カズからの手紙


〈その12〉

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〜白いアナグマの子供の祭りへ向けて〜
「ババジの火の儀式との出会い」

 ここシピラも春を迎えました。バックナンバー「初めての採蜜」で紹介した日本ミツバチは秋に採蜜後、砂糖水で養われてましたが、無事越冬したとみえて、すでに春一番の花へと飛び交って密と花粉を集めて帰って来ています。良かった,良かった。
 さて、祭りのホームページでは、呼びかけ文として基本的な祭りのビジョンを紹介しましたが、ノーマイクシアターに関しては昨年皆で体験し、そのすばらしさは多くの人が実感しました。今年から始まるノーマネー・バザール(物々交換市)とファイアーセレモニーに関しては新たなビジョンの呼びかけですから、未知数の可能性を秘めています。ビジョンは山霊からのメッセージと受け止めていますが、ビジョンに添った出会いや導きがもたらされる時には、単なる人の想念によるから回りではないことが感じ取れます。まず火の儀式のビジョンを得てから、古神道の護摩炊きや密教の流れをくむ修験道の護摩炊きとの出会いがありましたが、この2月にある御縁からインド古代の流れをくむヘラカン・ババジから伝えられた火の儀式を体験するチャンスを得ました。
 ババジはインドでは良く知られた本物の聖者ですが、数冊の本からその存在を知り、火の儀式をすることも知っていたので、潜在的にとても興味がありましたが、今回の出会いの共時性には深い意味を感じています。ババジは1970年代から80年代にかけて14年間だけ存命した聖者で、ヒマラヤの洞窟から美しい若い青年の姿で現れ、北インドのヘラカンの村に暮らし始めると、世界各国からその存在を知った人がその小さな村に集まるようになりました。ババジはこれから始まる地球規模での大変革の時代を担うよう彼らを教え導き、やがてつとめを終わると自ら予言していた1984年2月に肉体を去りました。ババジからムニナジ(沈黙の賢者)という名を与えられた後継者のヘラカン・アシュラムの総管長から直接教えを受けている日本ババジセンターの原田修蔵さんは御自身何百回となく火の儀式をやってこられた人で、毎年のようにインドのヘラカンへ行かれています。
 神奈川県の藤野に住む原田さんの自宅を訪れ、火の儀式を炉作りからお手伝いさせてもらって、一通りの体験をさせていただく機会が与えられたことは、本当に天の導きだったと思います。そして原田さんの方もこの出会いをとてもポジティブに感じてくださり、ババジの持たらせた出会いとして、入笠山での白いアナグマの子供の祭りに儀式をしに来てくれることを約束してくれました。そして、その日の儀式では入笠山でババジの火の儀式が完結することと、その時にヘラカンのファイアーマスターであるハルコビンダババが儀式のマスターとして来てくれるようにとの祈りを共に捧げ,世界の平和を祈りました。原田さんはこの3/18からインドのヘラカンに行っていて、ハルコビンダババに祭りに来れるよう話して来ると言ってくれました。もしそれが実現したら最良のものが入笠山へ降りることになると思います。
 ババジの火の儀式は10年ほど前にシュリ・ムニナジさんが直接訪れ、富士の裾野・山中湖にて行われています。
 原田さんがインドから帰られたら、ここシピラで一度火の儀式を5月にやりましょうということになっています。聖なる火に供物を捧げるという行為を通して、生命の循環と恵み、誕生への感謝などの深遠な世界に入って行くことにより、自身の変容と浄化の体験につながることと思います。僕にとっては初体験がすでに一つのターニングポイントにすらなっていることを感じています。ババジのことは語れば長くなりますから、1984年2月に肉体を去る前に残して行ったババジ自身の言葉を最後に紹介させてもらうのが良いかと思います。尚、祭りに関する詳しいことは決まりしだい白いアナグマの子供の祭りのホームページにてお知らせしますので、良かったらまたアクセスしてみてください。
 

 ババジ 1984年2月
 
 すべての人類を愛し仕えなさい。
 人々を助けなさい。
 明るくありなさい、思いやり深くありなさい。
 抑えきれない歓びの発電機でありなさい。
 すべての人々の顔に神と善良さを見つけなさい。
 過去をもたない聖者はなく、未来をもたない罪人はいない。
 すべての人を讃えなさい。もし誰かを讃美できないときは、
 その人をあなたの人生から自由にしてあげなさい。
 オリジナルでありなさい。創意に満ちていなさい。
 勇敢でありなさい。何度も何度も勇気を奮い起こしなさい。
 模倣をやめなさい。強くありなさい。前向きでありなさい。
 他人に頼るのをやめなさい。
 自分の頭で考えなさい。自分自身でありなさい。
 すべての完全さと聖なる徳はあなたの中に秘められている‥‥
 世界にそれを示しなさい。
 叡智もすでにあなたの中にある‥‥それを輝かせなさい。
 神の恵みがあなたに自由を与えんことを。
 あなたの生を薔薇の花のごとくにあらせなさい‥‥
 沈黙の中で,薔薇はその芳香を言葉とする。


 

‥‥と、ここまで書いたところで、インドから帰国した原田さんから連絡が入り、7/20(金)〜7/22(日)のスケジュールでヘラカンのファイアーマスターがセレモニーに必要なスタッフ全員を連れて、つまりベストメンバー、最強のメンバーが入笠山にババジの火の儀式をするために来てくれることになったそうです。翌週にはオランダでセレモニーがあるので、7/20からの週末しか日程がとれないということなので、祭りの日程も必然的にそこに決まりですね。これはすごいことになってきました。
 詳しくはまた祭りのホームページにて。
                        LOVE 和生
 

ババジ火の儀式・関連イベント

ババジの火の儀式は入笠山でのセレモニーの他に、7月14日(土)〜16日(月)に山中湖でも開かれることになりました。また7月17日(火)には東京でアラティ・バジャン演奏会も開かれます。 詳細は→http://babajifire.de-blog.jp/japan/


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