新しき村での農作業体験
photo by sakino

 

01 ウェルカム/のぶ 02 畑 03 草取り 04 大豆か枝豆か

05 ひとやすみ 06 ケンゴと松尾さん 07 休憩 08 桜の下で

09 走る 10 pochi&sun 11 pochi ざりがにに会う 12 少年たち

13 少年たち2 14 少年たち3 15 釣れたね 16 梅林

17 梅の実拾い 18 hana&ちびっ子達 19 イガグリ踏んだ 20 またね!




21 anjuli 帰り道


 

先週末(2009.5.23)、埼玉飯能にある91年を迎えるという「新しき村」(武者小路実篤さんたちが始めた共生の試み)へ行った。初田植え。…と言ってもほんの数える程、人が大勢いて、私は遅く行ったので、もうほとんど終わりかけていたので…。でも、そのぬるくあったかくやわらか〜いドロドロの水田に立つ感覚は、なんとも表現できないような、気持ちよさだった。お隣の小学生くらいの女の子が<植え方>を教えてくれるし、ちょっと手間取ってるとあっという間に私の管轄なはずの所も植えてってくれるのだった。途中から稲じゃなくてヒエが混じってる!っていう声がしてきた。ひえぇ〜…まいいか…おおらかな笑いの中ヒエと稲の見分け方を教わった。あ、これは雑草です。ってのも混じっていた。

テントで泊まりがけの人たちもいる。羽釜で炊きあがったもう夢の様な美味しいお赤飯が回ったり…。ゆるゆると子供も大人も自然にほうけてる…。

ように見えるけど、こうなるまでの蓄積がどっしりと感じられる安定感なんだろうと思った。
2月、ナナオの会で咲き誇る枝を山ほど分けていただいた梅林。お礼参りに来たみたい…そこには青梅がまだたくさん落ちていて、袋に一杯拾って、帰りにはお土産にせりもいただいた。夕飯のおひたしは最高だった。梅は現在梅ジュースにならん!と、台所で美味しくなって…くれる予定。

感謝感謝の一日でした。日々是好日。だよねぇ…あぁんな天国。って思う位の別天地。日本中こんな感じ、アジア中こんな感じ…だったんだろうなぁ…。でもただ先祖帰りするんじゃなく、一度失ってもう一度取り戻すことで、テクノロジーと自然が調和する文明を模索してる時代の道しるべだ。

帰り道に友達になったanjuliは「あそこに行くといつもと違う時間が流れている気がするから好き」。あとからメールを交わしたリエさんが「どうしても猛ダッシュしたくなる…」というのは、このどっしり感のあぜ道。小さく向こうの方から手を広げて歩いてくるのぶ。(Sakino)

武者小路実篤の創立から今年91周年を迎える新しき村は、農業中心から
大工・造園業・アーチスト・IT関連とさまざまな人々が
地の大切さを実地に学びながら農業を支え
時代の中で新たなるコミュニティーのあり方へと変容しているようです

「この門に入るものは、自己と他人の生命を尊重しなければならない」
平和共生を意思するこの村の村民の一人の生活費は平均120万円だといいます
ここには生産・消費の経済指標GDP(国民総生産)からしか価値を見出さない世界とは違った
ブータンのようなGNH(Gross National Happiness)国民総幸福量という
人間本来の生活の豊かさが確実にありました(Be-in・にしだ)