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6.24 Y2K市民ネット情報交換会

〜市民の自主勉強会に参加して〜

小 林 一 朗


この情報はわたくしが個人的に独断でお伝えしているものです。限定した方々にお伝えします。取り扱いの極めて微妙な情報も含まれていますので、他の方に流す時は慎重にお願いします。できればご意見の返信をください。力を合わせてくれる仲間が一人でも多く欲しいです。要らない方はこちらで勝手に送り付けたにも関らず恐縮ではございますがその旨連絡頂けますか。

●最新情報

○電力会社 12/31の勤務状況

・関西電力 2800人、北海道電力 1000人 が泊まり込む予定。

・電力業界は“安全宣言”をしているが、リスクを隠しきれない。

・ことが起これば、現場に何人エンジニアを配置しようがやすやすとは対処できな  い。

・参考:日銀はコンピューターのダウンを想定し、既に紙と鉛筆を用意した。電力業 界でもダウンの想定が必要なのに何もやっていない。

・原発がダウンしたら1ヶ月以上の間、バックアップ電源(ディーゼル発電)で冷却 が必要。

(注:バックアップ用電源装置にひび割れがあったりして危険性が高いことは反原発運動をやってきた人の間では常識!バックアップのシステムにY2Kは無いのかっ!?)

・アメリカは原発を止めない!と宣言している。反原発系NGOが強烈にロビーしているが無視されている。この背景にはアメリカは時差の関係で1/1 0:00を迎えるのが日本やNZに比べ、16?20時間遅い。日本の原発がクラッシュしたのを確認してからでも十分ストップできる余裕がある。但し、通信システムが維持できていて日本の状況が伝わればの話しだが...

○地方での講演を相次いで行った。群馬県桐生市、熊本、鹿児島、京都、大阪他で行った。場所によっては行政関係者が3割以上参加していることもあった。参加者は各150人位。地域のネットワーク『地球村』関係者からのオファーが多く、また、『地球村』の人には言いたいことがストレートに伝わっている実感がある。

・今後の講演予定

6/29 仙台、6/26、30 京都、6/28、7/1 大阪

○未だに“2ケタ”チップが製造されている!

某時計系半導体メーカー社長と訪欧した際、その会社では99年4月末現在で未だに“2ケタ”チップを作っているとのコメントを得た。東南アジアの工場で製造している分とのこと。このチップがどこにどれだけ出まわっているかは全く分からない。

(一朗注:この会社ボクの以前の勤め先のお得意さんでした。ボクの作ったシリコン基盤は時限爆弾だったのだ!アチャー!みなさんゴメンね。)


○アメリカ クリントン大統領が5/24 緊急発表 「地域対話集会」の開催を全国民に呼びかける。

・国がY2Kの広報ビデオ、CD-ROM(日本語verあり)、ハンドブックを配布した。
 タイトルは“Leading the Way to Y2K”。人にY2Kを伝えるためのグッズやロゴ まである。主たる内容は、万が一の事態に備えて地域レベルでの対策を推奨。ビデ オにはクリントン大統領が直接出演しメッセージを送っている。(いま上映した)

・このキットはアメリカ大使館に申し込めばもらえる(無料のようだ)。(ボクも取 り寄せます)

・本件関係では民主党福山議員が積極的に動いている。ハンドブックの内容を記者の 前で管党首が読み上げ、リリースした。


○大手コンピュータ企業(2001宇宙の旅でお馴染み)の社長が友人なので私信を送った所、通り一遍の返信が来た。立場上、書けないのは分かるが、企業内のエンジニアは総じて意識が低い。自分の担当技術、工場の範囲でしか対策を打とうとしていない。(一朗注:社会システムや海外との物流のことは考えていない。専門・・なんだよね。)


○アメリカ商務省主催Y2Kセミナー 6/18池袋にて開催

・「アメリカ政府はどのような状況を想定しているのか?」と質問した所、「それは 私の仕事の範疇ではない」とあっさり。逃げられた。

・企業関係者を対象に開催されたこともあって、出る質問は「当社は何をすればよい のか...」ばかり。グローバルな視点からの質問は皆無。(一朗注:個人的意見とし て、国内の対策はもう諦めて中東からの石油輸送ラインやアメリカからの食糧輸入 経路の対策に集中すべきだと思う。自分の会社さえよければよい、という姿勢は無 駄な努力。企業や国が人を幸せにするために存在しているのであればそのくらいの ジャッジをして欲しいよ。経営者、企業家の皆さん頼むよ! 本心はこの機会に石 油消費と輸入食糧からの脱却を狙っているけどね!)


○余談。フランスの原発はすべて国境沿いにある。万が一のクラッシュの際、被害が国内に及ばないようにしているのでは。


○アメリカ政府は二枚舌!

・政府発表では“安心、大丈夫”を強調しているが、一方では戒厳令の発動が準備されている。先日、米軍のトラックが横転し中身が路上にばらまかれた。この中身は“看板”だった。なんと「戒厳令により銀行からの現金引出しは禁止されました」と書かれた看板だった!この様子がテレビで報道されてしまった!前述の“Y2Kキット”も実はヤバイことを知りながら、安心させるための戦略と考えられる。


●Y2Kの伝え方について

○シミュレーションしたワークショップを3人一組で行った。

・伝える対象を一般市民、行政関係者、企業関係者、など想定して対応。

・組ごとに感想を出し合った。

・全体で感想を出し合った。

・相手が5段階(?否認、?怒り、?取引き、?諦め、?運命の受け入れ)のどの段階に いるかによって反応はさまざま。反応を想定しておけば否認されてもビビらずに済 む。

・この5段階は繰り返すところが厄介。受け入れて懸命にやってもまた否定したくな る。

・資料を準備するとよい。ミニコミ的な物より公的な情報(新聞、顧問会議録など) の方が説得力が高い。

・相手の“立場”によってこちらの対応を変える必要がある。

・相手の関心事とくっつけてY2Kを話す。例えば、タクシー運転手だったら「このク ルマ動かなくなるかも知れないんだよ」という具合に。

・主婦には食糧、飲み水、トイレ、電気、ガスなど生活のこととからめて。

・初めての相手に伝える時は短時間しか取れないことが多いのでそれに応じた伝え方 を練習しておく。「もっと時間があれば伝えられるのに...」ではダメ!

・一度に伝えきろうとしない。反発を招く。伝えきらないのが思いやり。

・知っているのに伝えすぎずにいることは相手を尊重したことになるので、後で相手 に感動が生まれることがある。この時、手を取り合いたい気分になる。

・相手はまずは?否認の段階になるのでそれでよしとする。次ぎに会うまでの間にそ の人が勉強している。その後、具体的に話せばよい。一度Y2Kを軽くでも伝えてお けばアンテナができているのでその人は自然とY2K情報を得てしまう。

・相手に「Y2Kって知ってる?」と先に聞くと相手の認識状況が分かる。話を聞いて 戦略を練れる。

・伝えることと伝わることは似て非なるもの。伝えた時ではなく伝わった時に初めて 人は動く。

・一緒にやっていこう!という姿勢が大事。

・Y2Kはテクノロジーを知らない人でも理解できる。

・ハートで伝える。

・男より女性の方が反応が早い。

・女性の場合、「じゃあどうすればよいの?」と対策の話しに進みやすい。この時に 一緒にやる姿勢を。

・パニックを恐れないで。パニックは必ず起こることを前提に考えておく。

(一朗注:とても大事な内容ですね。いつも『地球村』のMMで話していることと何も変わらない。)


●Y2K市民ネットの今後

○事務局の開設

・大和和尚が引き受けた。

・各自が各場所でやっていこう!ネットを頼るのではなく自分で勉強会を開催して行 こう!

(一朗注:レインボーパレード事務所で定期的にやって行こうと思っています。)

なお、6/29(火)am.10?12 埼玉県蕨市立東公民館にて「地球温暖化の衝撃と来たるべき2000年問題対策」と大袈裟に銘打ってボクが講演をやります。ちょっと身に余るよな。問合せはTEL:048-442-4052 蕨市立東公民館にて

7月は同場所で埼玉地球村の鈴木さんが「Y2Kの具体的対策(家庭編)」についてやるかも知れません。乞うご期待! いやあ、すごい時代になったもんだ。

ボクは笑心を維持できるだろうか...レインボーパレードの事務局に追われるだけでも優しさを忘れてしまっているというのに。それはさておき、地球温暖化を止めるラストチャンスに向かってGOだーい! みんな、来年、笑顔で会おうね!
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発信:小林一朗(070-5569-5974)

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