日記28

偽 夫 (にせおっと)

私には大阪に旦那がいて、その旦那が北新地でスナックを経営しているらしい・・という噂を聞いたのは、もう15年ほど前・1990年頃・の話だ、八丈島で最初の夫(高橋英介氏)と暮らしていたとき誰だったか覚えていないが知り合いの人との電話で、私が大阪でスナックをやっている噂があって、主に夫がその店を切り盛りしているというものだった。そのときの私は全く予想だにしなかった根も葉もない噂に面白がって、電話を切った後、夫の英介氏に笑って伝えたのを覚えている。「エイスケ!キミは大阪でお店やってるらしいよ!」「なんだそれ?」彼は素っ頓狂な声を上げて・・・それで話題はおしまい。

その後色々な事情で彼との22年間に及んだ結婚生活を解消して、1998年・48歳のときにマウイ島のカレッジに留学、留学中に知り合ったアメリカ人男性〔STEVE OKERLUND/スティーヴ オクランド氏〕と1999年の12月31日まさに2千年になる前の大晦日、2度目の結婚をした。残念ながら2度目の結婚は2年と2ヶ月で破綻を迎えて2002年の2月に私は帰国、日本で離婚手続きを終えて、今に至っている。

そして早苗NENEとして歌手活動を再開して、昨年にはじゅん&ネネも活動を開始して、大阪にキャンペーンに行ったとき、CDを購入してくれた男性に、「貴方のだんながやっている店によく行くよ!」と言われたのだ。私はなにかの誤解だろうと、思って、その人に『えーっ人違いでしょう、私には大阪に親戚もいないし、ましてや夫なんて、誰かの間違いだと思います』とその話を訂正したが、その人は、さも意味ありげにうなずいて私の言葉を信じていないようだった。まあ。芸能界には表立っては独身を通しているが内緒の妻とか内縁の夫などがいる人も多くて、それらがごく当然だと思っている人もいて、、その噂のニセ夫も内縁の関係なのだろうと思われたらしい。
ちょうど15年前の八丈島で受けた知人の電話を思い出して私は薄気味の悪さと馬鹿らしさとがごたまぜの気分に襲われた。いまでもその噂が人の口に出て来ているということはネネの旦那が大阪でスナックをやっているという話がもはや大阪方面では既成事実となっているらしいことを認識した。頼むぜベイビー!!きしょくわる〜!!

そのときはじゅん&ネネのキャンペーンでの仕事だったので、マネージャーに告げると、「まあ有名税だね、いやだったら調べてみてあげる」といってくれた。じゅんいわく「きっとじゅん&ネネ時代にネネのことを大好きだった男の人が気持ちが高じてそんなウソを付いてしまったのかもね」う〜ん!そういわれると、なんとなく哀れな気もする・・でも内縁の夫を気取ってそれをお店のうたい文句にされるのはうんざりだ。だが、その話をしたファンの人にお店の名前を聞くのも忘れてしまって、そのまま何の手も打たないで、東京に帰ってきた。そして忙しい毎日にそんなことは忘れてしまっていたのだが、、ここに来て又、人に言われたのだ。それも、8月9日の長崎で。

私には自分の人生で本当に助けてもらっているなと、感謝抜きには語れない男友達が二人いる。二人ともかしら文字にHがつく。このHPを作ってくれているアパッチこと、浜田光氏と、私の広島方面での仕事を全面的にサポートしてくれている男のおばさんこと濱本遊水氏だ。8月の9日広島から長崎に入って爆心地公園で歌を歌って、その夜濱本氏の友人のカメラマンM氏がちょうど私と同じ時期に広島から長崎入りしていたので、夜夕食をご一緒した。そのときにM氏から尋ねられたのだ。
「先日広島で行きつけのお店にいったら隣にいたお客さんが 大阪でネネさんの旦那がやっているという新地にある“サム”というお店に行ってきたといってましたが、、、その話は本当ですか?」
私は思わずかぶりをふって、「いいえ、まさか、根も葉もないウソです。私、前にもある人に同じ事を言われたことがありまして。なんでそんな噂が広まっているのかわからないのですが。全く関係ありません。」
「ですよねえ!私も濱本氏から聞いているネネさんの話と全くそぐわないので、へんだなぁと思っていたんですよ。」

広島にまでその噂がまことしとやかに伝わっているなんて、、、ショックだった。そして今まで自分がその噂に対して公に否定してこなかった事に気が付いた。そう私が黙っていたら黙認していることになるのよね。この際HPではっきりとその噂に対して全面的に否定いたします。
私の夫は2人。一人は元ズーニーブーのギターリストの高橋英介氏でじゅん&ネネを解散して渡英したLONDON で知り合って23歳の11月14日に結婚、45歳の11月14日に協議離婚しました。二人目はアメリカ人のスティーブオクランド氏で1999年12月31日に結婚、2002年の2月にこれまた協議離婚しました。それ以外には夫は居りません。一体どんな根拠でその男性が私の旦那を自称しているのかわかりませんが、そくやめて欲しいと思います。気持ち悪い。

ウソというものはついた本人に必ずそれなりのカルマが帰ってくると信じている私は、その男性を法的に訴えるようなつもりはありませんが、ご自分のこれからの人生のためにも正直に生きていって欲しいと思います。そしてこのHPを読んだかたで大阪にお住まいの方は是非そのお店を訪ねてみてください。明確にウソとわかっている人間が客としてくることによって、魑魅魍魎な空気が少しでも晴れて、そんな噂が消滅してゆくのを心より願うばかりです。“サム”というお店だそうです。出来たら店主の写真でも撮って送ってください。HPに載せたいと思うので。。。ちょっとかわいそうかな・・・・哀れだよね・悲しくなります。


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