日記4

日本に帰ってきました



ALOHA!!
 2月の4日、カレッジでの授業を今学期はお休みして、日本に帰ってきました。成田国際空港からリムジンで渋谷に出て早速ミーティング。3月末に学研から刊行される私の本『熟女少女』の編集打ち合わせを済まし、母の住んでいる世田谷のマンションの入り口で重い旅行用トランクと共にタクシーを降りると沈丁花の香りがあたり一面にただよっていた。
 突然懐かしい喜びがこみ上げてくる。世田谷で生まれ育った私にとって沈丁花の香りはまさしく春の香りだ。10年間暮らした八丈島には沈丁花は見当たらなかった。ハワイでももちろん見かけない。もしかして寒い地方の植物なのかも知れない。東京の住宅街にはよく庭先や玄関脇に沈丁花が植えられて、2月の中ごろから3月までその香りは道行く人々に春の訪れをつげる。ほかの町はどうなのだろうか、関東以北や東北、関西や九州にも沈丁花はあるのだろうか。急に沈丁花のことが知りたくなった。
 昔だったら図書館へ行って調べてくるのだが、最近はインターネットで検索すればよさそうだ。早くノートパソコン買わなくちゃ。6月4日にハワイへ戻るまでの4ヶ月間を有意義に過ごすにはやはりパソコンは必要だ。と、そんな感じで早速渋谷のビックカメラへ行って買ってきたソニーのバイオは、いやはや大変です。
 3年間もカレッジでPCを使っていて、その上必須科目のコンピュータークラスも取ってマイクロソフトのパワーポイントまでしっかり勉強してきたつもりの早苗ちゃん、メッキが剥がれちゃったように日本製のコンピューターを前にしてちんぷんかんぷん。英語で今までやってきたのだから、母国語である日本語だったら操作はもっと簡単と思うのが落とし穴。日本語のコンピュータ用語にまったくなじみのない私はヘルプやサポートで表示される言葉の意味が正確に理解できなくて、購入してからの1ヶ月間にリカバリ(出荷時の状態に戻すこと)を3回もやってやっと最近、自分のコンピューターの性格?に慣れてきました。
 さすが日本製、とっても繊細で神経過敏ぽいの、マウイで使っていたWindows98の骨っぽい安定感が懐かしい。タイガーというメーカーだったけどあれはきっと男だった。今のバイオは完全に女。まあパソコンに男女別があるのかどうか、それにノート型ということも考慮に入れて、、、それでもやっぱりバイオは女の子だ。なんとなくいまどきの女の子の頭脳構造にあわせて作られているような感じもする。あなたのパソコンは男?それとも女?


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