宇宙人・UFOの軍事最高機密〈レベルX〉


           

 UFO、宇宙人問題は、都市伝説などではない。今や、その最先端にあるのは、〈彼ら〉のスーパーテクノロジーをどう利用するかという現実の科学的テーマである。
 アメリカ政府は「安全保障に関わらない」範囲のものしかUFO情報を公開していない。 軍事技術への利用、エネルギー問題の根幹に関わるからこそ、超タブーとして封印されているのだ。
あのアインシュタインとオッペンハイマーは、「天体の住人」の存在について論文を発表していた。EU議会では、UFO・宇宙人問題を真剣に討議している。世界各国の政府や一流企業では、UFO、宇宙人問題の最先端情報を探り、密かに利用している。
 知らぬは日本人ばかり。UFOは都市伝説、ジョークの類という日本の一般メディアの常識は、世界では非常識。日本ではテレビのニュースでも、新聞でも未知の飛行物体としてのUFOの存在が真面目に論じられたことは一度もない。

 2017年5月21日に東京・新宿のヒカルランド・パークでおこなわれたセミナー〈UFO&宇宙人の超真相〉で、「ローマ法王に米を贈った公務員」として知られる高野誠鮮氏が長年の取材による体験と情報を語り、UFO問題のリアルな核心を明かした。その中でこんな体験を伝えている。

―「僕は宇宙飛行士とも仲がいいのです。既に亡くなりましたが、一番最後のアポロ17号の船長、ユージン・サーナンのテキサスの自宅にまでお邪魔したことがあります。
 面白かったのは、彼は大きな声で〈UFOなんかいるわけないじゃないか〉と言って否定するのです。その後に戸棚からそっと本を出して、あるページを開いて指さすんです。
 そこに〈UFO〉と書いてありました。それは軍人が持つ隠語表(コード)です。表紙には〈G2マニュアル〉と書いてありました。地球から離れて地球圏外に出るまではボギーと言え、地球圏外から月の軌道上に行くまでにはスカンクと言え、月面の軌道上に乗ったらサンタクロースと言えと書いてありました。ボギー、スカンク、サンタクロースというのはUFOの隠語です。〈ほら、いないだろう〉と言って、彼は指さしました。家の中に盗聴器があると思っていたのでしょう。だから大きな声で〈いるわけないじゃないか〉と言って、僕に指さして見せてくれたのはコード表でした。本当はいるんです」

「ゴードン・クーパー船長を名古屋にお招きして、寿司屋で色々な話をしたこともあります。公のインタビューでは、〈UFOなんていません。私は知りません〉と言っていたのに、ご飯を食べている時は〈いるよ〉と言うんです。これは後で分かったのですけど、箝口令があるんです。これを明文化したものもあります。ムーンダスト計画なんかもそうですけど、本当にすごいです。だって科料、もしくは懲役になっていますから。下手に言えないです。UFOが実在するとか、見たとか、月の上で変な建物を見たとか、ものすごい高いタワーがあったとか、そんなことは言えないです」

「NASAでUFOの研究をしている人は沢山います。僕が知っているNASAのエイムズ研究センターのリチャード・ヘンツ博士なんかはすごいです。海軍もそうでした。僕は軍人あるいは科学者たちと直接会って、色々な協力を求めたりしてきたので、言われていることと現実は全然違うことも分かっています。
 日本の大学では、ユーフォロジー(UFO学)を教えていません。文部科学省が認可しない限り、教えることができないのです。アメリカでは、スタンフォード大学やハーバード大学など、日本の大学よりはるかにレベルが高いところで教えたり研究したりしています。でも、日本は一切していないのです」

 最近も偶然に遭遇、目撃されたUFOの動画がユーチューブにどんどんアップされている。その中には明らかに未知の飛行物体としか考えられないものもあるが、公の機関や学者たちは、まともな説明もできないまま、無視を続けている。
 元自衛隊空将の佐藤守氏は、自らの体験と同僚らの証言を基に『実録・自衛隊パイロットが目撃したUFO』/講談社+アルファ新書―を著し、地球外生命の存在を確信したとまで語っている。空の現場を知るプロフェショナルである彼らこそ、通常の常識を超えるリアルな現実を知っていると言えるだろう。

MUFON2017で明かされた「秘密宇宙プロジェクト」

 今年の7月20日から22日にかけて、アメリカのカリフォルニア州ニューポートビーチを活動拠点とする世界最大の民間UFO研究団体「MUFON」のシンポジウムが、ネバダ州ラスベガスで開催された。今回のテーマは、現在、アメリカ国内で最も感心の高い「秘密宇宙計画=Secret Space Project=SSP」だ。
 SSP=秘密宇宙プロジェクトについては、以前の〈宇宙NEWS〜〉でも紹介したが、この度、新たな情報と状況についても報告された。
 プログラムには、メイン・ディスクロージャーとして、コーリー・グッド、マイケル・サラ、アンドリュー・バシアゴ、そしてゲーリー・マッキノンといったSSP情報の内情を知るメンバーが名を連ねている。会場となったホテルには、世界各地から約四百人が参加。7代目の会長となるジャン・ハーザンのオープニング宣言と同時に、盛大な拍手でシンポジウムの幕が上がった。

 メインテーマである「SSP」。現代の科学技術を約70年は先行しているという極秘計画というのだが、まずは内部告発者の一人、コーリー・グッド(48歳)の情報を紹介しよう。彼は、6歳の時、「直感エンバス潜在者」(地球外生命体とのコミュニケーション能力があると認定された)として識別され、アメリカ軍の軍事特別アクセスプログラム=SAPに参した。その後、SSPの重要な一員となるべく、「MILAB(ミリタリー・アブタクション)」という組織によって拉致され、1976年から1989年に新たに就航した宇宙艦隊で働く目的で秘密裏に訓練されたという。
 また1986年、「ソーラー・ワーデン”(太陽系の監視人)」という太陽系を侵入者から守る警備の一員として参加するなど、20年にわたり宇宙艦隊で複数のプロジェクトの任務に就いたが、その間に月の裏側に存在する「LOC(Luna Oparation Comand*月運営司令部)でも働いていたという。
 彼によって、影の政府、アメリカ海軍、空軍及び主要企業などで極秘に進められている秘密のプロジェクト(太陽系の惑星全てを開拓、産業化し、それらの利権を異星人と共に独占しようとしている)の具体的な詳細が暴露され続けている。

 今回のシンポジウムでキーマンとされたのが、元海軍出身のウィリアム・トンプキンズ(94歳)だ。実はコーリー・グッドの証言には、具体的な証拠がないと指摘されてきた。
 それがトンプキンズの登場で事態が一変した。彼は、グッドが暴露したMILABやLOCの存在、そしてソーラー・ワーデンについて、全て真実だとした上で、SSPの原点が海軍にあると証言したのだ。
 SSPの生き証人とも言える彼の話によれば、ドイツ・ヴリル協会のリーダーだったマリア・オルセック(正体は異星人ノルディック)が、ペーパークリップ作戦でフォン・ブラウンやほかの科学者たちとアメリカに渡り、ダグラス航空機会社で、宇宙戦艦の設計をしたという。さらに、トンプキンズがダグラス社で設計に携わっていた頃、アポロ計画の技術部隊の秘書だったというジェシカが、マリア・オルセックと酷似していたという。
 そしてジェシカの協力の下、海軍SSPによって組織された宇宙艦隊専用の超弩級クルーザーが完成したという。
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 国際政治学者のマイケル・サラ博士は、SSPを学者としての立場から冷静に研究している一人だ。博士はSSPの最大の動機となったのが、1942年2月24日に起きた「ロサンゼルスUFO大襲来事件」だと指摘する。この時、撃墜された2機のUFOが確保されたことから全てがスタートしたと主張する。また海軍のSSPは、地球に住む異星人ノルディックの協力のもと、開発に成功した反重力推進の大型宇宙艦隊を運用している証拠が存在するという。さらに博士は、「国立公文書記録管理局」から、ウィリアム・トンプキンズとコーリー・グッドの証言を裏付ける記録文書をいくつか捜し出すことに成功していると語った。記録文書の公開こそなかったが、博士の主張は信憑性が高いと思われる。

 続いて、アンドリュー・バシアゴ(56歳)。彼は2008年に、アメリカ政府の亜空間トンネルを利用した火星探査計画及び移住計画である超極秘計画「ペガサス・プロジェクト」の存在を暴露した人物だ。彼が1980年に体験したジャンプルーム=ARC(宇宙空間再配置装置)は、パーソナル社とロッキード社の合同で作られ、地球と火星間を約20分で航行できる装置で、この技術は異星人グレイから与えられたものがベースになっているという。

 最後はNASAの極秘情報をハッキングした罪に問われているゲイリー・マッキノンだ。彼は諸事情で会場とのスカイプによるオンライン・ライブインタビューで登場した。
 だが、なぜかスカイプがうまくつながらず、スタートが遅れ、またインタビュー中も何度か音声障害があった。そのマッキノンが、自身が見たというNASAの高解像度衛星画像から得られたUFOや宇宙船の画像、そして宇宙軍の配置転換表など、それらの具体的な証拠の提示が求められているが、今回も公表されずじまいだった。
 さらに質疑応答で不可解だったのが、次の質問を受けた際のマッキノンの反応である。

「非常に単純な質問ですが、とにかくあなたが見た船の名前を思い出すことができませんか。それはCurtisLe Mayという名前ではありませんでしたか?」
 この二つの問いに、「残念ながら何も覚えていません」と答えたのだ。単純に口止めされているのか、実際には何も見ていないのか。しかし、ハッキングをしておいて、中身を何も見ていないということはまずありえない。何も言えない強いバイアスがかかっているのかもしれない。

 以上のように、アメリカ政府のみならず、海軍や空軍、NASAなどの機密情報を暴露する証人たちの告発が3日間に渡って行われたわけだが、そもそも企業などには「機密保持契約」が義務づけられている。それは日本の民間企業などにも定められており、違反した場合は罰せられる可能性がある。それは彼らが属していた組織も同様である。彼らは公の場で、これでもかといわんばかりに内部情報をリークしている。
 MILABによる脅迫や処刑もあるのではないか、家族や知人などに脅迫が及ぶことはないのか? そんな危惧を裏付けるように、8月21日にウィリアム・トンプキンズが急死したという報が入った。さらにコーリー・グッドの家族がトラブルに見舞われているという。関係者の今後の身の安全も気掛かりだが、今回のシンポジウムを契機に、「SSP」=秘密宇宙プロジェクトの開示情報が、より具体的になり、どこからどこまでが真実、現実なのかが見えてくることを期待したい―。

*写真は『ムー』'17年11月号(学研)、『宇宙人・UFOの軍事機密』(ヒカルランド)、『レベルMAX』より転載

 


 

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