2002年6月12日
   東京 調布



 
今日は東京は調布にあるクッキングハウスのティールームで開店1周年の記念コンサートを歌わせていただいた。すぐ近くにある姉妹店のレストランは開店10年くらいになる。ティールームと合わせ、精神を病む人達が働き、憩える場所として地域に開かれた貴重な場所であると共に心のこもったおいしい玄米定食などを食べれる素敵でおしゃれなレストラン&喫茶だ。
来日する度にコンサートを企画してくださる松浦さんのおかげで、子供好きで世話好きな、きよみちゃんや、さまざまなキャラクターを持つみんなと、わたしはもう顔なじみ。”ああ、戻ってきたなあ。”と感じるまでになった。
きょうは、わたしが歌った後でクッキングハウスのみなさんのオリジナルソングを聞かせていただいた。シンガーソングライターの笠置透さんの指導でみんなも、歌を作りはじめ、今はCD制作中であることを、たよりで知っていたが、聞かせていただいたのは初めて。
その歌声にうっかり涙がこぼれた。あったかくて、ありのまま。不安定の中の安定を暮らしてるわたしに、歌は心に染み込む。そういえば数日前、仙台ゆんたでコンサートした夜、10年振りくらいで再会したある男性が、歌を歌ってくれた。聞き手はわたしだけ。それが、わたしの昔の歌なんだ。その時も、なんだか涙が出た。歌ってやさしい。

この頃、わたしは、涙もろくなっている。自分を愛するということと、人をありのままで愛するということは様々な感情をコントロールせずに味わいつくす、ことを体験させてくれる。そしてその根底では宇宙に対する信頼が試されるような気がする。結果ではなくプロセス。今の瞬間を正直に生きる連続がわたしをどこまで運んでいくのか?

そのままで大丈夫!クッキングハウスはそういう場所だ。 この社会になかなか適応できなかったクッキングハウスのみんなの温かい歌声がきっと多くの人たちの心に温もりと希望を伝えるだろうな。

ティールームクッキングハウス 0424ー84ー4103
レストランクッキングハウス 0424ー88ー6369

クッキングハウスのHP