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本当の「自己責任」とは?〜イラク戦争の責任を問う

●大野拓夫

■小泉政権の「自己責任」を追求します。

・「人道支援」のために出かけた自衛隊。そのために法律をつくり、450億円をかけて自衛隊員を「派遣」しました。しかし、自衛隊がしている「人道支援」は、一日80トン(日本の平均家庭60世帯分)の水を供給すること。これは、現地の人間が簡易浄水装置を使えば百万円も掛けずにできることです。

 私たちの血税を無駄に使った「自己責任」は誰がとるのか。小泉総理他関係閣僚にこの代金を「請求」しようではありませんか。彼らこそは、それを使う意思決定をしたのだから、間違いなくその責任があるでしょう。

■ブッシュアメリカ政府の「自作自演」を追求します。

・「イラクが大量破壊兵器を持っているという確実な情報がある。」「フセインは、オサマビン・ラディンとつながっており、大量破壊兵器を国際テロに使おうとしている」これらの理由で始められたイラク戦争。しかし、それらはことごとく「ウソ」であったことが判明しています。つまりこの戦争を始めた理由は、アメリカ政府の「自作自演」だった訳です。そのために、これまで1万人を超える一般のイラク市民が殺害され、500百人を超える連合軍兵士と数万とも言われるイラク民兵が死亡しました。しかも、今回の米軍による攻撃は完全な「国際法違反」であったために、国際法自体の意義も問われる事態になっています。まさに今アメリカは「ならずもの国家」状態であり、世界の安定を揺るがしています。私たちの平和と安定を脅かした「責任」は誰がどうとるのでしょう?

■本当の「自己責任」とは?

 イラク戦争に費やされる米国の戦費は凡そ12兆円。占領が長引けば毎月1兆円がかかります。米国政府はこの戦費の分担を日本政府に求めています。つまり、私たちの血税がこんな馬鹿げた「侵略」のために使われる訳です。この責任は誰がとるのでしょう?やはり、「自己責任」なのですから、小泉総理氏他閣僚の方々に払ってもらうしかないのではないでしょうか。さっきも言いましたが、彼らこそが「責任者」なのですから。人質になった5人は、むしろ内閣の一連の「責任ある行動」の結果、捕われたに過ぎません。だって、戦争が始まらならなければ、彼らはそんな危険なことをしないで済んだのですから。誰だって死を覚悟してまで行かなきゃならないなんて、嫌な筈です。

 もう一度、言いますが今回の一連の戦争の総責任者はブッシュ大統領であり、ブレア首相、小泉首相なのです。彼らはその責任を取らなくちゃいけない。それができないのなら、せめて職を辞して頂くしかないのです。

追伸 ファルージャでは、包囲攻撃が解かれず緊張が続いています。米軍は毒ガスの使用もほのめかしているようです。それがされればフセインどころの騒ぎではありません。まさに大量虐殺です。各国のフリージャーナリストが続々とイラクからの退去を命じられる中、事態は刻々と悪い方向へ流れて行っています。「21世紀初のジェノサイト(大量虐殺)は米英日の連合によってなされた」と、それを私たち日本の市民は止められなかったと、そんなふうに歴史に記されるのでしょうか。それとも、21世紀の平和な時代は、イラク市民へのジェノサイトを世界の市民が連帯して止めたと私たちが胸を張って言えるのか。今がその分かれ目のような気がします。

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