も先が見
えない不安はあったが、それをどこかで楽しんでいるところがあった。でも
今回の不安は、楽しむどころか恐くて身動きがとれなくなるような感
じでとても苦しい。しかし、季節柄、就職活動や引越しなどで転機を迎えたり、
もしくはこの世界情勢の中で、あらためて自分の人生を見つめ直している人
がまわりにもたくさんいる。占星術に詳しい友達によると、今年
はどうやらそういう星回りらしい。もがきの星回り。な〜んだ、
そうだったのか。私ひとりじゃないのね。ちょっと安心。でも、
だからといって、それが当然なんだと、「もがき」から逃げてはいけない、と
思う。個人的にも世界的にも困難が多いこの世の中。ひとりひとりが、この
「もがきの季節」とどのように向き合うか、どのように取り組むかによって、
きっと結果も変わってくるに違いない。結果は日々の積み重ね、すべては
プロセスだよね。
 今年、厄年の私の目標は「本気でもがこう!」。そうすれば、
きっとこのもがきが私の未来につながるはず!
 一人でもがき苦しんでいるかもしれないあなた。ひとりではないよ。一緒
にもがこう!そして新たなる未来へつなげよう!

★ レモン・イエローとマンゴー色のキッチンから/
           麻以子と風砂子の「言い対放談」

「まあ、素敵なキッチン!」と、入ってくるなり麻以子ちゃんが言った。
17年間住んだ家のキッチン改造が、やっと実現した。「紺屋の白袴」で、
大工の夫は、4〜5年わたしにせっつかれながらも、外での仕事に忙しく(お金
も稼がなきゃなんないしね)やっと着手にこぎつけた。
今までも、家の家具は全部彼の作品。キッチン改造も、細部まで二人でデザイン
して、すべて彼の手作り。
壁塗りは、わたしの担当。レモン・イエローの壁。マンゴー・ジュースが滴
るようなオレンジ色の天井。窓やドアの木わくは、濃淡の緑を重ねてまだら
塗り。ダイニング・テーブルのま上の天井に描いた、円形の
セルリアン・ブルーの空が、娘、孫、友人たちの間に、賛否両論の物議
をかもしている。
そんな色たちと、赤っぽい木の床、リサイクル木材も併用のキャビネット
たちに囲まれ、窓からほんものの空と木々が見えるキッチンにいると、
なにかうれしくなって、家中でわたしが一番すきな場所になった。
 「Shake!の企画編集室も、これからは、キッチンにしようね!」
もともと、Shake!は、わたしの家のリビング・ルームから始まった。週に一度
ミーティングをして、おしゃべりしながら大笑いしたり、悲しんだり。ホットな
世界情勢やコミュニティ・ニュース、自分の心情、信条を交換する。世界で
起っているすべてのことは、今ここにいる私たちひとりひとりの日常と、
切っても切り離せない、というShake!の信念が深まっていった。
 今日は、そんなミーティングの空気をお伝えしたく、美佳さんが夏休みで
日本に滞在中なので、「麻以子と風砂子の対話(おしゃべり)」の一部を、新
しいキッチンからお送りします。(風)

アメリカの原点

風:先週の独立記念日、麻以子ちゃんは、何をしたの?

麻:その日も、もがいてました。(笑)風砂子さんは?

風:もう2ヶ月以上、キッチン改造と新しいコンピューターとの格闘に加えて、
真夜中に起きてワールドカップ参戦が続いて、バテ気味だったんだけど、先
にあげたクロニクルの社説や、読者の意見を読んで、とても元気づけられた。
9月11日以来のプレッシャーは、すごかったんだなあ、と、改めて思ったわ。

麻:だって風砂子さんが、アメリカ市民になって初めて投票した総選挙で、
ブッシュが大統領になって、ここまで来ちゃったんだもの。すべて、風砂子
さんのせいだと言ううわさも、どこかで聞いたようなーーー。(笑)

風:あの社説に、アメリカ植民者たちが、お茶をボストン湾に投げ捨てる絵の
写真がついていたのね。その時、彼らが、アメリカ先住民の民族衣装を着
てたのを、わたしって初めて知ったの。それがすごく興味深くてね、
なぜなのか、周りのひとみんなに聞いたんだけど、誰も知らない。友人の
一人が、ボストン茶会博物館に問い合わせてくれたら、「フランスとの戦争で、
植民者たちは、アメリカ・インディアンと共に戦って、ことにモホークの勇敢
さにすごく感動して、それで、彼らをまねたんだ。」という返事がきたの。
「独立宣言」を書いた、ジェファーソンも先住民と親
しくしていたらしいんだけど、その宣言の「全人民の自由と平等」には、
先住民や黒人奴隷、そして女性もふくまれていない。白人の間でも、当時すでに
貧富の差がすごく大きくて、財産がないと、選挙権が与えられなかった。
そんなアメリカ合衆国の原点をもっとゆっくり知りたい、という気持ちが湧
いてきて、独立記念日を期に、アメリカの歴史を、もう一度読みはじめたの。
愛国者でしょう?(笑)

麻:ふーん、わたしたち、知らなきゃいけないことばかりだね。“もがき”
がもっとひどくなりそう。(笑)

風:うん、でもまだ見てない面白い映画がたくさんあると思えば、楽
しいじゃん。(笑い)」
 
麻:問わないと先に進めない、というのは確かだよね。私は、アメリカという
異文化に来て、自分のことがよりわかってきた。自分が何が得意で、何が
苦手で、何を活かしたくて、何を克服したいのか。自分にとって何が大切で何
を守りたいのか、どんなところに喜びを感じて、どんな世界を創りたいか…
などなど。アメリカで5年間生活して、色んな人と出会って、体験して、自分の
ミッションが明確になってきた気がする。
 
風:日本を離れたことが大きい?

麻:すっごく大きい。なんて言うか大袈裟に言うと日本を背負う意識が芽生
えたというか、どうしても違う文化の中にいるとクラスの中でも日本を代表
せざるを得ないような状況が多いんだよね

風:日本を肩に背負う?!わー、重いでしょう?(笑い)
 
麻:大袈裟だけど、一人の日本人としての責任…みたいな。それによって日本の
文化や歴史をもっと知ろうとする。

風:日本の中にいると、自分というものがわからなくても、
なんとなくやっていける、というのはわかる。わたしも異文化を渡り歩
くなかで、無意識のうちに自分自身を見つめてきた。アメリカの文化で、個人
という意識が強いのも、そういう移民の集団だから、
ということもあるのかもね。
 
麻:英語学校に通っていたとき、つくづく感じたのが主張できない日本人。
ヨーロッパやブラジルの生徒など、文法などいい加減なんだけど、すごく主張
があるんだよね。その違いなどを体験して、きれいに英語を話すことが問題
じゃなくて何を伝えるか、それをちゃんと持っていれば人は理解してくれるし、
そこから真の対話や文化交流が始まるんだと思った。

風:私たちが、英語が下手なのは当然なんだから、なにも引け目を感
じることはない。わたしがレニー・カレッジで英作文を習っていた先生は、
「へんな英語」を面白い、と、とても評価してくれたので、すごく励まされた。
言葉のギャップって大きいけれど、言葉だってやっぱりひとり一人が
作っていくものなんだ、ってことをその先生が教えてくれたような気がする。
劣等感を持つよりも、勉強してチャレンジすればいいんだよね。

麻:風砂子さんの性格からいうと、どんな状況でも黙ってられないっていう感
じだけど…

風:そんなことないよ。わたし、もともとはすごくシャイだったのよう。

麻:ウソーッ!!(笑)

日本の戦争責任
麻:それにしてもワールドカップは燃えましたね。やっぱり日本を応援
してしまう自分がいる一方で、どのチームもフェアプレーのなかで人が喜
んだり悔しがったりする姿は本当に美しいなって思った。なんかあらためて
スポーツ精神を感じたというか、真の戦いとでもいうのかな。そう考えると、
今の戦争はフェアプレーじゃないよね

風:まあ、麻以子ちゃんも?わたしもワールドカップ見ながら、戦争のこと考
えちゃった。戦争も、やりたい人が、大きなフィールドに集まって、自分の
筋肉を使ってやってくれるんだったらなあ、なんて。レフリーは、
コフィ・アナン。オモチャの鉄砲は持ってもいい。そうしたら、わたしだって
国旗を振って応援するわよ。(笑)

麻:でもね、最後にブラジルが優勝して、選手や監督みんながブラジルの国旗
をはためかせているのを見て、わたしはふと、日本が優勝したら、日本の選手
にこれができるのかな、って思ってしまったの。ブラジルの選手たちが自分
の国、そしてその代表としての自分たちに誇りを持って、国旗を振
りかざしているのを見て、ちょっと羨ましいような気もしたの。

風:そうかぁ。日本には、国旗や国歌に対して、なにか、後ろめたい“しらけ”
がある。でも、それがどこから来ているのかが、徹底的に冷静に、検討
されていないんじゃないのかな?賛成か、反対か、という結論だけが、右翼と
左翼の黒白(白赤)論争に、のせられてしまうみたいで。
 
麻:責任の所在をはっきりしなかったのが、いつまでたってもなんとなく罪悪感
として残っているってことかな?深い部分で国を信頼していない感じ。それが
確実にわたしの世代に受け継がれている。
 
風:つい最近、兄が小倉寛太郎さんの「自然に生きて」という本を
送ってくれたの。ちょうどそのとき、赤川行さんの「遥かなり母国」も読
んでいてね、またもや「日本の戦争責任」が、わたしのキッチン
にもやってきたの。それを読んでつくづく思ったんだけど、「日本の戦争責
任」って、中国や朝鮮に対する責任だけじゃなく、なによりも、日本人に対する
責任なんだよね。
最大の罪は、自国民に対する欺瞞、ウソだと思う。どうしようもなく負
けていたのに、勝っているとウソついて、最後まで特攻隊を送り込み、地雷の舵
をとらせるために、若者をひとりのせて、外からガチャン。中
からはあけられないようにして、大平洋に送り出す。満州や朝鮮に住んでいた
日本人も、兵隊さんたちも、敗戦も知らされず、軍隊に見捨てられて、生死
をさまよう。日本人が、自分たちに対する軍事政権の責任をしっかり問
うべきだったのよね。

麻:日本人は疲労困憊して、サバイバルに精一杯で、政府の責任は、占領軍
まかせ、という感じだったのかな。
 
風:そうね、でも、自分の政府に責任を問う、ことは、それを問う責任を自分
に課すことでもあるのよね。自分の兄弟、両親、祖父母たちに直接加えられた
不正に対して責任を問うことは、自分が何をすべきかという責任を問
うことでもある。それをした時に始めて、他国への責任も問
えるんじゃないかな?
 小倉さんの本に、元内大臣の木戸孝一という人が、天皇陛下に対して、陛下が
退位しないと、今後日本人が無責任になると助言した、と書いてあったけど、
なんか、その通りよね。アメリカに対する態度、世界に対する態度にも、
それが出ているんじゃない?
 
麻:よく今の若者は目上の人、年上の人に対する態度が悪
くなっているというけど、つまりは信頼感がないんだよね。その中から尊敬
なんて生まれない。
 
風:年上の人も、この問題をどうとらえるか、自信がないから話せない。小倉
さんが今の有事法や、新ガイドラインは、戦前の国民総動員法だと
言っていられるんだけど、そんな大変なことがいま、起っているのに、戦前
のことと結び付けて考えられない人が多いという。それは、戦前のこと、戦争の
歴史が、まだ本当にひとり一人の中で検討されていないからじゃない?

麻:日本人は、あれだけの戦争体験をしたので、アメリカと同盟していないと
コワイ、という気持ちが強いみたいだけど。

風:それはよく分かる。でも、アメリカにあそこまでやらせたのは、日本政府の
責任でもあるんだよね。さっきもいったように、自分も国民もウソの呪文で縛
り付けて、降伏を遅らせたから、原爆まで落とされた。その歴史を見極
めないで、怖がってだけいたら、また歴史をくり返してしまう。

麻:G8サミットもロシアが開催国としてみとめられたよね。ロシアも石油で
アメリカに寝返ったから、そのおかげでG8に正式に認められたってとこかな。

風:かつての冷戦の敵も、自分の利益になるんだったら同盟にするし、
タリバンやフセインのように、かつての味方も敵にする。
 
麻:そう考えると、日本だっていつ敵になるかわからない。

風:独立記念日に、政府が、海外にいるアメリカ人に、あまり人の集
まるところには、いかないように、っていう警告を出したでしょう。ちょうど、
わたしの14歳になる孫娘が、もう一人のおばあちゃんとスペインに
入っていてね、そうでなかったら、またこわがらせか、何かがあった時の
予防線か、なんてあしらっていたかも知れないのに、やっぱり、孫
のこととなれば、震え上がってしまうよね。

麻:私も日本の母に電話で、独立記念日は気をつけるように注意されて、
びっくりしちゃった。

風:あの子にだけは、何ごとも起りませんように、と常にもなく祈ってしまう。
そして、人間なら誰だってそう思う、ということの重さに改めて気付く。
いままで、殺された人たちの肉親は、誰だってそう思っているんだと。
数日前に、バークレーの隣町のオークランドで、「暴力をなくそう」という同時
デモがあって、バーバラ・リー議員がその先頭に立って歩いた。ストリートでの
殺人事件が去年に比べて、とても増えている。拳銃の規制も“自衛”という名
のもとに緩くなっている。わたしには、それが、対テロ戦争と無関係だとは思
えないのよね。
どこの国であろうと、コミュニティであろうと、武力では、絶対に安全は守
れない。

麻:支配者の原理って勝つか負けるか、やるかやられるかの結果主義だよね。
その結果だけを求めて、一番大切な「いのち」をないがしろにしている。

風:いのちっていうのはプロセスであり、喜びであると思う。生
きているものみんな死があるからこそ、喜びを感じて生きていきたいよね。

麻:人は自分だけの喜びを追求をする人もいるだろうけど、人間の喜びは人
との関わりにおいて広がって深まってくる気がする。自分一人の喜びも、他の
人々と分かち合うことによって広がって、さらに喜びが深まる。この喜
びをどこまで広げるか、つなげるかは個人の意識の違い、個人差
によるんだろうけどね。

風:自分の生き方でしか示せない 

麻: Shakeをとおして、このいのちの喜びを広げて深められていったらいいね。

(とかなんとか言っちゃってー。皆さん、いかがでしたか?シェイクされました
か?私たちだけ踊っちゃって何だか恥ずかしいわ。皆さんも一緒に
シェイクダンスしましょうよ!)

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SHAKE!編集スタッフ:風砂子デアンジェリス、美佳ハロウ、米山麻以子
アドバイザー:村川治彦、まさよバイエ
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Email連絡先:shake@earthgathering.org
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