2002年9月30日 東北ツアー




きょうは、アンソニーと恵みさんの家でのんびりしてる。ライブとレコーディングが続いた東北での5日間が終わり、あさって札幌へ。

今回のツアーは24日、仙台ゆんたでのライブからはじまった。先月、宮城〜福島で出会ったばかりのウッドベース弾きのDENちゃんが4ヵ所のライブにサポートミュージシャンとして参加してくれた。友人のスタジオで気楽なレコーディングも設定してくれ、今回は彼の暖かいリズムに支えられて楽しく歌った。仙台〜盛岡〜北上で20代の若者から87才のお年よりまで幅広い年齢の聴衆に、ひとりで演奏する時より言葉が柔らかく深くそして力強く届いたように感じられた。これからは流れの合うミュージシャンたちと広がりのある音作りを機会があるごとにやっていきたいな。やはり、どれだけ深く歌が届くかということが大切。歌を聞いてくれた人の暮らしの中で歌が見えない力で働けるよう、一回一回のコンサートを真剣に楽しくやっていきたい。数人のミュージシャンを加えても動けるように受け皿も大きくなるといいな。みなさん協力をよろしくお願いします。
 
もうすぐ、和生とのツアーを編集した有里バージョンのCDをリリースするけれど、そのまた次のCDは今関わり始めたミュージシャンたちに手伝ってもらって輪を広げて作ろうと思っている。まだ次が出てないのに(今、発注してま〜す。11月には出せるよ。タイトルは夢の中で聞こえた歌。)その次がもう楽しみ 。
  
25日、盛岡では夏の祭りで再会したふっちゃん、まーぼー、シャニンたちが準備してくれた南昌荘でのコンサート。人の繋がりがあったかかった。会うことが楽しみな仲間とコンサートを一緒にできるのは幸せだ。場所も明治のふるい趣の邸宅で、庭園と池がなんとも良かった。仙台から車に乗せてくれた初対面の由美さんが「着いたら、一緒に瞑想しようね。」という。なんで、瞑想が好きなこと知ってるのかな?そう思いつつ、窓を開けはなした人気のない畳の部屋で、緑の木立を視界に二人で座り、瞑想に入った。心が静まり、いつまでもそこにいたくなる。由美さんは歌をしっかり受けとめた。いつか、彼女の車に彼女のおじぞうさんの焼き物をのせて一緒にツアーしようね、なんて言っている。出会いは面白い。
 
あさってからは北海道。伊達紋別にあるシュタイナーの学校 ひびきの村のスッタフからコンサートの依頼があったのが1週間ちょっと前のこと。彼らも予算も宣伝準備の期間もないところで迎えてくれるということで、こちらも柔軟に対応することにした。急遽、札幌や青森の友人に追加のコンサートの受け入れをお願いし、全体として交通費などがまかなえるよう働きかけた。急なコンサートの企画受け入れを心よくひき受けてくれた友人たちは、この1週間、場所決めやチラシ作り、宣伝に限られた時間で動いてくれた。彼らにとってもチャレンジだっただろうな。ちょっとはらはらも、したけれど、まあなるようになるだろう。口コミだけで広がるコンサート活動。好きな歌を通して、家族も養われているのは各地でサポートしてくれてる多くの協力者のおかげ。ほんとにありがとう。

昨夜は3ヵ所のコンサートの企画受け入れをしてくれたアンソニーたちが、連続3日のコンサートを終えたその夜なのに、来年のコンサートの企画会議のような話をはじめていた。また、昨夜のコンサートの聴衆だった宮澤さんがギターとハーモニカを持参して遊びに来た。10月6日の青森のコンサートにサポートミュージシャンで駆けつけてくれるとのこと。