日記20

マウイガールズ

 私が本当に女友達と言うものを持ったのは、38歳すぎて、八丈島に住んでからだった。
今でも八丈島には、私が困ったときや、苦しい精神的状況の時に何でも打ち明けられる女友達がいるが、、ここ、マウイ島にもそんな女友達が数人いる。

私は48歳のときにマウイ島のカレッジに入学した。留学中の5年間の間にマウイで2度目の結婚をして、その夫との関係が最悪のときに何かと助けてくれた人達だ。離婚から立ち直る時にも彼女たちの存在がどんなに励みになったか、計り知れない。

日本に帰ってきてヨコハマに住み始めて3年、八丈島時代に出来た友達が東京に引っ越していて、彼女たちと時々会ってギャルズナイトと言う会合を持つことはあるが、新しい友達は残念ながら、東京では出来ていない。
仕事をするにはいいが、生活をする場所ではないのだろう。
まあ、仕事仲間としては、じゅんと言う最高の相棒がいるのでもうそれで充分だが。

さて、今回マウイに滞在中、マウイの知り合いの女性たちが一堂に会する機会があった。
友達の一人が誕生日でそれもサプライジング(本人には内緒で突然押しかけて驚かせるパーティー)のつもりだったのだが、事前に情報は入っていたようで、ご飯を炊いて待っててくれた。そして一通り話が弾んだところで、ちょうど持っていたデジカメで記念撮影。多分私が一番年上だが、
既婚もいれば、独身もいて、マウイ島という島で、それなりに根付いてがんばっている女性たちだ。皆生き生きと人生を謳歌しているのが、こちらにまで伝わってきて、いつも気分が高揚させられる。私と特に親しいKチャンと、Mちゃんは、最近とみに忙しくなって、サクセス街道をまっしぐらと言う感じがしてきている。これは私の実感だが日本に住んでいると、日本の常識と言うか、集合意識に絡め取られて、窮屈だなと感じることがある。そのうちそんなことにもなれて日本の忙しく細かい生き方に順応してしまうのだが、こうして又マウイに滞在してみると、日本人にとって大切な世間の人から見て自分がどう思われるのかとか、年相応などと言う言葉がいかに人の行動を無意識に制限しているか、を思わざるえない。若い女性で、現在の日本社会で、自分が居心地悪かったら、外に出てみるのはとてもいいことだと思う。よくドラッグストアで鼻の上のくすみや毛穴を取り除くパックが売られているが、自分の顔の毛穴が気になるほど近視眼の生活はやはりちょっと日常の世界が狭すぎるのではないかと思う。
マウイガールズと言う言葉がぴっ足しの大人の女たちが私に教えてくれることは、遊び心と、飾らない等身、そしてセクシーでいること。





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