2005年1月25日 高遠町山室 光のリトリート「やっと会えた〜魂の家族だね」

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♪胸のすきま そっと 静かに抱きしめて

   歩き続けるあなた ともだちの光

  名前も知らないけど つながっているね

  うれしくて 切なくて いつか 会えるね ♪

二日目のお昼ご飯はおそばと天ぷら

1月21日〜岡山、兵庫、大阪、山梨、茨木、石川、埼玉、東京、長野から〜わたしを含めたスタッフ4人を合わせた大人13人、子ども3人が我が家に集いました。

初めて我が家で企画した2泊3日のリトリート。「心のチューニングのための2泊3日at有里ハウス」思い立ったのは、昨年の11月。詳細を決め、スタッフをお願いしたのは12月。参加申し込みが始まったのが12月の半ば。最後の申し込みがあったのが、リトリート前日の1月20日。参加者は、最年少18歳から年長50代まで男性一名女性8名で9名となりました。

寒いし、布団やストーブも限られているので、最初は定員を6〜7名と考えていたけれど思い切っていろんなものを買い揃え、いただいたり借りたりもして、外にあった簡易トイレも使えるように掃除し、1月になってから定員を10人に切り替えました。

初回で参加者9人は、限りなくイメージに近い。ものごとは心におのずと湧いてくる形を怖れず受けとめて、引き受けるところからが始まり。感動したのは、来てくれたスタッフがなんでも引き受け、気がつきよく動いたこと。その動きが、柔軟で愛に満ちていたこと。おかげで、わたしが思い描いていたプログラムは30分くらいの遅れはあったけれども、すべてがスムーズに進行し、参加者はこの上なく満たされていきました。

お天気もよく、想像以上に参加者の心が解放され、虹色に溶け合っていった感じ。二日目のウォーキングメディテーションは気持ちよかったなあ。見慣れた田園風景が意識を向けられ、遊んでるみんなの心と溶け合うことを、喜んでいたみたい。隣村との中間地点の田園の散歩道からスタートして、それぞれが思い思いの方向に足を向けました。川筋を歩いたり、雪をけったり、氷に見入ったり。周りを気にすることなく、それぞれの心に飛び込んでくる自然を感じ、感じるままに歩き、立ち止まり、受け取り、心を満たしました。

二日目の午後2時からヘンプワークショップ 
思い思いにオリジナルのアクセサリーをひとつずつ仕上げましたよ

わたしは、子ども係り。4才のマサキと9才のハルカと手をつないで、田んぼ道を散歩。出たとこまかせの歌を歌いつつ跳ねていました。

「歩いて歩いてドシドシ♪スキップスキップ ランランラン♪歩いて歩いてトントントン♪」

二晩目のシェアリングでは たくさんの人が涙しつつ「来れて良かった!すべてのことに愛が詰まっていた」と言ってくださって、「やって良かった!ありがとう!みんなのおかげだよ。」と胸の奥から裏方スタッフに感謝がこみ上げてくる自分に驚きました。

仕事をして深く感謝され、深く感謝している〜これってほんとうのお仕事なんだなあ〜うれしくてありがた〜い。

2泊3日の間に、コンサートが3回、シェアリングが5回。朝2回の勤行と瞑想、ヨガタイムも2回、ウォーキングメディテーションとトーニング(輪を作り自由に声を響かせる)があって、午後のティータイムにはおいしい手作りケーキ2種類を食べ、2時間のヘンプアクセサリーワークショプ、温泉に入る夜と薪のお風呂の夜があり、希望者は薪割り体験をしましたし、おいしいスタッフの手料理を6食みんなで感嘆しつついただきました。

コンサートは一晩めが薪ストーブの居間でキャンドルコンサート。直前の1週間で、サッシや木枠の隙間にスポンジや紙などを詰めたり張ったり。さらに外からハウス用のビニールで覆い、隙間風が通らなくなりました。薪ストーブと灯油ストーブを併用してあっためると暑いくらいに。電気を消しキャンドルをたくさん灯したのでさらに暑い。高遠の冬に古家(ふるや)では、どうしたって寒いと思い込んでいたのに、みんなを迎えると手間暇、出費を惜しまず工夫を重ね暑くなるなんて、あら不思議!

二日目の夜はキャンドルライブ
(携帯写真なので拡大表示はありません)

二晩目は、朝みんなで勤行と瞑想をした床の間で、キャンドルコンサート。歌っていたら、自宅なのにどこで歌っているのかわからなくなりました。スペースが広がり、空間が変化した感じ。

みんなが旅をして我が家に来てくれたら スペース自体が変化するなんて。きっとこの3日間のリトリートを引き受けて、家も器(ありかた)を広げたんですね。わたしは、スペースのお開きや閉じるときのセレモニーで歌わせていただくことも多いのです。集った人たちの心が歌に共鳴し光になり、スペースに満ちて祝福をもたらすんですね。我が家も祝福を受け取ったようです。ありがとう。

一人ではできない「心に訪れたわくわくする思いつき」を、3人のスタッフともに取り組んでみて、引き受けられる仕事の幅(発想)がまた広がりました。4月のリトリートまでにはペンキ塗りや、もう1つのトイレを作りたいなあと思ってるし、近くの個性的友人にも、お願いしたいことが湧いてきています。一緒に仕事したら楽しいだろうなあ〜って。

「つながりの中で自分自身を知る」というのが わたしのリトリートのテーマなのですが、一人でできないこともつながりの中で可能になってゆくんですね。そのことをしっかりと体験すると、自信になりますね。頼んでお任せすると、その人の思わぬ力が発揮される。そして自分は自分のポジション(個性)を心を込めて精一杯やらせていただく。ささやかでも、つながりの中で経済をまわしてゆく。小さな小さなコミュニティー。

三日目の朝は、わたしの部屋でライブ

まず、音楽のパートナーの誠さんに裏方スタッフ全般とお料理を依頼。一旦軽く引き受けてもらえたのだけど、ほんとに引き受けているのかが見えてこなかったので、再度「ほんとにやりたい仕事なのか改めて自分に問いかけて欲しい。」と問いかけて選択しなおしてもらってから、誠さんが動き出しました。ツアーの合間を縫って、家中をお掃除。10室、お風呂、エキストラトイレを使える状態にしてくれました。

他のスタッフ二人は直感で決めました。メールで依頼。快く引き受けてくれました。コンサートによく足を運んでくれていた二人の素敵なともだちの底力(そこじから)。ありがたや〜。

朋ちゃんの1時間のタッチセラピーは限られた時間の中なのに、5人が受けられ喜ばれました。これからも必ず一人は「癒し手」をお呼びしようと思います。次回の4月8日からのリトリートには、大阪のmomoちゃんこと小島ゆかりさんを予定しています。http://momo.mu 彼女のエサレンマッサージもいいんですよ〜。

朋ちゃんも また是非来ていただこうと思っていますし、次回だってほんとは来て欲しいのですよ。ヒーラーが二人になりますが、頼んでしまうかもしれません。

辰野町は農場育ちの「じーま」こと上島さんは、お料理もお掃除も抜群の働き手で、びっくり。自家製の野菜や小麦、こんにゃくなどを自発的に持参してくれた他、前夜の夕食に自宅で挙げてきたコロッケをたっぷり差し入れ、初日のお茶受けにクッキーを焼いてきてくれました。昨日、メールで次回のスタッフをお願いしたら『時間が合えば、やります。』との返信を受け取ったところで、心強いです。

そして最後のシェアリング

二晩目、キャンドルを真ん中に集め電気は消したままで輪になってシェアリング。みんな泣いたり、笑ったり。

最年少で参加した18歳のTくんは、内容を知らずに母親に熱心に勧められての参加。小学校から学校へは行かず引きこもり、昼夜逆転の生活をしているとのこと。たまに眠そうな時もあったけれど全部のプログラムにきっちり参加してくれました。この夜語ってくれたことは、

「自分は、なにかあるとパニック、拒絶と怒りに傾倒してきた。でも、自分に組み込まれたプログラムをリセットする〜自分と向かい合う〜というやり方があることを初めて知りました。ありがとうございました。」

 彼はわたしの子どもの9才の八星と参加者の子どもの9才のハルカちゃん、4歳のマサキくんと転げまわってよく遊んでいました。無邪気な笑顔。無邪気な子どもたちの笑い声とTくんの調和。〜光の天使たち〜来てくれてありがとう〜

キャンドルを真ん中にシェアリングと瞑想が終わったのが夜11時過ぎ。誰も立ち上がりませんでした。深夜1時まで、輪になったままおしゃべり。最後に、朋ちゃん、千間さん、誠さんが次々と歌い、わたしも歌い、夜を締めくくりました。

帰る前の記念撮影

3日めの昼は 光の差し込む わたしの仕事部屋で1時間ほどのフェアウェルコンサート。急に歌いたくなって、「ほんとのあなた」をみんなで歌いました。そしてクロージングサークル。

大阪から来てくれたAさんが涙で潤んだ瞳、しっかりした声と存在感で、

「最初から導かれてここへ来れたと感謝で一杯でしたが、その気持ちがなんなのか、わかりました。いろんな考えがあると思いますが、ここに集まられたみなさんとは、なんどもなんども違う人生で出会ってきた魂の家族なんだって。やっと会えた。会えて良かった!」

新宿、名古屋、大阪へ向かうバスは午後2時すぎと4時すぎ。参加者のHさんが最初の便のバス停までの車を出してくれました。もう一晩泊ることにしたSさんは、見送りにインディアンフルートを奏で、その音色は山室の空や川に溶けていきました。すっかり心をなごませ家族のようになった13人。それぞれの家に、それぞれの方向へ、帰ってゆくのが〜不思議だなあ。それぞれの道を歩いているんだね、光のともだち。

また会いたいね。きっと、また会えるね。会えてよかったね。それぞれの人生を花開かせていこうね。

そして、みんながそれぞれの場所へ帰ってゆく

次回の我が家でのリトリートは4月8日から10日の2泊3日です。玄関先の桜も咲いてみんなを迎えてくれるといいな。今回、来られた仲間たちも、あるいは、まだ来られていない兄弟たちも お待ちしています。もしかしたら、詳細の変化は多少あるかもしれませんが。申し込みはスタートしていますよ。お早めにね。

吉本有里with下村誠 心をチューニングするための2泊3日

春のリトリート 「つながりの中で自分自身を知る」

at 有里ハウスin 高遠 4月8日(金)〜4月10日(日)

内 容 コンサート3回(8日と9日と10日、違うメニューで)8日と9日は夜のキャンドルライブ10日は、昼間晴れていたら桜の木の下でライブ。勤行&瞑想、シェアリング、ウォーキングメディテーション&トーニング(輪を作り声を自由に響かせる)ボディワーク(ヒーラーの小島momoゆかりさん予定。みんなでワークする以外にオプション別途費用でエサレンマッサージなども個人的に受けられます。)http://momo.mu おいしい手料理が6食。薪のお風呂&希望者は薪割り体験、近くの温泉へも行きましょう。希望者はヘンプ(麻)とビーズでオリジナルアクセサリー作りのワークショップ(材料費込み5000円)。

料 金(2泊、食事6食、ティータイム2回、ライブ3回&リトリートプログラム全般、温泉、バス停までの送り迎えなど込みで大人3万5千円 子ども5000円(プログラムは大人向けです。集中したいプログラムの間は託児も予定。ご相談ください) 定員 15人 

スタッフ 裏方全般&食事、演奏 下村誠 裏方&食事 じーま(辰野の農場育ち)ヒーリング&全体の流れの調整、サブ裏方 小島momoゆかり(予定)送り迎え&裏方全般、フォト、インディアンフルート演奏 野中かつみ(予定)

申し込み E−mail ainohana@air.ocn.ne.jp  吉本有里まで TEL/FAX 0265−94−3378(有里)0265−94−5077(誠)

先着締め切りなので電話かメールで空きを確認してから「春のリトリート参加希望」書いて郵便振替にて、申込金5000円をお振込みください。

振込先 口座名称 愛の花Music 口座番号 00530−3−41882




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