amanakuni Home Page | なまえのない新聞ハーブ&アロマテラピー | 八丈島の部屋

沖縄国際大学の米軍ヘリ墜落の現場を残そう!緊急署名のお願い

◆転送歓迎!
沖国大の米軍ヘリ墜落の現場を残そう!緊急署名のお願い

<沖縄国際大学 安達菜子さんからのメッセージ>

 沖縄国際大学に米軍のヘリコプターが墜落した8月13日、私は実家に帰っていた
ので沖縄にはいなかったのですが、墜落のことは知り合いからの連絡で発生直後に
知ることができました。「死者も出たらしい」「学生が怪我をしたらしい」などと
友達からの情報が錯綜し、墜落の事実しか分からない中で、もしや誰か巻き込まれ
たのではと思い、本当にいてもたってもいられない気持ちでいっぱいでした。少し
でも情報が得られるかもしれないとテレビの画面に食い入るようにその日の全国ニ
ュースを見ましたが、その扱いの小ささに、本当に悔しい思いをしました。自分の
大学に米軍のヘリコプターが落ちたという大きなショック、しかしそれと同時に自
分の周りでは何事もなかったように日々の生活が続いていくということの間に、大
きな違和感を覚えざるをえませんでした。文字通り、沖縄と本土の基地問題に対す
る温度差というものを身をもって感じ、これが“沖縄の問題”となってしまってい
る現実を改めて突きつけられた気がしました。
 沖縄に戻ったその日、墜落の現場を見に行きました。もちろん、もう学内に米兵
の姿はなく、ヘリコプターの残骸もきれいに持ち去られていました。しかし、ヘリ
が激突した一号館の壁は真っ黒に焼け焦げ、周囲にはまだ異様な匂いが漂っていま
した。その壁を見たとき、私は今回のヘリ墜落がどのようなものであったのかをや
っと実感することができたのです。身震いがしました。その時に思ったこと、それ
は“このヘリが激突した壁を絶対に残したい”ということでした。メディアを含め
た本土の人々の目が今回のことになかなか向かない中で、ヘリ墜落の事実をこれほ
どまでに伝えられるものは、今やこの壁しかないのです。
 私はこれまで沖縄の基地や戦跡を歩き、フィールドワークする中でたくさんのこ
とを学ぶと同時に、“もの”を通して伝わるものの大きさ、また伝えることの意味
を実感してきました。アウシュビッツや広島、長崎、その他世界中で行われてきた
ように、沖縄でも沖縄戦の傷跡を“戦跡”として語り継ぐ努力がたくさんの人によ
ってなされてきました。だからこそ、沖縄はたくさんの人の“平和を学ぶ場”とな
りえてきたのだと思います。今回のヘリ墜落が起きてしまったことには本当にショ
ックで腹立たしい思いでいっぱいですが、でも起こってしまったからには、この現
場を沖縄の基地問題の現実を感じられる場、“平和”というものについて考えられ
る場、しいてはこれほど危険な米軍基地の撤去への原動力にしていくことが、今私
たちにできることではないでしょうか。多くの人にこの現場を自分の目で見、その
墜落の記憶を共有し、そしてこの場所が今回のことを決して風化させることない
“記憶の場”となればと思います。
 9月のはじめから、沖縄国際大学の平和学ゼミナールの学生が中心になって壁の
保存を求める署名活動を始めています。残念ながら学長は今のところ、壁を含む一
号館の全面建替えの方針を示しています。ぜひ、多くの方々の署名へのご協力をお
願いします。

     沖縄国際大学総合文化学部社会文化学科1年 安達菜子

“米ヘリ激突壁”の保存を求める署名

沖縄国際大学学長 渡久地 朝明 様

 私たちは、本館のヘリ墜落によって黒こげになった外壁をありのまま保存する事を強く要望します。
私たちは今まで、異常を日常として生活してきましたが、授業を遮る爆音もない、命の危険にさらされることのない大学生活こそが本来の姿であり、私たちは全国の他の大学生と同じように、隣接する軍事基地に脅かされることのない普通の大学生活を送ることを、心から願っています。
 そのためにも、この事件を決して風化させるわけにはいきません。
 学生がこの事件をより深く意識し、考えていくにはこの壁の存在が必要であり、そこから生まれる気持ちが、普天間基地即時閉鎖への活動のエネルギーになることは間違いありません。
 “米ヘリ激突壁”を残すためのあらゆる手法や技術があるはずです。
 どうか、私たちの意見に耳を傾け、墜落によって焼けこげた壁を残して下さい。

                      沖縄国際大学 平和学ゼミナール

氏 名

所属又は住所

インターネットでの署名の宛先  <okinawausagi@nirai.ne.jp>
こちらに賛同のメールをお送りください。
時間がありません、どうぞよろしくお願いします。
締め切り 10月7日正午

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

保存賛成、保存反対の意見がそれぞれ掲載されています。
*沖国大ヘリ墜落事件情報ネットワーク
http://www.okiuwebnet.com/syamaguchi/network/touhyou1.html

HOT NEWS

amanakuni Home Page