8月6日号
                                       
イラスト:ハル


今日はヒロシマデー

ヒロシマへの祈りと浜岡原発ショートウォーク

大地への祈り(各自‥‥ 朝/会場にて) 

ショートウォーク(am10:30より浜岡町役場→原発正門)
 浜岡原発は海へ突き出た台地の上にある(じっさいには、軟弱な表層地質を取り除くので原発の基礎は海面すれすれか海面より低い位置にある)。そこは、東海地震発生時には、いっきに1m隆起する場所である。東海地震は、最近では1498年9月20日、1605年2月3日、1707年10月28日、1854年12月23日に発生している。次の東海地震はいつ起こってもおかしくない。過去4回の東海地震は秋〜冬に発生している。この夏は、浜岡原発の姿を見られる最後のチャンスかもしれない。さいわいに老朽化した1号機と2号機のうち、1号機は11月から事故で停止、同時に止めた2号機も5月に運転再開直後の事故で停止している。停止後3ヶ月経てば放射性ヨウ素はかなり消滅するので、1号機と2号機には放射性ヨウ素はあまり残っていない。3号機と4号機は稼動中だが、老朽化した1,2号機が長い間停止中なのと、8月はじめは9月以後よりも東海地震発生の確率が低いと考えられるので、原発震災に巻き込まれる可能性は他の時期よりも低いと思う。この機会に、ぜひ浜岡原発の姿を目に焼き付けておこう。(kazu)

●8:15(広島原爆投下時刻、57年目) ヒロシマへの祈り。黙とう。
*バスで移動する人は、新岡崎8:55→9:19大東町役場乗換9:23→9:42浜岡営業所。
●10:30ウォーク、浜岡町役場出発→浜岡原発正門→砂丘12:00ごろ(祈り)
●12:30〜13:30、桜ヶ池で静かな集い
*バスで移動する人は、浜岡営業所14:30(掛川行)→14:49大東町役場乗換14:50(森行)→15:13新岡崎

ご注意! 今日は一日ノン・アルコールです。
*どうしても飲みたい方はセレモニーなどご遠慮ください。


 《以降は会場・キャンプサイトの霊界コーナーで》
●pm5:00 集合。〜6:00 お祈り、詩の朗読など。
〜7:30 パイプセレモニー
*浜松・正光寺の和尚さんは都合で参加できなくなりました。
*アメリカ先住民ダコタ・スー族のトム・ラブランク氏が到着。パイプセレモニーをしてくれます。

●pm7:30〜8:15 過去を追悼し、未来の平和を祈る
*詳しくは会場で説明します。


トム・ラブランク氏紹介


 詩人。父親が日系アメリカ人で、15才までに105の孤児院を転々とする。
 1968年にベトナム戦争に従軍。帰国後、アメリカインディアン運動に身を投じ、強制移住反対運動をはじめ、環境保護、人権問題、世界の先住民のネットワークづくりに取り組む。
 1986年に全米横断のロンゲストウォーク、1988年には日本でのセイクレッドランで日米を走り抜け、その際、浜岡にも立ち寄っている。また1991年六ヶ所村ウランフォーラムに参加するなど反核のメッセンジャーとして知られている。
 今回は7月末にスタートして9月いっぱいまでのポエトリーリーディング日本ツアー(MITAKUYE OYASIN)の途中、平和の集いによってくれた。


諏訪湖から浜岡へ天竜川ウォーク

 高遠のパン屋“のらや”さんが、浜岡へ向けて歩いています。天竜川の砂が浜岡砂丘や相良の海岸も養っています。(正しくは「いました」と言うべきか。数多くのダムにより砂れきの流れは止められている)
 7月21日、諏訪湖北岸の高ボッチで、亡くなったパン屋の健チャンへの追悼。7月23日、南岸の守屋山、富士山の祭神を祀った浅間の滝にお参りし、ウォークは出発しました。諏訪湖岸へ下り、水の神を思いながら浜岡へ歩いています。8月6日朝8時15分、諏訪の竜神とつながるという浜岡の桜ヶ池の祈りで、いったん終わります。
 “平和の集い”のウォークとは、砂丘で合流、昼からの桜ヶ池の集いで体験を分け合います。


5日のシンポ報告

北川れんこさんに聞く(2)

 浜岡原発については、各地から意見書も寄せられ、静岡だけのことではないという合意は得ているように思う。こういう時にぜひ立法化への動きをして、具体的な要求をしてもらえば政治家も動くだろう。
 日本では国民一人当り42120円の軍事費支出がある。日本は有事法を通じて、先制攻撃をかけられる国としての準備をしている。原発でプルトニウムが作られ、核戦争を起こしうる国になっている。そういう意味でも原発の問題をエネルギーだけではなく、核武装の問題とからめて訴えていってはどうだろうか。放っておけば日本はいずれ水爆も原爆もOKの国になってしまう。電力会社自体は、もう原発をやめたいが、核武装とからんだ国からの圧力のためやめられないのだと思う。今こそ声の上げ時だと思う。
 来年は統一地方選挙があるのでぜひ投票してほしい。投票するときは、自分がもし議員になるならどんな仕事をしたいかを具体的にイメージしてみてはどうだろう。また、候補者に対して、浜岡を止めることを公約にいれてほしいと詰めよるのもいい。とにかくこのチャンスを使ってほしい。
 浜岡は東京にも近いため事故時の影響も多く、そういう意味で止める合意はつけやすいはず。この際、議員を使い、動かす醍醐味を味わってみてほしい。政治が堕落しているとかひとくくりで避難するのではなく、きっちり向き合って、政治家に詰め寄る材料を持って働きかけてほしいと思う。議員は勉強不足で、良い材料をもっているのは市民なのだから。自分は無関心よりは具体的、積極的行動を起こすという思いで活動してきたが、直感を信じること、それを政治の場面で使うことも大事だと感じている。難しい用語を使うことより、思いを率直に伝えるほうが効果的だと思っている。

 帰りの車の中で、れんこさんに具体的に法案を提案するにはどうするのか聞いてみた。その法案を支持してくれる議員や政党を見つけて話をしたり、法案を書いたりと色々なプロセスがあるようだ。いわゆる根回し活動がかなりいりそうだ。提出してもすぐに可決される訳ではないけれど、何度もその法案が議員たちにの目に触れることで、問題に対する意識も少しづつ出てくる。一度こういう事を試して、自分たちの手に政治を取り戻すという実感を得るのも大切かもしれない。れんこさんはいろんな意見やアイディアにオープンな人なので、もっと話を聞いたり、関わってみたい人は一度コンタクトしてみてください。 (みさ)


アフリカンダンスを一緒に踊ろう!



西アフリカの太鼓に合わせて気持ちよく一緒に踊ってみませんか。
参加する人は踊りやすいかっこうで。なお怪我や事故については各自責任をもってください。参加無料。夕方くらいからステージ前で、太鼓の音が合図です。
主宰;オイオイ+フレンズ


平和の集いスナップ集

ちかちゃんの山の暮らしを追った写真展
ヘナタトゥーを描いているところ
木陰に座って、ピースウォークに使う折り鶴をおっています



ちかりんの日記帳

緑の香りが涼しげに葉と葉の間を風に運ばれ通り抜け
ふと気づけば垂れ下がるつるが肩をやさしく撫でてくれた。

自然を慕う仲間、地球を想う仲間、人を愛する仲間
細胞分け合う兄弟姉妹

   そのままで十分、という気持ちと
もっともっと近くに もっともっと素のところで会いたいな、という気持ちとが
  --- 交差する ---
もっともっと素のところで‥‥。歳とか肌の色とか性とかでわけられないところ


星空の下で最近耳にする「男と女の共存」のこと、4人で話し合いはじめたところ
「女はこうあるべし」「男はこうあるべし」っていう枠ん中で、無意識にもお互いそうせざるを得ない長い歴史があったんだろうなあ。
この気づき、より素のところで会える場所に連れて行ってくれる
「男の中に女が、女の中に男がいるんだよ」と昔だれかが言ってた
そういえば半分男で半分女のインドの神様見たことある
私の中に男の私が?!
臆病者の私に少し勇気を与えてくれるかも
そう思えば思うほど、切り離せない存在、お互いが大切、お互いが必要としみじみ感じる


*8月6日のアルバムはこちらから。