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イラク国際市民調査団出発

◆きくちゆみ◆

OPEN-J BOOMERANG 225、244で呼び掛けた「イラク国際市民調査団」がいよいよ本日、関西空港からイラクへ飛び立ちます。総勢29名、団長はアラブイスラーム文化協会のジャミーラ・高橋さん。29名のうち約半数は、マスコミやフリージャーナリスト、そして半分がNGOに関わる方や一般市民。最年少は高校2年生の石村竜太くん。
ご両親が心配される中、本人の強い意志で参加が実現しました。

ここにいたるまでは、ジャミーラさんの並大抵でない苦労がありました。
本当にどうもありがとうございました。
奇跡のように全員のイラクや関係経由国へのビザが間に合い、受け入れ態勢も整い、
いよいよ今晩出発です。旅の安全を祈らずにはいられません。日本からも、世界中か
らも、今たくさんの一般市民が平和アクションのためにイラクへ入っていっている事
実に、とても勇気がでます。日本山妙法寺のお上人たちも年末からイラクに入られる
との情報も聞いています。アメリカのフォトジャーナリストのアランポーグさん、日
本の森住卓さんや豊田直巳さんもイラク入り。

世界中の人がどんどんイラクを訪れていったら、アメリカもそう簡単には攻撃できな
いですよね。でも、このことをアメリカに伝えないと!!!どうか、アメリカ人の友
人のいる方は、日本の平和チームがどんどんイラクへ入っているよ、とお伝えくださ
いね。私も自分の友人たちに、一所懸命伝えます。

出発直前のあわただしい中、ジャミーラさんからこんなメールをいただきました。

****************

ゆみさま

私たち総勢29名は元気に行って来ます。人間の楯になるつもりもあります、インシャ
ラー。石橋行受上人も言っておりますけれど、「非暴力で世界を変えよう!」です。
1月18日のDCのデモもマルチンルーサーに因んでいますから、「世界は非暴力で
リードしていこう」と言うことですね。日本の平和憲法の英語版をおみやげに持って
いきます。

横断幕もプラカードも用意していきますから、デモに参加します。海外からどのグルー
プがバグダード入りしているか聞いていただけますか。

それから写真も含めてイラクより記事を発信します。 きくちゆみさん、私たちはあ
なたのところにイラクでの情報をすべて送りますから、あなたは日本及び国際にそれ
を発信してください。これで、一つ大きな態勢が整いました。

それと参加者の連絡先を残していきます。何かありましたら、留守家族に対応してく
ださい。

【この戦争は、私たちの手で止められる】が合言葉です。

ジャミーラ

****************

身が引き締まると同時に、ジャミーラさんの心意気に胸が熱くなりました。
どうか、お気をつけて、皆さん無事帰ってきてください。

イラク国際市民調査団のおよその旅程は以下のとおりです。

【A型】
12月12日(木) 23:30関空発 東京からは20:30羽田発で繋ぎます 
   
12月13日(金) 5:45ドバイ着 14:00〜15:25アンマン着
          車でバグダードへ。

       ※イラク6日間
       滞在中は金曜日の休日が入らないので、プランが作りやすい。

12月20日(金) バグダードより飛行機で8:30〜9:00アンマン着
          16:30〜21:15ドバイ着

12月21日(土) 3:00〜16:40関空着 関西の方はここで解散
          20:10〜21:15羽田着

【B型】
12月12日(木) 23:30関空発 東京からは20:30羽田発で繋ぎます 
   
   13日(金) 5:45ドバイ着  14:00〜15:25アンマン着
          車でバグダードへ。

       ※イラク9日間  北のモースル市に行ける。

   23日(月) 飛行機でダマスカスへ12:00〜12:30
          17:00〜21:50ドバイ着
   
   24日(火) 3:00〜16:40関空着 関西の方はここで解散
          20:10〜21:15羽田着

【C型】 +アフガニスタンを経由して帰国

参加を決定された方は、以下の通りです。

【A型】
1−鯛治裕子(人権問題活動家・看護大学学生)
2−秋山英樹(JIN-NET/プロデューサー)
3−石村竜太(神奈川県立柏陽高校2年)
4−豊田護 (地方公務員・統一の旗編集スタッフ)
5−槙泰智 (自動車販売会社経営・地方議会議員候補)
6−市川美紗(保育士)
7−鈴木穣 (東京新聞・社会部)
8−中島宏明(法政大学文学部地理学科1年・学生)

【B型】
1−遠藤若子 (武蔵大学人文科学部4年・学生)
2−宮崎亜紀子(国際NGO職員)=アンマンからの参加
3−竹村元一郎(元読売新聞記者・フリージャーナリスト)
4−福岡孝浩 (フリ−ジャ−ナリスト)
5−加藤健二郎(フリ−ジャ−ナリスト)
6−安田純平 (信濃毎日記者)
7−和田浩明 (毎日新聞・大阪社会部記者)
8−小関勉  (カメラマン、毎日新聞・大阪社会部所属)
9−白石和之 (朝日新聞・社会部記者)
10−遠藤森章 (DNA/ディレクター)
11−高橋美寿 (フリージャ−ナリスト)
12−若林徹  (高校非常勤講師・世界史)
13−村岸由季子(ダンサー、ダンス教師)
14ー田中愛真 (日本テレビ報道局・記者)
15−佐伯均  (日本テレビ報道局・カメラマン)

【C型】
1−ジャミーラ・高橋
2−大鹿知子 (イラストレーター)
3−志葉玲(フリージャーナリスト)
4−雨宮功  (NGO主宰)
5−神崎雅善 (NGO活動家・オーガニック店勤務)
6−神崎雅明 (東京電力K.K.勤務)
7−西山功一 (デザイナー)アフガンのみ参加

市民調査団のイラクからの情報は、随時このメールニュースかホームページにアップ
して参りますので、ご利用ください。

ちょっと、明るいニュースをひとつ。
アメリカのキリスト教教会指導者の大半が、本格的に今回のイラク戦争に反対の意志
を表明したことが、12月9日付けのボストングローブで伝えらています。
彼らのほとんどは平和主義者ではないが、今回のイラク政権を転覆させるために先制
攻撃をするというのは「正当な戦争」の基準に反する、というのです。
これはベトナム戦争のときと比べると、とても早い反戦表明で、ブッシュ大統領も無
視するわけにはいかないでしょう。アメリカでは教会の影響力は強いで
すから。(原文が欲しい方は、<yumik@awa.or.jp>)

一方、日本の有事法制の審議は来年1月からの通常国会で継続審議決定。いよいよ正
念場ですね。平和を願う世界中の人々が、違いを乗り越えて結集できるかどうか。

追伸1:
明日から、元国連大量破壊兵器査察官のスコット・リッターの証言が、全国の書店へ
配本されます。タイトルはずばり『イラク戦争』(合同出版、1200円)。
友人の星川淳さんが猛スピードで翻訳してくださいました。『戦争中毒』と合わせて
よむと、アメリカのイラク攻撃がいかに不条理で、それに追従してイージス艦まで出
す日本政府の愚かさが、明白になります。ぜひご一読を。

追伸2:
イラク国際市民調査団の見送りに行きませんか?
羽田空港と関西空港の集合時間と場所です。

羽田国内線出発ロビ−JAL21カウンター近くに集合は午後7時です。午後7時半
に横断幕を広げて写真を撮りますから、必ず午後7時半までには来てね!

関西からの人は、午後10時10分に関空国際線出発ロビーエミレイツ航空カウンター
の近くにね!
バウさんはここに見送りに行きます。

追伸3:
きくちは明日12月13日から和歌山、大阪、東京へいきます。
13日は、TEL:073-444-2239(花田)で講演、14日は心斎橋の若松
TEL:06-6245-5150に昼より、夜東京泊、15日は朝10時半から大久
保の百人町教会で講演です。お近くの方とは、ぜひお会いしたいです。

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