〜メッセージ〜

U F O は 黒 船


 

―UFO(スペースクラフト)は本当に存在しているのか?
―宇宙人は存在するのか?

 これらは長年に渡って繰り返されてきた質問だが、これらの問いには既に答えが出ていると言っていいだろう。残るは各国政府や公的機関、科学界が、そのことを未だ公に認めていないことと、彼ら宇宙人が誰の目にもはっきりと分かる形で、公に姿を現していないだけだ。
 先頃、NHK・BSの『幻解・超常ファイル』シリーズで、UFO問題を取り上げ、特集していたが、結局、それらは錯覚、幻覚、人々の集合意識的なものが創り出した現象ではないかといった一昔前のUFO論議のレベルで、今頃何を言っているのかと、ため息と共に、呆れるばかりの内容だった。

 この番組では、ここ数年の間に出てきたUFO、宇宙人問題に関する重大なや証言の数々や事実については何ひとつ触れず、スルーしている。
 ざっと挙げただけでも、2001年にアメリカで発足した「ディスクロージャー・プロ ジェクト」、元アポロ宇宙飛行士エドガー・ミッチェル、カナダ元国防大臣ポール・ベリア等々、元軍人、NASA関係者、政府関係者といった公職にあった人々が、既に公にU FOと宇宙人の実在を証言しているのだ。2010年12月には、ニュージーランド国防軍 がUFOと宇宙人との遭遇記録を公開した。また、同じ年の5月には、ロシア連邦南部の カルムイキア共和国のイリュムジーノフ大統領が、テレビ番組で「宇宙人に誘拐(アブダクション)された」と発言して話題となった。これはジョークで言っているのではない。
 フェイクでは説明できないUFOの写真や映像も、既に膨大な数が存在する。
 これらのニュースは外電で入ってきても、新聞の片隅に載ればいい方で、テレビのニュースで伝えられることはまずない。だから、多くの一般の人々は、世界でこういう事実が報道されていることさえ知らないままでいる。
 そこへもってNHKあたりが、一部の専門家や評論家の解説をもってUFOの実在を否定すれば、その常識的で穏便な結論に、大抵の人はなるほどと、安心と共に納得してしま う。

 各国政府、特にアメリカではUFO情報のランクは、軍事情報や核兵器等のさらに上にある。イランや北朝鮮が何を作っているとか、そんなレベルではなく、はるかに上の話なのだ。普通はシークレットとかトップ・シークレットとかの言葉が使われるが、その上のクリプト情報である。こうした情報は本当に出てこない。接近すれば命にも関わりかねない国家や軍の際どい領域を探らなければ何も出てこない。一般のメディアやジャーナリズ ムでは、誰もそこまで突っ込んで追及したりはしない。ある一線からは暗黙のタブーとなっているのだ。NHKの番組でも、他の社会的テーマや核問題を追及した報道番組に見られるようなタブーに迫る取材姿勢は見られなかった。

 未だ戦争と破壊に明け暮れる、鎖国状態のこの地球世界にとってUFOとは、いわば黒船。問題は、現在の世界を支配し、このシステムによって最大の利益を得ている人々が、 その事実を受け入れることに頑として抵抗していることだ。政治家、国際銀行家、軍産複合体、宗教者、科学者、メディア…その層は、この社会の中心を担っていると自任する人々であり、UFOと宇宙人の存在を認めることは、これまでの価値観や世界観が覆ってしまうことであり、科学の説明も間違いだったということになる。文字通り世界が引っ繰り 返るような、そんなことは、例え事実だろうと絶対に認めることはできない。素知らぬ顔で無視し続けるに越したことはない。そう考えているのだろう。UFOなんてオカルト、 都市伝説の類だと、思わせておけばいいと。人々が宇宙に目を向け、新たな可能性に心を開くことより、これまでの限られた世界とシステムの中に閉じ込めておきたい。そうしないと、この社会は維持できない。そう恐れているのだ。

 一説には、もうすぐ巨大な黒船―ピラミッド型の超巨大UFOが地球上空にやってくるという。それは太陽からやって来るというのだ。実際、その船団は、「SOHO」や「STEREO」などの太陽観測衛星によって、太陽周縁で頻繁に捉え(撮影)られている。
 それらの物体の姿は、カメラミスやバグではもう通らない。とてつもなく巨大な物体が確かにそこに存在しているのだ。それに搭乗し、あるいは操っているのは、いったい何者なのか。我々はそれを地球上空に認めた時、何を思い、知るだろう。これまでの世界観は否応なく一変する。科学も社会も変わらざるをえない。身内同士で戦争―殺し合いなどやっている場合じゃない。そんな開国―開星ともいうべき新たな時代を我々は迎えることが できるか、試される時が、きっと来るだろう―。



 

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