8月1日号
                                      イラスト:ちか



へいわ

遠くでたき火の音が聞こえる
草の上で寝ころびながら
へいわについてすこし思う
だれかが犠牲になるような
だれかが追い出されるような
そんな平和にはもう興味はない
目の前で起こること
その一つ一つをごまかさないで
こわがらないで 静かに観る
目の前で起こること一つ一つ
仲間と対話を‥‥
目の前で起きていること
今の日本で起きていること
浜岡で起きていること
つながっている
かくせない見えないひもで
しっかりと切っても切れない固さで‥‥
個々の心の中のへいわの漂うところに
自然と足が運ばれる
個々の心の中のへいわわき出る泉に
のどの乾きをいやされる
入って水浴びさせてくれる
  身も 心も‥‥
個々の心の中のへいわ
どんな心の模様のこと?
どうやったら感じられる
目に見えない世界
感覚の世界
  少しずつ外につながる
  一人ずつひろがってゆく

(ちか)



キャンプ生活について

★キャンプの範囲
 2ページ目のマップでキャンプサイトと書かれている場所です。傾斜地ですが、工夫して住み心地よく1週間暮らしましょう。

★ゴミ
生ゴミは所定の穴に入れてください。 
ゴミは持ち帰りが基本ですが、朝8時〜10時に所定のゴミ置き場で分別回収を行います。(マップ参照)それ以外の時間は置かないでください。
お茶殻やコーヒーの滓は、トイレの穴にも捨てられます。(消臭になるので)
たばこのポイ捨ては絶対にやめましょう。
ペットボトルは洗って何度も使いましょう。

★トイレ
トイレの穴には紙類は入れないでください。(使用後の紙・生理用品等は備付けの箱に入れます)

★たき火
直火は小さいものならokです。火の始末は最後までしっかりと!

★水場の廃水
洗剤・石けんは自然に優しいものを使いましょう。
お米のとぎ汁は排水に流さずに近くの草木へ。(洗い物にも使えます)(なるべく無洗米を使おう)

★シャワー(水浴び)
シャンプーやリンスで水を汚さないようにしましょう。石けんシャンプーなどでもステージ横の水浴び場では、その廃水をすぐ馬さんが飲んでしまうかもしれません。自然にやさしく、馬にもやさしいギャザリングにしましょう。

★駐車場
車で来場のかたは、受付に車のナンバーなど知らせてください。なお出演者・出店・スタッフ以外で駐車場をご利用の方は、駐車場ボランティアをやっていただけるようご協力お願いします。

★夜の騒音について
ステージ・本部食堂周辺は子どもの家に近く、夏休みでも寮生が残っていますので、夜8時以降の音楽や大声で話すのもご遠慮ください。また同様にキャンプサイトも休む場所なので、夜遅くまでの音だしや大声で騒ぐのは安眠妨害ですので、ご配慮ください。キャンプはお日様と共に起きる暮らしを体験できるチャンス! 自然のリズムに沿った一日を送りましょう。

★虫
会場は牧場で、自然の豊かな場所なので、蚊やブヨ、蜂もいます。虫除けスプレーや蚊取り線香などで自衛しましょう。万一蜂にさされた時は本部までお知らせ下さい。なお蜂は黒いものに寄ってきて振り払うとさされやすいと言われています。


プログラムの紹介

【1日】
オープニングセレモニー(夕方〜キャンプサイトにて)
蕎麦うちワークショップ(朝10時〜12時予定)

【2日】
百人の地球村ミニワークショップ〜バタフライ文明をつくるために(午後2時〜3時半/ティピ)

講師:ノリ・ハドル、きくちゆみ 
* 現在全国を縦断中のワークショップツアーの途中、平和の集いに寄ってくださいます。
 内容は、シンプルに生きることがどんなに美しく、優雅であるか、ものを持たないことがどんなに自由であるかを体験するというもので、テキストに『バタフライ│もし地球が蝶になったら』を使います。この本は、「芋虫がさなぎから蝶に生まれ変わるときに起こっていることを科学的に学んだときに、その変容のしかたがあまりにも自分の体験と似ていたので、これを人類の変容に例えてあの物語を書きました」(ノリ・ハドル)
 今回やるのは通常8時間ほどかけてやるワークショップのミニバージョンですが、この平和の集いにぴったりのワークショップのような気がしませんか? ぜひご参加ください。テキスト本の販売もあります。


設営スタッフの声

 7月22日以来の準備期間から会場入りして設営などの準備作業を担ってきたスタッフのみなさん、どうもありがとう! その中からジョオジさんにお話を聞かせてもらいました。
 今回のギャザリングを中心的に支えているのは地元静岡のアフリカンパーカッションバンドTOKIWAの面々。そのメンバーの一人のジョオジさんは、昔の経験を生かして設営の担当(特にステージ)になったそうだ。
 今日の昼間は、もう31日なのにあちこちでトイレやら受付の小屋などをつくっている様子を見たので、心配になって大丈夫かと聞いてみたら、ステージは今日ぎりぎり出来上がって間に合いましたとのこと。

 元々は「ひょうこま」(埼玉ではじまったスケジュールもスタッフもないようなフリーなギャザリング)のようなイメージでいたそうだが、どんどん出演者がふくれあがり、ステージも最初は特に作らないつもりだったそうだが、足場用の材を組み、もらってきた布を利用して大きなステージができたという。それが穴もなく、大きさもぴったりで、ぎりぎり間に合ったというのは、今回のギャザリングも捨てたものではないのかもしれない。
 ジョオジさんは父親が中電に勤めていて、生まれた時にはもう浜岡原発があったという。そして子どものころから原発は安全ですと言う大人にも、また反対だ危険だという大人も一緒に見えていたという。それはお互い対立しあっている感じがしてこれじゃあ解決しないなと思っていたそうだ。
 「昔ボブが歌っていた歌に、原子力発電所さんお疲れさまでしたっていうのがあって、そういう気持ちにみんながチャンネルを変えないとね」という言葉が平和の集いの一面を表しているように思えた。


8月1日のアルバムはこちらから