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わがやのアロマテラピー


 アロマセラピーというものに興味を持つようになって そろそろ7、8年になるでしょうか。その割には、ちっとも知識の向上はなくて、使う精油も、むしろ種類が少なくなっています。いろんなものをためして、結局自分にとって必要なものは、そう多くないことがわかってきたようにも思います。

 この数年、我が家の医療費は激減しています。何より、私の持病だった喘息が、アロマセラピーのおかげでほとんどおこらなくなったこと。息子も7歳になる今日まで一度も抗生物質のお世話にならないほど、丈夫に育ってくれたことが大きいと思います。特に、風邪のはやる季節にはハーブを使った予防効果が大きいようです。

●風邪をひきそうな季節はラベンダー、サイプレス、ユーカリが欠かせません。

 息子は、厳寒期でも夕方まで外で駆けまわって遊びます。おかげで、帰宅したときには手足が氷のよう。そんなときの彼の何よりの楽しみは、ラベンダーの足湯。

 お風呂程度のぬるめにお湯にラベンダーを数滴垂らして、少したってから熱いお湯を足すようにします。少し鼻水などたらしながら、ほうけたように足湯をしている姿は、冬の我が家の風物詩。私も、もちろん、ラベンダーの足湯は大好き。ただし、暖かいまま眠りたいので、必ず眠る直前にします。ラベンダーには、血液の循環を促して体を温める働き、気持ちをリラックスさせる働きがあるようです。もちろん、お風呂に入れてもいいですね。

 そのほか、気管支の弱い私には、サイプレスと、ユーカリ(呼吸器系にいいという)も必需品。寝室ではラベンダー、ローマンカモマイルと合わせてアロマポットで使います。おかげで、ほとんど喘息を起こさなくなりました。

●子どもにも安心して使えるティートリーは家庭の常備品。

 ティートリーも風邪の予防に欠かせません。外から帰ってきたらまずティートリーを数滴たらした水でうがい。特に、人混みの中に出かけたときは、このうがいでなんだか気持ちもさっぱりします。ティートリーには抗感染作用があるといわれているからでしょうか。歯肉炎になりかけたときにも効果的。歯磨きの後もこれを使うので、歯磨き剤はほとんど使いません。ティートリーは、クリーム状になっているものも便利です。子どもは年中どこかに傷を作ったり、虫に刺されたり。北風にさらされ、雪遊びまでするので、手も顔もガザガザ。そんなとき、これ一つで、ほとんどすんでしまいます。我が家は年中バードウォッチングの旅に山などに出かけるので、そんなときは欠かさずこのクリームを持って出かけます。夫もこれならさっぱりしていると、肌がひどく荒れたときに使っています。

●ホホバオイルやツバキオイルで、自家製クリーム

 湯せんでホホバオイルやツバキオイルを暖め、ミツロウをいれ(5対1ぐらい。好みで調節)静かにかき混ぜて、好みの精油を数滴たらし、冷やすと、簡単にクリームができます。ホホバオイルとラベンダーのクリームは顔、唇、肩こりのマッサージにいい気持ち。ツバキオイルにローズマリーを混ぜると、ヘアクリームができます。もちろん、オイルは液体のままでもいいのですが、こうしておいた方が、使いやすく、携帯にも便利。ただし、精油を使いすぎると肌に障害が起きることがあるし、化粧品には向かない精油もたくさんあります。何にせよ、アロマセラピーの基本的な本を一冊読んでからにした方がいいと思います。基礎がわかってしまえばあとは簡単。これだけいい加減な私にできるんですから、だれにでもふつうにできそう。お風呂にミカンの皮をいれたり、ショウガ湯を飲んだり、といったことと、ほとんど同じ感じで楽しんでます。              (今渕恵子)

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