コロナと5G 太陽系(その3)


地球を覆う5Gのバリア

 5G送電網は地球上空の宇宙にも、多数の中継衛星を介して張り巡らされようとしている。クラウドは、人間の精神が結び付けられたテクノロジーによる亜現実(サブ・リアリティー)であり、その名が示すように地球全体を包み込み、誰も逃れられないものでなければならない。グーグル、フェイスブックなど、世界的企業のどれもが常に衛星を打ち上げて、地球という惑星の隅々まで(5Gの)Wi―Fiで包もうとしているのはそのためだ。スペースX社のイーロン・マスクは2016年に連邦通信委員会(FCC)に、高度1150キロから1324キロの低軌道に4425基の衛星を打ち上げる認可を正式に申請した。全世界にWi―Fiを提供するためのもので、5年以内という短期間でサービスを開始するのだという。この大量の中継衛星による5G送電網計画には米国海洋大気庁、米国天文学会も気象と天文の観測に深刻な影響を及ぼすとして反対している。
 既に地球上空は、各国が打ち上げた人工衛星と、そのデブリで満杯なのに、そこへさらに数千基もの5G衛星を打ち上げようというのだ。

 人工衛星を通して地球全体に電磁波ネットワークを作れば、地球全体にバリアを張ることになる。地球を取り囲む人工的な電磁波網の周波数が高くなればなるほど、多次元宇宙からフォトンエネルギーとして降り注いでいる電磁波エネルギーが地球全体に届くことが難しくなる。そして地球の定常波―7.8 ヘルツのシューマン共振を攪乱する恐れが指摘されている。これは人間の脳の活動と全ての生物系の帯域波で、人間の脳のアルファ波もシューマン共振の帯域にあって、DNAも7.8 ヘルツの極超長波の電磁波で意思疎通すると言われている。今の人間のエネルギー環境は、人工的な電磁波の氾濫と放射性物質の放射線によって、シューマン共振が破壊されていっている。物理学者でシューマン共振を研究しているヴォルフガング・ルートヴィッヒによると「都市部やその周辺でシューマン共振の測定が不可能になっている。携帯電話からの電磁波で汚染されているので、測定は海上でしかできない」

 人類はこれから人工の電磁波をますます強化していく道を選択した。社会―惑星全体をコントロールするためだ。この電磁場の檻の中にいると、外部で起きていることは何も感じない。感じなければ、自分の周りで起きていることには気づかない。

「ドラエモンが来るようなもの」と夢を語る5Gは、この時空に私たちを閉じ込め、代わりに私たちが欲しがる全てのテクノロジーを提供し、メンタルをコントロールするための御馳走だ。しかし、それは実は極めて危険なものだ。新たな問題や病気をもたらすもの、似た思考形態に脳が支配されている人々に幸せをもたらすもの。それは魂のレベルでのテクノロジーコントロールを意味する。大げさだろうか。少なくとも私自身は5Gスマホはけっして持とうとは思わない。とはいえ、ガラケーも含め5G以外のスマホは完全に消え、それしか使えなくなる時代が、すぐそこまで来ているのかも知れないが―。

太陽系は巨大なプラズマの筒の中央に存在する

『宇宙NEWS~』でもレポートしたアメリカの〈秘密宇宙計画〉の内部告発者・コーリー・グッドによると、私たちの太陽は、コーリーたちが「ローカル星団」と呼んでいる星のグループに属していて、NASAはそれを「ローカルインターステラネイバーフッド」(局所星間領域)と公式に呼称している。この星々は、まるでお互いに繋がっているかのような動き方をするという。コーリーの情報によると、ローカル星団内の星々は、外の銀河に直接繋がっている巨大なポータルにエネルギー的にも重力的にも影響を受けているという。驚くことに、我々の太陽はその銀河のポータル―スターゲートのすぐそばにあるという。星団内のどの星よりも、スターゲートの入口に近いというのだ。
 NASA関係者も、私たちは「太陽の円柱」と呼ばれる巨大なプラズマの筒の中央にいることは認めている。宇宙生物学大百科によると、「太陽近傍とは太陽を中心として天の川円盤の垂直方向に位置している、円柱の空間である。この太陽の円柱は天の川銀河の中心から8キロパーセクまでの距離に位置していて、半径は1キロパーセクである」
 もう一度同書から引用すると、この筒は「太陽の中心に位置している」我々はこの巨大なエネルギーの柱の、ちょうど中央にいるというわけだ。

 2003年5月29日に発行されたカリフォルニア大学バークレー校の、5年間にわたる研究結果をまとめたプレスリリースによると、我々の太陽は熱いガスの泡の中央にあるということを目にする。「地球からおよそ1000光年圏内の詳細な宇宙地図が初めて作られ、それによると太陽系は銀河面を突き抜ける大きな穴の中央にある。そしてより冷たく、より高い密度のガスの壁に囲まれている」
 この記事は、我々の太陽系が巨大な穴の中央にいるということ、そこから枝状に多くのトンネルが、厚いガスの壁に向かって伸びているということを示唆している。「秘密宇宙計画」のどの内部告発者も、このプラズマのガストンネルがワームホールだと口を揃えて証言している。バークレー校のプレスリリースを読み進めていくと、巨大なプラズマの筒が近隣の星々だけでなく銀河中に伸びていることが明らかになる。同大学の天文学者バリー・ウェルシュは、これをローカル煙突であると提唱した。
「銀河にあるガスを地図化してみると、私たちはイオン化した熱いガスに満たされた泡状の空洞の中にいるということが分かってくる」とウォルシェ氏は語る。
「しかし、ここの泡はどちらかというと筒状になっているので、ローカル煙突と呼ぶべきである」
「空間を囲んでいるこの密度の高いガスの壁は、壊れている箇所が多い」と、パリ天文台のフランソワーズ・クリフォ博士は語る。「銀河のあちこちに向かって、我々のローカル空洞が他の空洞に惑星間のトンネルの道で繋がっているようだ」

 なぜローカル煙突と呼ぶべきなのか。我々の銀河は銀河ハローと呼ばれるガスの球状領域に包まれている。我々の太陽は、この銀河ハローの端から端まで伸びるプラズマの筒のちょうど中央に位置しているというわけだ。コーリー・グッドの情報によると、この筒は他の銀河まで続いていて、適切な並び方をしていれば、それらをポータルとして使用して移動することが可能なのだという。
 バークレー校の記事に話を戻すと、こう続く。
「最近の研究によると、ガスのローカル空洞は銀河円盤に向かっていると同時に、銀河ハロー領域上にも届いているということが分かった。それは銀河ディスク(円盤)と銀河ハローを筒で結んでガスを通す〈煙突〉のような姿をしている。銀河煙突は他の銀河でも同様によく観察されている。

 この「銀河ハロー」の存在が明確に観測されたのが、2010年9月のNASAのフェルミガンマ宇宙望遠鏡によるデータだった。このデータを基に科学者らは天の川銀河の中央が実に不思議な光で覆われていることに気づいた。その輝きの構造は、銀河の中心部から上下二方向に放射する広がりを持つ、一対の巨大なガンマ線の泡のペアが噴出しているのが発見された。それぞれのローブの最長距離は、およそ2万5000万光年と推測される。そして、全体として泡のペアはわずか数百万年ぐらいかけて形成されたと推測されている。

 私は『宇宙NEWS~』のHPの初発のレポートから、私たちの太陽系が、フォトン・ベルトならぬプラズマ・ベルト―「高エネルギーの雲」と遭遇、干渉しつつあるという事実を、様々なデータや情報を基に、私なりに咀嚼して伝えてきた。それは天文学的には、「局所恒星間雲」と呼ばれる電荷を帯びたガスや塵のフィラメント状のプラズマの雲だ。
 ロシア科学アカデミーのアレクセイ・ドミトリーエフ博士の研究によると、それは水素、ヘリウム、ヒドロキシラジカル(水素原子と酸素原子が単結合したもの)、その他の元素や化合物を含む細長い帯や紐―フィラメントだ。
 ドミトリーエフと研究仲間は、太陽系の周縁部からボイジャー1、2号が集めたデータを解析して衝撃波を発見した。ドミトリーエフらはそれをロシアや欧米の科学雑誌から選んだより最近の研究と比べ、さらにNASAやESAのデータとも比較した。そこで彼らは驚くほど一貫した証拠を見つけた。木星より遠い外惑星から、太陽そのものまで、太陽圏はボイジャーが最初の観測を行った30年前よりも活気づき、不穏な様子を見せていたのだ。ドミトリーエフの予測では、太陽圏は向こう3000年間は衝撃波の中にとどまるという。NASAが2008年10月に打ち上げた星間境界観測衛星「IBEX」も、太陽系の最先端の外部の宇宙空間と接している部分に、とてつもないエネルギーを観測している。放射線も含めて、あるはずのないとても強いエネルギーが、私たちの太陽系の最先端にあるということだ。

 コーリー・グッドら「秘密宇宙計画」の内部告発者らは皆、私たちの太陽系が近い未来、「高エネルギーの雲」―プラズマ・フィラメントの中に入っていくと証言している。
 彼らが言うには、その雲と太陽大気圏(ヘリオスフィア)との接触によるプラズマの衝撃波が太陽系の中心部まで到達し、太陽のエネルギー放出の引き金となり、地球の大いなる変化―進化という結果を生むということだ。
 太陽は現在、「サイクル25」に入り、黒点活動も2013年頃までの「サイクル24」の時よりさらに不活発な状態が続くと予測され、従って、地球にまで大きな影響を及ぼすような太陽フレアも起きないと予測されている。太陽単体ではそうであっても、そこに外部からの大きなエネルギーが押し寄せてきたら何が起きるか分からない。地球の歴史上、何度かあったことが指摘されている超巨大フレアを放出するか、超新星のように輝き出すソーラー・フラッシュと呼ばれる現象を起こすか…。

 NASAの内部告発者が確実に信じていると思われるのが、私たちが大規模な宇宙の革命的イベントに向かっているということだ。しかし、これから起こることについての解釈は、秘密結社の教えに根ざした宗教的信念にかなり影響されているようだ。どうやらこのようなイベントは「有用な」大規模災害と考えられているようだ。そして、起こると考えられているものが何であろうと、エリートのみが恩恵を受けると信じているらしい。

 いわゆるアセンション―地球の次元上昇。大抵の人はこの話全体について反射的に嘲笑するだろう。それだけとんでもなく突飛な話なのだ。叙事詩のように量子レベルで世界が変化するという考え自体が、完全に想像を超えているように思える。私たちは日々の生活に追われ過ぎていて、私たちの存在が根底から断続的に変化するという考えを理解できないのも、無理はない。こういう変化が近い将来に起こりうるという考えがあるため、議論がさらに突拍子もなくなり、混乱と無理解を招いている。
 それにも関わらず、私はアセンションについての情報を長年に渡り、受け取り続けている。夢、シンクロニシティ、様々な映画や書籍などのSFのようなコンテンツで。何よりも核心にあるのは、私自身のUFOとの接近・遭遇体験である。それは1977年3月、神奈川県・愛川町で起きた。夕刻、空を凄いスピードで横切った楕円形の光る飛行物体は、丹沢山地上空に達し、強く瞬いて姿を消した。その間、30秒―。五人同時に息を呑んでそれを目で追いつづけていた。何故だか、それは未来から来たのだとその時、思った。そして知っている誰かが乗っているような気がした。そして、この次元を超えた宇宙と、そこに住む存在が紛れもなく実在することを言葉を超えて知らされたのだ。この宇宙からのシグナルは、アセンションを知らせる重要なメッセージだったと思う。

 仮にこれが本当に真実であるなら、知っておきたいと思わないだろうか? 地球上の全ての人に劇的な影響を与え得る情報を公表しない権利が政府にあるのだろうか。しかも、存在する主要な宗教や精神的教えの全てが、そのこと―アセンションを立証しているのに―。イスラムの「クルアーン(コーラン)」にも、『聖書』の福音書にも、「そのこと」が到来する時のことが、はっきりと書かれている。ムスリムもキリスト教徒も、神の審判が下るその時は、ずっと遠い未来だと考えているのかもしれないが、コロナという疫病が地球を覆う現在は、既に黙示録の時代に入っているのではないのか。
 太陽系宇宙の革命的イベントが起こり得るとしても、変数が膨大過ぎて今の人類の科学では日時はとても予測も予言もできない。一般には想像もできない秘密の知識と情報を知るNASAをはじめとする機関の内部告発者も同様である。宇宙は、けっして正解を最初から人間に教えたりはしないのだ。我々は地球上にいるのと同時に宇宙のど真ん中にいるのであり、そのことに謙虚にならなければならない。ただ、その時は何十年も先のことではないだろう。もう「用意はいいか」の段階に入っていると考えた方がいい―。

 

*写真、図版は『今知っておくべき重大なはかりごと』/デーヴィッド・アイク(ヒカルランド)
『アセンション・ミステリー』/デヴィッド・ウィルユシフ(同)より転載




 

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