2002年1月4日   



あけましておめでとうございます。みなさんどんなお正月を過ごされましたか?

わたしたちは、今年のお正月は山の自宅でレコーディングをしました。日本から来ている晋平くんという二十歳の青年があまちと八星のベビーシッターで活躍してくれ、隣人のトーマスにもコンガで参加してもらいました。昨年から今年にかけては雨がたっぷり降り太陽光の電気は十分ではなく、元旦レコーディングの日はざあざあぶりの雨でしたが時折小雨になるころ限りのある電力のなかで良い録音がとれました。(雨音は気にならないくらいの)

このところ、山の太陽光の電力の不足を感じています。なにしろ小さなパネル2枚でまかなってるのですから、明かりだけにしても暗い。また、インターネットにつなげない状況も不自由だし、いろんな意味で山の生活をもう少し活動的な状況にしていきたいとイメージしています。

ところで今取り組んでいるアルバムは昨年の日本でのコンサートツアーのライブアルバムにカリフォルニアの山での録音を織り込んだ日本語版で、カズとわたしそれぞれをフューチャーしたものを1枚ずつだす予定です。日本でも何人かのミュージシャンの協力でCDを出そうという計画がありますが、まだ、おたがいにタイミングのいい時間をとれずにいます。やはり自宅でレコーディングできる時は話が早いですよね。やる気にさえなれば、できるのだから。

山での録音は、今回はギターを使わず、太鼓とカリンバ、即興の声を入れました。こちらに帰ってきて楽器やさんでネイティブインディアンのセレモニー用の太鼓に魅せられてしまい購入したのです。

山の斜面にビニールシートをしいて、天気の良い日は、こどもたちとひなたぼっこ。きらきら山中で光ってる水のしずくや風の流れにのせてたいこをたたき歌います。雨のふる日もhempとビーズのクラフトで肩が凝ると、たいこがたたきたくなる。低音のその響きには即興の声を乗せたくなる。北九州のお祭りで再会した健吾の作ったカリンバも夜こどもたちが眠ったあとでも心地よく響いて遊んでます。