8月4日号
                                       イラスト:クミコ


きょうのうた

梶田イフ
「原子力発電所はいらない」

風や水や太陽の力を利用すれば
毒をまき散らす原子力発電所はいらない
山や川を汚し空気の中を漂う
色も形も臭いもない放射能におかされる
原爆をつくりたいのさ 本当は
世界中を手に入れるため
政府の奴らと軍隊の計画は進んでる
風や水や太陽の力を利用すれば
毒をまき散らす原子力発電所はいらない


ステージ時間割

am9:00〜9:15   文ちゃんズ
am9:25〜9:45   カン
am9:55〜10:20 
まちこ&ルーク
am10:30〜10:55 MUNOZ
am11:05〜11:30 PARADISO
am11:40〜12:05 7D MANGOES
pm0:15〜0:30   澤村浩行
pm0:40〜1:10   セブン
pm1:20〜1:50  梶田イフ
pm2:00〜2:30  ARI(YARZ)
pm2:40〜3:10  九流水アケル&バンブールーツ
pm3:20〜3:50  JAH KENRO
pm4:00〜4:30  
吉本有里
pm4:40〜5:00  マウンテンハイチャンターズ
pm5:10〜5:50  
PON&生活サーカス
pm6:00〜6:40  
CHINA CATS
pm6:50〜7:30  
内田ボブ


シンポ関係 プログラムの紹介

小林周二+栗岡理子 =(午前10時〜12時/ティピ)間伐材の家具作り+古紙と古着のリサイクル

☆浜岡原発見学+周辺の戸別訪問(午前10時半出発〜午後4時=2ページ記事を参照)→
写真

小野みつ麿「こよみの過去、現在、未来」=(午後1時〜3時/ティピ)
甲田烈[「共振する心、交響する体」=(午後3時〜5時/ティピ)
「13の月の暦」は毎日の生活のなかで使っていくことで、地球や自然と調和した時間のリズムを取り戻して行く暦です。13ヶ月28日周期の暦と、260日周期の暦(神聖暦)の2つの日付で生活することで、私達の「心と体」のリズムを毎日調律し、生物としての私達の「時間感覚」を蘇らせる働きがあります。「時間」と「暦」、「心」と「身体」について、一緒に考えて見ませんか。ブースの周りでもダベッテいます、声を掛けてくださいな。

北川れんこ (午後5時半〜8時/ティピ)=衆議院議員(社民党)、兵庫比例代表区選出。尼崎にて、八百屋”連”自営。2001年10月、アフガニスタンとの国境の町、ペシャワールを視察訪問。2001年11月渡米、米国バークレー市、バーバラ・リー下院議員と会見。「戦争も管理国家もNO!」有事法制反対、脱原発など、、、、平和と人権のために、国会内外を問わず、超党派で精力的に活動を行ってます。浜岡原発内部には、実際に、防護服を着て、視察に入られた体験を持ってます。

山田征  (午後8時〜10時/ティピ)=30代後半より農家と直接関わりながら、共同購入グループ「かかしの会」を約20年。地元の学校給食に有機農産物、他食材全般を約17年にわたり、搬入。仲間と共に「みたかたべもの村」をつくる。並行して反原発運動、石垣島白保空港問題、他様々な活動を続け、現在はフィリピン,北朝鮮,イラク、パレスチナ等の難民問題に関わっている。国内では、神戸震災後の人々、都内の野宿者の問題、無漂白再生紙のロールペーパーへの取り組み、と共に「教えられなかった戦争」などの映画を全国各地で上映活動を日常的に行っている。今回は『劣化ウランの恐怖』を上映します。


=PEACE ACTION 浜岡=

浜岡を歩きませんか?
ビラ配り、今日もあります

PR館で菊地さんの説明を聞く

 浜岡現地で「ノー」の声をあげてきた勇敢なリーダーたち5名(長野さん、伊藤さん、蔵下さんなど)が、私たちのキャンプ村を訪ねてくれた。そこに、元原発技師の菊地洋一さん(現在、原発を止めるロビー活動などに東奔西走する)が加わって、夜、彼らの声を聞く会がティピで開かれた。ティピに入れきれない人たちが、外にあふれて、リアルな話に聞き入った。あらためて、深刻で、愚かしい状況が浮きぼりになり、「そこで、自分はどう覚醒して、なにをするの?」と自分に聞き始める。
 「外から来たみなさんが、浜岡で個別訪問をしながらビラを配ってくださると、私たちには口をひらかない住民も本音を、話し出したりするんです」と地元の人たち。そこで、今日は、キャンプ・サイトから数名が静岡の反原発ネットワークの「地元の個別訪問・ビラ配り」の活動に参加して、浜岡と相良の町を歩いて回った。町の人たちは、よそ者が慣れない様子で「ビラ配り」をしている姿にむしろ寛大だったように感じた。「どこからいらした?」と声をかけてくれたおばさん。チラシを受け取ってくれた後も、私が続けるたわいもない質問につきあってくれたおじさん。「原発、どう思いますか」の肝心な一言はとうとう、かけられなかったけれど、このおじさんの柔らかな波動に、彼にはこちらが飲み込んでしまった一言が通じたような気もした。今日もビラ配り、あります。きりたくたって切れない結びつきの地元を感じて歩いてみようよ。(りま)

*写真をこちらに何枚か載せています。


スタッフの声

水津さん(枚方市)
会場入口で車の整理をしている水津さんは、会場に着いてからなんとなく駐車場スタッフをすることになった。駐車場はスタッフ不足で、ほとんど丸一日駐車場近辺で過ごしている。夜は受付近くのテントで寝ているらしい。彼は昨年、77日間にわたって長崎県の星野村から長良川まで「平和の火」を運ぶウォークを経験している。会場へは電車、バス、徒歩でやってきた。
駐車場で働いていると、みんな歩くのが本当にいやなんだな、と感じる。いろんな理由で車がないと困る人がいるので一概には言えないけれど。少しでも楽をしたいと便利な方に流れてしまうことが、いろんな問題を作り出しているんだなとを改めて考えさせられている。当たり前のことだけど、温暖化もまさに車社会の結果なのだし。浜岡のこと、有事法制のこと、アクビしている場合じゃないので、今回のようなイベントを通して、新しい予感をみんなで確かめていけたらいいなと思う。意識をどう行動に移すか、話し合うことで可能性も見えてくる。行動は個人がすることだけど、みんなで何かができればいいなと思っている。
最後に、受付横の駐車場は実際パンク状態なので、できるだけ一般駐車場に止めて下さいね。またスタッフが大変不足しているので、ぜひ手伝ってほしいとのことです。詳しくは受付まで。




美夏さん(国分寺市)
本部食堂でおいしいごはんを用意してくれているスタッフの一人、美夏さんは「女性スタッフが足りない」という知らせを受けてキッチンスタッフをすることにした。以前も別のまつりで「なんや」さんの手伝いをしたので勝手が分かっている。こんどの集いのテーマをとても大切に感じているし、いろんな問題について自分がどう役に立てるかを考えていたので、少しでも手伝いたいという思いがあった。両親が安全な食べ物に気を使っていたので子供の頃から食について意識してきた。食べ物はみんながつながるきっかけでもあるし、大切にしたい。カンパしてもらう食材も良いものばかりでそれを使えることが楽しい。みんなから「ありがとう」、「ごちそうさま」、「がんばろうね」などと声をかけてもらうことがとても嬉しい。
原発をなくす運動に参加するのは難しい人も、まず問題を知るところから初めてほしいと思っている。日本の問題、世界の問題について常に注目することを心がけてほしい。一番怖いのは無関心だと思うから。このイベントに来た人には、少しでも浜岡のことを知って帰ってほしいし、忘れないでほしい。
スタッフとして働くことでよりギャザリングと自分のつながりを感じがするし、手伝わさせてもらって有り難いと思っている。




めぐさん(清水市)
会場に入って最初に通る受付に座っているめぐさん。最初はフリーマケットに出店するつもりが、ミーティングに参加するうちに、ゴミ係から食堂係、最後には会計係をすることになってしまった。ギャザリングのことを知るまでは、原発について本当の事をしらなかった。「アヒンサ」などの本を読んだり、いろんな話を聞いてこれはヤバイ、何も知らない人に伝えなきゃいけないと思った。良い悪いの問題ではなく、本当のことを伝えたいと思う。ライブに来る人に、そういうことを知ってもらうきっかけになればと思う。ライフスタイル、価値観、生き方が通じ合う人はこういう所じゃないと会えないから、ここでみんなと話をして、一緒に考えていきたい。
受付はみんなが通るところなので、みんなの顔が見えておもしろい。いろんな勉強にもなる。物事は計画通りにはいかないし、状態は常に変化しているから、それに柔軟に対応していくしかない。みんなが楽しそうにしているのを見ると、自分も良いバイブレーションを受けて高まるし、嬉しい。
原発はいらないし、もっと地球を大切にしようよと呼びかけたい。本当のことを知って、それぞれが行動を起こしていってほしいなと思っている。




けんも(清水市)
集いの中心スタッフのけんもさんは、会場全体をまわって、各所のニーズに対応している。静岡が大好きで、美しい山、川、海に恵まれたこの地を放射能で汚したくないとの思いに動かされてきた。ピースウォーク、戸別訪問を通じて生々しい原発の現実を知り、このことについてみんなで考えたいと感じた。地震は止められないけど原発は止められるのだから。
地震は仕方ないけど、地球は汚したくない。みんなが動けば原発は止められる。どこに住んでいても行動はできる。まず意識してくれたら嬉しい。浜岡は絶対止まると信じている。遠い所じゃなくて、目の前にあることについて働きかけたい。原発の問題について意識を高めるのは難しいけれど、中高生など若い世代の反応がとてもいいので嬉しい。
会場はスタッフみんなが動いてくれているので、うまくいっている。全部見なくてもみんなやってくれているし、ボランティアが大活躍している。みんなでないと出来ないことだし、毎日楽しい。
この集いはライトに、オールジャンルの人や音楽を持ち込んで、一人ひとりが考えるチャンスを作り出したい。そこから個人の動きが生まれ、意識することで何かがはじまるきっかけができるといいと思う。赤ちゃんから学者から地元の人まで、あらゆる人に来てもらって、みんなで同じ時間を共有したいと思う。




ちかりんの日記帳

ゴミの分別っておもしろい

ゴミの分別っておもしろい。なんでかってゆうと、売っているものは、どんなものに包まれていて、その包みはどんな成分からできていて、どこへ行くのかを知るカギをもらえるから。

プラスチックにも色々あるんだな。リサイクルできるプラスチックとできないそれ。アルミ缶、スチール缶、もえるごみ、ペットボトル、アルミ箔、その他。ヨーグルトのフタもアルミニウムの再利用ができるんだって。

汚い臭いと嫌われ者のゴミだって、一回ふたを開けてみて、手に取り納豆などくっついた発泡スチロールも、洗えばきれいになる。

最低限あるもので生活しようと挑戦すれば、ゴミと思っていたものも、なんてありがたいって思える時もある。
たとえば汚れたビニール袋も水で洗えば、濡れたタオルなんか運んでリュックの中に入れても平気

朝早くカブトムシが生ゴミの穴の中で鼻歌をうたいながらうれしそうに歩いていた。
よくみると、小さな虫たちがごちそうの山にたわむれてパーティーの真っ最中。
活気あるその動きにみえない微生物まで見えてきて、どんどん土にかえってくかのように‥‥。
目の前でだんだんと自然にかえってゆく姿を確かめることができる。
この安心感はほのかにも中毒になりそう。

水も食べ物も電気も、部分的につきあって育った私だけど、この何週間かのキャンプ生活中、いのちの流れをかいま見ている。
ゴミはゴミじゃないんだな。

時間をかけて、一つ一つわけてゆく。
なんといっても、この爽快感たらない。


*4日のフォトアルバムはこちらから。