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ブッシュ落選をハロウィン・パーティで

ピースチョイス情報(38)

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ブッシュ落選をハロウィン・パーティで
 ピースチョイス情報(38)「平和のための選択」
2004年10月15日
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ピースチョイスは、戦争中毒のブッシュ政権を支持する大企業の
製品を選ばない、買わないことにより、アメリカの暴走に
歯止めをかけ、平和で公正な地球と社会を目指す活動です。
http://www.3chan.net/ ̄peacechoice/
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 ■□転送歓迎(ピースチョイスより、と付記くださると助かります)□■

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【内容目次】
1.アクション情報(1):「サンシャイン・アリゲーターズ」を支援しよう!
2.アクション情報(2):「カーライル」は軍需産業か、投資企業か? 
              みんなで質問(メール)しよう!
3.米国大統領選挙ニュース(4)「選挙監視と選挙献金」
★米国国内選挙で最初の外国オブザーバーによる監視
★ブッシュとケリー、共通の献金者たち
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 さあ、本当にアメリカ大統領選挙が近づいてきました。アメリカの友人のメールに「私たちの人生を左右する(選挙)・・・」という表現がありました。
 ひとごとではありません。次のブッシュの4年間に待ち構えているのは、心痛む次の戦争、憲法改正、とまらない温暖化、輸出解禁で狂牛まで食べさせられ・・・心どころかお腹まで痛くなってきます。

 投票権のない私たちが日本でできること何か。ピースチョイスでも議論しました。先日ご紹介した国際投票もいいでしょう。大使館に詰めかけるのも、浅草に行ってアメリカの観光客に訴えるのもありです。でも、何か、本当の「一票」につながる何かがないか。

 今回ピースチョイス情報でご紹介するのは、日本在住のアメリカ人グループの活動です。このグループでは「投票権のある在日アメリカ人の在外投票」にも注目しています。そう、日本にいて、大統領選に投票できる人たちがいて、その人たちに投票を呼びかけるという手があるのです。

 そのグループが仕掛けるイベントは10月20日、六本木のクラブを借り切ってのハロウィン・パーティ「ブッシュがコワイ。ケリーを支援しよう!」・・・。
 入場料は彼らの活動資金として役立てられます。私たち選挙権がない者も参加できますが、ぜひお知り合いのアメリカ人、英会話の先生、駐在員、同僚、米軍人・・・にも転送してください。

 わずかな差の選挙で、あなたの知り合いが勝敗を左右するかもしれません。

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●1.アクション情報(1):
「サンシャイン・アリゲーターズ」を支援しよう!

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 11月2日の米国大統領選が迫っています。ブッシュとケリーの討論会の結果は、多少なりともケリーに優位な方向に出ているようですが、二度目の討論会後の支持率差も数パーセントと、依然、予断を許さない状況が続いています。

 今回は、米国大統領選へ向けて、投票権を持たない私たち非・米国民ができることの一つをご紹介します。

★サンシャイン・アリゲーターズ(Sunshine and Alligators)を支援しよう!★

 サンシャイン・アリゲーターズは、在日米国人らにより始められたボランティア団体で、ブッシュ大統領を政権から追い出すための活動をしています。

 ご存知のように、2000年の大統領選ではフロリダ州の票数が最後の決め手となり、ここでブッシュ当選が決定しました。しかし、この時、フロリダ州で共和党による大規模な不正行為があったこと --- フロリダ知事であるブッシュ弟の指示により黒人住民の投票権が不当に剥奪されたほか、大量の少数民族票がカウントされなかった --- は、ヨーロッパ、アジアでも広く報道され、知る方も多いことと思います。

 フロリダ、オハイオ、ペンシルバニアなどは浮動州(Swing States)と呼ばれ、これらの州がどちらに転ぶかが大統領選の結果に影響を与えるため、2004年の大統領選においても、これらの州における得票数をめぐって激しい闘いが繰り広げられることが予想されます。

 「サンシャイン・アリゲーターズ」は、2004年の大統領選挙において、前回のような不正行為を起こさせないために活動する団体で、特に2000年に投票権を不当に剥奪されたマイノリティの権利の擁護を中心に活動しています。

 具体的な活動は、以下の通りです。
 1.地元団体による、有権者教育の支援
 2.有権者を投票所まで連れて行くこと
 3.有権者の投票権を保護すること

 メンバーらは10月後半よりフロリダ州タンパへと旅立ち、現地での活動を
すべてビデオ撮影し、米国大統領選の現実や現場が抱える問題などを記録・公
開する予定です。

 「サンシャイン・アリゲーターズ」では、これらの活動を支える資金のため、寄付を募集しています。また、資金集めのためのイベントも予定されていますので、支援したい方、直接彼らと話をしてみたい方、また、アメリカの大統領選の「さわり」を肌で感じてみたい方、ぜひご参加ください。趣旨にさえ賛同であれば、国籍は問わないそうです。

『ブッシュがコワイ。ケリーを支援しよう!』
ハロウィーン・チャリティ・ライブ&パーティ
Bush Is Scary Vote for Kerry - Halloween For Charity!

日時:10月20日(水)19:00〜22:00
(3つバンドのライブは19:30以降を予定)
料金:\3000(1ドリンク付)
場所:Super Deluxe(スーパーデラックス)@六本木
106-0031東京都 港区 西麻布3.1.25 B1F
電話: 03.5412.0515
http://super-deluxe.com

サンシャイン・アリゲーターズ: http://wonkspot.com/gators/
ご興味がある方々は lauren.shannon@gmail.com までご連絡ください。
〔岡田〕

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●2.アクション情報(2):
「カーライル」は軍需産業か、投資企業か?
          みんなで質問(メール)しよう!

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 環境に関心のある消費者にとって最近のグッドニュースといえば、アサヒビール社が消費者からのプレッシャーもあって、ペットボトルビールの販売を取りやめたことでしょう。グリーンピースジャパンが中心となって、アサヒビール社にメール等で抗議文を届けるアクションを起こしました。新聞によるとその数800通。「800通で企業の方針を変えた」消費者の力を実感しました。アクションに参加した私の方にもアサヒビールお客様相談室から、今回の経緯とお礼を説明したメールが届きました。

 しかし、すべての企業がアサヒビールのようにスムーズに動くわけではありません。映画『華氏911』で話題の「カーライル社」に対して私が送った質問のメールは、同社から無視されています。

 ところで、戦争株式会社カーライルのホームページ(日本語)には、大変面白い質問コーナーがあります。部分的に引用します。(必見ページです。ブッシュとの関わりなどについて自ら弁明しているのです。)

カーライル社「よくある質問」
http://www.carlyle.jp/company/l3-company737.html

Q:カーライル・グループは軍需企業ですか?
A:いいえ、カーライル・グループは投資会社であり、自動車、運輸、ヘルスケア、防衛などの8つの業種に投資しております。 カーライル・グループの防衛産業への投資額は運用資産の3%程度です。

 本当でしょうか??? 確かに、カーライル社の巨大な投資額からすれば、軍需への投資はほんの一部になるのも知れません。しかし、次の資料サイトをご覧ください。カーライル社は2003年の国防総省の契約企業ランキングの15位に位置しています。いかにカーライル社にとって少額でも、全米15位の軍需企業に変わりはありません。

国防総省契約額トップ100(2003年)
http://www.dior.whs.mil/peidhome/procstat/p01/fy2003/top100.htm
http://www.dior.whs.mil/peidhome/procstat/p01/fy2003/P01FY03-Top100-table3.pdf

 今までに2度、私はカーライル社に以下のようなメールを送ってみています。
が、反応はありません。そこで、皆さん、万が一カーライル社がアサヒビールのように動く、少なくともカーライル社が真実を公表する可能性を信じて、同様の内容をメールしてみませんか。

 カーライル社への質問内容は以下ですが、みなさんでアレンジしていただいて結構です。

件名:カーライル社御中:御社はやはり軍需産業だと思いますがいかがでしょうか?
内容:『突然メール失礼いたします。○○と申します。このたび、貴社のホームページの情報について伺いたく、メールいたしました。よくある質問のコーナーで貴社は、「Q:カーライル・グループは軍需企業ですか?」という質問に対して、「A:いいえ、カーライル・グループは投資会社であり、自動車、運輸、ヘルスケア、防衛などの8つの業種に投資しております。 カーライル・グループの防衛産業への投資額は運用資産の3%程度です」と答えられていますが、私はやはり貴社を軍需企業だと考えています。以下のリンクをご覧ください。国防総省の契約企業の15位に御社が挙げられています。

★2003年 米国国防総省 契約発注企業リスト(トップ100社)
http://www.dior.whs.mil/peidhome/procstat/p01/fy2003/top100.htm
http://www.dior.whs.mil/peidhome/procstat/p01/fy2003/P01FY03-Top100-table3.pdf

子会社が含まれるにしろ、国防総省と契約を結ぶ全米第15位というのは立派な軍需企業であると考えられますが、いかがでしょうか。貴社の所見を伺いたいと思います。御検討ください。』

あて先は以下会社代表のアドレスです。
info@thecarlylegroup.co.jp

 なお、「カーライル社」に関する企業情報は、ピースチョイス情報のバックナンバー「ピースチョイス情報(33)」をごらんください。 〔宮川〕

参考: 同上で取り上げたアサヒビール社への抗議文の詳細内容
グリーンピースジャパン/「前略 アサヒビール様」 グリーンピースからの手紙
http://www.greenpeace.or.jp/press/2004/20041007_html

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●3.米国大統領選挙ニュース(4)「選挙監視と選挙献金」

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★米国国内選挙で最初の外国オブザーバーによる監視★
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 来る11月2日の米国総選挙を二つの国際グループが監視することになっている。その一つは、国際人権NGOの「グローバル・エクスチェンジ」(Global Exchange)で、サンフランシスコに本拠を置く。同グループの監視メンバーには、市民代表グループ、外国の議会議員メンバー、外交官およびジャーナリストなどが計15ヶ国から参加し、アリゾナ、フロリダ、ジョージア、オハイオおよびミズーリの5州での選挙投票のモニターを行う予定である。

 第二のグループは「ヨーロッパ安全・協力機構(OSCE)」であり、選挙オブザーバ?代表を米国へ派遣するように米国務省が招待した。OSCEは9月に5名代表メンバー派遣させて、最初の米国事情視察を行っており、11月2日の選挙日にはもう少し大きな代表グループが訪米して米国総選挙を監視する予定である。

 ラテンアメリカ、アジアおよびアフリカの数カ国における選挙のオブザーバーを勤めて来ている「グローバル・エクスチェンジ」の広報担当代表、ジェイソン・マーク氏は、2000年大統領選挙の投票開票で起きたフロリダ州の混乱・紛争の経験から、2004年11月の投票を米国以外の外部者によって監視して貰う必要性が出て来たと述べている。

 しかし、第一回米国派遣のOSCEグループは計11頁にわたる視察リポートにおいて、投票の手続要領が11月2日の選挙結果の発表を遅らす可能性があり、4年前と同じフロリダ州のような混乱が起こり得る旨を警告している。

 加えてOSCEは、2004年11月選挙に全米で5,000万人位の有権者が用いるタッチ・スクリーン投票機器の多くが、開票結果をめぐる紛争や投票機械の機能不全から生じる混乱の際に行われる投票のリカウントを可能にするペーパー追跡記録を残さないことも問題である、と指摘しているのである。

 特に問題のフロリダ州では、2000年のローカル選挙体制の改革は推進されているとは言えず、いまだに同州の郡(counties)の選挙管理機関責任者と州統括の責任者である州総務長官は、同州知事ジェブ・ブッシュ(ブッシュ大統領の弟)による政治的任命である。

 国際人権・民主化運動に積極的なジミー・カーター元大統領(カーター・センター代表)は、ワシントン・ポスト紙への投稿記事でフロリダ州は国際的な公正な選挙実施の運営基準の重要な要件さえ欠いていると強く批判し、
「フロリダ州では自信を持って選挙投票は出来ない」と書いている。 〔宮崎〕

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★ブッシュとケリー、共通の献金者たち★
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 2004年の大統領選候補者は、歴史的に見ても対立がきわめて明確な候補であるにもかかわらず、キャンペーン資金寄付者は、過去に例を見ないほど、二人に共通の顔ぶれが目立つ。これまでブッシュ大統領のキャンペーンに多額の寄付をしていた企業の社員が、ケリーへの寄付を増やしている傾向によるものだ。

 10月8日に発表されたケリー、ブッシュの献金上位10位は以下のとおり。

《ケリーへの献金団体・企業 トップ10》
1.カリフォルニア大学 $568,650
2.ハーバード大学 $333,039
3.タイム・ワーナー $288,299
4.ゴールドマン・サックス $286,250
5.マイクロソフト $268,343
6.シティ・グループ $264,131
7.スキャデン・アープス(法律事務所) $242,827
8.UBS アメリカ(保険)$205,750
9.JP モーガン・チェイス $194,865
10.スタンフォード大学 $182,099

《ブッシュへの献金団体・企業 トップ10》
1.モルガン・スタンレイ $591,230
2.メリルリンチ. $564,304
3.プライスウォーターハウス・クーパーズ $505,800
4.UBS アメリカ(保険) $444,925
5.ゴールドマン・サックス $368,100
6.MBNA (クレジットカード) $351,000
7.クレディ・スイス・ファースト・ボストン $319,290
8.リーマン・ブラザーズ. $309,775
9.シティグループ $309,350
10.ベアー・ステーンズ $299,850

 ケリーの上位献金者は大学/教育関係界と法律事務所が中心であるのに対し、ブッシュの上位寄付者は、ブッシュ再選へ向けて資金調達に貢献した役員のいる金融企業が中心だ。共通の献金者として上位10位に入っている企業は、「シティグループ」、「ゴールドマン・サックス」、「UBS アメリカ」の3社であるが、献金額で比較すると献金額はブッシュ陣営への寄付の方が断然多くなっている。 〔岡田〕

参考: Center for Public Integrity & Center for Responsive Politics

(以上)

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