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● 2001.8.6●
今井てつさんのシンセサイザーライヴ

 8月6日夜7時から、Rupaで行われた、今井てつさんの
シンセサイザーライヴのご報告です。。。

「水」にまつわるスポットを巡礼して天理にやってきた,てつさん。到着するなり、
空が曇り始め、久しぶりの雷雨になりました。雨後にひんやりと風が吹き始め、
肌寒いほどに涼しい夕べは、1年前のいのちの祭りさながら。
祭りでピースドームを彩った「五色の布」を、ライヴ前にみんなで飾りました。が、
実際は飾るというより、遊ぶという感じ。欄間をくぐらせたり照明にひっかけたり
して、蜘蛛の巣のように支離滅裂に布を張り巡らしていたのでした。
「混沌とした五色屋敷だ」などとみんなで笑っていたのですが、いざライヴが始
まってみると、その場にいた人達のほぼ全員が畳の上に寝転がり、下から
「五色の布」を見上げるかたちになったのです。
       
 「思いつくままに布を飾ったつもりだったけど、音楽が始まると、不思議と無秩序
の中でそれぞれの思い(祈り)が自由に行き交って笑っているように見えて、やさし
い空間になった。無作為なようで、実はすべてかかわりあい、影響しあってる、深い
ところの魂の関係が形になったようなイメージ」という水野有里さんの感想。
 これは、下から眺めるべくして張り巡らされた布だったのか。聴衆の手によって
張られた「五色の布」の祈りが、人々の思いと音楽を通して、つながりながら
拡がっていく…。最後には、てつさんの音と共に多くの歌声が自由にわき起こり、
静けさに満ちた不思議なセッションになりました。演奏の後、ほとんど拍手もなく、
ほっこりと気持ち良さそうに寝転がったままの人々、そして長い沈黙。多くの感想
は以下の通り。「これは単なるライヴではない」。

 今回の録音が欲しい、、と多くの人達が言っていましたが、、、もうすでに、私達
の内のどこかに録音されているのかもしれません。音楽やライヴという名の下に、
実はもっと別な次元のものが生まれていたのか、、、一人の経験であると共に、
宇宙全体の普遍的な経験でもあるところの何かが。
とにかく、雨が降って涼しい風が吹き抜けた。私達の中にも、宇宙の中にも。
 翌日の午後、てつさん達は西へ、「五色の布」は東北、「炎の祭り」へと旅立ちま
した。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ お 知 ら せ ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 信州、望月高原牧場で行われる「旅人の祭り」(8月18日〜25日まで)に参加
 予定です。詳しくは、090-4076-5257(実行委員会)まで。
   
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「江草・びっくりたまて箱」
2001年9月21日〜23日
山梨県巨摩郡須玉超江草 旧江草小学校

                     ◆◇◆

小高い山の中腹に、十数年前廃校になった小学校が建っています。校舎に足を
踏み入れると、あっという間に小学生時代にタイムスリップ。誰もがみんな、なつ
かしい、そんな江草小学校で、開けてびっくり玉手箱。何が飛び出すか分からない
いろんなところの人々が、いろんな形の表現を持ち寄り、人々の出会いと交流
を目的に、ど〜んとお祭りを打ち上げます。ワークショップ、出店、手作り市、
ギャラリー、ライヴ、交流会、などなど、参加者一人一人が創り出す愉快で楽しい
イベントです。

◆参加・ボランティアのお問い合せは、、
   内藤剛 0551-42-2649
◆出展・出店などのお問い合せは(8月12日まで)、、
   「くり工房」の水町 克 055-298-2126(FAX兼・夜11時まで)
   ヒーリングやボディワークの出店も大歓迎です。
   やりたいことは、なんでもやってください、とのこと。
http://www.eps4.comlink.ne.jp/~eanbe/egusa.htm

◇くり、ミサト&シン、おいかどいちろう(NY帰り)、たつのおとしご、もも、その
他、ユニークなアーティストが勢揃い。地元の人達も大勢参加予定。地域の盛り上がりが、素敵ですね。ハンマーダルシマ、ティンホイッスルなどのワークショップも。。。

◇古い小学校の給食室でRupaのワタルは食事を、音楽室で近藤はリコーダー
  の時間を提供します。

 ・ワークショップ「リコーダーで遊びながら宇宙を感じる」
  リコーダーは、まだ世界が東西にはっきり分けられていなかった、いわゆる
  中世・ルネサンス時代に盛んに演奏されていました。とても霊的な音と関わっ
  ていたのです。この非常にシンプルな楽器を通して、自分自身と、そして宇宙と
  向き合ってみませんか。当時の簡単な楽譜も使って、実際にその響きを感じて
  みましょう。(1コマ4人まで)

★『なまえのない新聞』に、連載エッセイ「なまえのある家 」を執筆中です。
(「Rupaの意味」、「Rupaの看板アーティスト」、「この半年」,「ムジカ・ムン
ダーナとムジカ・フンダーナ」)。
講読ご希望の方は、アマナクニまでお問い合せください。