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オーストラリアの原生林を守るための緊急署名


【緊急署名のお願い】
     オーストラリアで世界遺産的価値のある原生林が伐採される
            木材は紙の原料として日本へ
      原生林を守りたいというあなたの意志を伝えましょう!


 3月5日早朝、オーストラリア南西部、ビクトリア州メルボルンの東300kmに位置
する東ギプスランドのグーロングックで、森林保護活動家が5年間にわたって世界遺
産的価値のある原生林の森を伐採から守ってきた砦が、50人の警察と州政府職員によ
って取り払われました。この地はオーストラリア国内でも貴重な未開の冷温帯雨林地
域で、樹齢500年以上のユーカリの原生林や樹齢1000年を超える巨大なシダ植物、絶
滅に瀕した様々な動物をはじめとした、東ギプスランドにあるすべてのものが存在し
ています。この森の保護活動はオーストラリアで最も長く、象徴的なものです。現地
の保護家は「ここを守ることができなければ、他のどこも守ることができないだろ
う」と言っています。緑の党の連邦議会議員ボブ・ブラウン氏も、生態系としての価
値が非常に高いとして、グーロングックの森を伐採計画から外すよう求めています。

 14日現在、伐採現場から半径25kmの範囲が州政府によって進入禁止区域に設定さ
れ、2ヶ所で伐採が行われています。伐採は警察と州政府職員によって24時間体制で
守られる形で行われ、警察は投光照明機や赤外線装置などを使って、人々が伐採現場
に入り込み、現場を見られないよう見張っています。10日には、この模様を撮影して
いたカメラマンが州政府職員から暴行を受け、12日には、保護派のキャンプが進入禁
止区域から移動させられる際に乱暴を受けました。保護活動家は非暴力の抗議に徹し
ているにも関わらず、これまでに、約30人が禁止区域への侵入や公務執行妨害などに
よって逮捕されたり、様々なささいな違反に問われています。

 ここで伐採された木材は現地のハリス大昭和社(大昭和製紙と伊藤忠商事が全株式
を保有)の工場に運ばれて木材チップとなり、日本に輸出されて書籍や雑誌、コピー
用紙、ノート、カレンダー、包装紙などの紙になります。最近得られた情報による
と、州政府に払われる伐採権料は1トンあたりたったの10セント(約7円)です。貴
重な原生林がたったこれだけの値段で売り払われているのです。ちなみに、日本にお
ける上質紙の値段は1kgあたり120円前後です(単位が異なることに注意)。

 日本の紙原料の最大の輸入先はオーストラリアです。オーストラリアでは、ビクト
リア州以外でもオールドグロスと呼ばれる原生林の伐採が行われており、その大部分
が紙の原料として日本に輸出されています。オールドグロス林とは、樹齢200年から
1,000年の樹木が大勢を占める、生態系として成熟した森林のことで、様々な動植物
が生存しています。オーストラリアのオールドグロス林のうち、保護されているのは
約半分に過ぎず、残りの半分は伐採されて豊かな生態系がどんどん消失するというこ
とが進行しています。オーストラリアの世論調査によると、約8割の人々が紙原料の
ための原生林の伐採に反対しています。この森林伐採を招いているのは、紛れもなく
私たち日本人の紙消費です。

あなたの意志を伝えましょう!

 あなたは自分が紙を消費することによって原生林が破壊されても構わないですか?
オーストラリアの政府に原生林を守って欲しいと思いますか?日本の製紙会社に原生
林を原料とした紙をつくって欲しくないと思いますか?あなたがオーストラリアの原
生林を守りたいと思った場合は、オーストラリアの政府や日本の製紙会社にその意志
を伝えましょう。

 熱帯林行動ネットワークが以下の手紙に、いただいた署名を添えてビクトリア州知
事と大昭和製紙に送ります。賛同していただける方は、

1)「オーストラリア原生林保護署名」と明記して、
あなたの名前(日本語表記とローマ字表記の両方)を
3月18日(月)(第一次締切)または3月25日(月)(第二次締め切り)までに
jatan@jca.apc.org まで送って下さい。

2)このメールをできるだけ早く、できるだけ多くの知り合いに転送して下さい。

 あなたの署名によってオーストラリアの原生林が守られるかも知れません。是非、
この緊急署名に参加して下さい。

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オーストラリア・ビクトリア州知事
スティーブ・ブラック様

 数多くのオーストラリアの人々の反対にも関わらず、東ギプスランドのグーロング
ック川流域でオールドグロス原生林の伐採が開始されたことを知りました。そこで伐
採された木材はハリス大昭和社の工場で紙の原料となり、日本に輸出されていること
を知っています。私たちは原生林でつくられた紙を使いたくありません。数々の動植
物が生存する貴重な生態系である東ギプスランドのオールドグロス原生林の伐採を即
時に停止し、保護していただくことを要望します。

大昭和製紙株式会社
代表取締役社長 北岡郊司郎様

 数多くのオーストラリアの人々の反対にも関わらず、ビクトリア州、東ギプスラン
ドのグーロングック川流域でオールドグロス原生林の伐採が開始されたことを知りま
した。そこで伐採された木材はハリス大昭和社で紙の原料に加工され、御社の紙生産
に使用されていることを知っています。私たちは原生林でつくられた紙を使いたくあ
りません。環境に責任を持った企業であることを示していただくために、御社の現地
関連会社であるハリス大昭和社に、同地域をはじめとした原生林の伐採を行わないこ
とを要求していただくこと、それが実現しない場合は、同社の製品を取り扱わないで
いただくことを要望します。
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詳しくは、以下のホームページをご覧下さい。

紙と森林伐採について考えるページ(日本語概要)
http://www.jca.apc.org/jatan/woodchip-j/
Goongerah Environment Center(英語最新情報)
http://www.geco.org.au/


熱帯林行動ネットワーク(JATAN)
TEL 03-5367-2865 FAX 03-5367-8379
http://www.jca.apc.org/jatan/

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