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★ 星川 淳@屋久島発 インナーネットソース #35 [03.03.07] ★

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★ 星川 淳@屋久島発 インナーネットソース #35 [03.03.07] ★
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【購読者以外にもお送りしています。ご迷惑なら一報ください】

≪目次≫
(1) WORLD PEACE NOW 3.8
(2) 国連安保理に査察継続を求める緊急国際署名!
(3) 13歳の少女が訴える〜「相手の立場になりましょう」
(4) イラク攻撃反対ポストカード
(5) 海外メディア情報「ピースウォッチ」助走

★とにかく、3月8日は街へ出ましょう!
 ピースパレードにX万人が参加すれば、思考停止の日本政府も動
かせるかもしれない……

★「北朝鮮でアメリカに頼るしかないからイラク攻撃は支持するし
かない」なんて、論理が逆転しています。イラクを武力攻撃してフ
セインを倒せば、同じ大量破壊兵器疑惑と「悪の枢軸」を理由に追
い詰められたとき、金さんが座して死を待つより破れかぶれで暴発
したくなるのは人情でしょう。ドビルパン仏外相が指摘するとおり、
東アジアに惨事を引き起こさないためには、イラク問題を査察によっ
て平和的に解決する先例をつくることが一番です。

★いまのブッシュ政権は、黙ってついていればそこそこ報われたこ
れまでのアメリカとはまったく違います。軍事力で覇権と利権を維
持・拡大し、キリスト教原理主義で世界を救うつもりのネオコン狂
信者集団が乗っ取った政府です。これからの課題は、民主社会の基
本である政教分離も忘れた超大国を国際社会がどう封じ込めるかで、
ドルからユーロへ資金を移すことも“戦争中毒”を治療する薬の一
つかもしれません。日本も禁断症状に苦しむでしょうけどね。

★スコット・リッター招聘実行委員会のサイトが、ますます充実し
ています。たとえば、全国会議員アンケート結果はPDFでプリン
トアウトできるようになりました。自治体のイラク攻撃反対決議な
ど、いろいろな目的に活用してください。
http://www.ribbon-project.jp/ritter.html

★『非戦』チームメイトの青山貞一さんが呼びかけた「米国のイラ
ク攻撃への日本政府の支持撤回の意見申し入れ」署名も25か国、
4000人を超えたそうです。
http://www.eforum.jp/shihou/iken-moushiire1.html

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  (1) ―――WORLD PEACE NOW 3.8
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★もう一度、直前のおさらいです。
 各団体から案内がまわってますが、下記はいくつかの切り張り。

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

      WORLD PEACE NOW 3.8
           もう戦争はいらない
     〜わたしたちはイラク攻撃に反対します〜
http://www.WorldPeaceNow.jp/

::: M8 WORLD PEACE NOW :::
on Mar 8th (Sat)
13:00 Open / 14:00 Rally Start / 15:30 Parade Start (across Ginza)
at The Large Outdoor Music Hall in Hibiya Park, TOKYO
(Hibiya Yagai-Dai-Ongakudo in Hibiya Park)
Organizer : EXECUTIVE COMMITTEE OF WORLD PEACE NOW

           【参加のお誘い】

世界中の良心が大きな疑問と反対の声をあげるなか、アメリカ政府によるイラク
攻撃の準備は刻々と進んでいます。
小泉政権は、2月18日の安保理主催の公開討論会で米英への支持を鮮明に示し、
武力行使のための新たな安保理決議の採択を強く主張しました。

「フセイン政権下での人権侵害を憂慮し、その独裁政権に問題があることを認め
たとしても、攻撃で傷つくのは、まさにその独裁政権で苦しんでいる市民」「査
察を継続することで問題解決の道を探るべきであり、戦争では真の解決はない」
という声は世界各地で大規模なデモンストレーションとして表現されています。

2月15日には、ロンドン、ローマでそれぞれ150万人、スペインで300万
人など南極、そしてイラクを含めた世界600都市1000万人以上に及ぶアク
ションが行われました。

日本国内でも世界一斉アクションデーの1月18日、日比谷公園での
「“WORLD PEACE NOW”1.18〜もう戦争はいらない〜」には、
約7000人が集まり、全国でも27都市でアクションが行われ国内外のメディ
アに報道されたのに続き、2月15日には、渋谷での5000人パレードをはじ
め、各地でのアクションが行われました。

いま米国の先制攻撃を許したら、朝鮮半島でも米軍による先制攻撃がありうると
北朝鮮政府が考えるのは当然でしょう。それは日本を含む極東アジアの緊張を極
度に激化させ、戦争を誘発しかねません。

戦争は最大の環境破壊であり、人権侵害であり、それに伴う経済・社会の崩壊で
もっとも苦しむのは、いつも罪のない普通の人々、特に子どもや女性、お年寄り、
障害者、マイノリティ、失業者などです。わたしたちはすべての命が等しく大切
にされる平和な共生社会を選択し続けたいと思います。

わたしたちは「もう戦争はいらない」「イラク攻撃に反対」「日本政府によるイ
ラク攻撃への協力に反対」「非暴力行動として行う」を一致点として、3月1日
からピースウィークを呼びかけた後、3月8日に以下のアクションを行います。
ぜひご参加ください。

玄関出たらピースウォーク!今こそ、あなたの力が必要です。

■日時:2003年3月8日(土) [入場無料・雨天決行]
    13:00開場、ラリー(集会)開会14:00、
    ピースパレード出発15:30

■場所:日比谷公園野外音楽堂、銀座(パレード)

◆[呼びかけ団体](アイウエオ順)
/アジア太平洋資料センター(PARC)/アジア太平洋平和フォーラム(APPF)
/アジア平和連合(APA)日本準備会/ATTAC Japan
/アムネスティ・インターナショナル日本/NGO非戦ネット
/Webサイト「反戦・平和アクション」編集委員会/ウリパラム
/オックスファム・インターナショナル 日本/基地はいらない女たちの全国ネ ットワーク
/グリーンピース・ジャパン/グローバルピースキャンペーン
/原子力資料情報室/憲法を生かす会/市民の意見30の会・東京
/戦争反対・有事法案を廃案へ!市民緊急行動 
/STOP!改憲・市民ネットワーク/すべての武器を楽器に・ピースメーカーズネ ットワーク
/戦争協力を拒否し、有事立法に反対する全国FAX通信 
/戦争と女性への暴力日本ネットワーク(VAWW-NETジャパン)
/CHANCE! pono2/ネットワーク『地球村』/ナマケモノ倶楽部/日本消費者連盟
/NO!有事立法 バークレーに続こう ピース・アクション
/NO!レイプNO!ベース女たちの会/ピースアクション21
/ピースボート/ふぇみん婦人民主クラブ/フォーラム平和・人権・環境
/平和を実現するキリスト者ネット/平和をつくり出す宗教者ネット
/平和と民主主義をめざす全国交歓会/平和のリボン行動・藤沢
/許すな!憲法改悪・市民連絡会/LOFT PROJECT

●詳細&最新情報はこちら→ http://www.WorldPeaceNow.jp/
(賛同者・賛同団体名を掲載させていただきます)

◎賛同申し込み先:東京都千代田区三崎町2−21−6−302市民連絡会気付
         FAX 03−3221−2558 
         Eメール worldpeace@give-peace-a-chance.jp

◎賛同カンパ(1口1,000円)
郵便振替口座:00110−6−610773 
口座名   :「1.18集会」

▼賛同される場合は、お名前(または団体名)と連絡先(住所・TEL・FAX・
Eメール)を明記のうえFAXまたはメールにてご連絡ください。

◆問い合わせ先(電話連絡先)
CHANCE!pono2 内山 090−3812−3777
◆主催:WORLD PEACE NOW 実行委員会

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  (2) ―――国連安保理に査察継続を求める緊急国際署名!
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★地球市民から安保理に査察継続を求める緊急署名です。
 アメリカの MoveOn という反戦団体が呼びかけて数日で200か国
から55万人以上が署名する、史上最速・最大のオンライン署名運動
になっていますが、目標は10日(月)提出までに75万人をめざした
いとのこと。ぜひ参加してください!

 寺尾さん、翻訳ありがとうございます。

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

 寺尾@多治見です。

 もう流され始めましたが、安保理事会国際緊急署名の途中経過報告と更なる協
力のお願いです。日本語にしましたので、重複する所もありますが、送ります。
念のため、署名方法をもう一度書いておきます。

 署名サイト http://www.moveon.org/emergency/ に入ると、署名記入の
空欄がありますから、そこに必要事項を必ず半角ローマ字で記入して下さい。
上から

氏名
e-メールアドレス
区、町名番地
市名  県名 郵便番号
国名(これは選択でJapanなど)
あれば意見を英語で記入
Send statement をクリック

で終りです。

 転送歓迎。
----------------------------------------

 ムーブオン支持者の皆さん

国連安全保障理事会への私たちの緊急請願署名はまさにただ事ではありませんで
した。請願署名が提起されて二日足らずで、これまでに200ヶ国以上から55万人
を越える人々が署名しました。これは、安全保障理事会が支持すべきはイラクへ
の強力な査察であって戦争ではないのだということの、世界の民衆からの力強い
メッセージです。また、署名者がこれまでで最も急速に広がったインターネット
による請願署名でもあります。そして、史上最多数の請願署名の一つです。

この大成功の一翼を担って下さって有難う。貴方の協力でこれをもっと大きくす
ることができるのです。どうか友達や仕事仲間に短いお知らせとかこのメールを
送って、この要請署名のことを知らせて下さい。次のホームページで署名できます。

http://www.moveon.org/emergency/

私たちは安保理事会への伝達を月曜日に延期しました。というのは、私たちの持
つ国連筋から、波紋を最大にするのは月曜だと知らされたからです。私たちは請
願書を金曜日の夜にマスコミに知らせる必要がありますが、その時までにできる
限り署名者を増やしたいのです。これまでの署名者各人が数人の仲間に署名して
もらえば、私たちの目標75万も容易に達成することができるでしょう。ただし、
それを今日中に成し遂げなければならないのです。

どうか少しの時間を割いて重要なこの行動のことを知人にお知らせ下さい。貴方
の協力があれば、国連安全保障理事会への影響を更に強めることができるのです。

宜しくお願い致します。
キャリー、エリ、ジョーン、ピーター、ウェス、ザック
ムーブオン・チーム
2003年3月6日

P.S. この請願署名はアメリカ・フレンド・サービス・委員会と協力して始めたも
のですが、同委員会は大変なウェブサイトを持っており、イラク危機に関する有
用な情報や情報源を提供してくれます。以下で見て下さい。

http://www.afsc.org/iraq/

P.P.S. 昨日、私たちの意見広告が全国111の地方紙に掲載されましたし、デト
ロイト、サンフランシスコ、ロサンジェルスで大看板広告が掲げられ始め、ま
た、「査察はうまくいっています、戦争は決してそうはいきません」というメッ
セージが首都ワシントンのバスの1/4に掲示されています。これらの行動への
ムーブオン支持者の資金援助は素晴らしく、丸1日もたたずに100を越える地方紙
の意見広告を賄っています!

それを可能にしてくれた皆さん、本当に有難う。

リンクを幾つか。

昨日の111紙に掲載された「鎖は繋がっていない」という私たちの意見広告:
http://www.moveon.org/localads/localad.pdf

私たちの大看板広告のレイアウト:
http://www.moveon.org/billboards/

ムーブオンへのカンパはこちらで:
http://www.moveon.org/support.html

●署名リストと共に安保理事会理事国に送る手紙

国連安保理事会理事国 殿

謹啓

私たちは世界中の国の市民です。私たちは貴国が重要な役割をおもちの決定―イ
ラク武装解除の方策の決定―によって影響を受けるに違いないので、一緒に声を
あげております。、

国際連合憲章の前文に挙げられている国連の存在理由の第一は「われらの一生の
うちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨禍から将来の世代を
救」うことであるとあります。もし貴国がイラクへの戦争を認める安保理事会決
議を支持すれば、この憲章に真っ向から反することになります。貴国は不必要な
戦争―即座に、また未知の結果の中で、「言語に絶する悲哀を人類に」再びもたら
すことになる戦争―を支持することになるのです。

ブッシュ大統領はイラクへの戦争を認めることでしか国際連合はその存在意義を
証明できない、と言っています。私たちは逆だと主張します。もし安全保障理事
会が一理事国によって完全に支配されるようなことを許すならば、しかも実行可
能な代案、良識と世界中の市民の意志があるにもかかわらずそのようなことを許
すならば、安全保障理事会はその役割を無にし、その有効性を低め、そして人類
の意志に対して権威を落とすことになるでしょう。

私たちはこの戦争を支持しません。数百の国の数十億の市民の、そしてその生活
が貴国がとる選択によって決められてしまうこれからの世代のために、私たちは
帰国がブッシュ政権の圧力に敢然として屈することなく、イラクへの厳しい査察
を支援されることを求めるものです。世界中の眼が貴国をみつめております。

敬具
[人数]世界の市民

(英語原文→ http://www.moveon.org/emergency/)

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  (3) ―――13歳の少女が訴える〜「相手の立場になりましょう」
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★アメリカの独立系サイト AlterNet.org の若者版 WireTap から。
→ AlterNet http://www.alternet.org/
→ WireTap http://www.wiretapmag.org/

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

[13歳のシャーロッテ・アルデブロンが、メイン州の平和集会で
話した内容。]

 アメリカ人がイラクに爆弾を落とすことを考えるとき、頭の中で
想像するのは軍服を着たサダム・フセインとか、銃をもった黒い口
ひげの兵隊とか、バグダッドのアルラシード・ホテルの玄関フロア
に「罪人」と説明つきで描かれた父ブッシュ大統領のモザイク画と
かでしょう。でも、知っていますか? イラクに住む2400万人
の人たちのうち半分以上は15歳以下の子どもなんです。1200
万人の子どもですよ。私と同じような子どもたちです。私はもうす
ぐ13歳ですけど、もっと大きい子たちや、もっとずっと小さい子
たちがいて、女の子ではなくて男の子もいるし、髪の毛は赤毛じゃ
なくて茶色だったりするでしょう。でも、みんな私とちっとも変わ
らない子どもたちです。ですからみなさん、私をよ〜く見てくださ
い。イラク爆撃のことを考えるときは、頭の中で私のことを思い描
いてほしいからです。みなさんが戦争で殺すのは私なんです。

 もし運がよければ、私は一瞬で死ぬでしょう。1991年2月1
6日にバグダッドの防空壕で、アメリカの「スマート」爆弾によっ
て虐殺された300人の子どもたちのように。防空壕は猛烈な火の
海になって、その子どもたちやお母さんたちの影が壁に焼きつきま
した。いまでも石壁から黒い皮膚を剥ぎ取って、お土産にできるそ
うです。

 けれども、私は運悪くもっとゆっくり死ぬかもしれません。たっ
たいまバグダッドの子ども病院の「死の病棟」にいる、14歳のア
リ・ファイサルのように。湾岸戦争のミサイルに使われた劣化ウラ
ンのせいで、彼は不治の白血病にかかっています。さもなければ、
生後18か月のムスタファのように、内臓をサシチョウバエの寄生
虫に食い荒らされて、苦しい不必要な死を迎えるかもしれません。
信じられないかもしれませんが、ムスタファはたった25ドル分の
薬があれば完治するのです。でも、みなさんが押しつけている経済
制裁のためにその薬がありません。

 さもなければ、私は死なずに何年も生きるかもしれません。サル
マン・モハメドのように、外からではわからない心理学的打撃を抱
えて……。彼はいまでも、アメリカが1991年にバグダッドを爆
撃したとき、幼い妹たちと経験した恐怖が忘れられないのです。サ
ルマンのお父さんは、生きのびるにしても死ぬにしても同じ運命を
と、家族全員を一つの部屋に寝かせました。サルマンはいまでも、
空襲のサイレンの悪夢にうなされます。

 さもなければ、3歳のとき湾岸戦争でお父さんをアメリカに殺さ
れたアリのように、私は孤児(みなしご)になるかもしれません。
アリは3年のあいだ毎日、お父さんのお墓の土を手でかき分けては、
こう呼びかけていたそうです。「だいじょうぶだよ、パパ。もうパ
パをここに入れたやつらはいなくなったから」、と。でも、それは
ちがったみたいね、アリ。そいつらはまた攻めていくらしいもの。

 さもなければ、私はルエイ・マジェッドのように無事でいられる
かもしれません。彼にとっては、学校へ行かなくてよくなり、夜い
つまでも起きていられるのが湾岸戦争でした。でも、教育を受けそ
こなったルエイは、いま路上で新聞を売るその日暮らしの身の上で
す。

 みなさんの子どもや姪や甥が、こんな目にあうのを想像してみて
ください。体が痛くて泣き叫ぶ息子に、何も楽になることをしてれ
ない自分を想像してみてください。崩れた建物の瓦礫の下から娘が
助けを求めて叫ぶのに、手がとどかない自分を想像してみてくださ
い。子どもたちの目の前で死んでしまい、そのあと彼らがお腹をす
かせ、独りぼっちで路上をさまようのを、あの世から見守るしかな
い自分を想像してみてください。

 これは冒険映画や空想物語やビデオゲームじゃありません。イラ
クの子どもたちの現実です。最近、国際的な研究グループがイラク
へ出かけ、近づく戦争の可能性によってイラクの子どもたちがどん
な影響を受けているかを調べました。話を聞いた子どもたちの半分
は、もうこれ以上生きている意味がないと答えました。ほんとに小
さな子たちでも戦争のことを知っていて、不安がっているそうです。
5歳のアセムは戦争について、「鉄砲と爆弾で空が冷たくなったり
熱くなったりして、ぼくたちものすごく焼け焦げちゃうんだ」と語
りました。10歳のアエサルは、ブッシュ大統領にこう伝えてほし
いと言いました。「イラクの子どもが大勢死にます。あなたはそれ
をテレビで見て後悔するでしょう。」

 小学校のとき、友だちとの問題は叩いたり悪口を言い合ったりす
るのではなく、相手の身になって話し合うことで解決しましょうと
教わりました。相手の行動によって自分がどう感じるかをその子に
理解してもらうことで、その行動をやめさせるというやり方です。
ここで、みなさんにも同じことをお願いします。ただし、この場合
の“相手”とは、いま何かひどいことが起ころうとしているのを待
つしかないイラクの子どもたち全部です。ものごとを決められない
のに、結果はすべてかぶらなければならない世界中の子どもたちで
す。声が小さすぎたり遠すぎたりして、耳をかしてもらえない人た
ちのことです。

 そういう“相手”の身になれば、もう一日生きられるかどうかわ
からないのは恐ろしいことです。

 ほかの人たちが自分を殺したり、傷つけたり、自分の未来を奪っ
たりしたがったら、腹が立つものです。

 ママとパパが明日もいてくれることだけが望みだなんて、悲しい
です。

 そして最後に、自分がどんな悪いことをしたのかも知らないので、
何がなんだかわかりません。

[シャーロッテ・アルデブロンは、メイン州のプレスクアイルでカ
ニングハム中学校に通う13歳。彼女への感想は、お母さんのジリ
アン・アルデブロンまで。aldebron@ainop.com ]

(翻訳:星川 淳)
記事原文→ http://www.wiretapmag.org/story.html?StoryID=15291

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  (4) ―――イラク攻撃反対ポストカード
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★スコット・リッターさん来日のとき、東大駒場シンポジウムなど
のために作成したポスターが葉書になりました。

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

イラク攻撃に反対するOxfamのポストカードができました。

写真家の本橋成一さんが昨年11月にイラクで撮影した写真に、作家の池澤夏樹さんの
コピーが「DO YOU BOMB THEM?」と入っています。攻撃によって一番に犠牲になるイ
ラクの普通の人たちの笑顔が4カット。この人たちの上に爆弾を落としてよいのか
と、問いかけるポストカードです。

2月に来日した元国連大量兵器査察官・スコット・リッター氏の講演会のために作っ
たポスターをベースに、関係者のご好意でポストカードになりました。デザインは
『百年の愚行』のアートディレクションを担当した佐藤直樹さん率いるアジール・デ
ザインです。

Oxfamのグリーンをベースにした、とても美しいポストカードです。4枚一組・200円
で販売します。ご希望の方は、事務所まで、メール(Oxfam@nyc.odn.ne.jp)か電話
(03・3834・1556)でお問い合わせください。

ポストカードのもとになったポスター(B2サイズ)は坂本龍一さんのサイト
http://www.sitesakamoto.com/)からダウンロードできます。(冒頭のムービーが
終わった後、右側のFYIという矢印を2回クリックしてください)

ポストカードの写真は、本橋さんと池澤さんの『イラクの小さな橋を渡って』(光文
社)に収録されています。本についての詳細は
http://www.impala.jp/newbooks/index_iraq.htmlをご覧ください。(英・仏語版の
フリーダウンロードもあります)

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  (5) ―――海外メディア情報「ピースウォッチ」助走
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★米英によるイラク開戦との時間競争になる中、ここへきて重要な
情報が噴き出しはじめました。ぼくは英文で送られてくる情報を手
がかりに見ているだけですが、日本での議論のためにも「これは訳
さないと!」と思うものがどんどんたまって、やむにまれず前々号
のダグ・ロッキーさんインタビューを翻訳しました(本人の希望で
カナ表記をロッケでなくロッキーに訂正します)。今号の(3)もそ
の一つです。

★そこで、予防的平和創造(Peacemaking)に必要な、こうした重
要な記事や論考を素早く訳して流す常設サイトと、そのための分業
態勢をつくることにしました。仮称 Translators United for
Peace (TUP)。翻訳者・通訳者のみなさん、関心があったら連絡く
ださい。また、ウェブサイトのデザインや管理運営に手を上げてく
れる人も求めます。とりあえず、近日中に協力者連絡用のML開設
の予定です。

★下記は予備的にDM配信した「星川@屋久島ピースウォッチ」2
回分の抜粋です。田中宇さんの「国際ニュース解説」最新号
(2003.3.5)も、ちょうど同じような材料を、もっとくわしく分析
しています。必読!→ http://tanakanews.com/d0305iraq.htm

  ▼▼▼▼▼▼▼ 引用はじめ ▼▼▼▼▼▼▼

(1)米ベテラン外交官、ブッシュ政権に堪忍袋の緒が切れ辞任
http://www.nytimes.com/2003/02/27/international/middleeast/27NATI.html
---------------------------------------------------------------------
 長年アメリカ外交に貢献したジョン・ブレイディ・キースリングが、パウエル
国務長官宛に辞任状を送り、その内容を公表した。国際協調をないがしろにする
ブッシュ政権の外交政策が、米国本来の国是にも国益にも合致しないとの判断が
理由。キースリングは訴える。9・11以降の情報操作と世論誘導は目にあまり、
帝政ロシア末期さえ思わせる。とりわけイラク侵攻にはまったく大義がなく、過
去1世紀にわたるアメリカの国際貢献が培ったものを無にするだろう。いまなら
まだ世界中にアメリカの友人たちがいて、米欧協調による国際社会の安定を望ん
でいるが、イラク攻撃に踏み切ればアメリカは世界の憂いになる。パウエル長官
はこれまでよくブッシュ大統領の失点を補ってきたが、いまや一線を越えた。良
識が許さないので、自分の辞任をもって抗議し、なおアメリカ民主主義の自浄作
用に期待する、と。(ニューヨークタイムズ/2月27日)
---------------------------------------------------------------------

(2)真打ちイラク亡命者が大量破壊兵器完全廃棄を証言
http://www.fair.org/press-releases/kamel.html
---------------------------------------------------------------------
 過去のイラク亡命者で最大の大物、フセイン・カメル(フセイン大統領の娘婿
・95年亡命)を、初代UNSCOM委員長ロルフ・エケウス本人が聴取した国
連の準機密文書の写し(PDFつき!)と、その分析。UNSCOM査察はカメ
ル亡命以前と以後でまったく違う段階に入ったといわれるが、その一端がうかが
える内容。反フセイン体制の立場ながら、自ら開発を統率した大量破壊兵器(A
BCすべて)の全面廃棄を証言し、原爆製造などの立役者と自己宣伝する亡命科
学者ハディル・ハムザを虚言癖の持ち主と斬り捨て、湾岸戦争中、イラクが化学
兵器の使用を自制したことを明かす。ABC兵器の所在を知りながら爆撃し、米
兵およびイラク国民に被害を広げた米軍と対照的。(FAIRメディアリリース)
---------------------------------------------------------------------

(3)悪者フセインの代名詞「クルド人5000人を化学兵器で虐殺」は本当か?
http://www.thestar.com/NASApp/cs/ContentServer?pagename=thestar/Layout/
Article_Type1&c=Article&cid=1035778420902&call_page=TS_EditorialOpinion
&call_pageid=968256290204&call_pagepath=Editorial/Opinion

---------------------------------------------------------------------
 フセイン大統領の悪業の象徴とされるハラブジャの虐殺(1988年)につい
て、当時の報道を掘り起こしながら真偽を検証すると、クルド人の町を占拠して
いたイラン軍と、攻撃するイラク軍との戦闘に巻き込まれたことがわかり、化学
兵器使用もどちら側によるものか確定されていない。直後の国連調査ではイラン
のシアンガスが疑われるなど、事実がけっして明白でないことがわかる。(カナ
ダ・トロントスター紙)
---------------------------------------------------------------------

  ▲▲▲▲▲▲▲ 引用おわり ▲▲▲▲▲▲▲

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ているので、ぼくのアドレス帳からも直接お送りしてしまう場合が
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星川 淳(作家・翻訳家/屋久島環境政策研究所)
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★web論説「正当性なき米国のイラク攻撃」青山貞一(環境総研)
 http://www.01.246.ne.jp/~aoyama/table-contents1.html

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