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アロマテラピーによる

ペットのノミよけ


 一般にノミ対策として使われる方法には、ノミ取り粉やシャンプーをペットの体にかけたり、ノミ取り首輪をはめることが多いようです。これはノミを殺す成分が首輪などにしみこませてある為で、犬や猫には安全ですと謳われていることもありますが、その一方で食欲がなくなったり、首輪をかけている辺りの皮膚がただれるなど、ペットの様子が変になることがよくあります。化学薬品による殺虫剤は、虫の方も次第に耐性を付けてくるため、いたちごっこのようにどんどん強力な薬品を使うことになり、その結果ペットにとっても有害な影響が出てしまうのです。

 ノミ対策の中で、環境にもペット自身にも一番いいのは、金属製のノミ取りグシを使って、物理的にノミをすき落とす方法でしょう。(すいたノミは洗剤の入った洗面器などに落とす)ところがこの方法は手間暇がかかるため、忙しい人にはなかなかできないこともあります。そのためしかたなくノミ取り首輪を使い、心配になるのでときどきはずしたり又はめたりすることになります。

 ところで植物の中には自らを守るため、虫が近寄らないような香りを出すものがいくつかあります。こういった植物を使って、虫を殺すのではなく、虫を追い出すノミよけ首輪を手作りしてみましょう。利用できる植物としては、ペニーロイヤル、ユーカリ、ラベンダー、シトロネラ、カモミール、シダーウッド、ジンジャー、フィーバーフュー、ローズマリー、ルー、セージ、サザンウッド、タンジー、ワームウッド等々。これらの乾燥したハーブが手に入る人は、ペットの首回りの長さの細長い布袋を作り、その中にハーブを詰めれば出来上がりです。材料の布には、自分のペットに合わせて可愛い柄のしっかりした生地を選びましょう。ドライハーブだけだと効果が薄い上、長持ちしないので、一般的なポプリやサシェを作るときと同様、その上に精油をしみこませましょう。香りが薄れてきたと思ったら、ときどき精油を足して下さい。

 また首輪だけでなく、上記のハーブや精油を使ったポプリを、犬小屋などペットのいつもいる場所に置いておくことでも、ノミを減らすことができます。

 もう一つ、ニンニクをペットに食べさせるとノミが近寄らなくなると言われます。食べやすいように工夫して与えてみてはいかがでしょうか。

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