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★ 星川 淳@屋久島発 インナーネットソース #48 [03.05.03] ★

>>> 目次
(1) 人間の盾から見えたもの
(2) イラク・爆撃下で何が起こったのか
(3) 大量破壊兵器をなくすネットアクション
(4) 沖縄シンポジウム「世界はどこへゆく?」
(5) いま考えるべきこと、言うべきこと
(6) TUP コーナー「憎しみの向こうに」

★他人の勝手な都合で人生を左右されるのは迷惑なものだ。
 米国ブッシュ政権の低俗で違法な自作自演劇に世界中が振り回さ
れ、貴重な生命・時間・エネルギーを奪われる(どれも受動態なの
に注意!)。

 鎖が見えないだけで、これを隷属という。
 残念ながら、不当な支配への抵抗も一種の隷属には変わりない。
 もちろん不当な支配がある限り、それに抵抗し、本当に自由な世
界を創り出す努力は続けなければならないけれど、たまには何かへ
の“非・否(NO!)”ではなく、真に自前の時間と人生と創造的
作業(YES!)を取りもどしたい(それさえ許されない境遇に比
べれば、そうできるのは幸せであることも忘れずに……)。

 エドワード・サイードが米英軍のイラク侵攻直前、エジプトのカ
イロにおける講演でネルソン・マンデラの言行を引きつつ、「敵よ
りも高い次元で課題設定する」という意味のことを語っていた(4
月26日NHK・BS1)。ネオコンを批判しながら、彼らと同じ
レベルまで品性を落としてはまずい。しかし、社会の表に出る人間
の顔が、だれもかれもこんなに貧相になったアメリカは哀れだ(おっ
と、これも低次元か! 日本は如何?)。

 いっぽうダライラマは、同じ4月26日付のニューヨークタイム
ズ紙意見欄にテムジン・ギャーツォという本名で寄稿し、怒りや憎
しみなどの破壊的な感情の影響を、内なる平和に触れて解毒する必
要性を訴えていた。それは、怒りや憎しみの対象を放置したり容認
したりすることではなく、むしろより効果的に対処する力になる、
と(TUPコーナー参照)。きれいごとではない。中国による迫害
や虐殺を正面から受けとめつつ、そのもっと奥を見ようとしている
のだ。「相手より深い次元での課題設定」といえるだろう。

 その中国はSARSに苦しみながら、北朝鮮問題ではアメリカと
のレフェリー役を買って出た。人も世界も一面的ではない。

 拉致の恨みに駆られ、当の拉致被害者の肉親が住む国を苦しめろ
という発想は、サイードやダライラマのすすめる課題設定法とほど
遠い。それでは過去・現在・未来を問わず、相手にもこちらを苦し
める正当性を与えてしまう。東アジアに必要なのは命がけの和解だ。
未来を共有する具体的な歩みだ。人相も性根も悪いアメリカの武器
商人たちが、新兵器を使わせたり、売りつけたりするセールストー
クに乗ってはいけない。

 有事法制は、ずばりそのセールストークの受け売りにすぎない。
アメリカが「あいつは危ない」と名指して予防攻撃をしかける気に
なれば、自動的に「あいつ」からの武力攻撃が予測される事態とな
り、ネオコンのネオコンによるネオコンのための戦争に引きずり込
まれる。ホワイトハウスかペンタゴンの胸先三寸で、日本の国土と
社会が自動的に臨戦態勢を取らされるのだ(すべて受動態なのに注
意!)。この他律性・自動性を隷属という。

 「戦争は平和/自由は屈従/無知は力」――オーウェルの『19
84年』へようこそ!

 ただし隷属を打ち破るのに、主人と同じ力ずくに頼ろうとするの
も隷属の延長だ(その手合いが一人、また都庁に居座った)。戦後
日本国憲法は、いわば未来先取りの電気自動車だろう。ところが充
電のしかたを教わらないまま、まともに走らせないうちにパワーが
弱まってくると、威勢のいい大型ガソリン車に憧れ、「うちの車に
はエンジンがない、ガソリンタンクもない、たいへんだ〜!」と騒
ぐ。電気自動車には、まったく異なる駆動原理とパワー供給法があ
り、本気で乗りこなせば走りも違うはず。

 宝の持ち腐れで終わらせる前に、日本国憲法という電気自動車に
きちんと充電し、性能をフルに引き出して乗りこなそうではないか!

 今年の憲法記念日は、「憲法とは国民が政府を縛る証文」という
原点が語られるようになった(朝日新聞1日付新刊案内、2日付宮
台真司稿など)。制定後60年近くたって、やっと使いこなす用意
ができたのかもしれない。

★連休明けの案内がたまって、イベント特集みたいになってしまい
ました。TUP新作ほか読み物もたまっているので、今回はTUP
コーナーを1篇だけにして、近々読み物特集も出します(~~;)。

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>>> (1) ―――人間の盾から見えたもの
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★グローバル・ピース・キャンペーンの「OPEN-J BOOMERANG 335」
より。5月10日の報告会案内もついています。

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

       人間の盾から見えたもの
         ◆相澤 恭行◆

親愛なるみなさまへ

こんにちは、YATCH(相澤恭行)です。おかげさまで18日に無事帰国しました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。私がイラクに行っている間、応援してくだ
さった方々、本当にありがとうございます。
また、身近な方々には大変なご心配とご迷惑をおかけしてしまい、心からお詫び
申し上げます。

出国前あまりに忙しかったとはいえ、もう少し周囲にしっかりと開戦後の「盾」
の意義を説明出来ていればと猛省しております。

イラクでの「人間の盾」の活動を終え、いまこうして日本に帰ってきてみて、約
3週間にわたる戦時下のバグダッド滞在がまるで夢のように思い出されます。

連日連夜にわたるミサイル着弾音の恐怖。いかなる状況下でももてなしの心を忘
れずに、逞しく生きるイラクの人々。クラスター爆弾により下半身に無数の鉄片
がくい込み、「ブッシュはテロリストだ・・・。」とうめき声を発する少年。

外国人の「盾」との禁じられた恋に落ちたイラク人ガイド。陥落後、米兵が怖く
て家族の死体に近づくことが出来ずに泣き叫ぶ人々の要請で、米兵と交渉して死
体の引き取りを手伝った際に見て触れた、あまりにも無残な人間のなれの果ての
姿・・・。

こうした数々の風景の記憶が、砂嵐のなか朧な光を滲ませて停電の街にそびえる
モスクを怪しく照らす上弦の月を中心に、連夜の「アッラーフアクバル」の祈り
の声に溶けてゆっくりと回転と始め、目が潰れてしまうほどの圧倒的な生と死の
コントラストは、いま、私の精神の深奥部で奇妙な調和を見出したかのようです。

我々「人間の盾」は、今回残念ながら始まる前に戦争をとめる抑止力にはなりえ
ませんでした。しかし最後まで市民生活に欠かせない浄水場等のライフライン施
設を守る姿勢を貫いたことにより、市民への被害を最小限に抑えることは出来た
のではないかと思っています。

もちろん「盾」がいなかった場合の被害状況と比較検証することは不可能なので、
どこまで抑止力が働いていたのかわかりませんし、事前に全く訓練のないまま参
加するにはあまりに危険すぎる行動であるため、危機管理をはじめ反省点は枚挙
に暇がありません。

しかし今回「盾」に限らず、国家間の戦争で世界各国からこれほどたくさんの一
般市民が非武装で入り込むということは歴史上まれなことで、これは武力を行使
する側にとっては非常にやりにくかったのではないかと思うのです。

もちろんこれは世界規模で連帯して高まっていった反戦の国際世論があってこそ
効果を発揮できるものであり、つまり世界中の目が見ているというのが最大の抑
止効果となって、無差別爆撃など非人道的な壊滅的被害はかなり防げたのではな
いかと思っています。

何よりも施設周辺の住民に、こんな戦時下でも我々のような外国人がいることに
大きな安堵感を得たと感謝されたことが嬉しかったです。

ただ、イラク全土では残念ながら少なく見積もっても二千人以上もの一般市民が
爆撃や戦闘に巻き込まれて亡くなっていることを思うと、やはり居たたまれない
気持ちになります。

自らの命を危険に晒すこうした究極の平和活動について、様々な批判があること
は十分承知しております。

しかし、この国際合意のないアメリカの先制攻撃を無効化するためにこれだとい
う有効な手立てがなく、国連ですらとめることが出来なかった今回の戦争に対し
て、我々世界の一般市民がただ座して見守るだけではなく反対の意思表示を続け、

さらには罪のないイラクの一般市民の犠牲を最小限に食い止めようと非武装で紛
争地に直接介入したというこの事実は、今後の平和活動ならびに市民が中心とな
った新しい持続可能な社会の創造に向けたひとつの試みとして、小さくても貴重
な一歩として記録されるのではないかと思います。

「人間の盾」とは、「人間」を信じる究極の行動だと思います。

開戦前、イラク政府に悪用されるのではないか、イラク人同士の内乱に巻き込ま
れるのではないか、アメリカは「盾」など無視して攻撃するのではないか、など
と懸念され、これからバグダッド入りするのは自殺行為に等しいなどと言われて
きましたが、そうした疑念に基づくことは一切起こりませんでした。

私は今回、イラクを信じ、アメリカを信じ、そして必ず生きて帰ってくると言っ
た自分自身を信じて人間の盾となりました。

疑いの連鎖が戦争を引き起こすのならば、私は信じることの連鎖によって平和を
創造したい。狂気に覆われかけた世界にあっても、信じることができる限り、そ
こに希望はあるのです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今後しばらくは、人間の盾として爆撃される側から見た戦争をテーマに、そこに
生きる人々の力強さ、また凄惨な戦争被害の実態を伝え、そしてこれからの平和
活動のあり方について今回自分が考えたことを報告会等で話していくつもりです。
日本各地に出向きますので、報告会、講演などを開催していただける方は、お気
軽にご連絡下さいますようお願いいたします。

同時に、「イラク支援市民ネットワーク」を立ち上げ、緊急支援のための募金の
呼びかけをしていきます。そして今後国連が中心となった各国のイラク復興支援
が具体的に開始された場合、それらが満遍なく公正に行き渡っているかどうかを
調査する必要があると思うので、そうした活動についてもこれから調べてみるつ
もりです。

平和への祈りをこめて
YATCH 
mailto:yatch-a@nifty.com

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■「イラク国際市民調査団」帰国報告会■
    
これからのイラクについて考えよう
〜わたし達が見たイラク戦争〜

●日時:平成15年5月10日(土) 18:30〜
●場所:文京区民センター(TEL/03-3814-6731)
      ※地下鉄丸ノ内線 後楽園駅から徒歩3分 
      ※都営三田線 春日駅から徒歩0分(A2出口直上) 
      ※JR中央線 水道橋駅から徒歩10分
●入場料:500円

●報告者(予定)
☆YATCH(ヤッチ)相澤恭行(会社役員・31歳)
     (イラク国際市民調査団員、「人間の盾」活動にも参加)
☆神崎雅善(オーガニック店勤務・23歳)
     (イラク国際市民調査団員、「人間の盾」活動にも参加)
☆市川美紗(保育士)
     (イラク国際市民調査団員)など

主催:イラク支援市民ネットワーク

連絡先:090-7828-8894
Eメール: kohzaki@mue.biglobe.ne.jp (神崎)
070-5562-2152 
携帯メールアドレス baobaboo@dk.pdx.ne.jp (市川)

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>>> (2) ―――イラク・爆撃下で何が起こったのか
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★5月8日には同じ時間帯に二つの報告会があります。
 迷いますね(~~;)。

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

私、広河が世話人代表をつとめております日本ビジュアル・ジャーナリスト
協会(JVJA)が、イラク緊急報告会開催を開催いたします。

イラク・爆撃下で何が起こったのか
――現場を目撃したジャーナリストたちの報告――

3月20日から3週間にわたって連日、米英軍の砲爆撃にされされ多数の市
民が殺傷されたバクダットなどイラクの主要都市。日本の大手メディアは攻
撃する側に社員を派遣し、攻撃される側の取材はもっぱらフリーランスが行
った。JVJAの5人のジャーナリストたちはバグダッドを中心に、取材を
続けた。攻撃する米英軍の従軍ではなく、攻撃され殺傷されていく市民の側
から見た、このイラク攻撃と占領とは何だったのか。写真と映像をまじえ報
告する。

(報告者)
・ 森住卓(フォト・ジャーナリスト)
・ 豊田直巳(フォト・ジャーナリスト)
・ 綿井健陽(ビデオ・ジャーナリスト)
・ 広河隆一(フォト・ジャーナリスト)

(期日)
 5月8日(木曜日)  午後6時半から

(会場)
 中央大学駿河台記念館370号室
《最寄駅》
●JR「お茶の水駅」徒歩3分 ●千代田線「新お茶の水駅」B1・B3徒歩5分
●丸の内線「御茶の水駅」徒歩6分 ●都営新宿線「小川町駅」B5徒歩5分
〒101−8324 東京都千代田区神田駿河台3−11−5
電話 03−3292−3111
http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/kinenkan_hp/map.htm

(会費)
 1000円 

主催:JVJA(日本ビジュアル・ジャーナリスト協会)
電話:090−6101−6113
URL: http://www.hiropress.net/jvja/
E-mail: jvja@hiropress.net

協賛:パレスチナ子どもキャンペーン

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

 ■ JVCイラク緊急報告会 バグダッドの人々は今 ■

 日本国際ボランティアセンター(JVC)は、イラクに対する国連の
経済制裁と軍事攻撃に反対し、昨年秋よりイラクの人々、子ども
たちとの交流や、医療分野の支援を行ってきました。
 今月4月16日には、日本のNGOとしていち早くバグダッド入り
し、中断してしまった医療・食糧支援を再開するとともに、戦争に
よる破壊と略奪の被害にあった医療現場や学校などを訪れ、調査を
しています。

 この人道支援再開に携わった吉野看護師が、イラク、バグダッド
の人々の『今』を、医療・健康、生活などの視点で緊急報告します。
 是非、ご参加ください。

■日 時■
 2003年5月8日(木) 午後7時〜9時

■会 場■
 ECOとしま(豊島区立生活産業プラザ)8F 多目的ホール
 (豊島区東池袋 1−20−15)

 JR池袋 東口徒歩8分。(東口を出、三越と左手のUFJ銀行
 (駅前に2つあるのでご注意)の間を通り、信号を渡った左手の
 駐車場の先の公園前にある区民センター裏

■参加費■
 500円(JVC会員は無料)

■報告者■
 吉野 都(日本国際ボランティアセンター、看護師)

■お問合せ・お申し込み■
 日本国際ボランティアセンター(JVC) 担当 田村まで
 TEL 03-3834-2388 FAX 03-3835-0519
 E-mail: saudade@jca.apc.org

★JVCの活動はホームページでもご覧になれます。
 URL: http://www1.jca.apc.org/jvc/

★JVCイラク人道支援募金にご協力ください!
 =======================
 郵便振替 口座番号:00190−9−27495
 加入者名:JVC東京事務所
 (※通信欄に「イラク」 と明記してください)
 =======================

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>>> (3) ―――大量破壊兵器をなくすネットアクション
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★グリーンピース・ジャパンからの呼びかけです。

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

期間限定(4月28日〜5月9日)の新しいサイバーアクションのお知らせです。

ブッシュ政権はイラクの大量破壊兵器問題に対する“予防戦争”としてイラク攻
撃を行い、日本政府は支持を表明しました。しかし、世界中の街角でピースパレー
ドに参加した数千万人の市民は、国際社会が、武力でなく、話し合いによる解決
を求めていることを示しました。

グリーンピースは、真の安全保障を築くためには、核兵器拡散防止条約の強化、
原子力発電の停止、厳正な核物質管理、生物/化学兵器禁止条約の強化、脱原発
・脱化石燃料エネルギーの利用が不可欠と考えています(末尾の参考資料
「大量破壊兵器を世界からなくして真の安全保障を築くための五つのステップ」
の Web ページをご参照ください)。

おりしも4月28日からジュネーブ(スイス)で核兵器拡散防止条約(NPT)準備会
合が開かれています。NPTは、核兵器保有国をこれ以上増やさないために、非核
保有国につくること、手に入れることを禁止し、国際原子力機関(IAEA)の査察
受け入れを義務付けている条約です。また、核兵器保有国には軍縮義務を課して
います。今年の準備会合は、イラク戦争また朝鮮民主主義人民共和国によるNPT
脱退宣言後、初めてのNPT会議です。ブッシュ政権によるイラク先制攻撃を“危
険な前例”として国際社会がこれを否定し、法のもとに大量破壊兵器をなくして
いく道を選び取れるのかどうかの大切な会議になります。

日本政府は、北朝鮮核開発問題については平和的解決をめざすとしています。し
かし、ブッシュ政権は、北朝鮮を「悪の枢軸」の一角と名指して、北朝鮮に対す
る先制軍事攻撃の可能性を除外することを拒否しています。

そこで、グリーンピース・ジャパンでは、4月25日、川口順子外務大臣と猪口邦
子軍縮代表部大使に、NPTの場で大量破壊兵器問題の平和的解決を強く訴えるこ
となど8項目の要請をいたしました。

サイバーアクティビストのみなさま、どうか川口大臣と猪口大使に、NPTの場で
大量破壊兵器問題の平和的解決など8項目を強く訴えるよう、メールを送ってく
ださい。NPT会議は5月9日で終了しますので、それまでにお願いします。

サイバーアクションに参加するには以下の URL をクリックしてください。
http://www.greenpeace.or.jp/cyberaction/npt/action_html

サイバーアクションは、皆さま一人一人のお声を直接、送り先へ届けることが目
的ですので、グリーンピース・ジャパンの名前はメール内には記入されず、宛先
に届くメールには、あなたのお名前、郵便番号、ご住所、E-メールアドレスの全
てが自動的に含まれることを予めご了承ください。

メールには、できれば、あなたのメッセージを添えて送ってください。

関連する資料
・大量破壊兵器を世界からなくして真の安全保障を築くための五つのステップ
http://www.greenpeace.or.jp/info/features/nowar/statement20030128_html
・グリーンピース、NPT準備会合を前に北朝鮮核問題の平和的解決をよびかけ
http://www.greenpeace.or.jp/press/2003/20030409_html
・グリーンピース、NPT準備会合に向け、日本政府に要請:大量破壊兵器問題の
平和的解決に貢献を http://www.greenpeace.or.jp/press/2003/20030425_html
・核拡散防止条約(NPT)2003年4月準備委員会会議課題と可能性
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/nuclear/documents/npt_2003_html

今回も、ご自分の書いたメッセージをご紹介しても構わないという方のご意見を、
このサイトでご紹介したいと思います。

その場合サイト上に掲載されるのはメッセージの他、自由記入の性別、年齢、ご
職業、都道府県名のみです(自由記入欄は書かなくても結構です)

グリーンピース・ジャパン
〒160-0023 東京都新宿区西新宿 8-13-11 N・Fビル2F
Tel. 03-5338-9800 Fax. 03-5338-9817

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>>> (4) ―――沖縄シンポジウム「世界はどこへゆく?」
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★喜納昌吉さんたちの「すべての武器を楽器に委員会」より。
 ついでに5月17日の東京でのシンポジウムも。
 喜納さん、イラクへ行ってから気合入ってますね!

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

       緊急シンポジウム
      「世界はどこへゆく?」
  ――イラク、そして北朝鮮、日本、沖縄は――

   伊高浩昭・岡留安則・川満信一・喜納昌吉

   5月9日(金)琉球新報大ホール(那覇市)

 4月4日から延期になってましたシンポジウムが、パネラーも一
人増え、内容もさらに充実し開催されます。

 イラク戦争の行方は?アメリカは次に何を狙う?朝鮮半島問題の
 解決とは?日本の役割とは?日本はどの道を選択すべきか?沖縄
 から、何が見える?
 包括的な世界の情勢を読み解き、今日の指針をしっかりと見据え
 ることをテーマに緊急シンポジウムを開催します。
 パネリストは、ジャーナリスト・伊高浩昭氏、「噂の真相」編集
 長・岡留安則氏、詩人・川満信一氏、音楽家・喜納昌吉氏です。
 世界の最先端情報に通じ、的確な情勢分析と明晰なビジョンで知
 られる喜納・伊高両氏の対談は3月7日東京で行われたイラク訪
 問団報告会でも"楽しく、解りやすく、深く て、勇気づけられる
 "と、大変な好評を博しました。今回は、これに岡留氏 と川満氏
 を加え、イラク戦争、それを取り巻く世界情勢の行方、北朝鮮への
 戦争のシフト、嘉手納基地攻撃の危険性などについて語られます。

 是非、お誘い合わせの上、ご参加下さい

 喜納昌吉&チャンプルーズ コンサート

 日時  5月9日(金)18時開場(展示)、19時対談開演、
 料金  1000円
 会場  琉球新報大ホール(那覇市)
 主催  すべての武器を楽器に 委員会

 お問い合わせ
 電話   098−868−6809
 FAX  098−867−9171

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  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼
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日本から、東アジアから、平和のムーブメントを!(以下転載・転送歓迎)
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◆◇2003.5.17 
「世界の平和とアジアの未来を考える緊急のつどい」のお知らせ
◆◇
星陵会館(国会裏)
◆◇
13:00〜16:30

世界の平和とアジアの未来を考える緊急のつどい
――武器ではなく楽器を、ペンを、メガホンを!

――わたしたちは、圧倒的な軍事力を背景にした大国主導の勢力再編や利権争
奪に組しない。日本を米国の戦争に巻き込む有事法、言論・表現の自由を奪い
民主主義を脅かす個人情報保護法制定などの策謀に断固反対し、平和を求める
あらゆる表現活動を結集して、一人ひとりの命と生き方を大切にする地球社会
づくりを提唱します。

<プログラム>

◇ 緊急報告「イラク高校生からの50通の手紙」 
 赤尾邦和(国際基督教大学2年)
◆ 基調講演「世界の平和とアジアの役割」 
 武者小路公秀(元国連大学副学長)
◇ 緊急対談「いまこそ平和の潮流をアジアから」
 喜納昌吉(音楽家)×神山征二郎(映画監督)
◎ パネルトーク&会場との交流
司会/横井久美子

■日時 2003年5月17日(土)午後1時〜4時半
■会場 星陵会館 東京都千代田区永田町2-16-2 
    TEL 03(3581)5650 FAX 03(3581)1960
■主催 「世界の平和とアジアの未来を考える」連絡協議会
<連絡先>日本ジャーナリスト会議 (JCJ)
〒101-0064 東京都千代田区猿楽町1-4-8 松村ビル401号 
Tel.03-3291-6475 Fax.03-3291-6478 

<交通のご案内>
地下鉄有楽町線・半蔵門線/永田町駅下車6番出口
地下鉄千代田線/国会議事堂前駅下車5番出口
地下鉄南北線/溜池山王下駅下車(国会議事堂前駅5番出口)
地下鉄銀座線・丸の内線/赤坂見附駅下車
(駐車場がありません。自家用車での参加はご遠慮ください)

参加費 当日券/1300円 
    当日精算(事前申込み)/1200円 
    学生/1000円

■お問い合わせは、
「JCJ有事法廃案をめざす実行委員会」
東京都千代田区猿楽町1-4-8 松村ビル401号 
Tel.03-3291-6475 Fax.03-3291-6478 
メールでの参加申込みは下記までお願いします。
yuji@jcj.gr.jp

*ボランティア・スタッフ募集中!
■プログラムは変更になる場合があります。ご了承ください。

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>>> (5) ―――いま考えるべきこと、言うべきこと
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★良識派のジャーナリスト主催によるシンポジウムです。

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

  ■テロ・イラク・有事法制と言論表現の自由■
  ――いま考えるべきこと、言うべきこと――
    シンポと出版記念会のご案内

<ご案内文>
 イラク戦争、朝鮮情勢とも緊迫しています。小泉政権はアメリカに追随しながら、
今国会で有事法制、個人情報保護法案の成立を狙っています。不況は深刻化し、人々
の不安、不満は募るばかりです。
 このような情勢の中で私たちは、2つの集会を計画しました。朝日新聞テロ事件を
追及した仲間たちのルポ『新聞社襲撃』(岩波書店)が新聞労連ジャーナリスト大賞
特別賞を受賞したのを機に、シンポジウムと出版記念会を開き、歴史的な内外情勢と
向き合う論議の場にしようと考えました。幅広い方々の参加を期待します。
                              2003年3月

 呼びかけ人(省略)

 ◇第1部 シンポジウム(整理券千円)

   テロ・イラク・有事法制と言論表現の自由
    ――いま考えるべきこと、言うべきこと――

  日 時  5月10日(土)13時半〜17時(13時開場)
  会 場  プレスセンター10F大ホール
千代田区内幸町2−2−1 ?03−3503−2721
         地下鉄・三田線「内幸町」下車徒歩2分
          同 ・丸の内線「霞ヶ関」下車、徒歩5分

    基調講演   ジャーナリストの覚悟
             筑紫哲也・ニュースキャスター
    討論のゲスト 
            姜尚中・東大社会情報研教授
            きくちゆみ・フリーライター
           田島泰彦・上智大学教授
           渡辺治・一橋大学教授
        司会:藤森研・朝日新聞編集委員

 ◇第2部 『新聞社襲撃』出版記念会(会費9千円)

  日 時 同日17時半〜19時半
  会 場 プレスセンター9F宴会場
   
   出席者に『新聞社襲撃』を贈呈します。

事務局(問い合わせ先) 新聞労連・大手まで
電話03−3265−8641

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
>>> (6) ―――TUP コーナー「憎しみの向こうに」
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★平和のための緊急翻訳チーム Translators United for Peace
(TUP) の新着セレクション。新しい協力者が増えてパワーアップ!

★「TUP速報」がメールマガジンになりました。できたてホヤホ
ヤを読みたい人はぜひ購読を!
→ http://www.egroups.co.jp/group/TUP-Bulletin

★引きつづき翻訳・サイト制作などの協力者もつのります。
 記事は日刊ベリタなどにも転載されるようになりました。
http://www.nikkanberita.com/

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

「世界ぐるぐる・グル巡り」と称して、世界中のグルに会うのが大好きだった僕も、ダ
ライラマほど腰の低い賢者には会ったことがありません。
多くのアメリカ人にも敬愛されているダライラマが、今度の戦争についてどう語ってい
るのか? ちょっと興味がわいたので抄訳してみました。
     
              (パンタ笛吹/TUP翻訳メンバー)
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> 憎しみの向こうに
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           ダライラマ14世
        ニューヨークタイムズ(4月26日)

今、世界中で、怒りや恐れや憎しみなどのネガティブな感情が吹き出し、さまざまな問
題が起きています。毎日の悲惨なニュースを見るにつけ、破滅的な感情がいかに強いか
を思い知らされます。私たち一人ひとりは、どうしたらそれらのマイナス感情を克服で
きるのでしょうか?

それらの危険な感情を静める、実際的ないい方法があります。その効果は、仏教徒だけ
でなく、今では科学者までが認めるようになりました。私はこの15年間、科学者と協
力して、量子力学から心理学にいたるまで一緒に研究してきました。

 例えば、ウィスコンシン大学のリチャード・ディビッドソン博士は、私たちチベット
僧が瞑想している間の脳波測定をして、それがどれだけ心を静めるのに役だつかを科学
的に証明しました。

 またカリフォルニア大学のポール・エックマン教授は、仏僧を実験室に招き入れ、銃
撃戦のような大音量の騒音を浴びせかけました。ところが、その仏僧は平然とその騒音
に耐え、微動だにしなかったそうです。

もちろん、瞑想の恩恵は、山にこもる僧に限られているわけではありません。ディビッ
ドソン博士はこの瞑想法を、ストレスだらけの仕事についている一般人を対象に実験し
てみました。

これらの被験者たちは、心に起きる雑念にとらわれず、それらが浮かんでは消えるの
を、まるで川の流れのように静かにながめる瞑想法を習いました。そして8週間後、デ
ィビッドソン博士が脳波の計測をすると、被験者たちの脳の中で、プラスの感情をつか
さどる部位が一段と活発になっているのを発見しました。

これらの実験の意味するところは明かです。今の世界には、どんな理不尽な敵に対して
も心を開いて対話のできる指導者や市民が必要だということです。私自身も、戦争など
の悲しいニュースを聞いたあとには、これらの瞑想法をすぐに実行しています。する
と、心を毒する救いようのない怒りが消えて、より慈愛にみちた気分になれるのです。

もし私たち人類がこれから生きのびようとするのなら、心のバランスを保ちながら幸せ
に暮らすことが一番大切です。そうしなければ、私たちの子供の世代は、絶望とともに
不幸で短い人生を閉じることになるでしょう。

もちろん、物質的な発展や心地よい暮らしは、幸せにある程度は貢献します。しかし、
それだけでは十分ではありません。もっと深いレベルの幸せを得ようとするなら、内な
る成長を見過ごすことはできません。
 
9/11の不幸は、憎しみに導かれた知性が近代技術を利用すれば、壮大な破壊をもた
らすことを示しました。あのような恐ろしいテロ行為は、病んだ心が発する暴力的な症
状の一つです。そのような惨事に、賢明かつ効果的に対応するためには、ただ憎しみを
迂回するだけではなく、もっと健全な心の導きが必要なのです。

憎しみや恐れとの戦いは、まず、私たち一人ひとりの内側から始めましょう。大切なの
は、心の平安を勝ち取ることです。きっとうまくいくと私は思っています。

            (抄訳・パンタ笛吹/TUP翻訳メンバー)

http://www.nytimes.com/2003/04/26/opinion/26LAMA.html

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

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