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待望の「戦争中毒」日本語版、ついに出ました


 おまたせしました!ついに『戦争 中毒ーアメリカが軍国主義から脱け出せない本当の理由』日本語版が出ました。全国の主要書店に並んでいると思います。三省堂は平積みにしてくれているとか。私はまだ見てないのでわかりませんが本屋さんで見かけたかたは、どんな感じで置かれていたか、情報をお寄せくださいね。

 この本はブッシュ大統領の主張する「終わりなき戦争(Endless War)」の事態をなんとか回避しようと、反戦マンガ家ジョエル・アンドレアス氏によって執筆されました。アメリカでは決して教えられない戦争と海外派兵の近・現代史が描かれ、アメリカのメディアが決して報道しない戦争の真実が浮きぼりにされています。
 
 どうしてアメリカはいつも戦争をしたがるの?
 なぜ、アメリカ人がテロに狙われ、9.11の事件が起きたの?
 戦争の費用は誰が払い、誰が儲けて、誰が損をして、誰が死ぬの?

 このようなアメリカ市民の率直な疑問を「母と子の会話」で解き明かしていきます。
 これを読んだ友人のアメリカ先住民は、「自分たちがされてきたことが、世界中でされているんだ……」と目に涙をためて話してくれました。アメリカのことをよく知っている人でも、衝撃的な内容です。しかも、登場人物はすべて実名で、その発言は実録です。翻訳した私たちも目からうろこが何枚も落ちる体験をしました。

 幾多の困難を乗り越えて、英語版の刊行を実現したベトナム帰還兵フランク・ドリルは、「このマンガを広めることが、アメリカ人が真実に目覚め、戦争をとめることにつながる」と、毎週のように行われる反戦集会やデモなどでこの本を販売し、この半年ですでに2万部を売りました。平和のための退役軍人会もこの本を全米で広げています。彼らの地道な努力が実り、いよいよこの秋から米国の書店にも並ぶことになりました。

 私たち「グローバルピースキャンペーン」も、この本を翻訳・紹介することの意義を感じ、有志で翻訳に取り組み、やっと刊行に漕ぎ着けることが出来ました。日本語版の刊行を期に、「戦争が始まる前に戦争を止めよう」と『戦争中毒』を広げる2つの日米同時キャンペーンを始めました。

 1つは、英語版の『戦争中毒』をアメリカの学校、図書館、議員に寄贈する活動、「戦争中毒を認知させる会」の開始です。全米で平和教育を行っている教師、市民運動のネットワークを通じて、とりわけ、アメリカの子どもたちがこの本と出会う機会を作るキャンペーンです。本書を推せんしているスーザン・サランドン(女優)も「我々の子どもたちを軍隊システムの餌食になるかどうかを決断する前に読むべき」本であると言っています。一口千円で1冊寄贈されます。
振込先:オープンジャパン
郵便振替口座:00980ー5ー12290
*通信欄に「戦争中毒を認知させる会」と明記のこと

 2つ目は、日本語版の『戦争中毒』を広めるために、国内に「出版サポーター」を募っています。1口1万円で10冊の『戦争中毒』を送ります(税/送料込み。書店で買うより1冊につき365円お得です)
振込先:ハーモニクスライフセンター
郵便振替口座:00110ー1ー144224
*通信欄に「戦争中毒出版サポーター x
 口」と明記のこと

●キャンペーンの内容は、ホームページ  
 http://www.peace2001.org
 米国のイラク攻撃が決定し、北朝鮮の脅威が強調され、日本政府が今国会での有事法制可決を目指すこの時期に、日本語版が読まれていくことの意義はとても大きいと思っております。みんなでアメリカの「戦争中毒」を直してしまいましょう!書評などを書いてくださる方は直接、電話、メールなどでご連絡をいただけば、いつで対応いたします。何卒よろしくお願い申し上げます。この本を広げるために全国どこへでも行きますので気軽に声をかけてくださいね。

  きくちゆみ yumik@awa.or.jp
  〒296-0111 千葉県鴨川市仲1047
  tel:0470-97-1011  fax:97-1215 



No.115=2002年11・12月号

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