2004年10月7日 長野高遠町 ほんとにお久しぶりです!新しいCDのこと

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6月12日に日記を更新して以来 なんと4ヶ月もご無沙汰してしまいました。ごめんなさい。なぜ書けなかったかというと、ただひたすら忙しかったんですね。コンサートツアー、レコーディング、CD編集、村の草刈りや寄り合い、畑の世話、子どもたちとの時間、ヘンプクラフト製作、実家に帰ったり、お寺の念仏断食道場に参加したり。

なぜか、いつも急ぎでやることが細々と待ち受けていて、フリーな時間がついに見出せなかった4ヶ月でした。
 
でも、おかげさまで、新しいCDがもうすぐ完成します。


7月6日 長野山室での自宅レコーディング終了!
回覧板をまわして、村の人々や山々に感謝の玄関前ライブの模様

7月2日から1週間、ミュージシャン4人、スタッフ2人、こどもたち2人、計8人で我が家でレコーディング合宿をしました。岩手からウッドベースのでんちゃん、大 阪からソプラノサックスの山本公成さん、千葉からはエンジニア、ギターの下村誠さ ん、そして今回は下村さんに協力していただいて、プロデューサーを務め、歌とバイオリンのわたし。

音楽はその人そのものを現している という常日頃の思いがあります。だから、今回 もCDのレコーディングは歌と生活の器である我が家で。田園の風と、家の横を流れる 山室川の流れの響きの中、我が家の畑から取れる野菜をみんなで食べ、子どもたちもいる日常。音楽と生活は切り離されたものではなく、生活の中に与えられた恵みが音楽なのです。

日常を滞らせず、わたし自身がレコーディングに専念できるように、スタッフをお願いしました。大阪からは清火さんと朋ちゃんが、子ども係りと草刈要員に。そして隣の家のお料理上手のあずさんが食事係りに奮闘。


散歩道9月15日 八星とアマチ

レコーディングの1週間は、みんなで瞑想し簡単なシェアリングをしてから1日をス タートさせました。それぞれの核から溶け合えるということは、目には見えないけれ ど流れを確実にしてくれるように思います。それぞれの中心をそれぞれに確認すると共に、お互いの存在を確認して始まる日々は爽やか。
 ツアーで家を空けてばかりいるわたしの家は草ぼうぼう。畑も草だらけ。清火さん は家から聞こえてくる歌を聞きながら、草刈り。「それでも野菜がよく育ってるのは 歌を聞いているからかなあ?」なんて言ってました。
 隣の真気くんが遊びに来ると、次男の八星が「レコーディング中だから、静かにしてね。」と自主的に説明していたとのこと。『成長したねえ。』としきりに言ってたのは昨年から音楽をサポートしてくれている下村さんです。


9月18日 徳島半田町 神宮寺でのライブ お寺の屋内と野外に客席。
140人の地元の方々で賑わいました。

ソプラノサックスの山本公成さんとは、今年の春、徳島の花春フェスタで初めてお会いしました。花春フェスタ3日間の野外コンサートを企画した宮城万里子さんが、 「有里ちゃんの歌には絶対、公成さんが合うで〜。」と会った事もない公成さんを、 サポートミュージシャンとして抜擢してあったのです。前日宿で、音あわせするつもりだったのに、お忙しい公成さんは、出番のちょっと前に到着。あまりあさんが歌ってる時、道路わきであわてて、打ち合わせをしましたが、これが、ほんとにいい出会いとなりました。

公成さんは「大地を感じて、演奏する」ことを基本にしてるんですね。ほんとにシンプル。技巧的でないんです。そして、どっしりとしたあたたかな人柄。

レコーディングが終了した夜、公成さんが北欧の小さな国ラトビアの笛を出してきて、美しいメロディーを聞かせてくださいました。そして、「この曲に歌詞をつけてください。」と熱心に話された、歌の由来。


9月26日 高知中村市 ガラス工芸をやられる山岡エミさんのお宅でホームライ
ブ。遠路はるばる広島や高松からも来られました。息子さんが海にもぐり この日の
ために宅配で送ってくれたというサザエをいただいています。

公成さんは昨年、お連れ合いの星子さんの誘いでバルト海3国を旅行されたそうで す。そして、エストニアの歌の原というところに立ちよった時、感動に包まれ、この音楽がやってきたそうです。その歌の原は、ソビエト崩壊の不安定な情勢の頃、30万人の民衆がソビエトの兵士たちに銃を向けられながらも、3日3晩昔から歌い継がれた合唱を歌い続けた場所なんですね。ソ連の領土であった時代はエストニア国民は 民族の言葉も歌も衣装も禁止されていたそうなのです。それでも密かに歌い継がれていた合唱が、独立への祈りとなり30万人の歌声となりました。その祈りは敵対していたソ連の兵士にも伝わったのでしょう。一人も銃殺されることなく、平和に独立したとのことなのです。

そんなお話を聞いていたら、まだ見たことのないエストニアの青い海と緑の森が脳裏に浮かび詩が出てきました。

そして、あっという間に出来上がったこの歌を星子さんへのお土産にと、できたての熱い思いのままレコーディング。そして、この歌は、思いがけずアルバムに収録されることになりましたよ。アルバムのタイトルは「見えない力 夢見るつばさ」で、1 0月末リリース予定です。


9月29日 大阪 Gallely Hay-on-way 前日は小倉。台風と共に新幹線で大阪へ。
台風にもめげず、ギャラリーに来てくださったみなさん、ありがとう。

 レコーディング終了後は、村に回覧板をまわし、急遽、玄関前お披露目ミニライブ もしました。

さて、子どもたちが学校から帰ってくる時間になりました。
このところ長野は寒く、今日から薪ストーブを炊き始めました。
今日はこのくらいにしておきますね。


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